「地球防衛軍4」は、サンドロッドが制作したTPSタイプのゲームタイトルだ。もともとsimple2000という廉価ソフト・シリーズの一作品として始まった「地球防衛軍」は、定価2000円という低価格を実現するため「制作費用を出来るだけ抑えて面白いゲームの提供を可能とする」というコンセプトでスタートしたタイトルだった。しかし、人気を博している内に、造形のチープさが何時しか本ゲームの個性や持ち味として認知され、値段も堂々フル・プライスとなった稀有なブランドだ。
「地球防衛軍3」から若干ではあるが、幾つかの点において改良されている。
「地球防衛軍2」の「ペイルウイング」が「ウイングダイバー」という名前で再登場した。「レンジャー」は、使用出来る武器に魅力があるものの、如何せん徒歩でのアイテム回収が面倒くさい。ウイングダイバーの三次元的な機動性は非常に優れているので、敵の数を最後の一体まで減らしておいて、攻撃を回避しつつアイテムをゆっくり回収することが出来るのだ。
「ゼノサーガ」の「コスモス」をパチ物臭く崩してツインテールを付けた様なデザインは、中々良い。
あまり凄さを感じるような改良ではないが、ドロップアイテムが書割のような平面から立体に変更された。以前は落下の計算しかしていなかったが、「ハボック」という物理計算ミドルウェアを使って、バウンドしたり転がったりする。
ドロップアイテムを徒歩で回収のが結構手間で、掃除機のように「ボタンを押したらアイテムを吸引する機能」が付けばと思ったりするのだけれど、同時に、この作業感こそ「地球防衛軍をプレイしている」と実感する部分でもある。
武器の手動リロードが可能となった。これについては、別段、駆け引きの要素が増えたと感じなかった。破壊力の高い武器以外のリロードはオートの時代から、そこそこ早く、気になる程の隙は出来ない。
プレイヤー以外の隊員が戦力として使える様になった。以前まではHPの消耗が激しく、或る意味「柔らかい」人達で、勝手に戦端を開き、数分後には全員玉砕という無線会話だけの「賑やかし要員」だった。
「フェンサー」というタンク的な兵科が追加された。防御が高いため火力の大きい敵に対しての突入に耐えるが、移動は亀でアイテム回収に向かない。エイムもモッサリで扱いにくい。「シールドベアラー」のバリアー内に「ヘクトル」が居る時のみ使用したが、武器が充実してくればレンジャーでも十分対応出来てしまうため、使い所が難しい。
「エアレイダー」という航空支援の要請が出来る兵科が追加された。直接攻撃の兵装ではないため、ソロプレイしかしていない自分は、未だ未使用のままだ。
「レタリウス」という従来のクモとは異なる敵が追加されたのだが、こいつの糸が例によってマップを無視してプレイヤーに絡みつく。そして、レタリウス本体に引き寄せられる。その間ジワジワと体力を削られていく。結構遠くからプレイヤーに気付くらしく、ビル越しに引っ掛けられると本体を視認出来ないまま長時間体力を失い続けるため「うっとうしい」と感じるだろう。ウイングダイバーは、他の兵科より引き寄せられる事のダメージが大きい為、気付かれる前に予めスナイプ処理をしておいた方が良いだろう。
「ディロイ」という歩行メカの敵が追加された。歩行速度は遅いものの歩幅が異様に長いため、気付かれるとマくのが大変だ。正確で強力な範囲攻撃と間断無い粒子砲で、一度射程に捕えられると一方的に攻撃されてしまう。
無線で「足の砲台を狙え」と言われるので、その通りにすると槍のような足先に突かれて何度もゲームオーバーになった。結局、本体をロケットランチャーのような破壊力が大きく射程の長い武器で集中攻撃して倒した方が効率が良いようだ。
「ドラゴン」というモモンガに似たトカゲの様な敵が追加された。倒すとゴム人形のようにグニャグニャになる。どちらかというと雑魚だが、数だけは多く出現するので、囲まれないようにしなければならない。火を吐きながら降下してくるが、ウイングダイバーでは、この火が、かなりのダメージとなるので注意が必要だ。
どうしても、このドラゴンのデザインだけが本ゲームの世界観から浮き上がってるように見えてしまう。個人的には、もっと円谷プロの怪獣図鑑的な物の方が良かったと思う。
未だPS2で出た「地球防衛軍2」を超えてない感じがするのだが、相変わらず無線の会話がノリノリで最高だし、マザー・シップに付いてる六角形の砲台が取り付けてある枠と微妙にズレているし、やはり地球防衛軍は面白い。段々マンネリになってきてはいるが、某無双系のような事にならないことを祈って最後にエールを贈る。EDF!EDF!
