ドワーフそふと

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いろいろ書込みたいと考えていますが
はたして、うまくいくのやら...

Dishonored HD - オープン・フィールドでないスニーク・アクション

2015-09-26 12:47:32 | テレビゲーム
Dishonoredは、ベセスダが販売するスニーク・アクション・ゲームだ。既にXBOX360版が発売されていたが、日本では通販のみの対応で未購入だった。PS4にDLCを含む完全版が移植されたと知り、早速購入した。

プレイして直ぐに思った。「面白いじゃないか」、「もっと早く買っとけばよかった」と。簡単に言うと無線通信の無い初代メタルギア・ソリッド・スネークのようなゲームで、個人的には好きなジャンルのゲームだ。

マップは、今時はやりのオープン・フィールドではなく、面クリ型で移動時間がダルくなることはない。潜入ルートは複数用意されており、鍵の掛かったドアやフォールアウトでお馴染みのワイヤー・トラップ、自律防衛メカなどが配置されていて、仕掛けも盛り沢山だ。自律防衛メカはハッキングが可能で、この辺りはバイオ・ショックに似ている。

ストーリーは、親衛隊である主人公の目の前で、女王が殺されてしまい、まだ幼い王女も何者かにさらわれてしまう。クーデターを虎視眈々と狙っていた悪代官に女王殺害の嫌疑を掛けられてしまうが、監獄から単身抜け出し、汚名を晴らすため王女を救出するという、王道で分かりやすい物となっている。話が難しく、「自分が誰と闘っているのか分からないままゲームを進める」と言うような事にならず、非常に助かる。

やっぱり出てきますね、ゾンビが。ねずみが媒介するペストのような感染症で、人がゾンビのような状態に変貌する。ゲーム内の世界では、深刻な問題となっているものの、主人公と直接絡む話は無かった。正直、脇役のような扱い。

魔法も使えます。この辺りがファンタジーで良いです。特に「ブリンク」という瞬間移動魔法があり、一瞬で敵の背後を取ったり、高い段差に隠れる事が可能だ。使いこなすと気分はMGS2の「ヴァンプ」だ。海上を走る事は出来ないが…。「ダークビジョン」という魔法は、スプリンターセルのサーモ・カメラのように壁越しの索敵が可能だ。魔法の種類は、バイオ・ショックに良く似たものが多い。

敵の視界は、高低差に弱い傾向にある。そのため、やや高い所に身を潜めると発見されない。この部分はバットマン・アーカム・シリーズのプレイ感に似ている。ステージが進むと「トールボーイ」という長い竹馬に乗ったような兵士や、監視塔が出現し、高低差を利用したステルス効果が無くなるのがツライところ。

全編吹き替え字幕有り。これも地味にゲームに引き込まれるのに必要な要素であります。

プレイ中の殺生の数によって、ストーリの進行に影響が出る。善人プレイの為に、なるべくSATUGAIしないように進めたいが、所持出来る麻酔ボルトが少ないので、どうしても首絞めによる気絶をねらう羽目になる。これが失敗すると、大声で援軍を呼ばれる為、この時、ついついSATUGAIしてしまいがちだ。

マップには、沢山の仕掛けの他に、物語の設定が分かるテキストや弾薬及び回復アイテムが多数配置されている。なので、これらを確認して行きたいのだが、いかんせん敵の配置が多く、全てを見て回るのは少々骨が折れる。

「広大なマップを用意したので、後は好きなように遊んで下さい。」というようなゲームばかりの昨今、Dishonoredは、程よいマップの広さで、ドラマチックなストーリー展開の楽しめるという点で、皮肉にも、今では希少なゲームだと思う。


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