土手猫の手

《Plala Broach からお引っ越し》

No.20「録」

2008-07-01 20:01:08 | 詩歌(創作)
2008. 1.30

2004.6.11
自らの意志で選び行動する(責任を持つ)事に意味が。
2005.2.21
至誠を尽くして時を待て。(成る時に成る)
2006.4.8
想いがシンクロする時[奇跡]は起こる。
2006.5.1
独り善がりのメッセージは閉鎖的な盲目的な刹那的なものしか呼び込まない。

2008.1.30
意志有るところに心在る。


2008.2.6

白 雫 流れ 塊 へと 揺れ動く


2008.2.9

雪や雪 白く白くと 逸る声

一面の 吹雪く綿菓子 手に融けて

綿菓子の 踊る姿に 桜見る          

かき混ぜる 砂糖の如し 冬の花  


2008.2.27

「誠」とは 度量に覚悟 併せ持つ

「普遍倫理」
説いたるは 先(せん)にとあるに 書いたれど 我に問いたる 言葉なりけり


2008.3.3

上巳(じょうし)雛 這子(ほうこ)の姿 いとをかし


2008.3.13

雷と 反対なのね 沈丁花 見るに先立ち 聞くが迎える


2008.3.25

スポーツか『ベスト尽くした』(茨城)県警は 言葉選びにおつむ(魂)が知れる


2008.3.25

人命が囮となった土浦よ逮捕優先に慨嘆の友人(声)


2008.4.1

「四月一日」
まあたらしい君と始める歌日記

『...而(しか)してなプーはつらいよ寅次郎」

「新しいフィールド挑む一年生』


2008.4.2

長靴に抱きつくペンギンいとをかし

暖暖(のんのん)と雲雀ホームで鳴くらむ(修正 6/7)

フィールドはホームでなしやアウェーなり


2008.4.3

必勝の二文字携え いざ臨め 持てる力をあらん限りを


2008.4.4

菜の花や腹は野沢菜目は桜


2008.4.5

惜しむなく風吹きたるや花筵(むしろ)

毛氈に見立て覚しき花筵

旅箪笥持ち出してみる朧月


2008.4.6

薔薇の葉に円い光のイヤリング

千光寺 円空仏の由由(勇勇)しさよ

勾玉の C が背中で支え合う X と成り今に顕わる

…あな不思議 逆さ C なら S になる

香ばしき みやげ団子に 花探す


2008.4.7

様様の祖母思ひ出づ雛のしつらひ


2008.4.8

花嵐甘茶頂き何思ふ

降る雨は砕のあられの小粒かな 花散らす風と青を誘う

ありがたき『唯の命』の法雨かな


2008.4.9

冴え冴えに目奪はれし黄や緑


2008.4.10

「御水取り」(東大寺二月堂)
紅白のありがたき花のりこぼし

「…今年じゃないよ;」
シーツ干す春一番に竿と飛ぶ

「洗濯」
水温み着物も糸を緩ませる

「衣替え」
セーターをたたみし思ふしみじみと また通す時どこに居るかや

「融氷加速(朝日新聞 4/6・2面 ↓ 関連記事)」
泥に塗れうなだれし鳥地球(ほし)に立ち 憂い思ふや我もまた立つ


2008.4.11

セーターをたたみし思うしみじみと また通す日に誰と居るのか

椿見て のりこぼし(和菓子)想ふ我も居る


2008.4.12

葉桜の間顔出す茜色


2008.4.13

天井に刺さる三基の竹とんぼ

懐かしい風天井の風車

柔らかき乳桃色の湯に入りて想い馳せるは・・・・・・・(歌の事なり)


2008.4.14

風格の風情の先に若芽萌ゆ

花筵上に花冠の姫が居る


2008.4.15

糸切れた凧かシーツに春一番

喧嘩した着物がダンス水温む

20℃に慌ててマフラー洗濯す


2008.4.16

幾千の両全花片咲き誇り花冠ぞ謳ふ春の訪れ
(幾千の両全花片集まりて花冠に謳う春の訪れ ー 元歌)


