「有」ー う ー
貴方を知らない間 私は私であった
貴方を識らぬ今 もはや私は私を識らない
眼は前に有りて その裏側を望む術は無く
齎される知に与るしかない
識を知るへ 触を触るへ
変換される塊(かい)が手を引く何処や
有の深淵や
己を知らずして生きられぬ者者よ
怖れるなかれ 何れ
環は回りて 元在る処へ還る
塊は玉と戻りて
表も裏も もはや在らん
互いの眼を望みし時 その裏側が現れる
求道(ぐどう)せし
識の深淵 有の深淵
宙の具現や
? 2008.1.16記
貴方を知らない間 私は私であった
貴方を識らぬ今 もはや私は私を識らない
眼は前に有りて その裏側を望む術は無く
齎される知に与るしかない
識を知るへ 触を触るへ
変換される塊(かい)が手を引く何処や
有の深淵や
己を知らずして生きられぬ者者よ
怖れるなかれ 何れ
環は回りて 元在る処へ還る
塊は玉と戻りて
表も裏も もはや在らん
互いの眼を望みし時 その裏側が現れる
求道(ぐどう)せし
識の深淵 有の深淵
宙の具現や
? 2008.1.16記