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旅の途中

世界は1冊の本。 旅行と大学生の息子と仕事の話がメインのブログです

予算作成の時期

2025-08-30 16:20:28 | 仕事の話
私の直属の上司は複数いて
今回、アジア統括本部にいる上司が来日した。



早朝に来日して、すぐに仕事開始。
とてもタフです。
ランチはもちろん日本食。
冗談ばかり言っているが、世界ランキング上位の大学を出て、国家資格やMBAも当たり前に持っている、めっちゃキレ者。
それを全然出してこないから、逆に素敵。



言葉は多いタイプではないけれど、要所要所でちゃんと見ていて、温かい言葉を掛けてくれる。
偉い立場なのに、全然偉ぶらず、羽田から京急線でホテルまで移動して300円台だったと喜び、
2人の息子のために、On Shoesを買いたいと言って、週末には日本橋や新宿をくまなく探す。
優しいオトンである。





夜は餃子を食べ始めた。
フツーの居酒屋が大好き。
おしゃれなお店は興味ないって。
支払いは日本側でしますと言っても
いや、俺が払う、の一点張り。
男らしい!
いつもご馳走さまです✨




取引先に行った際の食事処で。




刺身も新鮮で、煮魚もめっちゃおいしい。
魚の食べ方がめっちゃきれいな人がいた。
日本人よりも、日本人らしい💦




道中、都会とは全く逆の美しい景色があったので
思わずパチリ。



今回、上司に言われたのは
「日本の法律、文化、商慣習は他の国から見ると、かなり独特で、容易に理解できない部分も多くある。」ということ。



特に、税法、労働基準法等は他の国と違う場合が多い。
消費税のスキームも、国によって全然違うし
有給日数も、慶弔規定も、年金制度も全く違う。
海外では、簡単に人をクビにできるが、
日本では、労働者は権利を持っていて、ちょっとぐらい本人に問題があったとしても、すぐに辞めさせることはできない。(労働者が訴えたら、労働者側に有利な判決が下される場合が多い)



商業的な慣習も「unspoken rule」が多いそうだ。
私達からすれば、当たり前だと思っていることでも、
海外から見ると、え?なんじゃそりゃ??と言われる。
日本のお客様への対応についても、海外では「なぜそこまでやらなければいけないのか?」と質問を受ける。



認識にギャップがある場合は、他の国の人々が納得するような説明をしなければならない。
黙っていれば、たちまち日本のやり方は棄却される。
日本側は当然、それを望まない。



日本のやり方で進めると、どんなメリットがあるか?
逆に、他のやり方にしてしまうと、どんなデメリットが生まれてくるか?



前回も少し書いたと思うが、瞬時に言葉を選んで、彼らが思い描くゴールに近づくように、生産性のあるアプローチをしなければならない。
隙を見せたら、最後。
普段ぼーっとしてる私は、無理矢理、脳をフル回転させる。
そんなに動けまへんで、私の脳😱



骨の折れる仕事だけれど、たまらなくおもしろい。
定年まで10年を切って、仕事はどれも似たようなものばかりだと思っていたけれど、全然そんな事はなく、
毎日、あっという間に過ぎていくので、時間が足りない。



8月は予算作成時期。
今後5年間、具体的にどんなコストに反映されて、将来のPLにどう反映されてくるのか、今の時点で見通しを立てなければならない。数々のprovisionを正確に計算する必要がある。コストだけじゃなく、何年にどういうアプローチするのか、現実に即して作成する。
それを失敗すると、将来ずっと予算とフォーキャストの差異が出て、本社にチクチク言われて苦労することになる。。



甘い見通しは立てられない。
キレ者上司は、瞬時に予算の矛盾点を見抜くから。
上司の期待には、最大限応えたい。
いくつになっても、この思いは変わらないのだろう。
これが丁寧な仕事の原動力となっている。






















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夫婦のパワーバランス

2025-08-02 14:33:20 | 仕事の話
仕事関係の方にランチをご馳走になった。



東京駅近く



オーストラリア料理のレストラン。
眺望も◎
前菜もオシャレ
ランチだけどシャンパン
一杯だけなら、全然酔わない😝





ステーキも美味
パンもお代わり自由


彼は新婚さん。
お互いの価値観のすり合わせ中らしく
金銭感覚の違い
家事分担
将来の家族計画
色々話合っているそう。
国際結婚。
結婚式は2回。それぞれの国で。
もう、それだけでも費用が大変そう。


育ってきた環境は、それぞれで
文化も違う。
彼の国では、男性は仕事、女性は家を守る、という風習がまだ根強いらしく 彼の家庭も同じ感じだったと。
お母様が毎日おいしいご飯を作り、お庭をきれいに手入れし、家の事は全てお母様が担当されていたと。


