【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

青森知事選6/7と「戦争法案廃案・憲法改悪阻止」国民的共同

2015-05-30 12:50:32 | 言論と政治
青森県知事選と「戦争法案廃案・憲法改悪阻止」国民的共同

櫻井智志

共産党と社民党の統一候補、大竹すすむさん。
「進め!ドクター大竹の会」がとてもよい動きをなさっている。
しかし、社共はこの知事選の位置づけが最重要なことを知っているだろうか。
戦争法案憲法改悪を阻止するには、次々に動く市民運動が頼もしい。その市民運動をしっかりと国会で反映するには、国会でも地方議会でも、共産党と社民党がとても大切だ。
改憲の動きを押しとどめる議会勢力は、政党が支援し国民的運動を援助していくことだ。
そのためにも、社共統一の青森県知事選は、統一候補大竹すすむドクターを当選させる必要がある。
大竹さんとドクター大竹の会が努力しているその倍も社民党共産党は東京都知事選なみの勢力を結集してほしい。
青森県で反安倍政権の民主主義結集のうねりができると、それは北海道から沖縄まで席巻し、国会を取り巻く「戦争法案廃案・憲法改悪阻止」の大きなうねりとなって、大きな国民的共同が実現する。
この「戦争法案廃案・憲法改悪阻止」国民的共同は、三つの原則がいる。
①多くの良心的保守層を招くこと
②相互の討論を封ぜずに野党が結集されること
③日本共産党が謙虚であることと他の政党が反共主義偏見をぬぐいさって共闘にむかうこと
この共闘のきっかけが、青森県知事選だ。
早速にエールを贈った保坂展人世田谷区長、山本太郎さん、医師で国会議員の阿部知子さん。
青森県知事選に全国からエールを贈ろう。

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『平和のための第16回コンサート』と「国立感染研の安全性を考える会」

2015-05-21 11:36:46 | 社会・政治思想・歴史
『平和のための第16回コンサート』と「国立感染研の安全性を考える会」
櫻井智志


 「平和のためのコンサート」も、「国立感染研の安全性を考える会」も、哲学者芝田進午氏とゆかりの深い営みである。
「平和のためのコンサート実行委員会の起草されたコンサートの呼び掛けを紹介しよう。


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 第16回目となる「平和のためのコンサート」を今年も開催することとなりました。
2015年は戦後70年、核時代70年です。しかし、現在は「新しい戦前」とも言える状況になってしまいました。解釈改憲、集 団的自衛権行使、武器輸出解禁、沖縄県辺野古での新基地建設、原発再稼働、原発輸出。この国はどこに行こうとしているのでしょうか。私たちは平和を求めてこのコンサートを開催してきましたが、ますます平和が遠のくように思えて仕方ありません。




 今年の講演は新井秀雄さんに「バイオ時代の感染症」と題してお話していただきます。本コンサートは予研=感染研裁判支援コンサートとして出発しました。同裁判を引っ張ってこられた故芝田進午先生の遺稿集「バイオ時代と安全性の哲学」も出版され、エボラウィルスの脅威が伝えられた昨今、国立感染症研究所主任研究官であった新井秀雄さんから有意義なお話が聞けるものと思います。




 私たちは今年も平和を求めてコンサートを開催します。ぜひ、周りの方々にコンサートに足を運んでいただけるよう、声をかけて頂ければ幸いです。とりわけ、平和を継承する若い世代のかたたちにも来ていただきたいと存じます。戦争立法が不気味な現実のものとなって暴走している現在、戦争に行かされるのは若い人たちからなのです。絶対に若者たちを戦場へ行かせてはなりません。

2015年(核時代70年)
平和のためのコンサート実行委員会

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 今回の第1部講演者新井秀雄さんは、誠実な人格の持ち主であり、敬虔なクリスチャンでもある。コンサートパンフでは以下のような紹介がなされている。

