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SHOOTING SPORTS

試合のレポート、練習での指導内容など、思ったことを書いています!

20150531 全国学生・生徒エアピストル射撃競技大会 SK14  AP60M

2015-06-04 22:23:12 | SK14

2年生のSKより全国学生・生徒AP大会の報告がありましたので、掲載します。




(以下 本人コメント)

本戦 93 91 96 95 93 93  561(X-12)
1位(段級審査AP四段合格)

ファイナル 26.7 56.5 75.1 92.6 111.8  
6位 でした。

反省
本戦はとにかく慎重に撃ちました。
エイミング中に、"このまま撃てば10点近辺に入る"と思った時のみ撃発し、構えが長くなったり銃が揺れていると感じた時には撃発せず銃を置くという、"撃発を選別する"ことを意識していました。
あまり点数は気にせず、集中力が途切れて欠けていると感じた時には休憩をとりカウントバックと6•6•6の呼吸法で集中しなおす様にしました。
自分の今まで経験した試合のなかで最も慎重に、時間を掛けて撃ったと思います。
今までは65分前後で撃ち終えていたところを、今回は72分程で撃ち終えました。
特に1~4シリーズまでを時間を掛けて撃ったため、最後の6シリーズ目は10minのコールが掛かる位から残り時間の事を気にしてしまい、構え直しをすべきところを粘って撃ちにいってしまった感じがします。
自分としては、撃つ前からこれを意識してやろうと考えていたことをほぼ全弾通してやれたということ、復帰後初の試合で試合での自己ベストタイを撃てたことで、今回の試合で意識したこと、自分がやってきたことが正しかったと自信が持てました。
ファイナルではとにかく10点に入る様にと狙いこんでしまい、銃が動いている状態で無理やりサイトを合わせようとしてガク引きしていた様に思います。
エイミングの時間も長く、姿勢にも力が入ってしまっていました。
ファイナルでの撃ち方というものを今一度考えてみる必要があると感じました。
今後ファイナル練習を増やし、対策を講じようと思います。

課題としては、10点に入ると思って撃った撃発でも、9点に入っていたということが何度かあり、サイトフォーカスを正しい形で固定しはっきりと見ることやトリガーの絞りの感覚をより精密に、動きをより小さくしていくことが必要だと感じました。
また、試合での時間配分や一発一発の撃発までの時間の短縮・ファーストチャンスでの撃発、そして構え直しの回数の減少(撃発を選別した上で構え直す必要がない状態、毎回の撃発が10点に入ると思えるような射撃)を達成することで、疲労をより少なくでき、点数も向上させられるだろうと思いました。
また、姿勢のバランスに違和感を感じることがあったので、片目閉眼片足立トレーニングなどでバランス感覚や体幹トレーニングも増やして行こうと思います。

今回の試合では、本戦ではまあまあ納得のいく結果が出せましたが、ファイナルでは不甲斐ない結果となってしまい、とても悔しいと思いました。
技術面以外でも、本戦前は自分なりに試合に臨むメンタルを作ることが出来ていましたが、ファイナルでは撃つ直前になって連覇のことを考えてしまい優勝出来なかったらどうしようなとどいうネガティブな考えが頭をよぎってしまい、若干焦りがありました。
技術、メンタル、どこを見ても自分はまだまだ未熟であると実感しました。
基礎技術を繰り返し確認、下意識化しより安定した射撃が出来るようにしたいと思います。
来年は絶対に本戦、ファイナル共に優勝したいと思います。

今後とも御指導御鞭撻の程、宜しくお願い致します。


(以下管理人コメント)

お疲れ様でした。そして6位入賞おめでとうございます。

前日から、ファイナルには自信を持っていましたので、最終的な結果には満足していないと思います。しかし今回他の選手のファイナルでのパフォーマンスが勝っていましたので、順当な結果だと思いますし、現実をしっかりと受け止め、自分でも分かっているとおり、前を向いて練習に取り組んでください。

