ドワーフそふと

自作のソフトウェアについて
いろいろ書込みたいと考えていますが
はたして、うまくいくのやら...

ハーフHDテレビの画面設定 その2

2014-03-16 13:51:15 | テレビゲーム
先回の書き込みで、テレビのドット・バイ・ドット表示機能についての話をしたが、様々なゲームで試した所、画質向上の効果が大きいタイトルに、幾つか出くわした。
その中でも「BIOSHOCK」は、アプコン・スケーラーの掛かった画面と比べ、非常に差が有り、今まで気が付かなかった事を悔やむほどだった。
結局、最初からプレイし直してしまった。今思うと、「BIOSHOCK」は、テクスチャーの品質が、2作目や3作目と比べ、最も良く、たった512MB程度のメモリに、よく収まったなと感心する。
特に霧の表現は、アプコン・スケーラーを通すことによって、かなり効果が落ちるようだ。

「BIOSHOCK」は設定に拘った作品で、ゲーム内容とは別に、建物内部の造形を見て楽しむ事が出来る希少なタイトルだ。それだけに、このゲームにおいて画質は非常に重要なポイントだと言える。そして、パッケージの絵柄で損をしているタイトルとしても、日本では最高峰だと思う。

「BIOHAZARD 6」は「D4推奨」ながら、あまり効果が見られなかった。全体的に暗いシーンが多く、テクスチャーのディテールが判りにくい為だと思われる。設定を明るくすると、暗がりで良く見えなかった背景を確認できるのだが、どうせ見えない所だからなのか、容量の削り込んだテクスチャーが露わになり逆効果だった。

「BATMAN ARKHAM ASYLUM」は、D4フル表示でも十分高画質だった。

「D5」と表記されているタイトルは、総じてD3/D5のフル表示で問題なく表示されるが、「CALL OF DUTY 4 MODERN WARFARE」や「CALL OF DUTY BLACK OPS」「RAINBOW SIX VEGAS 2」などは、ドット・バイ・ドット表示の方がカッチリとした表示を確認する事が出来た。

「BATTLE FIELD 3」は、1.5GBもあるテクスチャーパックが必要な割には、たいして画質が向上しなかった。レンダリング解像度が、720P(D4)に満たないからだろう。

レンダリング解像度がゲーム再生中に変化するタイトルも有り、「レンダリング解像度とモニタ解像度が一致していない事を、問題にしても意味が無い。」と思われるかもしれない。しかし「BIOSHOCK」の様な例を発見してしまうと、本来の画質が判らず仕舞いの作品が、他にも存在するに違いないと思えてならない。

ハーフHDテレビの画面設定

2014-03-07 14:03:07 | テレビゲーム
大抵、32型以下のハイビジョンテレビはハーフHD(解像度1366*768)で、フルHDである1920*1080(D3/D5)の映像は、縮小をかけて表示する。素人目には判らないが、ブルーレイの映画なんかを視聴するには、解像度が不足している。

しかし、今時のゲーム機のレンダリング解像度は、1280*720(D4)の場合が多いので、ドット・バイ・ドット表示が可能なら、同サイズのフルHDテレビに比べ、黒枠部分が小さく、より大きな画面で、高画質を楽しめる可能性が有る。ゲーム機側もD4に設定する必要がある。

XBOX360の画質性能ベンチマークである「Gears of War」の1と2では、「アプコンによる画質の損失」が確認出来た。「Mass Effect」も再生状態が向上したと感じた。「BIOHAZARD 5」などは、中々のテクスチャー品質であることが判明した。

画質の前評判が高いタイトルなのに、再生してみて「がっかり」した時、ドット・バイ・ドット表示を試してみるといい。
ただし、レンダリング解像度が1280*720(D4)に満たないタイトルも存在するので、その場合は画質の向上がみられない。「HALO3」や「HALO Reach」、「Oblivion」などがそうで、アプコンの方がマシなものもある。また、「トロピコ3」のように、D5でアプコンやスケーラーを通した方が、ジャギが少なく高画質に見える物もある。

とはいえ、「パッケージの裏を確認して、いちいち画面設定をD4に変更したり戻したりするのは、めんどうだ。」と思う方は、D3もしくはD5にしておいても問題はない。FPSの低下やテクスチャーの張り遅れが気になる人は、D4にして確認してみると良いだろう。一度、点が正しく表示されている映像のすばらしさを体験してしまうと、設定を変えずにはいられないはずだ。

ゲーム機の話ではないが、所有しているDVDプレーヤーはD3にアプコン表示出来る。しかし、あまり性能が良くないので、D4のドット・バイ・ドットにしてみた所、非常に画質が向上した。D4時点で既にアプコンが掛かっているものの、ハーフHDのテレビ側で一回余計に縮小が掛かるD3フル表示に比べると、雲泥の差であった。

※「アプコン」:アップ・スキャン・コンバートの事