きっと、彼は、王子様のように大切に育てられ
そして 奥様もお姫様のように育てられたのだろう。


そういう場合、やっぱり男の人の方が、合わせなきゃいけないところが多そうに思うけど、実際はどうだろうか?
夫婦のパワーバランスは、どう変化していくのか?
これって本当に夫婦によるんだろうけど。。


「ここだけは譲れない、という所だけは主張して、後はお嫁さんの言う通りにした方がイイ」
と言ったら、
うーーん💦と真剣に悩んでいた。


そうだよね、難しいよね。。
特に金銭感覚とかは。。気軽にうん、とは言えない部分だろうし。。


頭脳明晰で仕事がデキル彼、いつも機関銃のごとくバーっと話すが、今回は考える事が多くて いつものペースでないのが面白い🤣


頑張れ👍○○さん
奥さんを大切にしてあげて✨
使える小遣いは、少なくなるし
家事も手伝わなきゃいけないけど
いずれ、そんな生活にも慣れるヨ!


うちの場合は、どうだろう?
お金の管理で言えば、全て私。彼の給与口座のキャッシュカードも私が持っている。
主人は、そういうのめんどくさい、と言う。
彼は、お小遣い制ではなく
好きな物を買って、食べてOK。
領収証を出してもらって
私が彼に支払うパターン。
皆に言うと、ひかれるやつ😱
プライバシーゼロですよね。。


小遣い制にしようと何度も言っているのですが
めんどくさいから、これで良いと。
私も、いちいち領収書の中身も見ず
金額だけばーっと計算してしまう。
怪しいな、と思うようなレシートがあれば即座に確認しようと思うのだが、そういうのが、ない。
彼は本当にお金を使わない人なのだ。。
書籍代だけは、結構かかるけど
それくらいは、当然だし、
飲み会も、どんどん行ってくれと言っている。
小遣い制でないことに、逆に、私の方が申し訳なく思っている。


たまたま、私と主人の金銭感覚が同じで
買い物は好きではない。
これは息子にも遺伝して
3人とも、そんな感じ。
ただ、主人も私も、旅行だけは好きなので
そこにお金は、かかるけど。
私が何にお金を使っていても、主人に何か言われた事は1度もない。


一方、うちの両親はいまだにお金💰で喧嘩してる💦
両者とも1歩も譲らない。
父は電気代や食費に細かくて
母に文句ばかり言っている。
冷蔵庫チェックとか!
子供である私は、その話を聞くと疲れる🥵
そんなにモメるくらいなら、私が電気代払うから、頼むからケンカしないで、と言うと
「そんなのはダメだ🙅父さんを甘やかすことになるから!」
と、まさかの拒否‼️
もう、勝手にやってくれ。。


夫婦のパワーバランスは、複雑で難しい😓




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ひどい上司①

2025-06-29 11:49:14 | 仕事の話
このシリーズ、ネタの宝庫なので、たまに書いてみようと思う。


昔一緒に働いていた上司は、とにかく悪口が多い方だった。


「A君が昨日出張で○○な事をした。
信じられる!?準備不足甚だしいわ」


「B君は、仕事上ではこう言ってるが、SNSではこんな投稿をしている。辻褄が合ってないやないか」(いちいちSNS見てるんかーい💦)


「Cさんは、アレ、あそこ、バカ大学出身」


怖いのは、営業のエースの悪口まで言ってしまうところ。


「気分が乗らんと、全部僕がやることになる。
どうにかならんか、あの気分の波。客からも悪く言われてるわ。きっと育ちが悪いんや」


息をするように💨人を罵倒していく。


ジョークは面白くて、いつも笑ってしまう。
だから、これらもジョークの一環で受け流せばイイ。


そうも思って、やり過ごしていたが
知らず知らずのうちに
笑顔が疲れていく。


ある時、業務が忙しくて 当初出していた有給申請を当日朝にキャンセルして会社に来た人がいた。


うわ。そこまでするなんて、よっぽど忙しいんだな。
申し訳ないな。。
休日返上でやらなきゃいけないのか💦
すぐに有給取得出来るとイイけど。


人事としては放っておけず
その人の席まで行き
ちょっとした一口タイプのお菓子を手渡して
それが終わったらすぐに休みが取れるのか聞いてみた。


「どうしても、今日中に本社に提出しないといけなくて💦それだけやっちゃいます。ありがとうございます😊」


と本人は言って 頑張っていた。



上司は言う。
「何あれ?
急に休みの予定 変更して。
ああいうところよな。
休みは休んだらええねん。
周りも、ビックリしてるわ。
なんで来てんの?って
一旦立てた予定は実行せいちゅうねん」


