緑皮車の客車区

ある大学生の非日常、旅行記、Trainz、FS、その他ゲームとの戯れなどなど・・・

【ドイツ】DB博物館【ニュルンベルク】

2013年05月19日 09時15分59秒 | 2013年春 ドイツ
ドイツ博物館の鉄道展示では満足できなかった僕は、ジャーマンレイルパスの予備の1日分を使って、ニュルンベルクのDB博物館に行ってみることにしました。


ミュンヘンに来るときにニュルンベルクから乗った、ICE高速線を走るREの車両の車内。これが普通列車なんて信じられないwもう一回乗りたくてこれを選んでしまった。


道中は省略。機関車は、ミュンヘン側についている。こちらはニュルンベルク側。


なんとなく撮ってしまう写真。欧州型の客車って、やっぱカッコいいから好き。


ニュルンベルクは、城壁がいまでも残る珍しい町。近代になってからヨーロッパでは、城壁は市街拡張のために取り壊されて、環状道路にされてしまうところが多い。ここでは中世の面影を感じることができる。

といっても、ミュンヘンとニュルンベルクは、第二次世界大戦中、ナチスの発祥地みたいなところだったので、連合軍にめっちゃめちゃに爆撃されて破壊されてしまったわけですが・・・。今あるのは、ほとんどが戦後に再建されたもの。

ミュンヘンやニュルンベルクがあるバイエルン地方は、ドイツでも保守的な地域。後にベルリンなどほかの街に行っても感じたけど、街のつくりにもそのような感じがする。あと、治安がいい。


こちらが、今回訪れるDB博物館。入場料は学生なら4ユーロ。あと、DBのフリーパスを持っていると、割引がきくらしい。


中はこんな感じで、ドイツの鉄道の歴史を模型や写真、音声などで紹介している。


ルートヴィヒ2世のお召し列車。ヨーロッパの皇帝とかって、建物も列車も家具も、なんでも金の装飾を施すのが好きだ。


内部はこんな感じ。中もキンキラキン。


なんかカッコいい蒸気機関車。


この博物館、大きな欠点があり、それは説明書きが、「ドイツ語しかない」ということだ!英語表記なんてどこにもないのである・・・。だから、ドイツ語がわからない俺はちんぷんかんぷん。時系列で展示してあるので、おおよその流れはつかむことができるのだが・・・


戦前の2等車。


こちらは1等車。やっぱり、昔の車両のほうが、趣がある。


こちらの車両です。Aは一等車、Bは二等車という意味。今でもDBはそう。国鉄でいう、「オロハ」とかでしょうかねw


こちらが、ドイツの一号機関車、アドラー号。実は、ニュルンベルクは、ドイツで初めて鉄道が通った町。1835年に、このアドラー号が、ニュルンベルクとフュルトの間をはじめて走った。

といっても、アドラー号の実物は、2005年にDB博物館で火災があり、それでかなりひどく損傷してしまったようだ。これはレプリカ。


ドイツの博物館は、貴重な実物を、こうやって堂々と刳り抜いて中を見せてくれる。世界でも、こういう展示方法を用いている国はあまり多くないのではないか。


こっちは模型だけど、こっちでもこうやって蒸気ガマの恥ずかしいところを・・・////


展示は、第二次世界大戦に入る。こちらは、ナチス時代の駅員の制服。ナチスの制服って、なんでいちいちこうもカッコいいわけ??


党大会とE18型機関車。


こちらは大ゲルマン計画で構想されていた、超巨大客車。基本二階建てで、寝台もこんな感じで配置できる。


ナチス時代の、アウトバーンの建設。「ヒトラーのやった三つ」のいいこと、という言葉がある。ひとつは、シュバルツバルトの植林などの自然保護。ふたつめは、フォルクスワーゲン計画という、ビートルを大量生産して国民車を普及させたということ。みっつめが、アウトバーンの建設だ。アウトバーンは、有事の際に飛行機の滑走路にする、失業者の救済など、いろいろ効果があったらしい。


つづいて、戦後。DB博物館では、東側と西側にフロアを分断して、それぞれ展示を行っている。このプロパガンダポスターに写っている250型機関車は、東ドイツを代表する機関車。


西側は、今も存続するDB。東側はDR(Deutsche Reichsbahn)こと、「ドイツ国営鉄道」が鉄道の運行を行っていた。

この二枚のポスター、よーく見ると、列車のバックに管制塔みたいなのが写っている。これは、「東側の鉄道あるある」の列車管制室。今でも、ポーランドには大量に残っている。


DRのE11型の運転台。ヨーロッパの機関車の運転台は、マスコンがこんなふうにハンドル型になっていることが多い。


1970年代に東ドイツで大量生産された、スプートニク型とよばれる二階建て車両。車体側面が、きれいに角となっているのが特徴。現在ドイツを元気に走るダブルデッカー達も、実は東ドイツのほうが先。この車両は、今でもベルリン近郊でリニューアルされたやつがたくさん走っている。あと、ルーマニアで大量に見ることができる。


本館のほかに、外に出てすぐのところに、本館には入りきれない車両を展示する別館がある。こちらは、ナチス時代の真っ赤なE19型機関車。ここでも、ハーケンクロイツが黒歴史として封印されている。


こちらも、ナチス時代のままの05型蒸気機関車。


外に出ると、E03型機関車が放置されていた。


旧塗装の客車も放置されている。これから展示されるんだろうか。

DB博物館には、もともとTEE用の機関車もあったんだが、今回は火災のせいか、見ることができなかった。実物車両の展示はそれほど多くもなく、どちらかというと、鉄分よりも歴史博物館といった感じです。


ついでに、ニュルンベルクの街並みも散歩してきました。


ニュルンベルクはミュンヘンほど観光客は多くないし、街並みも歴史的できれいなんで、個人的にミュンヘンよりもお勧めです。散歩してるだけでも楽しかった。


お城にも行ってきました。旧市街の北側の、丘の上にあります。


城壁!