本戦においては、時間を掛けて納得の行く射撃をしようという思いが伝わってきました。苦しみながらも昨年と同じ点数でMPA基準点を越え、本戦1位になったことは評価できます。

その中で、気になるのは、「 このまま撃てば10点近辺に入る"と思った時のみ撃発し、構えが長くなったり銃が揺れていると感じた時には撃発せず銃を置く」というところです。

Kコーチの講習も学びましたが、Mコーチもその他の選手たちからも、ピストル射撃において「スムーズに引き金を引く」ということが、何よりも優先させることです。

ライフルのように、10点に来たら引き金を落とす(落ちている)という概念ではなく、引き金の引き絞りと、銃の安定との組み合わせで、自然に引き金が落ちているという感覚を身につけなければなりません。

今回の場合、引き金が思うようなところで落ちているのか、そしてその落ちる瞬間にもっとも銃が安定しているのか(止まっているという意味ではありません)を確認することです。

MPAの直前合宿でもKコーチがおっしゃっていましたが、多少のずれなどに気をとられて、10点に合わせに行かなくても、すでに技術が備わっているから、自然と銃は10点付近に行ってくれます。

だから銃を止めに行く方へ意識を持っていかず、サイトをしっかり見て引き金に集中するようにしてください。そうすればもっと楽に撃てるようになるはずです。

もう一度、Kコーチの講習会のビデオを見直してください。

ジュニアカップまでの時間は、自分の技術を信じ、何を優先すべきかを考え、練習を行ってください。


全日本選手権(10m) APS60M SK14 

2015-03-12 20:17:14 | SK14

先週末に能勢射撃場で開催されました全日本選手権のレポートがSKからありましたので、掲載いたします。


(以下本人コメント)

92 90 92 88 91 95
total:548(X=8)

32位でした。

久しぶりの全国規模の試合でしたが、競技に臨むにあたり変な緊張はありませんでした。
何日か前から試合に向けてイメージトレーニングをしたり、ルーティーンを取り入れていたためかと思います。

試合直前にはKさんより、
「始めチョロチョロ、中パッパ、始めのうちは試射の延長線上で姿勢の感覚を確かめながらゆったりと撃つ。中程になって感覚が掴めてきたらガッと集中して撃っていく。」
というアドバイスを頂き、それを意識して試合を行いました。

主観としましては、試射から第3シリーズ前半辺りまでは試射の延長線上で体や姿勢の感覚を意識しながら撃つことが出来ました。
しかし、試合の前半部分で思ったように10点に着弾が集まらず、少し焦ってその後のシリーズでは10点を狙いに行ってしまいました。
本来であれば深く集中して撃つはずだった後半でプラスでない方向に思考してしまい、上手く集中出来ていませんでした。

全体的な弾着に纏まりが少なく上下左右に飛ばしがあり、そこの失点が大きかったと思います。
また、全体を通して据銃時間が長く、撃発に時間が掛かっていたと感じます。

自分の射撃をよりよくしていく為には、ファーストチャンスで銃を止め"撃発すべきサイトフォーカス"を保持すること、よりスムーズに撃発出来る様にし、下意識で行えるようにする事が必要だと思いました。
フォロースルーについても取っている時間が疎らだったのではないかと思います。

これらを改善するために、実射を控え、ドライファイアによるトリガーの引き方の再確認と銃を構えエイミングに入るまでの動作、撃発後のフォロースルーの体感秒数の一定化を行うこと、
トリガーの引き方を意識する、呼吸を意識する、などと云った「インプットする練習」ばかりで無く試合をシミュレートし、自分の100%の射撃を集中して行う、身に付けた下意識を「アウトプットする練習」により重きを置いて行う事が必要であると考えます。

4月からは、上記の事に留意し、よりレベルの高い射撃を行えるように自分を鍛え直していきたいと思います。宜しくお願い致します。


(以下管理人コメント)

