だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

新人君乱入

2016年11月19日 | わんこ
夏になる前のある日、最年長のブラタンが、突然右耳を下に向けて、直径1mの円をくるくる描くように歩き始めた。

丸で「くるくるバット」をやった後のように、自分では水飲み場に行きたいのに、辿りつけない。
獣医の診断では、「三半規管がヤラレテル」んだとか。自然に治るのを待つしか方法はないとか。

同年齢のチョコダップルに痴呆が出始めたのもこの頃だ。部屋の隅っこに顔をこすりつけて歩く歩く、何時間でも歩く。。。。

今度は、14歳のシルバーダップルが突然歩けなくなった。ヘルニアだった。

ついで、ブラクリに心臓病が発覚し、もう一匹のブラクリは大腸付近に腫瘍があると判明。

家の中で、辛うじて「マトモ」なのは、今年10歳のシルバーダップルだけになった。

少しでも快適な環境を作ってやりたいと、ペットショップを回って、フカフカのクッションとか、パオ、或いは美味そうなフードを探していた。

その日も、ショップで、サプリを探していた。奥には、ベビーワンコが、一匹づつ個室に入れられて、顔見せをしている。殆どがトイプー、或いはトイプーのミックスだった。

その横に大部屋があって、そこは、「個室で売れ残ったワンコ達」がいっしょくたにされて、戯れていた。

最近の流行りはトイプーのようで、ダックスは居ないのだな、もう流行遅れなんだなあ、でも、私はダックスが好きだわなんて思いながら、その大部屋を見ていた。

そこに、5~6匹のベビーが居て、一匹のクリーム色のダックスが、チワワと遊んでいた。

「ダックスは一匹しかいませんねえ」と店員に声をかけると、
「いいえ~二匹いてますよおぉ」と気の無い返事。え?どこに?と聞くと、奥の方に柴犬らしきワンコに馬乗りになられて、じっと我慢している犬を指さした。

「あれ?ダックスですか?」「そうです~」まじっすか?

「売れ残り」であった。抱っこさせてもらうと、物凄く軽い。まじまじと顔を見たけど、ダックスには見えない。でもダックスだと強調する。

そっか・・・こんな顔のダックスもいるんだなと「売れ残り」を家に迎えることになった。

家に病犬が5匹も居るのに、なんちゅう無謀な事をと思ったが、気晴らしが欲しかったのだ。



ベビー用の段ボールに入ったワンコは、頭がでっかい三頭身、段ボールが狭く見える。

しみじみと眺めていて、「ふくろう」に似ているなあと思って、「ふくちゃん」と命名(^_^;)



今迄新人君が来たら、先輩が面倒見ていたので、今度もうまく行くだろうと高を括っていた。



しかし、9年のブランクは、ワンもニンも戸惑う事ばかり。



娘のヘッドフォンのコードはすぐに噛み千切られ・・・・



リモコンは所々作動しなくなり、大きな人間に怒られまくって凹む「ふくチャン」



9歳上と遊ぼうとしても無視され、



諦めて寝てしまった。



静かだった我が家は豆台風で大荒れであるが、楽しい。