シンガポール出張 2
忘れてしまう前に、書き留めておこうと思う。
多くの会社がシェアードサービスで中国やインドを使っている。
例えば、入金消込や買掛金の仕訳作成や支払。
比較的簡単な仕事は、そういう国々に集約されているが、まだまだ課題も多い。
それらの解決方法を探していかなければならない。
日本は特に、銀行の支払もまだ独自スタイルで、他国のようにシンプル&効率的に処理が進められないし、いまだに紙の請求書も存在する。🟰グローバルで統一した処理フローを適用出来ない。
他の国は出来るのに、何故、日本は出来ないのか⁉️
Why Japanese people? でなく
Why Japanese government? と言いたくなる。

食事は、色々なところに連れて行ってもらった。

同僚が飲んでいた ドラゴンアイ?のドリンク
私は無難にウーロン茶

チリソース、真ん中は生姜、左端は、甘めのソース、醤油?
同僚が、次々におかずをお皿の中に入れてくれる。

チキンライス。蒸したの、焼いたの、揚げた豚肉も。

周りはものすごい人、人、人。
普通の声で話していても、聞こえない。
知らないうちに、自分も大声に💦

別な日の食事。おそらく中国料理。
イカスミの麺を皆で食べて、お互いの黒い唇を笑った😆

これはまた別な日。
トマト鍋?を食べに行こうとしたが、ものすごい行列。
諦めて、近くの西洋料理にした。

中国で生まれ育った同僚。
めっちゃ親切✨
歳も近く、共通点が多いので、ずーっと話が止まらず
閉店時間までいた。
高校時代の思い出について語った時、彼女は言った。
「もうね、勉強一色よ。彼氏、彼女?そんなの、作るヒマなんて全くなかった」
そっか。。中国はやっぱりすごいね!
勉強に対する姿勢が、半端ない。

彼女は公認会計士の資格を持っている。
でも、担当している仕事範囲が限定的なので、もったいないなぁと思ってしまった。
すると、彼女は言う。
「え?○○さんも、⬜︎⬜︎さんも、△△さんも公認会計士の資格持ってるよ。」
ヒェー、皆持ってるんだ。当たり前のように。
公認会計士を贅沢に使う我が会社。
「11 paperよ、11paper! 2 年で取ったわ」
見よ、アジアの底力!
勉強は、生きることと直結している。
彼女は、以前シンガポールの永住権を1度申請したが、落とされた。
公認会計士の資格を取得後、再度申請したところ、あっさり通った。
良い暮らしをしたい、良い会社に勤めたい、良い機会に恵まれている国に住みたい。
そのためには、やはり人より沢山勉強して、自分で武器を身に付けないといけない。
少なくても、アジアにはそれを実践している人達が多い、と言う事実。
AIが発達しているから、私達の仕事も、いずれ大部分はAIに取って替られるだろうけれど、その時々で必要な知識、資格、スキルを取っていかなければ、生き残ることは出来ない。
「良い大学を出ているから、就職は無双っしょ!」
いやぁ〜、甘いでしょ!その考え。
ホワイトな日本企業も、いつ外資系企業に買収されるか分かりませんヨ。
そうなったら、優秀な外国人はウヨウヨいます。
英語に中国語、スペイン語など3、4か国語を話せて、最新の専門知識を持っていて。
言いにくい事もズバズバ言う彼ら。当然ビジネスでは重宝される。
別な人には、こう言われた。
「ねぇ、日本の産業はちょっと心配よね。前は私もHitachi, Toshibaの家電買ってたけど、今はSamsungを買っちゃうなぁ。車もToyota, Honda、パッとしないよね。
Nissanなんてすごい人員削減するでしょ?
何とかしないと!!
日本が発展しないのは、いつまでも、オールドスタイルでビジネス進めてるからだよ。」
へい。確かに。
皆さん、よくお分かりで。
歯に衣着せぬ物言いで バシバシ撃たれる 笑。
こういうところ、欧州では、もうちょっと柔らかく、手加減して言ってくれるのだが、アジアの場合は遠慮なくガッツン言ってくる。
でも、全部本当のことだよなぁ。

土曜日が帰国日。フライトは夜なので、やっとゆっくりできる。

ホテルのプールが工事で使えないため、sister hotelのプールが使えるとのこと。
着替えるのがめんどくさくて、写真だけ撮りに行った。

プールからこの景色を見れる。


Garden by the Bay
物凄く歩く。
物凄く歩く。
酷暑の中、全部制覇する事は、私には難しいので
1カ所だけ選んだ。

この眺め!

シンガポールは本当に船舶が多いなぁ。

外資にいると、良くわかる。
日本の良さ
日本の残念なところ。

政府が絡んでいる事は、私達では変えられないけれど

ビジネスにおける日本独特の古い慣習については、
欧州や他のアジア諸国は、鋭く突っ込んでくる。
今すぐに止めさせろ。
必要なら業者を変えろ。
そんなところにコストを費やすのは、馬鹿げているじゃないか。

私も本当に同感!
日本の数々の悪しきビジネス慣習。
何故、いまだに変わらないのだろう?

どこまで変えられるだろうか。私達だけで。

業務フローを変えることの大変さ。
自分の部署だけではなく
他の部署まで巻き込んで
細かく議論をしなくてはならない。

あっちを立てれば、そっちが納得しない。
そっちを立てれば、今度はこっちの問題発生。

でも、やらなきゃ仕方ない。
ゴールは遠過ぎて、今は霞んで見えないけれど
1つ1つ、進めて行けば、きっと見えてくる。
今までも、そうやって、やってきたじゃあないか。
日本側を守りつつ
グローバルの敷く業務フローやルールに準拠させる。
神経質になりすぎると、先に進まないし
ダイナミックにやろうとすると、決定的な穴を見落とす。
1人で考えても、答えは出ない。
やはり、先輩方の知恵を拝借しようと思う。
こういう時に、思い知る。
仕事というものは
1人で進めるには限界があることを。
今回の出張は、大変意義のあるものとなった。