http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140927-567-OYT1T50058.html
読売新聞:2014年9月27日(土)15:02
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噴火警戒レベルを平常の「1」から、入山を規制する「3」へと引き上げ、周辺地域に警戒を呼びかけている。御嶽山の噴火は2007年以来、7年ぶり。長野県によると、御嶽山は紅葉シーズンを迎え少なくとも150人の登山客がいたといい、地元消防本部によると、山頂付近で複数のけが人がいるとの情報もある。
長野地方気象台によると、国土交通省中部地方整備局が設置している滝越カメラから、南側斜面を噴煙が流れ降りている様子が確認された。御嶽山南側の同県王滝村には、正午前に気象庁から噴火の一報が入り、同村は対策本部を設置した。村の入り口や登山道の駐車場などで道路規制を行う一方、噴火状況について情報収集を始めた。
同村の栗空敏之総務課長によると、御嶽山頂から約12キロ離れた村役場では、噴煙や爆発音、震動などは確認できていない。ただ、山小屋の屋根に噴火の影響で穴が開いたとの情報もあり、確認を急いでいるという。
気象庁によると、山頂の火口から4キロ・メートル程度の範囲では大きな噴石が降る恐れがあるという。また噴火に伴う震動で窓ガラスが割れる恐れもあるとして、注意を促している。
同庁は今月11日、体に感じない火山性地震が増えているとして、火山活動がやや活発な状態になっていると発表していた。
御嶽山噴火 「予測は困難」と気象庁 火砕流の発生も不明
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140927535.html
産経新聞:2014年9月27日(土)16:33
御嶽山の噴火で、気象庁の北川貞之火山課長は、御嶽山では今月中旬に火山性地震が増加したが、その他の観測データに変化がなく「噴火の予測は難しかった」と述べた。また「火砕流が発生したかどうかは分からない」とした。
気象庁は27日、現地調査のための機動観測班を同日中に派遣すると発表した。火山灰を採取して噴火メカニズムを分析するほか、降灰の範囲などを調べる。
御嶽山噴火 山小屋の経営者「どん、どんという音がした」「暗くなって灰が…」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140927534.html へのリンク
産経新聞:2014年9月27日(土)16:23
27日に噴火した御嶽山について、7合目にある山小屋「行場山荘」を経営する田ノ上徳延さん(67)は「どん、どんという音が4、5回した。すぐに暗くなって、灰が降ってきた」と噴火のときの様子を語った。降灰は1時間ぐらい続き、2、3センチ程度積もったという。
標高1100メートル付近にある温泉宿の女性経営者は「噴火の音は聞こえなかったが、外に出たら薄い霧がかかっていると思ったら、灰が降っていた。道路も白くなっていた」と話した。
御嶽山南側の長野県王滝村では、噴火後に対策本部を立ち上げ、被害状況などを確認している。村ではマイクロバス複数台を7合目にある登山口の田の原に向かわせ、登山者を下山させるという。
噴火後に村役場に駆け付けた男性職員は「役場の方ではまだ降灰は確認していない。けが人はいるという情報はあるが、数などはまだ分からない」と話した。今後の対応については「まだ発表できる状態ではない」と動揺した様子だった。
<御嶽山>噴火、3キロ以上の噴煙も 長野・岐阜県境
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20140927k0000e040267000c.html へのリンク
毎日新聞:2014年9月27日(土)12:55
◇噴石でけが人情報も、警戒レベルを「レベル3」に引き上げ
27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。同庁は5段階の警戒レベルを火口内への立ち入りを規制する「レベル1」(平常)から登山禁止や危険地域への立ち入りを規制する「レベル3」(入山規制)に引き上げた。
長野県木曽町や王滝村によると、登山道を歩いていた人に噴石が当たり負傷したなどという情報があり、確認を急いでいる。木曽消防署には複数の負傷者がいるとの情報が入っているという。
気象庁によると、火口から約4キロの範囲で噴火に伴い大きな噴石が飛散する可能性があり、木曽町、王滝村、岐阜県高山市、下呂市で警戒が必要としている。御嶽山が噴火したのは2007年以来。
飛騨頂上付近の山小屋の女性スタッフは「雷のような音と共に噴火した。火山灰が降ってきて登山者も小屋に避難してきている」と慌てた様子で話した。