1年生のYAより全国学生・生徒AP大会の報告がありましたので、掲載します。
写真は、MPA合宿時に撮影したものです
(以下本人コメント)
今回は
「照星・照門をしっかり確認する」という気持ちで試合に挑みました。
試合前から気持ちもとても落ち着いていて競技に集中するにはとても良い状態でした。
しかし8点や7点を撃ってしまうと
「リカバーしなきゃ」という気持ちが大きくなってしまい2シリーズ目では点数を追いかけるような射撃になってしまいました。その為、引き金を引く際にがく引きになってしまったり、狙い撃ちをしてしまうことが多かったです。
点数を追いかけているということに気付いたときは、1度休憩し、大きく呼吸をしてメンタル空撃ちなどを取り入れました。
9点でも「良し!」と言うことを毎回繰り返しました。
3シリーズ目に入りますと、肩の違和感を感じ始めました。
上手く肩がはまらず銃の揺れも大きくなり、引き金を引く頃には腕が下がってきていることがとても多く感じました。
銃から手を離して新鮮な気持ちで新たな1発を撃てるようにしました。
結果は納得いくものではありませんでしたが、
肩の状態などを含めますとその時の状態でのベストを尽くせるように1発1発を大切に出来たと思います。
課題である「照星・照門を確認する」は自分のなかでは6割達成しました。
残りの4割をしっかり出来るように日頃の練習で点数ばかりを出すのではなく、空撃ちや点数を隠し弾痕確認などといった練習方法を増やしていきたいと思います。
また、その際にしっかりとフォロースルーまでとれるように意識していきたいと思います。
(以下管理人コメント)
お疲れ様でした。
3月の引越しから丸2ヶ月、前週のMPA合宿までまともに、練習を見ることができなくてすいませんでした。
肩の状況についても、もっと早く対処していたら、回復も早かったのではないかと、自分自身で反省するとともに、本人に対しても安易な判断をせず、しっかりお医者さんとコミュニケーションを取るように指示しました。
昨年の冬に、JISSでのエミールコーチの指導者講習会で会ったときに比べて、姿勢が変わっていることを、合宿中に指摘しました。肩の故障の影響ではなく、地元のコーチと相談してその姿勢を取っていることを確認しました。
ちなみに、下が昨年4月の時の姿勢です。
何度も言っているように、射撃は如何に再現するかが重要ですので、まずはシンプルで再現しやすい姿勢を作りましょう。
狙いこみについては、MPA合宿でもKコーチから話が有ったように、自分自身で出来ることというのは、銃口の手前までです。いくら狙いこんだとしても、撃発後の弾をコントロールすることは出来ません。
標的に狙わされるのではなく、自らのパフォーマンスの精度を高めることに集中しましょう。外したことをいくら悔やんでも、悪いイメージが増幅して、悪い結果に導かれるだけです。
今回の故障も前向きに捉えてください。
長く据銃が出来ないからこそ、短い照準でボディーバランスとトリガーコントロールを磨く訓練になります。
体幹トレーニングや心肺機能を高めるトレーニングなども今だから時間を掛けてできることです。
射撃のトレーニングはただ撃つばかりの無いことを理解し、取り組んでください。