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ドワーフそふと

自作のソフトウェアについて
いろいろ書込みたいと考えていますが
はたして、うまくいくのやら...

Nintendo Switch - 任天堂は寝ていた訳ではなかった?

2016-10-21 13:37:22 | テレビゲーム
前社長が死んでからというもの、全くと言っていいほど動きが無かった任天堂が、コードネーム Nintendo NX と呼ばれていた新型を、とうとう発表した。名前は、Nintendo Switch と言うらしい。

第一印象からすると、以外と普通だった。もっと奇をてらった物になると期待していたのだが…。PVを見た感じからすると、WiiUでは本体を離れることが出来なかったタブコンが、屋外で単独動作している。本体と思しき物体は、ただの専用充電トレーとなり、タブコン部分にCPUやGPUを移動したようだ。円盤メディアをやめてカートリッジに変更した事で実現したと思われる。画面の解像度も向上しているようだ。WiiUで中途半端だった部分を改良した形となったが「これって NVIDIA SHIELD と何処が違うの」と感じるくらい当たり前の物になったと言える。

本体の画面とコントローラーが分離出来るのは、良いアイデアだと思う。コントローラーは消耗品だ。WiiUのタブコンは画面と一体型なので、スティックがイカレた時、何かと都合が悪い。

本体のサイズはスマホに比べると、やや大きいし厚みも有るようだ。現在、iPadの様なタブレット端末の販売が下火になっているが、ちょうど、その辺りのサイズなのが気になるところだ。

これで、ゲームソフトが勢いよく出れば、言うことは無いのだが、CPUやGPUの性能が分からないので現段階では何も言えない。PS3やXBOX360世代のゲームが動くものとなれば、手に持って遊んだ時、本体の熱が、どの程度になるか気になる。

VRや4Kという言葉からは、全く離れた場所にいるゲーム機のようだ。NVIDIA SHIELD や PS Vita の様にならない事を祈るばかりだ。

アンチャーテッド コレクション - 映画のようなゲーム

2015-11-14 17:20:35 | テレビゲーム
PS4に移植される事を期待していたゲームに「アンチャーテッド」があったが、今回なんと過去3部作まとめての発売だというので、さっそく購入した。

グラフィックは、丁寧なモデリングではあるけれど、テクスチャーが地味な印象だ。PS3は、GPUの使用出来るメモリが256MBと少ないため、テクスチャー容量の節約に努めているのかも知れない。
画面には、所持している武器と弾薬の数だけで、それ以外の情報は必要な時のみ表示される。なるべく映像に集中させる狙いがあるようだ。これらの事によって全体的にサッパリした絵作りになっている。
顔の表情が良く動く。ディズニー・アニメほどオーバーではないけれど、人形っぽさは薄い。

ゲームシステムは、「メタル・ギア・ソリッド」や「アサシン・クリード」をベースに「ゼルダの伝説」と「バイオ・ハザード」を混ぜたような出来で、別段目新しいものはない。「バットマン・アーカム・シリーズ」もそうだが、アクション映画をゲームにするために、必要で使い慣れた要素を取り入れたという感じだ。
普段は「謎解き・アクション」で、敵に遭遇すると「シューティング」になる。このシューティングのカバー・アクションが少々やりずらい。
エイムなしでも射撃できるが、弾が散らばる。しかし、近くの敵には結構あたるので、動きの速い相手には有効だ。(地面にあたった弾も跳弾してあたる)
敵の種類はラスアス同様少ない。通常の敵、装甲の厚い敵、スナイパー、クリーチャー、機銃ぐらいだ。
所持できる武器は拳銃とライフルの二つで少ないが、「ヘイロー」もそうだったので別に違和感はなかった。対重装甲用にストッピング・パワーのある武器をどちらか一つに拾っておくとよい。
「アスレチック・アクション」部分は、掴まれるルートが一つしかなくアサシン・クリードのような自由度はない。むしろ、ルートを見つける事そのものが謎解きの一部となっているようだ。なので、掴める場所や足場が、ワザと分かりにくくなっている。
QTEは、気になるほどではないけど存在する。それよりも、強制レール・アクションが多く、製作者が想定した通りの操作をしないとゲームオーバーになる。この辺りはゲームをプレイするというより「主人公役のネイサンを演じる」事を要求される。