海外旅行すると、どうでもいいところをフラフラ散歩するのが好きです。ただ、ニュルンベルクもミュンヘンも、氷点下いってて寒かったけど。それでは、ミュンヘンに今度は普通列車で帰ります。

自販機でグミ買おうとしてたら、使い方がわかんなくて、近くのおばさんに英語で助けを求めたら代わりに買ってくれた^^ドイツは英語が通じてかなり旅行しやすい。しかし、ヨーロッパの自販機はほんとうにポンコツが多いから注意。


かわいい女の子と、ちょいイケメンの兄ちゃん(?)。Bayerische Regiobahnという私鉄が接続する駅で。


ドイツに来て一週間もしないうちに、いろいろな列車に乗ったが、ドイツ鉄道の魅力にすっかりハマってしまった。ドイツは本当に車窓がきれい。現地人からすれば日常の風景だけど、俺は深く感動してしまった。この、異国の列車の中で過ごす夕方の時間、大好き。


部屋を改めて、今度は6人部屋。モロッコからやってきたアリさんという美大生と仲良くなった。ペットボトルビールもらった^^

「中国語と日本語って何が違うんだ?」と聞かれるなど、いろいろカルチャーショックを受ける。あと、「cheap」を「チップ」と発音したり、やっぱりいろんな国の人と話すの面白い。いい人だったんで、ペットボトルビールの代わりに、ご飯パックをプレゼントしてしまった(笑)

あとは、オランダ人の70歳のバックパッカーと仲良くなった。これからロシアを経由して極東を目指すんだという。老人のバックパッカーとか、俺も老後にやってみたい。

ちなみに、カードキーは部屋に置き忘れるとめんどくさいことになるので、肌身離さず持ち歩こうw

【ドイツ】ドイツ博物館【ミュンヘン】

2013年05月18日 20時27分26秒 | 2013年春 ドイツ
この日は、ミュンヘン名物のドイツ博物館へ。

ドイツ博物館ってどんなとこ?

ドイツ博物館(―はくぶつかん、Deutsches Museum)はドイツのミュンヘンにある技術・科学の国立博物館である。ドイツ国内のみならず、世界でもこの方面の博物館として頂点に立つものとされる。ミュンヘン旧市街の東側、イザー門を出てすぐのイザー川の中州に立つ。オスカー・フォン・ミラーが1903年に提唱、1925年から一般に開館した。農業、鉱業、航空工学から、鉄道、機械、宇宙に至るまで、ドイツの科学技術を若い世代に引き継ぎ、学ばせるための博物館で、敷地面積5万km²。展示品目は約1万7千点以上。IMAXホールを備える。
展示は体験型博物館展示の典型的なもので、子供たちがそのすべてを充分に体験しようとすれば、少なくとも数日を要すると言われる。
館内には文書館があり、ドイツの近世から現代における自然学および工学研究の文献を備える。
博物館と併設してミュンヘン工科大学の講義室、研究室、図書館も存在する。また、分館として、旧市街の西側にあるテレジエンヘーエ区(de:Theresienhöhe)に交通館(de:Verkehrszentrum (Deutsches Museum))、ミュンヘン北西近郊の町オーバーシュライスハイム(de:Oberschleißheim)にシュライスハイム航空館(de:Flugwerft Schleißheim)、ボンにボン・ドイツ博物館(de:Deutsches Museum Bonn)を有する。
(ウィキペディアより引用)

ということです。今回は、ドイツ博物館の交通館が鉄道博物館っぽいというので、行ってみました。


ドイツ博物館の別館のひとつ、交通館です。中心部から15分も歩けば行けます。


入場料は学生なら3ユーロ。大人は8ユーロぐらい。本館とは入場料は別々です(ケチ)


なんかすげー古いプリウスが置いてあった。


420型電車。今でもSバーンで普通に走ってるけど。


内部はこんな感じ。


形式不明。でも、昔のSバーン。


内部はこんな感じ。意外と近代的?


ICE1の実物。横では、ブレーキ模型とかが置いてある。


この断面が、なんかいいよね。


レーティッシュ鉄道という、今でもスイスで大手私鉄として活躍している鉄道の昔の客車。


昔の客車は趣があっていいですよねー


ううむ・・・もう少し、ヨーロッパの鉄道について知識があったらいろいろわかるのだが・・・


交通館は、どっちかというと、鉄道よりも車とかを見るところ。鉄道展示は思ったほど充実してなかった。


メルセデス190の最期。メルセデス190がどんな車か知りたい人は、お手元の端末でググッて下さい。あれです、ベンツのちょっとクラッシックなやつです。


つーわけで、早くも見るものがなくなり、本館も見に行くことにした。歩いて行けるんだけど、地下鉄に乗ってみたかったから、地下鉄で移動してみる。3駅ぐらいの距離だけど、300円ぐらいとられた。ヨーロッパはこういうとこがケチ。

ドイツの鉄道には、改札がない。チェコとかポーランドに行ってもそう。改札で切符を買ったら、自分でホームとかに置いてある刻印機で改札をする。だから、無賃乗車とか正直余裕。たぶんやってるやついっぱいいる。