「地球防衛軍3」から若干ではあるが、幾つかの点において改良されている。
「地球防衛軍2」の「ペイルウイング」が「ウイングダイバー」という名前で再登場した。「レンジャー」は、使用出来る武器に魅力があるものの、如何せん徒歩でのアイテム回収が面倒くさい。ウイングダイバーの三次元的な機動性は非常に優れているので、敵の数を最後の一体まで減らしておいて、攻撃を回避しつつアイテムをゆっくり回収することが出来るのだ。
「ゼノサーガ」の「コスモス」をパチ物臭く崩してツインテールを付けた様なデザインは、中々良い。
あまり凄さを感じるような改良ではないが、ドロップアイテムが書割のような平面から立体に変更された。以前は落下の計算しかしていなかったが、「ハボック」という物理計算ミドルウェアを使って、バウンドしたり転がったりする。
ドロップアイテムを徒歩で回収のが結構手間で、掃除機のように「ボタンを押したらアイテムを吸引する機能」が付けばと思ったりするのだけれど、同時に、この作業感こそ「地球防衛軍をプレイしている」と実感する部分でもある。
武器の手動リロードが可能となった。これについては、別段、駆け引きの要素が増えたと感じなかった。破壊力の高い武器以外のリロードはオートの時代から、そこそこ早く、気になる程の隙は出来ない。
プレイヤー以外の隊員が戦力として使える様になった。以前まではHPの消耗が激しく、或る意味「柔らかい」人達で、勝手に戦端を開き、数分後には全員玉砕という無線会話だけの「賑やかし要員」だった。
「フェンサー」というタンク的な兵科が追加された。防御が高いため火力の大きい敵に対しての突入に耐えるが、移動は亀でアイテム回収に向かない。エイムもモッサリで扱いにくい。「シールドベアラー」のバリアー内に「ヘクトル」が居る時のみ使用したが、武器が充実してくればレンジャーでも十分対応出来てしまうため、使い所が難しい。
「エアレイダー」という航空支援の要請が出来る兵科が追加された。直接攻撃の兵装ではないため、ソロプレイしかしていない自分は、未だ未使用のままだ。
「レタリウス」という従来のクモとは異なる敵が追加されたのだが、こいつの糸が例によってマップを無視してプレイヤーに絡みつく。そして、レタリウス本体に引き寄せられる。その間ジワジワと体力を削られていく。結構遠くからプレイヤーに気付くらしく、ビル越しに引っ掛けられると本体を視認出来ないまま長時間体力を失い続けるため「うっとうしい」と感じるだろう。ウイングダイバーは、他の兵科より引き寄せられる事のダメージが大きい為、気付かれる前に予めスナイプ処理をしておいた方が良いだろう。
「ディロイ」という歩行メカの敵が追加された。歩行速度は遅いものの歩幅が異様に長いため、気付かれるとマくのが大変だ。正確で強力な範囲攻撃と間断無い粒子砲で、一度射程に捕えられると一方的に攻撃されてしまう。
無線で「足の砲台を狙え」と言われるので、その通りにすると槍のような足先に突かれて何度もゲームオーバーになった。結局、本体をロケットランチャーのような破壊力が大きく射程の長い武器で集中攻撃して倒した方が効率が良いようだ。
「ドラゴン」というモモンガに似たトカゲの様な敵が追加された。倒すとゴム人形のようにグニャグニャになる。どちらかというと雑魚だが、数だけは多く出現するので、囲まれないようにしなければならない。火を吐きながら降下してくるが、ウイングダイバーでは、この火が、かなりのダメージとなるので注意が必要だ。
どうしても、このドラゴンのデザインだけが本ゲームの世界観から浮き上がってるように見えてしまう。個人的には、もっと円谷プロの怪獣図鑑的な物の方が良かったと思う。
未だPS2で出た「地球防衛軍2」を超えてない感じがするのだが、相変わらず無線の会話がノリノリで最高だし、マザー・シップに付いてる六角形の砲台が取り付けてある枠と微妙にズレているし、やはり地球防衛軍は面白い。段々マンネリになってきてはいるが、某無双系のような事にならないことを祈って最後にエールを贈る。EDF!EDF!