ストーリーは「インディ・ジョーンズ」そのもので、誰が見てもそう思ったはずだ。ややファンタジーになりそうな流れになると、ちゃんと種明かしするところが「子供っぽい作品にはしない」という拘りを感じる。お話よりも登場人物たちの「掛け合い」が面白い。プレイ中はずーっと喋り続けるし独り言もいう。特に「サリー」(吹替え:千葉繁)がイイ味出してる。

「お徳用3本セット」で5000円弱だったから、安い買い物だった。そして、PS3を支えたタイトルだった事も理解できた。一作目に比べると、二作目から明らかに謎解きの仕掛けが、複雑で派手になったりしている。一作目のヒットが、開発費用に余裕をもたらしたのだろう。しかし、ゲームの方向性が、ルールを楽しむ事より「主人公の状況を疑似体験する」事に偏ってきている感じがした。この事がゲームとしての面白さに繋がっていくかどうかは、今後に期待するとしよう。

Xbox One Elite - PS4値下げに対抗できるか?

2015-09-29 12:26:42 | テレビゲーム
Xbox One Elite が日本でも発売されるようだ。PS4が、値下げによって今世代機未購入の消費者に「囲い込み」をかけてきたが、はたして、これを阻止できるだろうか?

ストレージがSSHDの1TBに変更された。OSやゲームの起動時間短縮や、modなどを考慮したのだろう。
コントローラには、レースゲームに特化したようなパドルが背面に装着されている。十字キーも形状が異なるようだ。交換用のスティックが付属するようだが、ヘタるのはスティックだけでなくセンサーもなので、そこも交換できると良かったのだが…。

問題は値段だ。税込で54000円ほどしそうなのだ。海外では、どうか知らないけれど、日本では勝負にならないと思う。現行の Xbox One をPS4と同じ値段にして売ってくつもりなんだろーけど、在庫処分見え見えだ。
これなら、Eliteコントローラは別売りにして、SSHD1TB搭載の本体を値下げしたほうが、良かったのではないだろうか。

Dishonored HD - オープン・フィールドでないスニーク・アクション

2015-09-26 12:47:32 | テレビゲーム
Dishonoredは、ベセスダが販売するスニーク・アクション・ゲームだ。既にXBOX360版が発売されていたが、日本では通販のみの対応で未購入だった。PS4にDLCを含む完全版が移植されたと知り、早速購入した。

プレイして直ぐに思った。「面白いじゃないか」、「もっと早く買っとけばよかった」と。簡単に言うと無線通信の無い初代メタルギア・ソリッド・スネークのようなゲームで、個人的には好きなジャンルのゲームだ。

マップは、今時はやりのオープン・フィールドではなく、面クリ型で移動時間がダルくなることはない。潜入ルートは複数用意されており、鍵の掛かったドアやフォールアウトでお馴染みのワイヤー・トラップ、自律防衛メカなどが配置されていて、仕掛けも盛り沢山だ。自律防衛メカはハッキングが可能で、この辺りはバイオ・ショックに似ている。

ストーリーは、親衛隊である主人公の目の前で、女王が殺されてしまい、まだ幼い王女も何者かにさらわれてしまう。クーデターを虎視眈々と狙っていた悪代官に女王殺害の嫌疑を掛けられてしまうが、監獄から単身抜け出し、汚名を晴らすため王女を救出するという、王道で分かりやすい物となっている。話が難しく、「自分が誰と闘っているのか分からないままゲームを進める」と言うような事にならず、非常に助かる。

やっぱり出てきますね、ゾンビが。ねずみが媒介するペストのような感染症で、人がゾンビのような状態に変貌する。ゲーム内の世界では、深刻な問題となっているものの、主人公と直接絡む話は無かった。正直、脇役のような扱い。