そして、地下鉄もドアはボタンを押して手動で開ける。これは、ベルリンとかの混んでいる地下鉄でもそう。あと、さっきの博物館の写真みたいに、地下鉄でもクロスシート。ちょっと田舎の長い距離を走る普通列車でも、なんでもロングシートにしてしまう日本とは対照的。


イザー川の島にあるドイツ博物館本館。


入り口を入ると、さっそくお船の展示。海洋の技術の歴史ですね。


タイタニックって、こうなってたのか。


タンカーの機関室。こういうの見ると、喜んじゃう人です、僕は。よーく見てみると、人形置いてあるから、それで船のエンジンがどれぐらいデカイかがわかると思う。


こちらはあの有名なUボートの実物。ドイツは兵器も濃いものが多い。


ヨーロッパといえば運河。運河を走る船の内部。へー、住めるようになっているのか!しかもほぼ住宅だな。なんか、これぐらいの規模の船で船旅に出てみたいな。


航空展示。写っているのは、F104戦闘機。


ヨーロッパの誇るA300の輪切りです。A300ってそんなに大きくない機体だけど、こうしてみると大きいんだな。


B707のコックピット。ボーイングは古くてもなんかすぐにボーイングってわかるんだよなぁ。


V2ロケットもありました。まさか実物を見るとは。


ドイツ博物館は、飛行機や船といった輸送機械だけではない。こちらはカメラの歴史のコーナー。蒸気機関、製紙、製鉄、化学、医療、土木など、ドイツの科学技術に関することはなんでも展示してある。だから、全部真面目に見ようと思ったら一日ではとてもまわりきれない。「科学技術のルーブル美術館」とでもいうべきか。


情報工学コーナーの、真空管コンピューター。ここに置いてあるこんなでっかいやつよりも、俺のデスクトップのほうが性能がよかったりしてw

以上、ドイツ博物館ですが、本当に展示がたくさんあるので、全部は紹介しきれません。でも、鉄道だけが目当ての人は、交通館には行かなくてもいいような気がします。


宿に帰って、ドイツ博物館の鉄道展示では満足できなかったため、ニュルンベルクのDB博物館にも翌日行こうと思い、受付のおばちゃんにもう一泊したいと言いいました。残念ながら、翌日は6人部屋しか余っていなかったので、翌朝は一度チェックアウトして、部屋を明け渡さなければいけないことになりました。しかも週末だから、16ユーロで泊まれる部屋も22ユーロを払わなければいけないことに・・・

部屋に戻ると、またまた日本人の大学生がいましたw今度も卒業旅行の立教大生。春休みのヨーロッパは、卒業旅行の日本人大学生がほんとうに多いです。結局ヨーロッパに来てから、日本語を話さなかった日はないというw


立教大の人とスーパーALDIで買ったペットボトルビール。そう、なんとドイツではペットボトルでビールが売っている。その価格も、日本円で30~40円と激安。コーラ500mlは2ユーロで売っているくせに・・・。でも、ドイツ人にはこのペットボトルビールは不味いと不評らしい。うーん、俺はそうだとも思わなかったけどなぁ。個人的に、右側のやつが苦味が少なくて好き。

【ドイツ乗り鉄】フランクフルト→ウォルツブルク→ニュルンベルク→ミュンヘン【ゆっくり普通列車で】

2013年05月18日 16時20分31秒 | 2013年春 ドイツ
さー、サボってた分、頑張って更新していきますよー。試験までにウクライナまで辿り着けるか・・・

ドイツに到着して三日目。二日目にジンスヘイムで大興奮して、ホステルに帰ると、またまたアジア人が。8人部屋のメンツは、ポーランド人とその連れ、韓国人の女子大生2人、ドバイ在住のインド人男性、そして、一橋大学卒の新社会人の日本人!

韓国人の女の子二人組は、春休みの間に、南米をまわってきたのだという。そして、今はフランクフルトでトランジットのために滞在していて、これから韓国に帰国するんだという。「俺、おととい韓国から来たんだよー^^」というと、とても喜んでくれて、話が弾んだ。ついでに、韓国旅行で余ったウォンを両替してもらった。「旅で出会った日本人はいいひとばっかりだったし、私達は日本大好きだよ^^」と言ってくれたり、とてもいい人たちだった。

夜は一橋の日本人の人とドイツのビールをラウンジで飲む。彼は、卒業旅行で、翌日にパリに行き、友人と合流するのだという。ドイツのビールをこの日に始めて飲んだけど、銘柄は忘れたけど、ドイツビールはなんだかすごく飲みやすくて、おいしいのだ。やっぱり、16歳からビールが飲める国情だからか、苦味が少ないビールも多いんだろう。

ホステルは、いろんな人と話せて楽しい。ブログにはこういう話もちょこちょこ書いていこうと思う。


翌日は、
9:30  フランクフルト

11:24 ウォルツブルク
11:42

12:54 ニュルンベルク
13:10

14:56 ミュンヘン

という行程で乗り鉄をしたので、その記事を載せていこうと思います。全て、RBかREとよばれる普通列車で乗り鉄を楽しみました。運賃は、ジャーマンレールパス。
「20分とかは平気で遅れるヨーロッパの鉄道なのに、このスケジュールはキツキツじゃない?」って思う人がいるかもしれないけど、俺が幸運だったのか、この日に乗った列車はほとんどが定時運行をし、本来の予定よりもかなり早くミュンヘンについてしまいました;


この146型が「押す」RE列車に乗って、とりあえずウォルツブルクを目指します。


REによく使われている、ダブルデッカー車両。おそらくこれは、752系列。この客車、かっこよくて本当に好きです^^


ヨーロッパの鉄道は、ドアは自分でボタンを押して開閉することが多いです。このダブルデッカー車両は、高床式と低床式があるんだけど、ドイツの駅のプラットホームはほとんどが低床式なんで、中国みたいに段差ができるなんてことはないですwしかし、ドア大きいね。


車内はこんな感じ。シートはリクライニングも転換もなし。ヨーロッパの列車は、普通列車でもクロスシートがほとんどだから、普通列車でも十分に鉄道の旅を楽しめる。


離れていくフランクフルトの街並み。このときの俺は、しばらく高層ビルなんてものは見納めになるなんて思いもしなかったのだ・・・


これは、日本の貨物でいう「JOT」みたいなものでしょうかね?