新井秀雄さん

1942年静岡県生まれ。北海道大学獣医学部卒。獣医学博士。

国立感染症研究所主任研究官として百日咳、溶血連鎖球菌などの研究に従事する。長年、所内からバイオハザードの危険性を指摘し

、予研=感染研裁判では、住民側証人として法廷で証言を行う。
ドキュメンタリービデオ『科学者として』(本田孝義監督、1999年)に出演。同作は東中野BOXなど映画館で公開された。
2000年、自らの心情を綴った『科学者として』(幻冬舎刊)を出版。同書などの記述について、所内で厳重注意処分を受ける。
2001年3月、処分撤回を求めた民事訴訟を提訴、2007年敗訴確定。2003年3月末日、定年退官。
バイオハザード予防市民センター幹事。共著に『教えて!バイオハザード』(2003年、緑風出版刊)がある。



「平和のための第16回コンサート」の概要を示すと以下のようである。

日時:2015年6月2日(土)14:00開演(13:30開場)
料金:¥2,200(全席自由)
会場;牛込箪笥区民(うしごめたんすくみん)ホール
都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅A1出口 徒歩0分
東京メトロ東西線 神楽坂駅2番出口 徒歩10分


第一部〜講演〜

新井秀雄さん  バイオ時代の感染症




第二部〜コンサート〜

重唱       アンサンブル・ローゼ(ピアノ:末廣和史)
         ♪マリアの子もり歌/レーガー作曲
         ♪サンタ・ルチア/ナポリ民謡
         ♪セレナーデ/トスティ 作曲         他
          ソプラノ   :高橋順子  渡辺裕子
          メゾ・ソプラノ:高橋邦子  芝田貞子
          アルト    :嶋田美佐子

チェロ独奏    佐藤智孝(ピアノ:八木宏子)
         ♪白鳥/サンサーンス作曲           他

ビアノ独奏    児玉さや佳
         ♪ノクターン 変ホ長調Op.9 No.2/ショパン 作曲
         ♪ピアノ即興演奏

マリンバ独奏   水野与旨久(ピアノ:水野喜子)
         ♪組曲「グランド・キャニオン」より 山道を行く/グローフェ作曲
         ♪オペラ「タンホイザー」より 夕星の歌/ワーグナー作曲
         ♪タンゴ エルチョクロ/ビジョン作曲

会場の皆様とご一緒に
         ♪「青い空は」/小森香子作詞・大西進作曲

司会  長岡幸子さん

主催 平和のためのコンサート実行委員会

お問い合わせ  TEL&FAX 03−3209−9666 芝田様方


後援  アンサンブル・ローゼ/ノーモア・ヒロシマ・コンサート
    ストップ・ザ・バイオハザード国立感染症研究所の安全性を考える会
    バイオハザード予防市民センター

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◆芝田進午遺稿集『バイオ時代と安全性の哲学〜予研=感染研裁判と再移転要求運動〜』について



 このコンサートを後援する「国立感染研の安全性を考える会」は、同時に芝田進午遺稿集『バイオ時代と安全性の哲学〜予研=感染研裁判と再移転要求運動〜』を出版した実質的な編集主体でもある。



 芝田進午遺稿集『バイオ時代と安全性の哲学〜予研=感染研裁判と再移転要求運動〜』。この本は復刻版や再版ではない。2015年3月14日に桐書房から刊行された新刊である。(定価は、本体価格1850円+税)2001年3月14日に、予研=感染研裁判の原告団代表として、理論的実践的に文字通り先頭になって闘われた芝田進午氏は、胆管がんのためにご逝去された。本書によると、この3月14日はマルクスの命日でもあるのだそうだ。

 

 3月14日に出版されたこの本を、芝田進午氏の奥様芝田貞子さんから贈呈していただいて、私はとてもうれしくとても驚いた。
この本は、芝田進午氏の、公開されていないが、感染研裁判闘争の過程で折々に執筆された重要論文をよく整理して構成された遺稿集となっている。なによりも、予研=感染研裁判が最高裁まで闘われて、その後も「国立感染研裁判所の安全性を考える会」として再スタートした集団的主体について、私は全く認識を新たにした。会長の鈴木武仁氏は、本書の「はじめに」に以下の丁寧で理解しやすいそれ自体が問題提起の論文とも言える文章を執筆されている。なおそれまで会の事務局長として重責を担われた田頭盛生さんが都心から西東京市に転居なさり実務処理上に一定の不便をきたすため、この会を芝田進午氏の生前から運動に同伴しつづけた芝田貞子さんが、「国立感染研の安全性を考える会」の事務局長を引き受けられている。田頭氏自身は法政大学の芝田ゼミ以来一貫して芝田先生の学問と実践を継承し、今も一員として活躍なされていることにはなんら変わりない。


