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【現代思想とジャーナリスト精神】

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ほぼ全周で崩壊…圧力容器の土台はどんな状態なのか 福島第一原発1号機の惨状【図解】

2023-05-04 22:18:33 | 転載・政治社会と思想報道
ほぼ全周で崩壊…圧力容器の土台はどんな状態なのか 福島第一原発1号機の惨状【図解】
2023年5月1日 06時00分東京新聞


 東京電力福島第一原発1号機の原子炉内では昨年からロボット調査が続けられてきた。重い圧力容器を支える鉄筋コンクリート製の土台下部が、溶け落ちた核燃料(デブリ)の高熱によってほぼ全周にわたってコンクリートが崩壊し、鉄筋がむき出しになっていることが確実になった。その惨状を報告する。(山川剛史)


 炉心溶融(メルトダウン)が起きなかった同型の5号機と比較すると、1号機の惨状がよく分かる。土台は厚さ1メートル強の壁でできた円筒だが、コンクリートは厚みの半分以上が崩落し、壁の中央にある鉄の構造材と鉄筋でかろうじて圧力容器の重みを支えている可能性がある。
 事故収束作業は長期に及ぶため、耐震性が残っていることは非常に重要だ。今後の分析によっては、デブリの取り出しより先に、地震対策が迫られる可能性もある。
 圧力容器下の制御棒を出し入れする装置の金属筒が何本も落下しているほか、作業用の足場や、土台の中心にあるはずの鉄骨が見当たらない。足場の車輪も落下。圧力容器に相当大きな穴が開いたとみられる。

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