と思っていたら、やっぱりそんな感じの会社みたいです。
http://www.gatx.eu/en/content/company


こういう風景がちょくちょく見れるのが、ヨーロッパのいいところ。列車は、ちょっとした丘陵地帯を、時速130キロは出ているんじゃないかってぐらいの速さで、スイスイと走っていく。REは停車駅も少ないし、クロスシートで快適だし、日本の特急並み。


えーと、これは形式がわからない・・・結構見るんだけど。


ドイツの田舎の駅。無人なんでしょうか?かわいいですねー。


Stadler Regio-Shuttle RS1(DBでは650型)とよばれる気動車。これはおそらく私鉄だから、ジャーマンレールパスでは乗れないのかな。


おそらく、鋼鉄が入っている貨車。ドイツでは貨物列車をけっこうな頻度で見る。ちなみに、ヨーロッパの貨物は、ねじ式連結器。


自動車輸送列車もたくさん見ます。これは、BMWの専用列車。こうやって、ヨーロッパじゅうに輸出されていくのでしょう。

ヨーロッパでは、日本車はあまり見ない。走っている車の9割が欧州車で、その半分はフォルクスワーゲン。意外と、BMWをたくさん見たから、BMWは向こうでは大して高級車でもないのかもしれない。


こちらはDB440型電車。フランスのアルストム製。DBの車両は全部シーメンス製だと思っていたけど、そうでもないらしい。向こうでは、鉄道車両メーカーの戦略なんかも、日本とは違うんだろう。


車内はこんな感じ。バリアフリーのために入り口は低床式だから、台車があるところとないところで、床の高さが違う。


こういう短編成のローカル列車にも、一等席ってついているんだけど、あれなんか意味あるの!?座席は二等と何も変わらない。

乗車率は、席がそこそこ埋まるぐらい。隣の男の人は、出発までに荷物を座席に置いて席取りをして、外にタバコを吸いにいってしまった。ヨーロッパって、スリ天国、置き引き天国だと思ってたけど、ドイツはフランスやイギリスと違い、荷物で席取りができるぐらい治安がいい。日本ほどではないけど、感心してしまった。ドイツは客引きなども少ないし、最後まで、治安の悪さをあまり感じなかった。


こーんな感じの、だだっ広い田園地帯を走る。天気悪いけど。


列車はバイエルン州の田舎を80キロぐらいでスイスイ走っていく。


真っ白な一面の雪世界。フランクフルトを出発してから、こういう雪世界だったり、完全に雪がなくなっていたり、交互に車窓は変わっていった。


列車は遅れることなく、12:54定刻にニュルンベルクに到着。

ニュルンベルクに着いたら、13:57発の列車に乗ろうと思っていたが、隣にミュンヘン行きのREの車両、しかも、ICに使われるような車両をつかった、転換リクライニングシートつきのやつが止まっている。発車時刻は、13:10。

え、こんな列車知らないよー。まぁよくわかんないけど、これでミュンヘンまで行けるんなら乗っちゃうかーと思い、そのまま乗車することにした。内部は転換リクライニングシート。JRの特急列車と変わらない設備だ。

えー・・・ちょっと豪華過ぎない??だんだん不安になってきた。もしかしたらこれは、予約が必要な列車じゃないのか?発車まであと5分。乗ってからウン10ユーロもの罰金を払わされたらたまったもんじゃない。

後ろの眼鏡っ娘のお姉さんに「これは指定席ですか?」聞いてみたら、「違いますよ、予約はいりませんよー」と言われたので、乗っても大丈夫らしい。ドイツ人はだいたいの人が英語通じる。ちなみに、「そうですかー、つまり、Non-Reservation Seatですね?」と聞いたら、「Sorry, I can't understand...」と言われたので、JRが使ってる「Non-Reservation」ってのは使われてない英語らしい。俺の発音と文法が悪かっただけなのかもしれないけど。

列車が発車してからも不安だったけど、検札しにきた車掌にジャーマンレールパスを見せたらOKだったので、とりあえず一件落着。それにしても、この列車、すごいのは設備だけじゃない。


え・・・これ200キロぐらい出てるんじゃないの?ってぐらいの速さで、ビュンビュン飛ばしていく。隣のアウトバーンの車をどんどん追い抜いていく。

そう、走っているのは、ICE用の高速線。つまり、この列車は、種別は普通列車だけど、線路は高速線を使う。つまり、たとえば、大宮から宇都宮間の新幹線を普通列車が乗り入れて、しかもその区間は普通運賃で乗れるっていう感じだ。素晴らしい!