2008.4.17

八重桜 白き面差し月に映ゆ

春雨や白く そぼ降る花陰に

百合の皺(しぼ)脈のやうに見えたれば

仏壇の灰の池にも蓮華生え


2008.4.18

一条に触れしも寂し春の雨
(一条に触れしも寒し春の雨 ー 元歌)

日めくりの無けども聞こゆ季くる音(繰る・暮る)
日めくりの過ぐ音聞こゆ暮れの春

春雨にかこち顔なる歌を詠み

一羽二羽五月の空にぞ揚雲雀


2008.4.19

花嵐お猪口の傘が咲き乱れ(4/18)

花 散らし そんなに唸って何嘆く(4/19)


2008.4.20

薔薇なれど じょうろの穀雨のおすそ分け

土鈴(どれい)かな 糊こぼしかな 金魚哉


2008.4.21

癪・嘆(しゃくなげ)か咢(がく)と莟(つぼみ)の艶(あで)やかさ

春陽を占めてるやうな八重の紅

たわわなり艶(つや)やかな紅八重桜

『おほほほ』と阿那(あだ)な姿ぞ猫の親


2008.4.22

闇知るに御する心に光あり闇御す道に光あたらむ


2008.4.23

玄関を逆さにまたぐ(跨ぐ・急ぐ)いそいそと 時と言ふ名の敷居の上を

そのままの造り間取りに えも言はず 季節戻りて子供に還る


2008.4.24

逆撫での指むずがゆい竹の皮

あと少し逸る気持ちにボッキリと竹の子を折る人の子の我

既視感に但し書する「季節感」


2008.4.25

読み過ぎて考え過ぎてムンクなる

五月病予備軍の空グズグズと


2008.4.27

小説(映画)を見る前の少女時をかけ(翔)


2008.4.28

飽きたのよ五月病もう何年目

聞き飽きた『五月病』いま何年生?

にょっきりの竹の子ポコッとたのしいな

ダメ出しを自分で出すよ〆切り(UP)後;


2008.4.29

昭和の日二十年の月日哉


2008.4.30

おくゆかし顔寄せうつむく桜哉

愛らしい白と桃色花たちは顔寄せ合ってはにかむかのやう


2008.5.1

薔薇の花 咢の手離れ一人立ち


2008.5.2

時止めてこちら伺う子猫の手


2008.5.3

暗闇にスリープランプの息つぐを温き命とそっと見つめる


2008.5.4

新しい時誘うや薫る風


2008.5.5

鼻つけて薫風食むや柏餅


2008.5.6

殻を脱ぎ解き放たれし夏の花

青い月 陽に愛されてベランダに


2008.5.7

銀色にひるがえし翼 南風(はえ)を引く


2008.5.8

虹迎え両翼のニケ天翔る


2008.5.10

何故だろう咲いた桜にかき氷


2008.5.11

薔薇の葉に とまった綿毛そっと取り風に放ちて見送る吾は

藤棚に眺めて傍に触れもせず


2008.5.12

青葉寒ひろげたくとも・・・・・


2008.5.13

青葉寒このまま閉じて眠ろうか…

天照 磐戸に鍵で冬眠す


2008.5.14

双六の <あがり> の前の6コマに <ふりだし(1)もどる> 書いたのは誰?


2008.5.15

いつまでも あると思うな「生』の時間(標語?)


2008.5.17

若緑 襲(かさね)の色目桃色に

ミミエデン メタモルフォーゼ 鮮やかに


2008.5.18

何も無い 何も詠まない 日も有るさ

詠むよりも 今日はゆっくり 読みたいの


2008.5.19

病葉よ(ブルームーン)しつこい奴を蹴散らかせ!