======芝田進午遺稿集『バイオ時代と安全性の哲学〜予研=感染研裁判と再移転要求運動〜』


「はじめに」引用 *原文の通り掲載==============


 予研=感染研再移転の裁判闘争を推進した芝田進午(一九三〇〜二〇〇一年)は、「人類生存の哲学」を体験的に構築し主張した社会科学者であった。それはアメリカ独立宣言に結集する民主主義思想を一つの柱として、東欧社会主義の限界を克服する思索の構築であった。思索はそれだけにとどまらずさらに視野を広げ、原爆による大量殺戮の現実を直視した「人類生存の哲学」へと発展していった。


 彼は若き日、『人間性と人格の理論』を執筆し、労働の技術的過程と組織過程において人間の発達過程から疎外化された人権をいかに回復するのかに関心をもった。その後、文通を続けていたクエーカー派のキリスト者アリス・ハーズのベトナム戦争への焼身抗議を通し 、知行合一の重大性に目覚め実践者として生きる覚悟をもった。それは『われ炎となりて−ベトナム戦争に焼身自殺したアリス・ハーズ夫人の感動書簡集』(編訳)となって六六年に上梓。翌年、法政大学社会学部教授になり、ベトナムへ戦争犯罪の実態調査に行き、『ベトナムと思想の課題』、ジョン・サマヴイル『現代の哲学と政治』(編訳)を出版し、三九歳で『ベトナム日記−アメリカの戦争犯罪を追って』、アリス・ハーズ『ある平和主義者の思想』(編訳)を出版した。一九七六年に広島大学総合科学部教授になり、六二歳で退職するまで「ノーモア・ヒロシマ・コンサート」運動を立ち上げ反核芸術を主張した。



 一九八七年、五六歳から予研=感染研裁判闘争に関わり、一九八八年『生命を守る方法−バイオ時代の人間の権利』、一九九〇年『論争 生物災害を防ぐ方法−バイオ時代の人間の権利Ⅱ』、一九九三年『バイオ裁判−バイオ時代の人権と予研裁判』(編著)を出版し、裁判闘争を組織する中心となって活躍した。



 彼は常に物事を深く洞察し、その本質を鋭く見抜く目をもっていた。ただ単に観察するだけではなく、人間に付与された本質が永遠の平和と生命の復権の闘いへと彼自身を導いていった。それは必然的に「安全性の哲学」の構築へと発展した。同氏の理論的実践的展望から、その諸著作や発言は、〈未来〉のためになすべき課題を投げかけていた。いつか襲来すべき感染症の猛威のバイオテロの攻撃は今や現実化し、想定外の話ではなくなっている。



 バイオハザード(生物災害)は、病原体微生物の存在、それに呼応し、感受する個体および集団の存在、および感染経路の存在が複合的に関連し合って発生するものだが、そのどれかを根絶または遮断・制圧する技術により安全が維持される。西アフリカで発生したエボラ出血熱の脅威は間もなく終息するであろうが、さらなる微生物の脅威が襲ってくることは想定できる。しかし課題はそれだけではない。このバイオハザード対策が生物兵器開発の研究へと転化することへの危険である。国立感染症研究所はその創設期には旧陸軍の七三一部隊と密接な関係を維持し、彼らは生物兵器の開発と使用に積極的であった。そのときの人脈的・思想的流れが今でも断ち切れているとは言いがたい。このような意味で、芝田のめざした「安全性の哲学」には二つの意義があった。


 第一は公衆衛生上の問題であり、第二には世界平和を守るためにも戦争のための兵器の開発を許さないという問題である。このような観点から、芝田進午に率いられた予研=感染研との裁判闘争は最高裁まで進展した。


 ここに芝田の課題とした思想を論じたものを収録できることはうれしい限りである。この二つの課題を私たちもまた追究し、共有していきたいと願うものである。

   国立感染症研究所の安全性を考える会・会長
                   鈴木武仁

===============引用終了=====================

 本著の構成は以下のとおりである。

はじめに (国立感染症研究所の安全性を考える会・会長  鈴木武仁さん)