動画はこんな感じ。粗いしあんまりスピード感感じないけど・・・


途中の駅で、ICEの通過待ち合わせ。ヨーロッパの高速鉄道の駅は、日本と違ってものものしくない。



このあと停車したインゴルシュタット(Ingolstadt)という駅でだいぶ長めの停車をして、そのあとは在来線を走っていく。



なんとなくきれいだから撮った車窓。ミュンヘンは近い。


ミュンヘン到着。101型がひっぱってくれました。

ミュンヘンでは、Jaeger's Hostelというところに泊まりました。ミュンヘン駅の南口を出てすぐのところに、大き目のホステルが三つ並んでいるところがある。その真ん中。この日は予約はしないで、飛び入りで泊まりました。


部屋はこんな感じ。清潔でとてもキレイ。平日なら、4人部屋と6人部屋は一泊16ユーロ。週末は22ユーロに値上がりする。

ただ、このホステル、Wifiがゴミ。しかもログイン制だから、いちいちめんどくさい。週末で人がたくさん泊まると、Wifiは全くといっていいほど通じない。あまりお勧めはしない。あと、キッチンと朝食はありません。洗濯機は1フロアにひとつあり。


せっかくなので、ミュンヘンをお散歩。フランクフルトは駅とホステルの往復ぐらいしかしてなかったから、ここに来て初めてヨーロッパの街並みに感動する。


有名なのは、この市庁舎だよね。ちなみに、ミュンヘンはアジア人観光客たくさん。日本人観光客もたくさん。


散歩中に、テスラのディーラー発見。


こんなところで、北越急行の683系を発見wたぶん、3D映画館かなにか。


スーパーを見つけて買い物をしたんだが、こんな萌え系な絵柄のジュースが売ってた。ALDIというスーパーで売っている。

ちなみに、このときの俺は、「ヨーロッパのスーパーでは袋は商品棚から買うものだ」ということを知らなかった。スーパーでは、ジュースやパン、ハムなどを買い込んだわけだが、レジで袋をくれないことに「?」と思いながらも全ての商品を抱えて宿に帰った。

宿に帰ると、白人男性が残りの3つのベッドを占拠していた。彼らは、ギリシャ人2人とクロアチア人1人のグループ。マンハイムに住んでいる移民の人で、これからハンブルグに遊びに行く途中、ミュンヘンに寄っているのだという。

まじかー、4人部屋は快適だと思ってたけど、3人グループ対ぼっちとかだったら心細いわー。でも、そのあとは適当に音楽の話とかしていました。

「何かギリシャ語の音楽教えて」といって教えてもらったのが、このふたつ。





両曲ともけっこう俺も気に入ってしまい、いまでもたまに聴いてますw

そのあと、ギリシャ人達はなんかオシャレな格好に着替えだし、「ちょっと出かけてくる」と言って夜のミュンヘンに出かけていってしまった。

ヨーロッパのホステルにいる白人は、夕方に出かけてクラブとかに遊びに行き、だいたい深夜2時とか3時に帰ってきて、そのあと昼ぐらいまで寝ていて、起きるやいなや、Facebookを3時間ぐらいいじりだし、そのあとまたクラブとかに出かけるという、日本人にはちょっとわかんない行動をする人が多い。俺は、今後もそんな白人たちと出会っていくことになる。

【ドイツ2日目】ジンスヘイム博物館【その2】

2013年05月18日 14時24分26秒 | 2013年春 ドイツ
超お待たせしました。結局、授業がはじまってから、いろいろ忙しくなって全然更新してませんでした。

まず、最初のうちはサークルのほうの発表のプレゼンと資料をつくるので忙しく、また、久しぶりに会った友人や親戚にも渡航中の写真を見せたりしていました。それで、終わってからは、

もう渡航中の写真なんて見たくもねぇっ!

って感じで、ブログを一週間ほど放置していましたwwwwで、そろそろ書こうかな、と思っているうちに、今度は大学の勉強のほうが忙しくなってしまい、GWが到来しても、今度は合宿やらドライブやらでいろいろ忙しく・・・

とまぁ、いろいろあったんです。正直言うと、ブログよりもHPにしたい。あと、この調子だと、夏休みまでにアップが終わらないような気がするから、もう鉄道とかそこらへんに絞って更新していこうかなぁ・・・では続き書いていきます。


今回は、いよいよジンスヘイム博物館の目玉である、コンコルド。


実はこれ、後ろから中に入ることもできます。右側の後方ドアから入るという、なんとも変な搭乗のしかたですがw


はい、ついにコンコルドに搭乗です!コンコルドの内部は2+2の座席配置。胴体の真ん中部分にもトイレなどがあります。


座席はせまいです。エコノミーとたぶんそんなに変わりません。でも、実はこれが「ファーストクラス」なんです!いや、正確にいうと、「ファーストクラスの20%増し」なんだ・・・。「スーパーソニッククラス」というらしい。なにそのE5の「グランクラス」みたいな。


窓はめちゃめちゃ小さいです。普通の旅客機よりもひとまわり小さいです。コンコルドは、普通のジェット旅客機の2倍の高度(上空約2万m、成層圏!)を、約2倍の速度(マッハ2!)で飛びます。そのため、外部の気圧は100hPa以下という、地上の気圧の10分の1。機体は空気との摩擦で90℃以上。ここでドアを開けて外に出たら、ボイル・シャルルの法則で血液が沸騰しはじめるという、恐ろしい環境のなかを飛んでいたのです!そんな状況下では、機体と窓の材料の熱膨張率の違いが大きく出てしまい、窓を大きくできなかったんだそうだ。ちなみに、超音速飛行中は、窓は機内からも触り続けているのがつらいほど熱くなったらしい。


そして、飛行機の聖域にやってきました。コンコルドのコックピットです。乗員は、機長、副機長、航空機関士の3名。コンコルドのコックピットは、操縦輪の形が特徴的。あと、コンコルドは1970年代にできたにもかかわらず、フライバイワイヤ方式を取り入れていたみたいです!
高度2万mをマッハ2で飛ぶって考えると、なんだか宇宙船のコックピットに来たような気分になるw


まだ現役だったときの、コンコルドのコックピットの映像。頭が天井にぶつからないように、少しだけ天井は窪ませているとか、かなり狭いんだな・・・


ながーーーいエンジン。考えてもみろよー、旅客機がアフターバーナーだってよ!!


