土手猫の手

《Plala Broach からお引っ越し》

ここ数日

2010-01-17 22:12:01 | 日記
1/14選考、第142回芥川賞、該当作無し。
(1999年上期・第121回以来、21期・11年ぶり)

当日のネットトピックスから翌日、今日に至るまでの新聞・TVで、直木賞受賞のお二方のインタビューや、当落の選評などを見ていました。


受賞作が無いという事は、特別号(受賞作全文掲載誌)は、と一瞬思いましたが。暫くしてから、選評の方(記載)は通常誌にて行われるのだなと、当たり前(?)な事に気がつきました。

(どの作品も読んでいない;私には)『選評だけ読んでも』といったところでしょうが。(作家による)書評は、知らない事を教えて貰えるので、興味深い(? 適当な言葉が見つからないので)です。

今回、選考委員の池澤夏樹氏による総評が気になったので。
書き留めておこうと思います。


「今回の5作はいずれも小説を書くこと自体が前提にあるようで、一本強いものが足りない印象を受けた」(1/17産經新聞)

「小説は作者が何かを偏愛するところから始まるのに、今回の候補作には何かどうしてもという愛が感じられない。いわば小説を書くことの方が先に目的としてあったように思えるという意見があった」(1/15朝日新聞・朝刊)

「小説は書きたいという意欲から生まれるものだが、全体的にそれが感じられなかった」(ネットニュース)



本を読んでいます。