全日本お疲れ様でした。

当日は役員に入っており、ずっと見ていなかったので、とりあえずビデオ撮影しているので、後日一緒に確認しましょう。

試合前のKコーチのアドバイスは適格だと思います。しかしそのまま試合で実践するのは慎重な対応が必要です。

そもそも、全日本選手権をどのようにして撃つのかというイメージがあったのか無かったのか?そこが重要です。

もちろん、「1発1発集中して撃つ」のは当たり前で、それを実践する為の試合の組立をしっかり行うことが重要です。
この準備を練習で作り上げる必要があります。

もちろん、試合では思わぬトラブルや、やろうと思ったことができないことが多々あります。そこで頑なに撃ち続けるのか、自分の引き出しにある技術を使って対応するのかは射手の力量が問われるところです。

思うようにならないことが起こるということは、まず思うように撃っているという前提があります。そうでなければ、ただ試合の雰囲気に任せて撃っているだけになるので、準備を万全にして臨みましょう。

今回の試合で多くのことを学びました。

先日和歌山で行ったMPAの練習会でもKコーチはおっしゃっていましたが、点数はあくまで結果であり、そこに至るまでのプロセスをしっかり構築すること。
標的に集中するのは最後の一瞬であり、それまでは体の方に神経を集中しなければならないとのことでした。

あなたの反省にもある通り、10点を狙いに行くというのは、安易に標的のみに集中するということではなく、しっかりと自分の射撃をやりきることが10点につながるという基本をもう一度練習で作り上げてください。

共に学び、そして強くなろう! 


世界大学選手権 (UAE アルアイン) SK14

2014-10-28 22:06:09 | SK14

2014年10月。1年生のSKがUAEで開催されました、世界大学選手権大会に出場しました。





(以下本人レポート) 

 20141011日 世界大学選手権大会 アルアイン
AP60M第一射群 92 93 91 94 93 95 Total:558- 12x 24/30位 

世界大学射撃選手権大会を終えて私が学んだことは、撃つだけの練習がトップ射手になる近道ではないということと、広い視野を持つことがこれから成長していくうえで必要であるということである。

今回の点数に満足はしておらず、ベストな射撃ができていたとは言えないが、後半から緊張をうまくコントロールできていたと感じるし、自分のイメージに沿った射撃ができていたと感じる。
しかし成績表を見たとき、自分のベストを更新したとしても入賞レベルには達しておらず、上位選手との差は点数以上に大きいように感じた。

他国の上位選手の射撃を見たとき一番に感じたのは、体幹や肩周りが強く、それ故銃が全くぶれないということである。
韓国の選手に話を聞いたところ、射撃以外に体幹や筋力をつけるトレーニングをかなりの頻度で行っているとのことだった。
また、試合後のMさんとSさんとのミーティングにおいて、筋力強化の必要性や視野を広げていろいろな選択肢を作っておくことも大切であると伺い知った。

自分は今まで多少ランニングや据銃をすることはあっても日々の練習の主体はドライファイヤか実射であり、撃つ練習が強くなる近道だと考え、概ね自分の考えに沿って練習してきた。
ミーティング後、自分の実力をより高め、成長していくためには、今までのように撃つだけの練習ではなく、据銃力の強化や体幹、肩の筋肉などのトレーニングにも焦点をあてて行っていく必要があると感じた。
また、自分主体の狭い視野ではなく広い視野をもち、ほかの選手の射撃スタイルやコーチからのアドバイスを柔軟に取り入れ、選択肢をつくることで自分の成長を助けることにつながっていくのだと考えるようになった。

 私は自分の試合を終えてフォロースルーが不足していること、自分の射撃のイメージが不鮮明であると知った。フォロースルーに関しては練習と試合ではっきりと違いが分かるほどに短かったとのことで、未だフォロースルーを取ることが下意識に入っていないのだと感じた。また、体幹や銃を支える筋力も不足しているように感じた。

今後取り組むべき課題は上記の通り、撃発しても銃が少しも動かない、深いフォロースルーを確実に取ることを下意識で実行できるようにすること、そして自分の射撃のイメージをより鮮明なものとし、それに沿った射撃を行えるようにすることであると考える。