序文  「安全性の哲学」をめざして
第Ⅰ部  生命の哲学的考察と人権論
第Ⅱ部  予研=感染研裁判を闘う
第Ⅲ部  バイオハザード防止に向けて
第Ⅳ部  近代市民社会の二つの法的原理

あとがき    (編集責任者  長島功さん)

=================================


 私は芝田先生の論文自体にも強く惹かれるが、同時に戸坂潤が提起した「集団的主体」として有機的な理論的実践的な「国立感染症研究所の安全性を考える会」に今回遅まきながら、深く感銘を受けた。この会では、年三回、『ストップ・ザ・バイオハザード/国立感染研の安全性を考える会ニュース』も、「予研=感染研再移転要求ニュース」から引き続きなんと通算100号をA4版八ページ立てのタブロイド版の冊子として今日を迎えている。

 「一粒の麦もし地に落ちて、死なずば唯一にてあらん。死なば多くの実を結ぶべし。」
吉野源三郎氏は、「一粒の麦」(『世界』一九七三年五月号初出/『同時代のこと』岩波新書一九七四年初版所収)で訴えている。

この言葉は、芝田進午氏がご逝去されても止むことのない実践的主体「国立感染症研究所の安全性を考える会」が実現しさらに継承を現実化している事実にも実に相応しい言葉である。




 「国立感染症の安全性を考える会」は、生前の芝田進午さんとともに闘い、芝田進午さんの死後は、芝田進午・貞子夫妻が開催しつづけた「ノーモア・ヒロシマ・コンサート」「平和のためのコンサート」を後援し支え続けた。さらに、芝田進午さんの遺稿集を出版することで、名実ともに芝田進午さんの遺志を継承して実践しつづけている芝田貞子さんの闘争をともに担う団体である。

 歴史修正主義・軍事大国主義を暴走する政府のもとで、日本社会は閉塞した情勢にあるが、安倍=橋下改憲連合を、沖縄の「オール沖縄」という先駆者と同様に日本共産党から自民党大阪府連まで「オール大阪」とそれを支持する日本国民は、見事に打破し、「大阪市解体」投票は頓挫した。

 引き続き続く危険な社会情勢に、「国立感染症の安全性を考える会」は、バイオハザードを専門的に研究し運動する主体として、見事な抵抗主体として実践しつづけている。

 戦前に、戸坂潤が創設した唯物論研究会は、見事な集団的主体として、過酷な侵略戦争国内での言論弾圧と闘い続けた。
1945年に侵略戦争が終わり、2015年は戦後70年に及ぶ。唯物論研究会は唯物論研究協会(全国唯研)として唯物論の哲学的研究に取り組み続けている。けれども、戸坂潤はまず反動政治との闘いから離れた訓詁学にとどまってはいなかった。芝田進午さんも、「現実という書物」「世間という書物」を読解することを重視した。芝田さんの遺志をつぐ「国立感染症の安全性を考える会」は、集団的主体として、コンサートや出版事業などもこなしつつ、クラシックの声楽家である芝田貞子さんとともに、「人類生存思想の哲学者にして平和運動家」であられた芝田進午先生の最も的確で最も重要な継承者として、実践されている。

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安倍晋三と橋下徹の強靱な盟約は壊滅されたか?

2015-05-19 19:59:21 | 言論と政治
安倍晋三と橋下徹の強靱な盟約は壊滅されたか?
櫻井智志

以下に二つの資料を掲げる。
その後に見解を述べたい。
①孫崎享のつぶやき
②日刊ゲンダイ新聞記事(webには掲載されていません,)
③見解
------------------------------

