三都deドラマ

岩国・加古川・京都で演劇教育をすすめる3人の活動を報告します

授業でドラマ

2011年07月02日 15時06分41秒 | 演劇教育



帝塚山大の渡辺先生に「授業の中でドラマを」をテーマにワークショップをしていただきました。
参加者は8名でしたが、中味の濃い時間を過ごせました。


〈アイスブレイク〉
いろいろな世界を歩いてみる。場を作ってもらうことでその世界に入り込み様々な心の動きが出てきます。
海の底では、海の底の重々しさと海上のキラキラした光を感じられました。





詩「カブとゴボウ」
渡辺先生「・・・参加者の方がうまく取り組んでくださって、活動も議論も、私にとっても刺激的なものになりました。
からだ使った表現のほうもみなさん見事でした・・・作品そのものについて、あそこまで深い意見が飛び交うとは驚きでした。「カブとゴボウ」から異文化交流まで
いきましたからね!」と後日感想を寄せていただきました。



創作詩「ロングヘアとショートヘア」
ウンウンそうそうわかるわかるっていう感じでしたね。とくに女性からでてきた感覚ですよね。





「わすれられないおくりもの」 スーザン・ バーレイ作をドラマで授業してみました。
だんだんとその世界に入り込みながら、参加者が動物たちに共感していく過程を実感しながら進んでいきました。

このようなドラマのワークショップや研究会が関西で、もう少し頻繁にあるといいのですが、また秋に企画予定です。
よければ次回はどうぞお越し下さい。


演劇ワークショップ3

2011年07月02日 15時04分10秒 | WSD(ワークショップデザイナー)

6月のテーマは「共有でした。幸せな思い出を共有していこうとするワークショップをおこないました。
まずは自分の住んでいた家の地図を思い思いに描いてみよう。
楽しかった思い出をその地図に入れ込みます。



グループごとに自分の思い出を語り、そのたのしさを共有します。


それぞれの地図をあわせて、グループの思いで地図を作ります。




そして交流。



思い出の地図をもとに旅をします。



実感のある思い出をもとにしている分だけ、旅の中味もリアルになってきます。


演劇ワークショップ1

2011年07月02日 14時56分45秒 | WSD(ワークショップデザイナー)

2月から月1回おこなっている演劇ワークショップです。
第3回目(4月)のテーマは「感じてうごく」です。

まずは、ブラインドワークです。
ブラインドで歩いてみたり、案内をしてもらって「モノ」との出会いを感じます。
出会ってきたモノをふたたび再現します。
さらにその世界に入り込んでイメージをひろげていきます。


ブラインドウォーク 相手との出会いを楽しみましょう。


ブラインドで誘導されながらモノとのであいです。
これまでにない新しい感覚を発見しましょう。そしてそれを再現し発展させていきます。




出会いの即興劇
すれ違ってふりかえりお互いを見る。見る。見る。感じる感じる感じる。
そこからわいてくる自分自身の感情を大切にしながら、体が動き出そうとするまで
ガマンガマン・・・
相手の思いも受け止めながら、動き出す。
映像の二人はかなり相手をうけとめながらそこからのでてくるものをじっくりとまってくれていました。
やってみるとこの受け止めと待ち、これが結構難しい。
時として予定調和的になったりしてしまう。しかし、それもうけとめながらワークは進むのです。

 

 


「教師入門」公演がおわりました。

2011年07月02日 07時19分57秒 | PTAサークルフレンズ

といっても3月27日のことですが・・・。
それからずいぶんごぶさたしてました。
ということでまずはご報告を。

ラスト場面です。(ゲネ)
畑中先生と教え子の再会場面。ステージの上はこれまで出会った人たち。
それぞれに夕日を見つめる。


〈小学校時代〉

新任教師高野先生へいたずら!?              パン2◎ミエ シェ~!!! 


  
当然こうなるわけで   

  
畑中先生はいつも僕たちの味方でした。 
でもその春に・・・

〈新任時代〉
怖いモノなしの破天荒なセンセイ
キヨシの下宿にはいつも子どもたちが。
子どもを守るのがセンセイと豪語するキヨシ
しかし・・・


いかせへん!ジュンはいかせへん!                   マッちゃんそれはアカン。俺らにはそれは・・・!