それらの課題を解決するために、私は据銃による筋力トレーニング、深いフォロースルーを条件としたドライファイヤを行い、銃の動きや体の状態などを第三者に観測、分析してもらう、といったメニューを正しいフォロースルーを下意識で行えるまで練習の60%以上として行う。通学途中や就寝前などの時間を使って自分の射撃イメージを頭の中で思い描き、イメージを鮮明なものとし再現しやすくする。といったことを行っていくつもりである。

また、これからはランニングのほかにジムでの体幹・筋力トレーニングを充実させていこうと考えている。


今後は、

長期:3年後、ユニバーシアード大会、国体、全日等の大会にてファイナルに出場、上位入賞、その他国際大会にて10位以上。自身の射撃イメージを90%以上再現できる。

中期:2年後、世界大学選手権、国体、全日等の大会でファイナルに出場及び入賞以上、その他全国クラスの一般試合で上位入賞する。自身の射撃イメージを80%以上再現できる。

短期:1年後、ユニバーシアード大会にて15位以上、国体、全日10位以上、その他国際大会に出場、その他全国クラスの一般試合で入賞、4段位を取得し装薬拳銃の所持許可申請が可能な状態にする。自身の射撃イメージを75%以上再現できる。ジュニア日本記録更新。

以上を達成することを目標として日々の射撃に臨む。





 

大会期間全体の感想としては、自分にとって初めての国際試合だったこともあり、日本との違いに驚かされることばかりであった。食事では射場敷地内のレストランやホテルでも現地の食文化が垣間見え、そのたびに日本とは違う場所にいるのだと実感した。

ホテルでの生活はとても快適で、生活リズムも一定に保てたこともあってかとてもいい状態で試合に向かうことができた。

自分がこの大会に参加して一番良かったと思えることは、日本チームはもちろんのこと他国の選手とコミュニケーションをとることができたことだと思う。

韓国の選手とは試合の前から話す機会が多く、ホテルでの交流もあった。また彼らは各種目においてメダルを獲得するほどの実力者であり、射撃の話も弾んだ。彼らのトレーニング法や装備についても聞くことができ、自分の射撃に使える知識を得ることができた。

他にもスロベニア、イラン、ポーランド、クウェートなどの選手とも会話ができ、人間的に成長することができたように感じる。

この世界大学射撃選手権では試合で撃った点数以上のものを得ることができ、とても実のある遠征だった。自分がこの遠征に参加できたのは一重に自分を支えてくれる人がいたからだと思う。その方々への感謝を忘れず、射手としてより高みに上るために日々邁進する所存である。



(以下管理人コメント)

SKさん。海外遠征お疲れ様でした。

あなたにとって、かけがえのない経験になったことを、レポートと報告によって、感じることができました。

点数的には満足していないということですが、自己ベストに近い点数を記録したことも、まずは良かったと思って良いでしょう。

100%の力を発揮するために、練習を行っている。
「試合を想定して練習する」と言われるのはまさしくそのことであるが、練習どおりの結果を得られる射手は圧倒的に少ない。
過度の緊張感の中で、ベストなパフォーマンスを出すために、練習の工夫が必要です。 

射撃は紛れも無い「スポーツ」です。

しかし、銃を固定し引き金を引けば、初心者でも10点を撃ちぬくことができます。
そこで勘違いしてしまうのは、「体力が無くてもできる競技」という認識を持ってしまうことです。

世界の舞台で戦う選手を目の当たりにして、彼らが「アスリート」であることを実感できたことだと思います。

スポーツの上達の3要素

① 体力(physical) 
② 技術(technique)
③ 精神力(mental)

の内、最も重要なものがフィジカルだと思っています。

「健全な肉体に健全な心が宿る」のであり、技術を支えるのも肉体なんです。

今回そのことを痛感できたことは、最も重要なことであり、これからの射撃人生にとって、貴重な体験だったと思います。

掲げた目標を確実に実現するために、体を鍛えることで、技術習得しやすくなります。そして大舞台で結果を残すことができるメンタルを身につけることができるでしょう。

全ての道は、小さな一歩から始まります。

「こつこつに勝るコツなし」

焦らず、じっくり鍛えていきましょう! 