①孫崎享のつぶやき
橋下氏の敗北と日本の政治:「維新の党」を第2党、第2党と持ち上げ。第2党の消滅を歓迎
2015-05-19 06:393



「大阪都構想反対多数」と朝日新聞は報じた。

 しかし、本当に僅差であった。

 賛成69万4844票、反対70万5585票、どっちに転がってもおかしくない現象である。

この勝敗が今後の日本政治に与える影響は大きい。

私は、大阪都構想で反対多数になり、橋下氏が政界引退表明したことを歓迎する。

日本の政治で、自民党に対する対立軸は決して「維新の党」ではなかったはずだ。

日本国民が重要だと思っている問題、原発再稼働、集団的自衛権、憲法改正。TPP,秘密保護法、これらでは、世論調査で批判が

多い。「維新の党」はこれらに決して反対の立場ではない。

その中で、マスコミは「維新の党」を第2党、第2党と持ち上げてきた。

マスコミの援護がなければ、「維新の党」は決して第2党の地位を得なかったであろう。

それは、逆にいうと、原発再稼働、集団的自衛権、TPP,秘密保護法これらの反対を軸とする政党を第2党にしないためのマスコ

ミの動きであったといえよう。

まず、大阪の自民党は都構想に反対である。

この中、安倍首相、菅官房長官は別の動きをしてきた。

・2015年01月18日 09時13分 読売新聞

「安倍首相と維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長が、憲法改正などを巡って互いにエールを送り、改めて「接近」する動きを見せて

いる。                             

 首相は14日に出演した関西テレビの番組で、橋下氏が進める「大阪都構想」について「二重行政をなくし、住民自治を拡大する

意義はある」と持ち上げた。また、衆参両院の3分の2以上の賛成が必要な憲法改正の発議について、「与党だけではできない。維

新の党の賛成で多数を構成できればいい」と述べ、連携への期待感を示した。

 安倍首相と維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長が、憲法改正などを巡って互いにエールを送り、改めて「接近」する動きを見せて

いる。」

「菅義偉官房長官は5月11日の記者会見で、17日に住民投票が行われる「大阪都構想」に反対する自民党大阪府連の国会議員が

民主、共産両党と合同街頭演説を行ったことに関し「個人的には全く理解できない」と批判した。都構想に関し産経新聞社が9、1

0両日に大阪市民に行った電話世論調査では、自民党支持層のうち反対は53.3%、賛成は36.6%で、前回4月の調査から反

対が7.9ポイント減る一方、賛成は9.6ポイント増えている。」最終段階で自民党票が揺さぶられたことは間違いない。

今度の選挙の影響を朝日新聞は次のように記載している。

「安倍首相がめざす憲法改正への影響も大きい。来夏の参議院選後に改憲を発議するには、衆参各院で3分の2以上の賛成が必要で

、維新の協力は不可欠。橋下氏が退くことで維新の党勢が衰える可能性もあり、首相は戦略の練り直しを迫られそうだ。

 大手マスコミは巧妙に「維新の党」を育てた。

 それは、原発再稼働、集団的自衛権、TPP,秘密保護法などへの反対を主張する党派の勢力を削ぐ意図があったと思う。

 国民は「自民」か「非自民」の選択を迫られる。

 その時、胡散臭い「維新の党」という逃げ道がほぼ消去されることになったのは喜ばしいことと思う。

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②日刊ゲンダイ2015年5月20日新聞2面

『仰天情報  橋下徹民間大臣として入閣プラン
 安倍官邸と密約があるのか』

 「大阪都構想」の住民投票で大阪市民からノーを突きつけられた橋下徹市長。12月までの市長任期を全うしたうえでの「政界引

退」を宣言した。


 「政治家は僕の人生から終了です」と断言してみせた。

 ところが、「民間大臣として入閣するという仰天情報が流れている。もともとは改憲を狙う安倍首相が、衆参で3分の2以上を確

保するために「自民・公明・維新」の3党連立を組む時、橋下徹を入閣させるプランだったという。

 「維新とタッグを組み、改憲しようと考えていた安倍首相にとって、橋下徹の政界引退は痛手です。橋下さんがいなくなったら維

新の党は、野党色を強めるか、空中分解する可能性が高い。維新が消滅したら、安倍首相の野望は消えてしまう。そこで、いまの人

数を保ったまま、維新の党を野党よりにしないウルトラCが、橋下徹の入閣だというのです。たしかに、たとえ民間人としてでも橋

下さんが入閣すれば、維新は政権よりになるだろうし、分裂することはないでしょう。むしろ、維新の議員は政権入りを意識し、ま

とまるはずです」(政権関係者)


