眼を開けば僕がいる。 **BNCTに夢を託して**

悪性脳腫瘍の妻との闘病生活を最新の治験療法(BNCT)や免疫療法の体験を交えて・・・。

医師の資質

2009-06-20 08:45:12 | 日常
昨日の受診の際、医学生8名がギャラリーとして診察室に陣取っていました。
主治医もいつものテンションと少し違う雰囲気で話が始まりました。

そんな中、妻が初発から再々初の3度目の手術までをしていただいたTO病院の話題になりました。
今度こられた膠芽腫の患者さんがセカンドオピニオンを受けるためMRIの画像と紹介状を
TO病院にお願いしたところ断られ診療も止まったままになっているとのことです。

看護師さんに後で伺った話によると私の妻がTO病院で治療していたことを知っている主治医は
話を聞こうと私達が来るのを待っておられたそうです。
「医師は患者を選べません・・治療を受けに来られた全ての患者を診る義務があります・・
しかし患者は医師を選ぶことが出来ます。」
主治医の言葉です。
「ポラリスさん、TO病院はそんないい加減な病院なのですか?」

相当憤慨されていました。
私がセカンドオピニオンというより転院を求めたとき、紹介状も書いてもらいましたしフィルムも出してもらいましたから、
病院の問題と言うより医師の資質の問題かと思います。
もちろん患者側に全く問題がないわけではないのでしょうが、まだこんな傲慢な自身の職務を認識していない
医師の存在には驚きましたし、がっかりさせられました。

こういう医師に妥協して自身の気持ちを押し込めてはいけない・・・
患者はもっと強くならなければいけないと、つくづく思います。

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2 コメント

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Unknown (忘れな草)
2009-06-21 03:26:15
私もそう思います。医師の資質の問題です。病院全部のこととは違うと思います。
その方の治療が止まったままな状況は、その医師にとってどう見えているのでしょう。読んでいて悔しくなります。少しでも悲しい思いをする人がなくなること、希望という光を誰もが持てるようになってほしいと心から思います。
娘もこちらに帰ってきた時、小倉の病院から紹介された病院は第1急性期の病院で娘は該当しないかもしれないとの不安を抱えての初受診でした。その通りで、娘の診療はできないと断られたのですが、その病院の院長はその場で医大の専門の先生を紹介してくれました。たまたまその日が医大の先生が週1の診療の日だった幸運もあったのだと思いますし、紹介をした小倉の主治医とのつながりが密だったことも幸いしたのだと思います。
お陰で、自分で病院を探さなければならないという不安はその場で解消されました。
退院時に一か月は持たないで再入院するかもしれないと言われていた娘は、それから4か月を自宅で過ごすことができました。
娘は運がよかったのだと思いました。

その方の治療が再開されることを願ってやみません。
そうですよね。患者は強くなければならないとおもいます。傲慢な医師から自分を守るためにも。
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忘れな草さんへ (ポラリス)
2009-06-21 11:49:40
本当に腹立たしい思いでこの話を聞きました。
妻が転院する時、確かにTO病院とその時の主治医に対しては
決定的に信頼関係をなくしました。
しかし医師としての義務は果たしてくれましたから、ここまでの事は無かったのですが・・・。
今でも医師と患者は対等の立場に立つことは難しいと思います。
全てを分かった上でこのような行為をされるのであれば医師失格・・
というより患者が見えていない・・医師ではありません。
患者自身の医療を最優先に考える時、患者はもっとドライに割り切って
新たな医療機関を考えるべきでしょうし・・そのためには患者自身が
医療知識も含めてもっと強くならなければと痛切に感じます。
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