三都deドラマ

岩国・加古川・京都で演劇教育をすすめる3人の活動を報告します

演劇人とのドラマ

2010年08月16日 09時38分50秒 | 演劇教育
※画像と内容は必ずしも一致しておりません。 全劇研オプショナルツアー 六本木のショーレストラン香和へGo!



「子どもが演劇教育にであう時」 第59回全国演劇教育研究集会シンポジウムに参加して〈その2〉平田オリザさん(劇作家)・泉山さん(中学)・平林さん(高校)・私キヨッチ(小学校)、コーディネーターが正さんそしてという5人でのシンポジウムでした。

昨年度、京都府地域活性化事業としてNPOフリンジシアターと生活科で学習してきたことを劇でまとめようとプロの演劇人と子どもたちで取り組みました。
取り組みの様子は、2010年1月からのこのブログでよければどうぞ・・・。

http://blog.goo.ne.jp/dramadesse/e/b45c917d88064f336ab900b33bd80d89



取り組みの中での教師達の気づき
◆子どもたちの発信や反応をうけながら楽しく乗れて行けそうな設定を作ってくれる。導入の劇でいっきにチョイチョイ星の世界をつくって子どもたちを乗せちゃったねえ。
◆教師が指導するとこれはちょっとまずいんじゃないのっていうことも拾って実現してくれるんだよねえ。
(虫レンジャー・田んぼの神様・酔っぱらいのおじちゃんが芝居の進行役なんて教師だったら却下なんていうこともあるかもしんないよなあ。)

〈文科省コミュニケーション教育フェスタでの発言〉
※WSDの堤さん
「ここおもしろいねっていう拾い方がちがうんです。役者と教師と子どもたちのお互いの気付きあいが大切なんでは・・・」
※平田オリザさん
「プロアマの違いはここだと思うんです。それは時間処理の違いだと思うんです。12班あってそのどの班にも定格なアドバイスができる。将棋で100人ざしとかあるでしょう?それができるのがプロなんでしょうね。
・・・まさにそこかなあ・・・。
◆圧倒的な役者の技ですごさで、子どもたちが思った以上にのびていく。

◆教師サイドと演技者とのふりかえりができなかったのが課題かと。子どもたちの変容を教師とアーティストが共有しながら進めていくことがもう少しできればよかったかなあ。

シンポの最後に平田オリザ氏から小林志郎有明短大学長のあいさつで「ドラマ教育とは協調と妥協を学ぶ場である」の文言を紹介された言葉が印象的でした。


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