 すでに、橋下市長と安倍官邸の間では「密約」があるという情報も流れている。菅義偉官房長官が、自民党府連の反発を覚悟して

「大阪都構想」を後押ししたのも、橋下市長に「貸し」をつくるためだったという。橋下市長にとっても、政界に影響力を残せる入

閣は決して損じゃない。


 「橋下さんは政界引退を表明しましたが、民間大臣は厳密には政治家ではないから、約束を破ったことにはならない。恐らく、橋

下さんは、そういう理屈を持ち出すはずです。もし、維新の党が分裂するとしたら12月末です。だから、維新の分裂を防ぐために

は、橋下さんの入閣があるとしたら、年末がタイムリミットになるでしょう」(政界事情通)


 大阪市民はハッキリとノーの意思表示をしたが、「2万%ない」と口にしながら知事選に出馬した男だけに、いつ息を吹き返すか

分からないから要注意だ。
(*櫻井注:このことを投票日当日にマスコミから質問された橋下氏は、当時出演していたNTVの番組で、録画撮りしていた番組の

影響で出馬すると言ったら、公開された時に既に政界出馬後のテレビ放映ということになるから、と答えていた。今度入閣したら、

橋下徹氏の沽券に関わるが、おおよそそのようなことには一切頓挫しないことは明らかである。)


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③《見解》

 孫崎享氏の言うように、非常識な若手弁護士をここまで「ビッグ・モンスター」化したのは、マスコミの報道の結果である。政権

権力に擦り寄り、そのお先棒を担ぐ。マスコミの動向を決めるのは社会の影響でもあるが、まともなマスコミ人もジャーナリストも

いる。権力と野合するマスコミのゆくえによっては、橋下徹氏入閣による自公維新の3党による改憲国会突破もないとは言えない。



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アメリカ大統領の行き詰まりと日本首相の稚戯と想定外の予測

2015-05-14 19:05:40 | 言論と政治
アメリカ大統領の行き詰まりと日本首相の稚戯と想定外の予測
櫻井智志

 まず、孫崎享さんの見事な分析をお読みいただきたい。その後に私見を述べたい。


【孫崎享のつぶやき】
《「米上院、貿易促進権限法案の審議入り否決 TPPに暗雲」、国民非公開、主権侵害が新争点》
2015-05-14 07:5041



A:事実関係

環太平洋経済連携協定(TPP)交渉のカギを握る米国の「貿易促進権限(TPA)」法案をめぐり、米議会上院(定数100)は12日、審議に入るための動議を否決した。月内の両院での可決は困難となり、TPP合意も早くて6月以降にずれ込む可能性が強まった。

可決には60票必要だが、賛成52票、反対45票だった。法案は、大統領に貿易交渉を一任するもの。この権限があれば、米政府が外国と合意した貿易協定に議会が修正を加えることができなくなり、交渉相手国が譲歩しやすくなるとみられている。だが、与党の民主党が為替条項などを盛り込んだ関連法案と合わせた審議を求めるなど慎重で、民主党議員のほとんどが審議入りに反対した。与野党幹部は、審議の進め方について引き続き協議する見込みだ。

米政府は月内にTPA法案を可決させ、直後にTPP参加12カ国の閣僚会合を開く道筋を描いていた。だが、甘利明TPP相は、12カ国の合意にはTPAが「必須条件」としており、法案が可決されるまではTPPの合意が難しい状況となっている。(14日朝日新聞)

 B:評価

・米国憲法では貿易法案は議会権限とされている。

 したがって成立した合意も議会は修正ができる。そうすれば交渉の意味がなくなる。それで、一括して承認させるようにするのが、「貿易促進権限(TPA)」法である。

・従来、「貿易促進権限(TPA)」法をめぐっては、上院では承認を得るが、下院では苦戦するというのが、一般の認識であった。しかし、事態は大きく変わり、上院でも可決できなかった。

・その背景には、ここ1、2週間で急に政治問題化した。

 発端はウォーレン上院議員(元ハーバード・ロースクール教授)はTPPは国家主権を侵す、経済界の利益のためと批判した。

 これに対して、オバマは「ウォーレン上院議員は嘘をついている。実態を知らない」と攻撃した。

 これに対して「実態を知らないとは何か。隠しているからでないか。そもそも国民に知らせない協定とは民主主義の原則に反する」と再攻撃した。

・現在民主党では次期大統領候補はヒラリーの圧倒的優勢となっているが、本人の否定にもかかわらず、ウォーレン上院議員の出馬を強く望む声がある。それだけの評価を得ている人物を「嘘をついている」ということで強い反発を食らっている。

