
能町みね子さんの「ほじくりストリートビュー」。
正月休みにピンク色の続編の方を読んでいたらやたらと面白く↓
あんまり熱心に読んでる俺を見て興味を持ったらしい母親に差し上げてきたのだった。
こんなことは滅多に無い。
続編から入った邪道ぶり、そしてこんな面白い本を手に取ってこなかった情弱ぶりを恥じつつ、2017年刊行という第一弾を読む。
自分も、地図をただ眺めたり、坂道やどん詰まりや、周囲から浮いた場所を観察することが大好きなので、能町さんの観察眼にいちいち感心し、ニヤニヤと読み進めた。
もちろん、手元のスマホで地図、航空写真、そしてストリートビューを逐一確認しながら追体験していく。
なので、内容はライトな本なのに結構疲れるし時間がかかる。それが、時間を有意義に浪費しているようでとても楽しい。
能町さんと自分の圧倒的な違いは、能町さんが自分で怪しい場所を嗅ぎ付けて実際に足を運ぶことだ。
俺は所詮本やネットで知った情報による受け身の行動しか取れない。
もちろん圧倒的な違いはもっとあるが、、
で、本書を読み進めているうちにある場所が気になった。
赤羽の神社の章。
いつものように航空写真で確認していたら、新幹線の北側の出口付近にそれがあった。

建売りと思われる南向きの住宅たち。
屋根の色のグラデーションも素敵だが、一軒一軒の奥行きまでグラデーション的!
あれだ。マリンバの鍵盤。もしくは共鳴パイプ。
敷地の奥行きに合わせてるのだろうか、遊び心すら感じるような光景だ。
住人や開発業者さんの話を聞きたくなるような。
ネットで関連情報を探したり裏を取ったりはしてないので、もしかしたら既に有名スポットなのかもわからない。
わからないが、勝手に発見した気になって勝手に満足。
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