さて、お次はコンコルドの前に飾られている、コンコルドのそっくりさん。これはソ連がパクって対抗してつくった、Tu144超音速旅客機


これも"搭乗"できますwレイアウトは、コンコルドのそれと気持ち悪いぐらいそっくり。Tu144は、「コンコルドスキー」と呼ばれて揶揄されていた。


こちらには人形がおかれていました。脚はのばせそうだけど、やっぱり席は小さいねー。


そしてこちらの聖域にやってまいりました。もう、ソ連機臭がプンプンするコックピットw緑色の計器版とか・・・

疑問に思うのが、スラストレバーとフラップレバー(?)の真ん中にある、羅針盤なのかレーダーなのか、よくわかんない白い計器はなんなんだろう・・・。最近FSXで、An12を入れてみたんだけど、ソ連機って計器の配置が西側の機体とけっこう違ってて、わかんないんだよね。


機内はロシア語のキリル文字だらけ。


フランスとイギリスの技術を結集して開発されたコンコルドだったが、100人の富豪が全員死亡した大事故、9.11による利用客低迷、燃油高騰などによって、2003年に空から姿を消したのであった。

そもそも、大西洋横断の8時間が4時間になったからって、海外への移動なんて結局は一日仕事。倍速飛行しても、あんまり意味はなかったってわけだ・・・。それに、同じ金で4時間あのイスに座っているのと、8時間を超快適なファーストクラスで過ごすのじゃあ、どっちがいいよ、っていったら、ほとんどの人が後者を選ぶのでは。


コンコルドのほかにもいろいろな飛行機があって、それぞれ中に入って、コックピットも覗けるんだけど、ルフトハンザのDC3を発見した。DC3は、半世紀以上も前に1万機以上も生産された、航空史のなかでも超ベストセラー機。そのほとんどは、第二次世界大戦中に活躍したC47スカイトレイン輸送機。今でも、アラスカとか南米では飛ばしている航空会社がある。


内部はこんな感じ。今の飛行機と全然違う内装。


トイレも中国のトイレみたい(笑)。でもDC3が主要旅客機だった時代は、飛行機で旅行できた人なんてごく一部のお金持ち。


荷物棚。いまみたいにフタはないし、いろいろと荷物を入れにくそう。


DC3のコックピット。超せまかった!ボロバスの運転席みたい・・・いや、たぶんそれより狭い。今と違って、スロットルレバーもフラップレバーも、全部ドラえもんの手みたいなまるいやつ。


自動操縦もないから、飛ぶときはめちゃめちゃ揺れそう。実際、FSXで飛んでるときは、ピッチと方位は自動でできるんだけど、乱気流にあうとすぐにフラフラになる。実際、アラスカで魚を運ぶために使っている航空会社があるんだが、機内は寒い、結露がすぐに出てきて吹きながら操縦しなくちゃいけないとか、とっても3Kな操縦になるんだそうだ。


いつぞやに投稿した、FSXのDC3のコックピット。ゲームでは、あんなに狭いなんて気づかなかった。やっぱり実物は全然違う。


ランディングギアは、こんなところに格納されていたんですね。ちなみに、DC3の車輪は完全には格納されず、半分は外に顔を出した状態で飛ぶ。


Tu144には耳がありあります。離着陸時に、フラップとしての役目をするようです。Tu144は、燃費が劣悪すぎて、102便しか運行されなかったらしい。さらに、二回も大事故を起こしているんだとか。しかし、尾翼の「CCCP」の文字、かっこいいw


もう一つの建物のほうに移動。アメ車がたくさん置いてある。


そして奥にいくと現れる、WWⅡ時のドイツの兵器たち。


制服コレクションもたくさん。ナチスの将校と、東ドイツの将校が同じ部屋にいるなんて、ちょっとシュール。


ソ連もパンツァーを使っていたのか!?いや、それともこれは東ドイツ軍のものかな?


東ドイツ軍の制服。共産圏の軍服はやっぱりかっこいいね。


こちらはナチスの制服。ナチスの制服も、まさに「悪役」って感じでかっこいい。


こちらは縞々迷彩の、ナチスの機関車。なにこれめちゃめちゃかっこいい。


ドイツの博物館の展示ではよくあるんですが、ハーケンクロイツが消されています。ドイツでは、ナチスのことは完全に黒歴史。


裏のほうにいくと、戦車や自走砲がたくさん。


戦後第一世代のソ連の主力戦車、T55。中国なんかでも、1990年代とつい最近まで59式戦車として使われた。天●門事件で、北京に入城していたのがコレ。北朝鮮とかは今でも使っていそう。



ジンスヘイム博物館、コレクションの量がハンパなもんではなく、とても楽しめた。それも、有名なものからゲテモノまで何でも揃っている。ヨーロッパでも、ここまで量がある交通博物館はそうそうないので、乗り物に少しでも興味がある人は絶対に行くことをお勧めする。しかし、個人でここまでそろえてしまうのは本当にすごい。

