SHOOTING SPORTS

試合のレポート、練習での指導内容など、思ったことを書いています!

121109 全関西新人戦 AP40W OY12

2012-11-13 22:36:30 | OB・OG試合・練習(現役時代)

全関西新人戦に出場したOYより報告が有りましたので、掲載いたします。


(以下本人コメント)

最近の練習では調子が良かったので、今回も360点を目標に撃っていったのですが、引き遅れによる大きな外しが多々ありました。

普段通りの点数が出せない事に悔しさはありますが、外してしまった後に気持ちを切り替えて撃てた事は大きな収穫になったと思います。

最近の練習でやっと自分が自信を持って撃てる為の流れをつかめてきたので、この冬に長時間撃っていても疲れない体力と据銃力をつけたいです。

次の段階に上がる道は見えてきたと思いますので、そのためにも基礎練習は怠らず行いたいと思います。


(以下管理人コメント)

一人で撃つのは、モチベーションを保つのが難しいです。
もっと撃てると思っていると思いますが、ここがAPの難しいところです。

今年の春から言い続けていますが、とにかく自力をつけることが大切です。
確実に力をつけているのですが、ただ点数だけを見て判断するのはやめましょう。

今日の試合で何をやろうとして射座に入ったのか。そしてそれがどの程度実現できたのかが重要です。
その小さな成功体験の積み重ねしか、ステップアップするにはありません。

点数だけの目標に達しなかった時、その点数を撃てなかったという事実にもとづいて悪いイメージを持つことは、次に絶対に繋がらない。
安易な「楽観視」を強制しているのではありません。

何度も言いますが、着実に力をつけている。
まだつぼみですが、花は一気に開花するものです。焦らずじっくり努力して、春を待ちましょう。


ビームピストル(デジタル)で優勝したOY


2012 全関西新人戦

2012-11-12 23:10:12 | 試合

2012年11月10日と11日の2日間、能勢射撃場におきまして、全関西新人戦が開催されました。

記録報告がありましたので、掲載いたします。

・10mS60団体   三位  
 1700点(YM582点、MY560点、SS558点)


・10mS60個人

決勝  四位  
YM  680.8点(582+98.8) 

本戦  
YM  95 98 97 96 97 99 582(23)

MY  91 95 95 94 96 89 560(15) 

SS  91 93 91 95 96 92 558(21) 

OT  93 86 89 91 95 92 546(18) 

SK  70 81 68 85 77 76 457(4)

KS  95 83 80 90 87 79 504(4) 

KR  91 88 91 94 91 88 543(17) 


・AP40W
 OY  89 88 88 84 349(3)


・10mDPS40個人  
   
OY  90 87 86 86 349点 1位

KR  79 76 74 73 302点

MY  81 71 77 71 300点

SS  57 80 77 75 289点

KS  72 72 68 71 283点 

OT  73 64 77 65 279点

※詳細は関西学連WEBサイトを確認下さい。
http://www.studentsrifle.jp/kansai/



(以下主将コメント)

今後の射撃に関しましては、オフ期間に突入しましたが、射撃にオフ期間はないという言葉を忘れず、冬の間にしか出来ない練習を考えて実践していきたいと思います。
そして、春関に良いスタートが切れるよう、部員一同今後も頑張りたいと思います。


(以下管理人コメント)

1年生の皆さんは、新人戦お疲れ様でした。
インカレが終わってからは1年生主体の練習が行われ、濃密な練習が行われ、短い期間に技術を習得していくことを実感できたのではないでしょうか。

しかし、経験者を多く有する大学との力の差は歴然であり、3位という成績は現時点での力を充分発揮して勝ち取ったものですので、自信を持ってください。

また、短期間に詰め込んだ弊害もありました。それはファーストチャンスで撃とうとする余り、タイミング撃ちになっています。

ファーストチャンスとは、「最初に銃が静止した時」を意味し、「動きが小さくなった時」ではありません。

近代射撃においては「銃は静止させる」ものです。現時点の個々の技術では、その静止すら出来ない可能性がありますし、また揺れている状態でも止まっていると認識している可能性も有ります。

銃の静止は難しく、実現するためには相当な努力が必要です。

揺れながら撃発をしても10点は取れます。しかし射撃競技は1発の10点を取ることが目的ではなく、10点を取り続けなければならない競技ですから、揺れている不安定な状況で、全ての撃発で10点を取るという奇跡に近いことを目指すことは間違っています。

特に、何の裏づけの無いまま、簡単に点数が出てしまった射手がタイミング撃ちから抜け出せず、スランプが長く続く危険性を持っています。引き金のコントロールが人よりも少し優れていることが、返って「銃の静止」をおろそかにしてしまうからです。