2008.520

安田靫彦(やすだゆきひこ)「風神・雷神」
風神図 ああ風神と覚しけり


2008.5.21

西洋と東洋出会い虹の湧く


2008.5.22

そよ風と薔薇の間に座り居て ゆっくり流る時と遊ぶや


2008.5.23

一人なぞ全く苦にはならねども 不在の君は「欲しい」思ふや


2008.5.24

寒・暖の並ぶ趣向の巧みさよ


2008.5.25

いつまでか莟のままに走り梅雨

軒先に隠れて見えぬその姿 映して立つ(建つ)や影の中にも


2008.5.26

高々と鳩舞い上がる五月空


2008.5.27

天つ風 曇天の空吹き払い 雄々しき姿ここに顕す
天つ風曇天の空払い除け 雄々しい姿顕すここに(元歌)

今日の言葉・番外
よけいな事を考えず変に気を使わず遠慮なくほんとうの姿を顕せよ


2008.5.28

紫の光のつぶて葉の上でキラキラ滲む風に揺られて

月を見て ぽっかりと咲く懐かしい 黄色 見たくて また月を見る


2008.5.29

雲の上流るる竜の水墨画(5/28)

五月雨に望むばかりか陽の梯子


2008.5.30

真夜中の灰色の空降る光工事のそれは天使の梯子


2008.6.1

水かけた薔薇に「ごめん」と言ってみる


2008.6.2

厚ぼったい雲の瞼に長傘を持って出るかや荷物なれども


2008.6.3

梅雨空も忘れさせるよ「春」の冠(かん)


2008.6.4

梅雨時の合間の空を選び行く学生街の風は爽やか

日の延びた青を見上げて明日思う予報の欠片どこにあるのか


2008.6.6

飛行機が梅雨の晴れ間と夕焼けの中(ちゅう、宙)に残した白し稜線

梅雨晴れに白き稜線真っ直ぐに

お母さん ぼくの方見て おかあさん 周りの人には聞こえているのに

六月の空の晴れ間のプレゼント


2008.6.7

街路灯赤く点って青白く白く強くと白くなりける

暖暖(のんのん)と雲雀鳴くらむ花日和( → 4/2 挿入)


2008.6.8

理不尽な思いの果てに散らされた命の想いは…
(置き換えれば)知って(いる筈だろうに)識らぬか(想像出来無かったのか)


2008.6.9

時計見て空見て焦る 暁を覚えず 言えぬ候となりては


2008.6.10

夕暮れの風涼しくて薄暑の日

入梅の日に明くる空 涼の風

「時かけ」の次の日に来る(時の)記念日や


2008.6.11

希望の芽 摘み取らないで 自らの 手で取らないで 枯れていないよ

種はまだ暗闇の中じっとして待ち続けてる貴方のノックを

花は咲く枯れたのちにも新しく
根がしっかりと大地抱くから 光も水も涸れてないから


2008.6.13

風に乗る夏の気配と前触れを大きく吸い込む2秒4秒


2008.6.14

風はこぶ夏の気配を前触れを大きく吸い込む2秒4秒(修正)


2008.6.15

紫陽花の ふたつ 並んだ帰り道


2008.6.16

あの黄色黄色い花は待宵と待宵草と ふいと思ひ出づ

月を恋ふ乞ふ宵待ちの月見草


2008.6.17

学舎(まなびや)の蔦つたい来る黒毛虫(中学校)

晴れてても傘をささずば桜道(会社の前)

眼前に下がる毛虫に総毛 立ち(法事の帰り道)


2008.6.18

プレゼント何が欲しいと尋ねても予算に限り有りて宜しく


2008.6.19

唐紙を簾にし風招き入れ

洗い張り板並び立ち夏は来ぬ

裂(きれ)を剥ぐ糊のつんざき夏の声


2008.6.20

枝豆のざる上げる湯気満つ夕べ 

さてとてや 蚊取り線香 そそくさと 行水 浴衣 月見 枝豆 

塩ばいと固さ完璧手の伸びる豆ひと山の殻たちまちに


2008.6.24

オフィス街高きより見て驚きぬ自転車の数短パンの数 (男性)

プリントと周り見較ぶ(みくらぶ)学生に「二軒隣」の声は届かず

六月(みなづき)に天振り返る恟恟(きょうきょう)と (天上より)


2008.6.25

ぞろぞろと白いゼブラの上渡る体操服の色だけが元気(帰途)

梅雨上がりビタミンカラーに出会う街


2008.6.26

設定と違う音鳴る!怪談は RとFか;docomoの仕業か;


2008.6.27

外堀を濃茶に埋める夏木立 

うっそうと上(のぼ)る木立の草いきれ 




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