MPA ピストル合宿 広島会場 SK14

2014-07-14 20:40:15 | SK14

7/12,13のMPAピストル合宿に1年生のSKが参加してきましたので、本人の報告メールを紹介します。



(以下本人コメント)

 今回の合宿では撃ち込みやショートコースを行い、Mさんが撃っているところを見て休憩するタイミングで各射手にアドバイスを行う、
射手はアドバイスされたことを実践•確認しつつ撃ち込みを続ける、といった形で行われました。

その中でMさんよりアドバイスを頂き幾つか自分の課題を見つけることができました。

自分が早急に取り潰す課題は以下の3点です。
•"綺麗な9点を狙って撃つ"こと(狙い過ぎないで圏射撃をする)

~自分のゾーンでトリガーを引けているのであれば9に当たっても良しとする。10を狙い過ぎて挙銃が長くなったりトリガージョブが粗くなる位なら自分のゾーンを広くし、"綺麗な9点"を狙って積極的に引き金を引いていく。きたない10点の狭いゾーンよりも綺麗な9点の広いゾーンを狙う。(圏射撃で撃つ)~

•挙銃開始から撃発までを15秒以内に行うこと
~撃発が全体的にまだ遅く、遅ければ遅いほど引き金が粗かった。➡︎止まらないから引かないのではなく、ゾーンに入っているのなら止まってなくても引く、そうしないと今後もっと遅くなっていってしまう。
時間のコントロールをつける(ここで言う時間は銃を台から挙げて撃発するまでの挙銃時間のこと)➡︎サイトフォーカスがゾーンで止まるまでの時間をもっと早くする。早くゾーンに入ってファーストチャンスで撃つ時間のリズムを作るために、毎回同じリズムで撃発するようなカラ撃ち練習をする。
台から挙げて撃発するまでを15秒以内に行う様にする。
出来るだけ早く、スムーズに引き金を引く。ただし丁寧に~

•フォロースルーの質を向上させること

~撃発後ただ銃を構えるだけではフォロースルーとは言えない、フォロースルーを行う理由を考え、正しいフォロースルーを確実に行う様にする。体に質の高いフォロースルーを身に付けさせる為に、普段の練習で、"撃発後にそのままもう一度10を狙ってトリガーを引く"という練習を行う。~

以上の3点の他にも細かいご指摘やアドバイスを頂きました。これらの課題克服のため、カラ撃ち練習を主として取り組んで行こうと考えています。


(以下管理人コメント)
 

成果が実感できたのは本当に良かったです。
 
きれいな9点というのは新しい考えですね。9点というと外すというイメージにつながりがちですが、10点を意識する余り、本来の技術を阻害することになったのでは意味がありませんから。
点数はあくまで座標の点であり、良いパフォーマンスの結果が点数になって現れるだけですので、まずは自分が納得できるパフォーマンスを心掛けましょう。

2014 東日本選手権大会 SK14 AP60M

2014-06-30 19:49:00 | SK14

1年生のSKより、東日本選手権大会の報告がありましたので、掲載いたします。


(以下本人コメント)


91 90 93 92 92 92    Total:550   x-10
19位
でした。

良かった点は、自身の中にある10点のイメージに沿った撃発が多く、深い10点を多く撃てたことと、トリガージョブが綺麗に行えていたので撃発後の銃のブレが非常に少なかったことです。

良くなかった点は、左の9点8点が集まっていたことです。自分の納得のできる撃発が行われた時は10点に当たっているので、考えられることとしては、顔の傾きが不十分でしっかり正面を向けていなかったことによって姿勢が一定でなくなり、サイトを斜めに覗いたり、銃そのものが傾いてしまっていたからだと思います。

今後の練習では、より顔が正面を向きやすくなるように姿勢(体の開き)を調節し、しっかりと顔が正面に向き続けられるようにしていくとともに、今回良く出来ていたファーストチャンストリガーとフォロースルーの項目を下意識に入れていくよう意識をして行なっていきたいと思います。