・オバマ大統領は、そもそも民主党のリベラル派を軸に、ヒラリー・クリントンを破り大統領候補となった。しかし、安全保障政策であれ、貿易政策であれ、政策はほぼ共和党の政策と言えるものになってしまった。「我々が支援したから大統領になった。それを忘れたのか」という強い反発がある。かつ上院議員は各々大変な自負心を持っているが、その仲間のウォーレン上院議員をうそつきといったところで、オバマへの反対が急速に盛り上がった。

・こうした中で民主党の次期大統領候補と目されるヒラリーはTPPに関して、ほとんど発言していない。しかし、民主党の反発が強い中、「TPP賛成」とはまず言えない。

 米国のTPP承認をめぐる動きは一気に反対が盛り上がってきている

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私見
 日本では「馬鹿殿様」が幼稚で危険な「亡国法案」に夢中になって、憲法平和立国など理解もできず、口先だけの「平和安全法制」などと名称さえ変えて、有頂天になっている。
 その親玉アメリカでオバマ大統領が、とうとうノーベル平和賞を清算するような親共和党路線で、足元のアメリカ民主党からそっぽを向かれてしまった。
 安倍晋三が卑屈なまでに隷従して日本国民沖縄県民を売り渡して売国ドレイの路線を驀進しているが、肝心の「自由民主党」内から安倍批判ないしは安倍懸念表明の声が出てきた。「大阪市解体」投票で、自共共闘が成功したなら、全国地方のあちこちから、沖縄、大阪に続いて反安倍の動きが出てくるかも知れない。

祇園精舎の鐘の色、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の華の色、盛者必衰の理を表す。
いよいよ安倍独裁は盲従しているアメリカでもどんづまり、国内でも世論も自民党「まともな保守派」の疑問の連続で、もうすぐ政権は大きな岐路に立たされることだろう。
 その前に大弾圧に撃って出て、国民世論大弾圧の予想はあり得る。大きな国民的批判が盛り上がっている時に権力の定石がある。

大規模なフレームアップである。跳ね返りや挑発者を悪質に使って、その謀略行為をもとに、一気に国民を弾圧する。それは国内の場合もあるしも、外国でのたとえば9.11事件のような破壊行為をもとに、国内の反政府勢力に広く縄をかける策略もありうる。安倍晋三とその黒幕とは、そのようなことを平気でやってのける連中である。そうでなければ、オリンピック誘致のIOC総会で福島原発の汚染水は完璧に閉じ込めた、とか、日本人ジーナリストが人質になっている最中にイスラエルとの親交を見せつけ、カイロでは挑発的な駄弁を弄した。そんなこと、まともな首相なら、あまりに馬鹿馬鹿しい稚戯で、思いもしないような愚策である。そんな愚策を平気でイケイケドンドンとやってしまう人物なのだ。

何が起きるかわからない。
全ての想定をしておいたほうがよい。

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今のままでは橋下徹氏に負ける「大阪市都構想住民投票」

2015-05-10 21:45:38 | 言論と政治
「大阪市都構想住民投票」
                     櫻井智志




  NHKBSでの夜七時のニュースを見ていて、危ないと感じた。
橋下市長の運動のとりあげかたは、生き生きとした運動体として報道している。
反対派の運動は、各党の幹部がひとことふたこと発言するのをすべておちがないように一応伝えているといった報道。
かつて都知事選で青島幸男や石原慎太郎が立候補したときに、自公民社の推す候補が無党派保守の候補に敗れたときと同じ。
安倍自民政府に苦しめられている庶民に自民と共産が共闘している様子を、ひとり橋下市長らはがんばってたたかっているという構図ができてしまっている。


もっとも安倍総理は、大阪自民の要請を受けても、橋下支持の本音から大阪自民を支持していない。
国民に大阪市民に、なぜ都構想はどうなのかをわかりやすく実感で伝え、なぜ自公が共闘しているのかをすとーんと内臓におちるように伝えきれなければ、この住民投票は負ける。
理論ではない。