え!!
彼だって、休みたいんだよ。
当たり前じゃん。
でも仕事のために、自分の事を犠牲にして会社来てんの。
自分のプライベート捨ててまで、仕事してくれてるんだよ。
なんで、それがわからないの⁉


そこまでやってくれてありがとう。お疲れ様。
って何で一言言ってくれないの‼
それで、少し救われたりするんだよ。


そう言いたかったが
言えば、更に自分が悪口の標的になるので
グッと飲み込んで
笑顔で頷いた。


静かに溜まる 心の澱。


なんだろう。。
こんなに面白いこと言えるのに
ジョークのセンスは一流なのに。
なんにもわかっちゃいないんだ。社員のこと。
何かが欠落しているんだ。
致命的に。


男性だけど
アンテナはおばさん並に高くて 
小さな事もすぐにキャッチする
そして悪口に変える。


言葉だけなら良いのだが
人事考課にも反映させてしまうので
ターゲットになった管理職は次々辞めていく。
優秀な人は特にすぐに去っていく。


今も変わっていないらしい。
自分のチルドレンだけを、えこひいきし続け
問題が数々勃発しても、知らんぷり。
うわー💦やっぱりか!😱
しかもそのチルドレンの数も年々減っていき、今残っているのはごく僅か。



もったいないな。
いくら給与や賞与、休暇制度や福利厚生を整えても
彼自身に問題があるから、優秀な人材が流れっぱなし。
結局、彼が営業もやらなきゃいけない。
いつまでも、仕事が減らない。
代表取締役なのに。
悪循環。



今の上司は全く違うタイプ。
穏やかで、キレた事、見たことない。
他人の悪口も言わない。
それでいて、ビジネスにおける指摘は鋭く
隙のない仕事の質を求められる。



頑張れば、言葉に出して褒めてくれる。
そういう事を惜しまない人。
そして、定期的に「今はどんな感じ?」と言って状況をじっくり聞いてくれる。
他の国も管理していて、めっちゃ忙しいのに。



厳しい事を言われても 納得出来る。
必ず期待に応えようと思う。
そう思えるのは、彼の人柄を尊敬しているから。
1つ1つ積み上げてきた信頼があるから。



今回も、ある事で表彰対象にしてくれて
私は、畏れ多いと言って 辞退したのだけれど
君は受けるべきだと 譲らなかった。



ありがとう。
お金は皆さんに還元します。皆で美味しいもの食べに行きましょう。
私は1円も受け取らないよ。
だって、その心配りだけで十分に嬉しいから。
それだけで、仕事の熱量となる燃料は満タン。
あなたの元で働けて
私は幸せです。



部下を育てる時
私は、あなたなら、どうするか?を
いつも意識して行動している。



悪口ばかり言っていた上司と仕事していた時期があったからこそ
今の状況に、深く感謝する事が出来る。



人生に無駄な事なんてきっとない。
過ぎ去った日々を見返して
やっと見えてくる事がある。
その、瞬間、瞬間では答えは出ないけれど
いつか きっと
苦しかった日々は 微かな光を放ち
私自身を 照らしてくれる。



50代になっても
自分は、まだまだ未熟。
学ぶことばかりだ。
逆に、こんなにも色々な事を教えてくれる人生って
なんて味わい深いのだろう。
良い事も 悪い事も 全部ひっくるめて
人生を旅している。











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2人の対応の違い

2025-05-11 14:30:00 | 仕事の話
今まで仕事をしてきて、色々な上司(代表取締役 いわゆる、社長)に会った。
外資系企業だと、日本の組織は中、小規模の所が多く、管理職の上司は、ダイレクトに社長になることも多い。結果的に、かなり密に社長と接することになる。


それぞれに、個性があり 良いところとダメなところ、もちろん両方併せ持っている。
ある人からは、良く言われ、
別な人から、悪く言われ、
これも上に行けば行くほど、至極、当然な話。


私は、本当に良い社長達に恵まれた。
一生懸命仕事をすれば、きちんと言葉に出して褒めてくれて、
要望を言えば、ほとんど叶えてくれた。
その代わりに、もちろん高いパフォーマンスを求められるのだが、要望を叶えてもらった恩があるので、しゃかりきに頑張れた。



「この人の為に頑張ろう」



上司に満足してもらいたい、という気持ちは強いモチベーションに変わり、幾つもの膨大な作業を
同時進行でこなしてきた。
あれも、これも、と常に投げられる無謀系タスクにも、必死に食らいついた。
コレ、自分の為だけならば、絶対にそこまで頑張れない。
最終的に人間は、自分の為じゃなく、人の為に最大限の能力を発揮できるのだと知った。