今回の試合は良い点もありましたが、点数的にも内容的にも納得のいく結果ではなく、東日本ブロックのレベルの高さを実感しました。
自分よりも年下の高校生が自分よりも高い順位をとっているということもあり、自分はまだまだ未熟であると分かりました。
この悔しさをバネにして自身の射撃をより良いものにしていきたいと思います。



(以下管理人コメント)

東日本選手権お疲れ様でした。

日々の成功体験を蓄積する意味で、ポジティブな表現を心掛けているところを評価したいと思います。

良くなかったところの分析で、左に集弾していたことを上げていますが、今回は試合終了後の思い返して気付いたものだと思います。
次につなげる意味では、

・上げている改善策を練習でできるようにする。
・試合で左にずれたときの改善策を構築する。
・試合で実際に実践して効果を確認する。

という具合に、やることを決めて、実際に改善されたことを体感できるようにしてください。

当たり前のことのように思われるかも分かりませんが、練習や試合では、日々問題が発生し、新たな改善策を考えて実行しなければなりません。
やることが多くなればなるほど、やらないことが出てきます。

そんなときには、やるべきことの優先順位を決めて、優先度の高いものから実践していくのですが、難易度の低いものは早く実践して改善してしまうことによって、やることを減らしていくこともやり方のひとつです。

目標を立てることで、計画が生まれ、やるべきことが見えてきます。しっかり取り組んでください。 


中部日本大会 SK14 AP60M

2014-06-23 07:33:14 | SK14

昨日行われました、中部日本大会に1年生のSKが出場し、報告がありましたので掲載いたします。


(以下本人コメント)

91 92 93 92 92 96 total:556  x-6
ファイナルは行われず、1位でした。

自身の感想としては、射撃の内容と点数が良くも悪くも一致していないと感じました。
6月に入ってから"早い撃発"とワンチャンストリガー"の二つを意識して練習を重ねていたのですが、今回の試合ではその二つを完全に60発続けることが出来ず、引き遅れする場面が数回あったからです。その場合の弾着をみるとやはり飛ばしてしまっている場合が多く、10点を無駄にしてしまっていると感じます。
良かった点としては、後半手首の固定が自然に良い状態で出来ていたことです。そのため、自分の中で引き金をガク引きしてしまったと思った撃発であっても、それほど大きく飛ばしてはいなかった場面がありました。
体全体を見ても姿勢も安定していて良いバランスで撃てていたと感じます。
また、60発撃ち終えるのにちょうど60分程度と余裕がありましたので
今後は休憩を取るタイミングや時間を調整して、集中を試合時間中維持できるようにしていき、ミスを減らしてアベレージを上げていきたいと思います。

今回の大会で得たものを生かし、次の大会に向けて努力していきたいと思います。


(以下管理人コメント)

お疲れ様でした。

そして、優勝おめでとう!

結果には納得していないと思いますが、勝てると言うことは自信につながりますので、良かったと思います。

反省点の報告についてですが、何ができなかったのかの「現象」については記載されていますが、なぜそれができなかったのかについての分析がありません。

できなかったことをただ羅列してしまうと、悪い結果を刷り込むことになりますので、しっかりと原因分析をしましょう。

早い撃発とワンチャンストリガーの取り組みに対して、試合で60発続けられなかったのは何か。引き遅れた時の撃発はうまく行った時と何が違っていたのかを気付くことが、是正方法の発見に繋がります。

良かったことについては客観視できているし、自信につながっています。

次に何をするべきかですが、休憩を取るタイミングの調整とは具体的にどうすることなのかを、得たい結果から決めてください。
「何となくこうしてみよう」という決め方をすると、なりたい姿になれません。

ミスを減らすことは結果的に起こることですから、考え方としては思い通りの射撃の1試合辺りの回数を増やすと言う考え方で取り組んでみましょう。

「~をしないように」と考えること自体がネガティブですから、「~をしよう」というポジティブな思考に変えてください。

10月の全日本で、ファイナルに残るために、地道に練習を積み重ねましょう。