わかりやすい理論と腑に落ちる説明を考えないと、ムードで判官びいきする日本国民、大阪市民のもりあがりに、競り負ける。
この投票に負けると、憲法改悪の国民投票に連座していくようにおもえる。理論のないムードは後になるとなにも残らないけれど、「大衆レベルの共感」獲得が岐路を用意している。


もともと大阪府は落語家や芸能人に対する信頼があつい。歴代の知事や国会議員などを見てもわかる。判官びいきから橋下徹氏に流れている支持票を、「まとも」派が取り返すには、大阪市民になじみのある庶民の感性がわかる芸能人や文化人「も」でてこないとたぶん、この住民投票は予想したくない結果につながる危険性がある。



がんばれ、浪花っ子!!!\(^0^)/



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あらゆる選挙で日本共産党の躍進と統一戦線の発展を

2015-05-06 17:49:50 | 言論と政治
《主張》

あらゆる選挙で日本共産党の躍進と統一戦線の発展を
櫻井智志


 来年の参院選には、躍進している日本共産党を大きく躍進させて、その後に日本共産党の政策に同意できる政党を結集して、国会で強力な発言権を付与させることが考えられる政治的対応策では最善の選択となろう。

 参院選までに単発的な選挙は地域・国会を問わず、必ずある。日本共産党はさらに地力をつけ、単発選挙に立候補するかまたは共闘候補を推薦または支持して、日本共産党の明確な政策を発展させる必要がある。

 前の選挙よりもどれだけ増えたかを喜び合う段階ではない。ともかくも、選挙で国民の反安倍政権愚策を暴露して、批判し、「反安倍政権」候補を当選させることだ。

 私は日本共産党と統一戦線の躍進を願ってきた。
しかし、運動は発展している。情勢に運動が追いついていない。選挙の中で躍進と共闘とを発展的に考えることを、全国的規模で方法論化していくことを提唱する。


 以下の報道記事は、私の問題提起を裏付けてくれている。




==転載開始===================



【日刊ゲンダイweb】転載

「誰が総理でも同じ」はダメ…国民の良心にかかる国の行く末

2015年5月6日



 4月28日の日米首脳会談で、安倍首相は米軍普天間飛行場の辺野古移設を約束してきた。当然、沖縄の反発はすさまじい。もともと28日は沖縄にとって特別な日だ。サンフランシスコ講和条約で本土から切り離され、米施政権下に置かれた「屈辱の日」と呼ばれている。県庁前や辺野古周辺では大規模な抗議活動が行われた。そんな日に沖縄を売ってきたのだからヒドイものだが、この政権の大ボラ政治は沖縄に限らず、アチコチで行き詰まっている。

「これだけ民意が反対している以上、辺野古移転は無理でしょうが、基地問題に限らず、安倍政権の政策は、ことごとく行き詰まっている。アベノミクスは失敗だし、世界に『アンダーコントロール』と嘘をついた福島第1原発は打つ手がない。『必ず解決』と大見えを切った拉致問題も暗礁に乗り上げています」(政治評論家・本澤二郎氏)

 世論調査を見ても、集団的自衛権や原発再稼働など、安倍政権の個別政策は何ひとつ支持されていない。それなのに、なぜか内閣支持率だけは高止まりしている。


 「野党が無力だし、自民党内にも代わる勢力がいない。メディアも牛耳られて政権批判をしない。それで国民も問題意識を持たず、漫然と支持してしまっているのでしょう。しかし、このまま何となく支持していたら、最悪の事態になりますよ。安倍首相は、支持率さえあれば、何をしても許されると考えて、やりたい放題です。強権的に反対勢力を抑え付け、ますます独裁を強めて政権を維持していくでしょう。来年の参院選で勝たせれば、いよいよ憲法改正です。この政権が続く以上、国民は日常的に覚悟を求められるようになります。原発は次々と再稼働し、戦争に参加、血を流す国になるのです。本当にそれでいいのか、真剣に考える必要がある。独裁者による軍国化を止めるには、世論調査や選挙でハッキリと『ノー』の意思表示をするしかないのです」(本澤二郎氏=前出)

 このペテン政権をストップできるかは、主権者である国民の良識にかかっている。政治への関心を失い、“誰が総理をやっても同じ”などとシニカルになっていては権力者の思うツボだ。




=============転載終了======

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