全域λ=1は「最大出力を割り切った」機種限定でわずかに存在する。
ベンチマーク水準を再掲。
【リッチを止める 暖機後全域λ=1】
下記出力を突破する領域は暖機後もリッチ
と書いたが排気直下触媒は耐久性が不利になるので後退期→停滞期を経てここまで拡大した。触媒市場回収等を含め、判断は慎重になる。下記水準に達しない製品は多数あると思われる . . . 本文を読む
***** EPA2019 レギュラーガソリンターボエンジン×3台 *****
ノック制御に関するところは推測なので、「データはこうだ」に注目
2019年公開分はT社2.5L(レギュラーガソリン NA)以外は
・2016 SKY-G 2.5L turbo EGR付き
・2016 HONDA 1.5L turbo
・2015 Ford 2.7L V6 turbo . . . 本文を読む
2019年、EPAがデータを追加投下
ノック制御に関するところは推測なので、「データはこうだ」に注目
https://www.epa.gov/vehicle-and-fuel-emissions-testing/benchmarking-advanced-low-emission-light-duty-vehicle-technology
2018 Toyota Camry LE 2.5-l . . . 本文を読む
2018年、EPAがデータを大量投下した模様
ノック制御に関するところは推測なので、「データはこうだ」に注目
手始めはこのページの コレ↓
SAE 2018-01-1412 Constructing Engine Maps - Presentation at the April 2018 World Congress (PDF)
simulation . . . 本文を読む
自技会誌 2018/09 Nissan VC-T 「ほぼ」全域BSFCマップ
将来排気規制対応(RDE等)は一切考慮しないでBSFCの結果だけを見比べる。
RDEでキツクなるのはエンジン技術_11 過給エンジンの吸排気弁オーバーラップ中の掃気。
大オーバラップによる掃気の「程度問題・領域問題・頻度問題」の制約がRDEでキツクなる。と書いて思いつくのは欧州エンジニアリング会社の . . . 本文を読む
主題はSKYACTIV-Xの全負荷=WOT領域。
L4 2L 140kW 230Nm RON=95 クランク軸駆動S/C ε=16
MFi vol132 (2017/09) シリンダセンター直噴 Cooled-EGR 吸排気VVT 燃焼圧センサ
電スロ後の吸気2分割とS/C、EGRの詳細関係は不明だが、「何でもできる」前提で書 . . . 本文を読む
某シンポジウム(2010年 実車発売前)の図は公称トルク(現実)とかけ離れている。
エンジン技術_6 燃費の目玉(2) 過給ガソリンエンジン
続編でEPA取得の2014年型生産車エンジンデータ。
EPAの元資料の記載不足を潰すのがメンドクサイ。延々と自分用memoになった。
【資料1】
Air Flow Optimization and Calibration in . . . 本文を読む
エンジン技術_4 三元触媒・O2センサで少し触れたが、疑問が出たので新規に項目を立てる。
本題は過給時の新気の排気管への吹き抜け量とそれに対する対処法。以下「A/F=14.7」を「λ=1」としているが「14.7」にこだわる必要はない。燃料のC/H比が変われば変わってくるが、個人的にしっくりくる数字を書いただけ。エタノール(含酸素燃料)は炭化水素系よりも小さい数字にな . . . 本文を読む
二輪車の「UP-sizingコンセプト」
2004/12 山海堂 エンジンテクノロジー誌 「二輪エンジンの技術展望」 が元情報。
小型【過小排気量】二輪車の燃費アップには、排気量大幅アップ+最高回転大幅ダウン+最大出力据え置き+ロングストローク化が必須との主張。排気量を思い切り上げて回転数を思い切り下げれば疲労が極端に減ることにも言及している。
排気量アップすればHC排出量は自動的にタダで . . . 本文を読む
MFi Vol 106 2015/07 過給ガソリンエンジンBSFC
1 AudiのBSFCマップ
この種のエンジンのBSFCマップが一般人が容易に入手可能な形で公開されたのは初では?
L4 1.984L Φ82.5×92.8mm DI+TCI λ=1領域は想像で勝手に記入
左 170kW ε=9.6 . . . 本文を読む
思いつくままの雑記帳
1 低中水温の燃料噴射適合方法(点火時期を含む)
暖機後は、サーモスタット+ラジエター+ラジエターファンで、エンジン水温80℃~100℃程度の範囲にある。当然例外はあり、低外気温ではここまで上がらないシーンが多い。サーモスタット開弁温度を上げても無駄な抵抗だが某社では「寒冷地向け」と称して開弁温度を上げていた例があった。有効なのは車両停止o . . . 本文を読む
スロットルバルブの「機能」だけに着目し
・WOTトルクカーブ
・スロットルバルブ仕様
・その他最小限のデータ
を用いて、アクセル開度~エンジントルクマップを作成する。
動機は単純で「作った事がないから作ってみる」
公表された実機データは見当たらないが、「こんな感じ」を描いた図なら書籍・特許等にある。
計算の根本は
「スロットル開口面積と吸気管(インマニ)負圧が決まれば、スロッ . . . 本文を読む
「トルコン」にも種類があるが、イマドキのジドウシャ用に限定する。
フツウは見かけることのない、逆駆動特性。エンジンブレーキ時の特性。
ググっても明示的なものは出ない。本でも見かけたことがない。特許には出てくるようだ。
図は排気量2L、昔一般的だった4ATを想定。
タービン1000rpmの逆駆動力(赤線矢印)はエンジンフリクションに届いてエンジンを逆駆動して燃料カットを継続で . . . 本文を読む
熱効率の「公式」は使わず各行程の圧力・温度・圧縮仕事(負の仕事)・膨脹仕事(正の仕事)を数値計算する。先入観・予断を排除するため愚直に簡単な計算だけを行う。やる事は「リクツを考えることとその検証」。「検証」にはいろいろな切り口があるが「切り口の多様性」は万事に共通で決まり切ったやり方は存在しない。
燃焼過程は燃料のΔH=Qを放り込むのみ。「発熱量」は、反応前・反応後の系の温度を同じに . . . 本文を読む
BSFCマップは「短期間では変わり映えしない」のが通例。
自術会20074677
3.5L Φ94×83mm ε=11.8 DI+PFI 吸排VVT
吊るしPFI(可変動弁無し)と比べると、BEMPは最大2割アップで、
・ 目玉の中心が2300rpmぐらいで、低回転にずれている。
・ . . . 本文を読む