スポーツの上達は、

フィジカル(体力)
テクニック(技術)
メンタル(精神力)

の3要素の全てが整っていなければなりません。

しかし、射撃においては技術面のみ優先される傾向にあります。いかに優れた技術を持っていても、すぐに疲れてしまったり、故障するような体では、なんの意味もありません。

この冬、まずはしっかりとした体力づくりを実行し、1年間戦える体を作ることを最優先とします。

そして、その体を使って技術を学び練習により実践し、成功体験の積み重ねによって、メンタルの強化を行っていきましょう。


今年の新人戦に出場した高校からの経験者は、射撃歴4年です。
大学から始めた選手でも大学4年間では、最低でも同等の結果が出せるはずです。後は、その選手以上の努力をするだけです。

来年はしっかりとした戦力となってチームの優勝に貢献してください!


1年生


団体メンバー


集合写真


孫子の兵法

2012-11-08 22:05:35 | 理論・技術・ルール

今、仕事で必要に迫られて読んでいます。

「孫子の兵法がわかる本」



二千五百年の年月を経てなお読み告がれ、歴史の登場人物が世界中で参考にした

「孫子の兵法」

現代ビジネスの参考書としても大変参考になっている。


これまで幾度と無く接する機会があったが、この本はその中でもとても分かりやすいのでお勧めだ。


私はビジネス書として参考にしているが、競技においても大いに参考になる。


特に、組織のあり方とリーダーとしての有るべき姿が、明確に描かれている。

是非読んでもらいたい一冊です。


京都五大学新人戦 in能勢

2012-11-06 23:02:50 | 試合

先週日曜日、京都五大学新人戦が能勢で行われましたので、掲載いたします。

新主将のIY10からの報告に加え、OBのAUがFBでレポートしてくれていますので、引用させていただきます。


(以下主将報告)

1位
松田真吾  京都産業  計569点(23)

2位 
SS12    計561点(19)

3位
岸本賢哉  京都産業  計551点(17)

4位
村田彩責  京都  計533点(8)

5位 
OT12   計528点(9)

〈個人結果〉 
OT12
89  89  90  86  85  89  
合計528点(9) 

MY12
83  83  76  85  86  89 
合計502点(12) 

KS12
89  83  84  87  85  89
合計517点(8) 

KR12
89  81  66  92  91  89
合計508点(9) 

SS12
91  96  94  93  93  94
合計561点(19) 

YM12
92  98  95  96  95  92 
合計568点(26) 

OY12 (AP40)
93  90  91  89
合計363点(4)

以上です。

学連の新人戦まで残り期間は少ないですが、今日の試合で得た経験を生かして最終調整をしていきたいと思います。


(以下AUのFBコメント)



今日は練習がてら、能勢に京都五大学新人戦を見に行ってきました!!
結果、うちの大学からは2人が入賞してました(2位と5位)。途中で帰ろうかとも思ったんですが、せっかくだったので閉会式とエールも見てきました!
しっかし今日はめちゃめちゃ寒かった。ダウンジャケット来ていけばよかった。。

入賞を逃した子たちもこの時期にしては十分な点数を撃っていると思いました。冬シーズンの過ごし方次第では春関では大きな力になるでしょう。非常に優秀だった今年の4回生が抜けた穴を3回生以下みんなで埋めてもらいたいですね。あと、私は残念ながら今度の金土の学連新人戦は行けませんが、納射会には顔を出そうかと思います。また、その時はよろしくお願いします!!


(以下管理人コメント)

AUさんありがとうございました。

FBでも書きましたが、今年の1年生は人数もいますし、素質も充分備えているので期待できます。
現時点で結果が出ていないから、素質が無いと判断するものではありませんし、時間が掛かるタイプの選手もいるので、
あせらずじっくり練習していけば、4年生までにはTOPに立てる選手になれると思っています。

でもなかなかレベルアップするというのは難しく、途中で方法を間違ったり、元に戻ってみたりして、目標に到達できない選手がほとんどです。だからこそ基本を忠実に学び、自力をつけることが大切です。

最初に理由も分からず点数だけが出てしまった人ほど、壁にぶつかって、姿勢を崩してしまいがちです。

なぜ当たっているのかをしっかり理解して、そこで安易な方法に陥らずに、コツコツと基礎練習を行う人が、最終的には勝者になっています。

今週末には関西新人戦があります。一生に一度のこの試合で、今持てる全てを出しつくしてもらいたいと思います。



(2012/11/10 H先輩より写真送信いただきました。ありがとうございます)