今考えると、やっぱり社長達は「覚悟が違う」のだと思う。
会社の責任を丸ごと背負う覚悟。
だから、社員とも本気で向き合う。


そして、売り上げを伸ばし、会社の規模を拡大していける社長は、どこか


「人間的に可愛らしい」


魅力を持っている人が多い。
もーー社長はァ!と言いながらも、しっかりとついていく。


昔、その年の業績がいまいちで、社員全員のボーナスが高くない時期があった。
売り上げが少ないのだから、ない袖は振れない。
多少残念には思っても、皆それは理解していた。


その時の社長は、私にこう言った。
「君はとっても頑張っているのに、会社としてそれに相当する報酬を上げられなくて、本当に申し訳ない」
謝罪することがキッカケで、社員から更にネチネチと不満を言われる事もあるかも知れない。
できることなら、不都合な事実には触れたくないだろう。
しかし彼は、私にハッキリそう言って、頭を下げた。


「いえいえ、社長が悪いわけじゃありませんから!どうか謝らないでください。」
と、私は言った。
ボーナスで予定していた家族旅行の事が、チラッと頭によぎったが、彼の温かい言葉で、不満は少しずつ小さくなっていった。



何週間かして、自宅に宅配便で何か届いた。
社長からだった。


手書きのカードには、急いで書きすぎて、
ほとんど読めない字のメッセージが。


「いつもありがとう。○○さんと一緒に仕事できて、僕は本当に良かったと思っている。これからもよろしく」


洒落た包み紙を解くと、めっちゃお洒落なお菓子がぎっしり。
クッキー、パウンドケーキ、マカロン、チョコ、
1つ1つ見るからに高そう。


わざわざお店に行って、手配してくれたんだ。
忙しいのに、カードまで書いてくれた。。
そこまで考えてくれたことが、私にはすごく嬉しかった。


その後、領収書が会社に出てこなかったので(経理なので知っている)
これは、自分のポケットマネーだ。
なんだか逆に申し訳なかった。


休日も働いたし、残業も多かったけれど
私は、彼に今でも深く感謝している。



しかし、残念ながら、過去には全く違うタイプの方もいた。
同じような状況下で、その方はこう言った。


「だって、仕方ないですやん。今回は特別な時期なんだから。
何?そこまでして、金が欲しいんか?」


。。。。。。。。



「そこまでして、金が欲しいんか?」



こんな事を社員に言う人がいるんだ。。
賞与は、社員のモチベーションの鍵である。
人事考課と賞与は密接な関わりがあるから、
上司は、この時期には慎重に言葉を選んで、
相手が傷つかないように、モチベーションを下げないように、相当の注意を払って、部下に接するように本社の人事から言われてきた。
私は、少なくとも自分の部下にはそのように接してきた。


ところが、この方は、フォローをするどころか、ほんの数行の端折った表現で済ませ、更に侮蔑的な言葉を私に放ったのだ。


心を込めて行ってきた数々の仕事が瞬時に砕け散った。
そして確信した。


「だから、皆、あなたのもとを去って行くのね」


毎日、他のメンバーの悪口を言い続け、
ターゲットは、定期的にコロコロ変わる。


「人生、面白ければ、それでエエですやん。
毎日笑って仕事しよ。」


彼の掲げるスローガン。
それ自体は、良いと思うが、
人の悪口を垂れ流して、それで笑いを取ろうとするのと、問題が発生したときに、放置して逃げてしまうので、管理職のメンバーは次々と辞めてしまいなかなか定着しない。


言動に問題があるので、彼は、常に労働審判や裁判を抱えている状態。


「コレって、まぁ、普通よな?」


普通のワケ、あるかいな⁉️


ま、これも、外資アルアル、ですよね。。


私は、大昔にこの方から離れて、幸せになれたが
こういう方の下でずっと働いて、心身共に病んでしまう人が大勢いる。
その人達に言いたい。


辛い現状を耐え忍んで
行き着く先に
希望はありますか?

もし、状況が変わる可能性があるのであれば
もう少し我慢してみるのもイイ。

でも、もし何も変わらないのなら
ずっと耐え続けるには、残りの人生の時間はちょっと長過ぎる。

変化を恐れないで。

最も大切なのは、あなたの心と身体の健康ですから✨
























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東京タワーのふもとで

2025-05-01 22:36:15 | 仕事の話
会社の皆さんとdinner





東京タワーには鯉のぼりがずらり


お酒と前菜から始まり


ジューシーなお肉


話が弾んで、ふと気づくと


東京タワーがキレイ😍


非日常を感じられるひとときでした。
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