最後にカバちゃん(中嶋さん)が子どもを守れなかった自分への憤りを爆発させる。その迫力と凄さに毎回圧倒される。これは完璧にカバちゃんあなた自身だった。


〈学級崩壊〉
崩壊した学級の中でもがく松本キヨシ。


イタッ 村野だいじょうぶか!                           あの子たちにとっても黄金の3日間だと思うんです。
                                              先生、大丈夫ですよ、子どもたちはかわってきてますよ。

〈劇「ピーター」〉
とにかくなんでもやっていこうとはじまった劇つくり。荒れたことども達がすこしずつかわりはじめる。

ピーターとその子分ルピオ ピーター山口さんの側転お見事!     キャーパパこわいたすけてぇ!フックの衣装もバッチリ



フックぼくが相手だ!あっけなくやられるルピオ。           たたかわんでいいたたかい?キッチャンどうすんのさ?
ぼくのったたひとつねがいは、
ピーターのようなおとうさんをもつことだ・・・ガク・・・。




はい 先生 セリフセリフ!  えっなんでやね~ん    おっおまえたちぃ あいしてるぞ~!
さっさっむ~!!!
体育館のロープはやくはずさねば・・・。

〈再会(同窓会)〉
母校が廃校になるのことで同窓会を開くことになる。
数十年ぶりの再会。

 

キヨシ  すみませんでした・・・。 

畑中  何いううてんのあやまるのは私や。あんな風にしてしまって。 

畑中  わたしなあ、ずっとあのときのことあれでよかったんやろかって・・・。

キヨシ  先生のこと、好きやったからなんかすっごくつらかったです。

畑中  そうかぁ、つらいおもいさせたんやねえ。

キヨシ  いえ、そうじゃなくて、なんかそこまでさせたことについてすっごく後悔してて。いつかあやまらんとあかんと思っててなかなかできなくて・・・。

畑中  そうなの。そう思ってくれてたのかぁ。

畑中  こっちこそごめんね。あの時はもうなんか自分に自信がもてなくて、次何したらいいのかわからなくなっててね。・・・それで結局キヨッちゃん達が最後の担任になってしまって。

キヨシ  先生は味方でした。ぼくらむちゃくちゃしてたのに、いつもかばってくれて・・・。ろうそくで遊んだ時、手、ぎゅうっと握ってくれたでしょう。あの時の先生の手のことおぼえてます。すごいあたたかかって・・・。(畑中先生の表情が変わったことに慌てながら)それから、ぼくにまるつけさせてくれたでしょう。あれうれしかったです。学芸会でフナの役をマーチャンとやって「ようがんばったねえ」って言ってもらったときセリフを覚えるの大変だったこともわすれて、最高に幸せでした。それから、おぼえてはります?シーソーの絵を描いたときもクレパスで重ねてぬる方法おしえてもらって金賞とったでしょう。うちのおばあちゃんが喜んで巻き寿司つくってくれました。・・・。(つぎつぎと思い出話を語ろうとするキヨシ。)

        畑中、キヨシの手を取って。

畑中  キヨッちゃん。

畑中  ありがとう、ありがとう・・・(目を潤ませている畑中。)

畑中  キヨッちゃん、わたし、教師入門やわ。(恥ずかしげに笑う。)

キヨシ  先生、ぼくもです。

        コウジ・信子・久代の声が聞こえる。

キヨシ  あっ、他のみんなもきてくれったみたいですよ。        夕日の方を見つめるみんな

        再会を確かめ合うみんな。畑中  きれいな夕日。

キヨシ  この学校で見る最後の夕日ですねえ。

 

  下宿時代(友人・ゆり・あおい・えいじ・ゆうと・りょうた)②ジュン・ジュン母③ピーター(ティアラ・ピーター・フック・子分1)④松本清志が登場し、それぞれの思いで夕日を見つめる。

        音楽、

 

        幕
〈当日・練習風景〉

当日はパワフルウィンキッズの「嵐いのち」と古川小演劇クラブ有志の「にゃんにゃんパラダイス」も上演されました。
当日は200から300名の方に来て頂くことができました。みなさんの総力の中でこの芝居を作り上げることができたように思います。
演出を担当してくださった大城夫妻、機材・大道具でお世話になったこみネットの大橋さん・加藤さん、照明などでお世話になったPTAのみなさん大城さんの同僚のみなさん、衣装を一気に引き受けてくださった山下さん。そして古川小のこどもたちOB・OGたち、古川小の教職員のみなさん、演劇サークルフレンズのみなさん本当に本当にごくろうさまでした。ありがとうございました。

また、どこかでやりましょうね。(笑) かならずね。