日本は大丈夫!?

・社会 ・内政 ・国際 ・経済 ・スポーツ

光市母子殺害事件、大月死刑囚側が再審請求へ。東電OL殺害 きょう再審初公判

2012-10-29 10:27:27 | ウエーブニュース
東電OL殺害 きょう再審初公判 検察、謝罪せず無罪主張へ 即日結審の見通し
   2012年10月29日(月)08:05
    (産経新聞)

 東京電力女性社員殺害事件で無期懲役とされたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(46)の再審初公判が29日、東京高裁(小川正持裁判長)で開かれる。検察側は「元被告を犯人とするには合理的な疑いが残る」として無罪を求める方針だが、元被告への謝罪などは行わない見通し。即日結審の予定で、年内にも判決が言い渡され、元被告の無罪が確定する。

 元被告は刑の執行停止が認められ、すでにネパールに帰国。再審公判は本人に出廷義務のない控訴審から始まることになるため、元被告は出廷しないという。

 初公判で弁護側は3点の鑑定書について取り調べを請求する。3点からは(1)被害者の体内に残された第三者(X)の体液が殺害現場に落ちていた体毛のDNA型と一致(2)被害者の胸に付着した唾液の血液型が元被告と不一致(3)被害者の体やコート、下着などから、XのDNA型を検出-したことが明らかになっている。

 一方、東京高検は被害者の右手の爪の付着物からXと一致するDNA型が検出されたとする鑑定書の取り調べを請求した上で、無罪を求める意見を述べる。

 高検は今年8月の再審開始確定後も、元被告の有罪立証を維持する方針を示していた。しかし、独自に実施した追加鑑定で、被害者が抵抗し、相手をひっかいた際についた可能性のある付着物からもXのDNA型が検出されたことで、有罪立証を断念した。高検は意見書で「控訴当時から証拠が変動した」とし、当時の捜査・公判維持は適切だったとの姿勢を示している。

 一方、元被告の支援団体「無実のゴビンダさんを支える会」によると、元被告は再審初公判を前に「15年間、私も家族も言葉にできないほど苦しんだ。警察・検察は謝罪すべきだ」と話しているという。

【用語解説】東京電力女性社員殺害事件

 東京都渋谷区のアパート空き室で平成9年、東京電力の女性社員=当時(39)=が絞殺された事件。強盗殺人罪で起訴されたマイナリ元被告について1審東京地裁は無罪としたが、2審東京高裁は無期懲役の逆転有罪とし、15年に最高裁で確定。17年、元被告側が再審を請求した。今年6月、新証拠のDNA型鑑定結果などを基に東京高裁が再審開始と刑の執行停止を決定。元被告は釈放され、ネパールに帰国している。

光市母子殺害事件、大月死刑囚側が再審請求へ
   2012年10月28日(日)22:49
   YOMIURI ONLINE

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人や強姦ごうかん致死などの罪に問われ、3月に死刑が確定した元会社員大月(旧姓・福田)孝行死刑囚(31)の弁護団は、29日に広島高裁に再審を請求することを明らかにした。

 弁護団は、再審に向け、法医学者や心理学者による鑑定結果などを新たな証拠として提出する方針。

 判決などによると、大月死刑囚は、18歳だった1999年4月、同市の本村洋さん(36)方に侵入し、強姦目的で妻の弥生さん(当時23歳)を襲い、首を絞めて殺害、長女夕夏ちゃん(同11か月)も絞殺した。1、2審は無期懲役としたが、最高裁が破棄。差し戻し後の広島高裁は死刑を言い渡し、今年2月、最高裁第1小法廷が上告を棄却した。


最新の画像もっと見る