【ドイツ2日目】ジンスヘイム博物館【その1】

2013年04月05日 15時08分23秒 | 2013年春 ドイツ
初ドイツの夜は、日本人の前髪ぱっつんの女の子とずっと話していたwww途中、台湾人の女子大生二人組が入ってきて、中国語で会話をした。俺、リア充()

初めての国で、その上長旅で疲れているだろうということで、中央駅の真ん前にあるフランクフルトホステルにした。しかしこのホステル、大きいホステルのくせに、バスルームが各フロアにふたつしかない。これが夜(特に、パスタタイムという、パスタがタダで食える時間帯以降)はいつも混んでいるのだ。バス付きの部屋もあるんだが、俺はケチってバスなし8人部屋にしたから、かなり長い間待たされることになった。寝たのは11:30ぐらい。時差ボケで死にそうだった。

翌朝、ベッドの上段のポーランド人が支度をする音で、6:30ぐらいに目が覚めた。隣には、いつ入ってきたのか、アラブ系っぽい人が布団もかけないで、外出の服のままうつぶせになって寝ている。とりあえず俺も支度することにした。フランクフルトホステルでは、朝食は7:00からタダでいただくことができる。

朝食をとるためにラウンジに行くと、もう人がたくさん集まっている。3分の1ぐらいがアジア系だ。日本人のスイーツみたいなグループもいる。

朝食のシステムがよくわからなかったのだが、他の人の真似をしながらなんとか朝食を用意。同室のポーランド人が一人で朝食を食べていたが、その隣に座ってあいさつをした。彼はExhibitionのためにフランクフルトに来ていると言っていた。5日間、毎日通っているのだという。あとで調べたら、フランクフルトはドイツで一番の金融都市で、見本市がよく開かれるということだったから、見本市の仕事に来ていたのかもしれない。周りを見ると、スーツを着たアフリカ人や、インド人のグループなど、旅行者ではなさそうな人たちもたくさんいる。ポーランド人の彼も、見本市の関係でフランクフルトに来ているのかもしれなかった。

10:06の列車に乗らなければならず、また、ユーレールパスのバリデーションもしなければならなかったため、9時過ぎには出かけることにした。台湾人の二人組みも、日本人の女の子も、今日にはチェックアウトするのだという。別れをいい、ホステルをあとにした。


フランクフルト駅は、ドイツでもかなり大きいほうの駅なのだが、修復工事中だった。

バリデーションをするには、DBの駅のインフォメーションセンターに行けばいい。インフォメーションといっても、案内所とかではなく、JRのみどりの窓口に近い。空いているカウンターに行くと、「そこの赤い機械で番号札をとって待っていてください」と言われた。

けっこう利用する人は多く、待合室は広い。15分ぐらい待っただろうか、俺の番号とカウンターの番号がモニターに表示された。指示された番号のカウンターに行くと、トルコ人っぽいDBの職員が英語で応対してくれた。DBのインフォメーションでは普通に英語は通じる。僕が買ったのは、ジャーマンレールパスの5日間フレキシータイプ。日本のHISで買ったのだが、ちょうどキャンペーンをやっていて、19000円ほどで手に入れることができる。ここでバリデーションをすれば、1か月以内なら計5日間は乗り放題だ。


僕が乗るのは、ハイデルベルク行きのRegio Bahnという近郊列車。近郊鉄道という意味で、略してRB。RBは日本でいう普通でしょうか。ほかにも、Regio Express(RE)や、Inter Regio Express(IRE)という快速列車も走っている。とりあえず、Rがつく列車は特急料金ではない普通運賃で乗ることができる(Rail Jetは違うよ)。

ドイツの鉄道には改札はない。長距離列車だけでなく、通勤電車や地下鉄にも改札がないのだ。DBに関しては、乗車中に車掌がまわってきて、改札を行う。車掌はけっこう乗客の顔とかをちゃんと覚えているっぽいので、便所に隠れてれば無賃乗車余裕ジャン!とか考えないほうがいいかも・・・。


DBの111型電気機関車。機関車の形式番号は、顔に書いてある番号の左側。ヨーロッパの列車は機関車牽引の客レが多いのだが、ドイツでは入れ替え作業を省くため、反対側の客車にも運転台がついている列車がほとんどだ。日本人からすると珍しいかもしれないけど、こちらの列車では、機関車にも行き先とか種別が書いてある。


客車はこちら。落書きだらけの客車を見ると、「ヨーロッパに来たんだなぁ」となんか実感してしまう。


ヨーロッパの客車の形式については、客車の真ん中あたりに、下側に書いてある。EU圏の客車の形式は、UIC(国際鉄道連合)のUIC番号で表記されることが多い。よくわからないかもしれないが、客車の種類については、右側の「Bnrz 452.4」という数字を見ればいいだろう。これは、「B=二等車、n={全長24.5 m以上の普通列車用客車、中央通路式の二等車(12コンパートメント)、中央通路式または側通路式の一等車、2つの中央扉、プッシュプル運転対応(36芯制御線)}、r=高性能ブレーキ装備、z=車軸発電機なし」という意味だ。293.6というのは客車の形式番号。日本みたいに24系とか12系とか、また中国みたいに22型とか25K型とか、そういう一般化した種別がないからわかりにくいかもしれない。

(参考)
Wikipedia「客車のUIC分類記号」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E8%BB%8A%E3%81%AEUIC%E5%88%86%E9%A1%9E%E8%A8%98%E5%8F%B7