魔法も使えます。この辺りがファンタジーで良いです。特に「ブリンク」という瞬間移動魔法があり、一瞬で敵の背後を取ったり、高い段差に隠れる事が可能だ。使いこなすと気分はMGS2の「ヴァンプ」だ。海上を走る事は出来ないが…。「ダークビジョン」という魔法は、スプリンターセルのサーモ・カメラのように壁越しの索敵が可能だ。魔法の種類は、バイオ・ショックに良く似たものが多い。

敵の視界は、高低差に弱い傾向にある。そのため、やや高い所に身を潜めると発見されない。この部分はバットマン・アーカム・シリーズのプレイ感に似ている。ステージが進むと「トールボーイ」という長い竹馬に乗ったような兵士や、監視塔が出現し、高低差を利用したステルス効果が無くなるのがツライところ。

全編吹き替え字幕有り。これも地味にゲームに引き込まれるのに必要な要素であります。

プレイ中の殺生の数によって、ストーリの進行に影響が出る。善人プレイの為に、なるべくSATUGAIしないように進めたいが、所持出来る麻酔ボルトが少ないので、どうしても首絞めによる気絶をねらう羽目になる。これが失敗すると、大声で援軍を呼ばれる為、この時、ついついSATUGAIしてしまいがちだ。

マップには、沢山の仕掛けの他に、物語の設定が分かるテキストや弾薬及び回復アイテムが多数配置されている。なので、これらを確認して行きたいのだが、いかんせん敵の配置が多く、全てを見て回るのは少々骨が折れる。

「広大なマップを用意したので、後は好きなように遊んで下さい。」というようなゲームばかりの昨今、Dishonoredは、程よいマップの広さで、ドラマチックなストーリー展開の楽しめるという点で、皮肉にも、今では希少なゲームだと思う。

XboxOneの互換機能について

2015-06-17 21:01:45 | テレビゲーム
E3の発表で、XboxOneにXBOX360用ゲームの互換機能が追加されるようだ。XboxOne発売開始前に発表していればPS4ではなくXboxOneを購入していたかも知れない。この時期では既に「遅きに失している」というのが素直な感想だ。

あえて、この時期に発表する理由を考えると次のような事が思い浮かぶ。

いまだXBOX360のゲームをプレイしている消費者が数多くいて、MSの予想よりXboxOneへの乗り換えが進んでいないという状況があるのだと思う。この為、XboxLiveの利用者も多数であるから旧ネットサービスの維持に金が掛かるし、ハードだって故障対応し続けなければならない。ネットの方は会費やダウンロード販売で得られる利益で辛うじて維持出来るかもしれないが、今後、販売が縮小傾向にあるハードについては「カスタマーサポートに掛かる費用を出来るだけ削減していきたい」というのが本音だと思う。

エミュレーションによって互換機能を提供していくようだが、ディスクを再生するのではなくダウンロードしたデータを実行する方法なので、ゲーム一本あたりDVD一枚分(およそ8GB)ほどストレージを消費する。仮想端末はXBOX360そのものをエミュレートするものではないと言うことなのか、これではエミュレートの意味が無いように思える。

XBOX360の時も初代XBOXのゲームをエミュレート出来る機能があったが、全てのソフトに対応しておらず、少々付け焼刃的なサービスだった。初代XBOXソフトのダウンロード販売が芳しくなくなると対応ソフトの数も増えなくなって、いつしか収束してしまった。個人的にラリスポ2の互換を期待していたが、とうとう対応される事はなかった。

もし、XBOX360のゲームを大事に集めている人がいるのなら、今の内に実機の確保こそを、お勧めする。エミュレーションの出来というのは、ゲームソフトによってムラがあるものだからだ。思い入れのあるゲームのフレームレートがガタガタだったり、音飛びしたりしたら悲しいだろう。コレクターというのは、再生出来れば良いというものではなく、実機と比べての再現性を気にするものなのだ。