MLG Traffic
http://www.mlgtraffic.net/index.html#Collec

といっても、解説しているサイトが少ないので、実は僕もよくわかっていないのだが・・・。欧州型の鉄道模型のサイトなんかも参考にするといいかもしれない。

中はこんな感じ。




ドイツでは、日本みたいにスーパーロングシート車両を走らせたりしないし、地下鉄とかでもクロスシートのところが多いから、普通列車でも十分旅情が味わえる。


ちょうど雪が降り出した。ドイツではこのような二階建て車両が大活躍している。


東京では1時間走っても車窓に住宅街は続いているが、ドイツでは15分も走らないうちに、こんな感じの田園風景になるところが多い。ヨーロッパの都市は、総じて都市圏が狭い。


防音壁とか、切り通しの壁には、まんべんなくこういう落書きがされている。

あと、途中、ICEだけではなく、貨物列車と多くすれ違った。ドイツでは貨物輸送はけっこう盛んだ。


1時間半ほど走って、ハイデルベルクに到着。ここで、ジンスヘイムまでいく列車に乗り換える。


次の列車まで30分以上も時間があったので、少し撮り鉄を楽しんだ。これはオーストリアからやってきたユーロシティ。オーストリア国鉄は「OBB」。

ちなみに、ユーロシティ(EC)が国際特急列車。インターシティ(IC)が国内特急列車。特急列車の客車は、下のように、白地に赤のラインの客車がほとんどだ。それ以外の普通列車は、DBの車両なら真っ赤な車両。それ以外の色の列車は私鉄か外国の車両で、あとはほとんど使われていない。



これとか携帯の待ちうけにしてみようかなー。146型。左の架線柱がなければよかったんだが。


ジンスヘイムまで行くのは、バード・ラッペナウ(どこだしw)行きの425型電車。シーメンス、ボンバルディア製のローカル線用交流電車だ。


先頭車は、このように畳める座席で、自転車を搭載することができる。あとは普通のクロスシート。ドイツではこのように自転車が載せられる列車が多い。


ハイデルベルクからジンスヘイムまでの路線は、単線のローカル線。このような山がちなところを進んでいく。


30分ほど走って、ジンスヘイムに到着。初めてのヨーロッパだけど、なんとか辿り着くことができたー!ヽ(゜∀゜)ノ

ジンスヘイム駅から降りて、Google Mapのオフライン機能で、ジンスヘイム博物館までの道を確認する。が、ジンスヘイム博物館なんてどこにも書いてない・・・。使えねー、Google Mapのオフラインマップ。。。というわけで、記憶を頼りに、たしか駅の東側だったような気がするから、そっちのほうに向かってとりあえず歩いて行く。。。


ジンスヘイムの街。小さい田舎街です。

線路沿いに歩いてみると、「Musium」という看板が現れたので、その通りに進んでみる。が、しばらく歩いてみてもそれらしきものは見えてこない。牧場とか、畑とかばっかりだ。道なりに歩いてみると、線路を越えてしまった。たしか線路の北側だよな~と思っていたが、南側だったのかもしれない。そのまま人気のない道をとぼとぼ歩いていたら、飛行機の尾翼が見えてきた。もしかしたら、あれかも!?


これに間違いない。ついにやってきたぜ。ジンスヘイム博物館。

この博物館の存在を知ったのは中学生のときだった。コンコルドについて調べていたのだが、どうやらドイツの博物館に保存されてるらしい、みたいな感じで、いつか行ってみたいな、と考えていた。まさかあのときは、学生のうちにジンスヘイムに来るなんて考えてもいなかった。そのジンスヘイム博物館にやってきたのだ。


入り口にはアメリカのWWⅡ時に使われた、シャーマン戦車が。銃痕のあとが生生しい。


中国語と日本語も!


それでは入ってみることにしよう。入場料は15ユーロとなかなかお高い。この博物館は、実は個人のコレクションによるものなので、これぐらい高くなるのは仕方ないかもしれない。


ずらりと並んだフォーミュラカー。この博物館は、航空機だけでなく、自動車、鉄道、兵器などはもちろん、昔の洋服やトラクターなんかも展示されている。


世界最速の自動車!ブースターを装備し、なんと1001キロも出たらしい!もはや自動車じゃねぇw昔、小学校時代に図書館の図鑑で見たことがあるんだが、まぁ、アメリカ人ってアホなことを考えるものだw


ドイツ鉄道のクラス41型蒸気機関車。1937~1941年にわたって製造され、1981年に引退したらしい。僕よくわかんないから、ウィキペディア先生に聞いてね。英語版に載ってるよ。


古すぎてわからん。


コンコルドのエンジン。ながーーーい!


設計図なんかもある。よく集めたものだ。


フェラーリとかポルシェもあったし、クラッシックなタイプの自動車も飾られている。手前のベンツはナチス高官たちが使っていたらしい。間違ってたらごめん。


クラス50。自分で調べてくれ。


クラス47。これもドイツの車両。


中に入ってみた。ヨーロッパのSLの加減弁は、こんな感じでハンドル式になっているものをよく見る。そういえば、今の電気釜とかDLも、マスコンはハンドルのものが多い。これはSL時代からの名残でしょうか。


自動給炭器ねぇ。フムフム。


お、これとかカッコよくね!?正面から撮れないけど。


クラス18という機関車らしい。1960年代ごろに、ドイツの特急列車の牽引をしていたんだとか。このキャブが、いかにも特別急行って感じでいいですよね。

バイトがあるので、続きはまた明日か夜にでも。