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日刊ドットコムマスター★

ドットコムマスターに合格するためのブログです。

第24回 第2部 第39問

2013-06-21 14:02:41 | 第2章

OP25Bにより、ユーザ側で起こりうるトラブルとして、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。

a.メールの送受信ができない。
b.メールの受信はできるが送信ができない。
c.メールの送信はできるが受信ができない。
d.SPAMメールの受信が増える。
e.Webページの閲覧ができない。

コムたろう「OP25B ってなんだろー?」


ドット先生「アウトバウンドポート25ブロックの略さ。」
「コムたろう君は、ウェルノウンポートって覚えているかな?」


コムたろう「POPは110番、SMTPが25番ってあれの事かな?」


ドット先生「そう、まさにそれ!25はSMTPのポート番号だよ。」
「そしてアウトバウンドってのは電話のアウトバウンドと同じで外に向かって発信するって事だね。」


コムたろう「外に向かうメール送信の・・・ブロック?」


ドット先生「これはね~、迷惑メールの送信を減らすための手段なんだ。」


コムたろう「どういうこと??」





ドット先生「じゃあ、迷惑メールってのがどんなものかをまずは理解しよう。」



コムたろう「う~ん、勝手に届く不要なメールの事だよね?」


ドット先生「そうなんだけど、どうやってそれが送られてきているかって話ね。」
「まず、迷惑メールは大量に送られてくるってことは、送信側でも大量に送り出しているってことだよね。」
「迷惑メールを送信しているヤツが、普通にISPのメールサーバー(SMTPサーバー)を使って送信していたらどうなると思う?」


コムたろう「ISPに目を付けられちゃうんじゃないかな?」


ドット先生「するどいね!そうなれば利用停止処分とかを受けてすぐにメールの送信ができなくなるよね。」
「だから、そういう悪いヤツはISPのメールサーバーを経由しないでメールを送りたいんだ。」


コムたろう「そういう事になるね。」


ドット先生「メールの送信で使われる25番ポートを利用したSMTPの通信はメーラー⇔サーバー間だけではなく、サーバー⇔サーバー間でも行われていて、このおかげで地球の裏側だろうがメールが届くようになっているんだ。」

コムたろう「ふむふむ」


ドット先生「メーラー⇔サーバー間の通信てのは普通のユーザーが使う形だね。ISPから届いた資料の通りに設定して使う場合はこれだね。」
「ところが、悪いヤツはISPのメールサーバーを使わずに、直で外部のSMTPサーバーに向けて大量に迷惑メールを送りつけるんだ。」
「そして、SMTPでメールを送りつけられたメールサーバー(SMTPサーバー)は宛先のアドレスに向けてメールを転送するしかないんだ。悲しいことに。」


コムたろう「ひぇ~、そんな事になっていたのか~。」



ドット先生「そこで、迷惑メールの送信をさせない為に、ISPのネットワーク内から外部へ向けた25番ポート向けの通信を遮断してしまうという対策をとることにしたのがOP25Bだ。」

コムたろう「どういうこと?」


ドット先生「世界中のあちこちにあるメールサーバー(SMTPサーバー)に向けて直で(25番ポートあてに)送信するという行為をブロックしちゃうんだ。」

コムたろう「メールの送信ができなくなっちゃうの?」


ドット先生「普通のユーザーがメールの送信をする時は、ISPのネットワーク内からISPが用意しているこれまたISPのネットワーク内のメールサーバーに向けての通信になるからブロックの対象とはならないんだ。」

コムたろう「そっか、外に出ようとする25番ポート向け(SMTP)の通信をブロックするから、中のメールサーバーに送る分には大丈夫なんだね。」
「あれ?じゃあ同じISPの人同士でしかメールのやり取りができないってこと?」


ドット先生「OP25Bはね、ISPの用意したメールサーバーが外部にSMTP(25番ポートを使う)で通信をする分には特にブロックはしないんだ。」
「あくまでもISPの用意したメールサーバーを経由しないで、直接外部へ向けたSMTPの通信をブロックするってことね。」


コムたろう「なるほど~。それなら真っ当なユーザーがメールの送信をする分には問題なくて、迷惑メールの送信がブロックされるようになるのか~。」




ドット先生「しかぁ~し!」
「ヘビーユーザーは自分でメールサーバーを立ててたり、ISPを乗り換えたけどメールアドレスだけは前のISPのを使っていてSMTPサーバーの設定が以前のままとかだと『直で外部へ向けた25番ポート向けの通信』てのに当てはまっちゃうからブロックされちゃうんだ。」


コムたろう「え~、そうなんだ!」


ドット先生「設定次第で解決できることがほとんどだけども、ハマると選択肢bみたいに受信はできるけど送信ができないって状態になるんだ。」
「これがこの設問の正解ね。」


コムたろう「逆は大丈夫なの?」


ドット先生「受信はPOPだね。これは110番ポートで25番じゃないから大丈夫。webページの閲覧も80番ポートだから平気だね。」

コムたろう「なるほど~。」
「25番ポート=SMTP=メールの送信がブロックされるってことだね。」


ドット先生「そういう事!」





【 第24回 第2部 第39問 解答&解説 】
[解答]b.
[解説]
a.誤り。 メールの受信はできる。メールの受信はPOPで、利用されるポートは110番。
b.正しい。OP25Bにより外部にメール送信する場合には決められたSMTPサーバを経由しないといけなくなる。
c.誤り。 逆。受信はできる。
d.誤り。 OP25Bはスパムメールの送信を減らすためのものなので、増えない。むしろ減る。
e.誤り。 webページの閲覧はhttpでポートは80。またはhttpsの443。25番ポートを使わないので影響は受けない。


第21回 第2部 第3問

2013-06-18 09:50:42 | 第2章

ファイルシステムに関する記述として、誤っているものを1つ選びなさい。

a. ファイル1つあたりの最大サイズはファイルシステムごとに異なる。
b. FATを使用しているUSBフラッシュメモリは、WindowsでもMac OSでも読み書きできる。
c. NTFSには、アカウントごとのアクセス権設定機能がある。
d. FATはジャーナリング機能を持つファイルシステムである。



コムたろう「ファイルシステム?」


ドット先生「windowsなどで記憶する装置(HDD)というものが中に入っているのは知っているよね?」

コムたろう「うん。それくらいはわかるよ。」


ドット先生「じゃあ例えばPCのファイルの中に何か保存したことはあるかな?」


コムたろう「あるよ!マイピクチャーのところにコムたろうフォルダを作成してその中に写真を保存したことある。」

ドット先生「おお!それじゃ話しが早い。そのコムたろうくんが保存した行為が正にファイルシステムを利用しているんだよ。」

コムたろう「え!?そうなの?」


ドット先生「ファイルシステムというのは、PCのデータを記録する方法とかファイルやフォルダ(ディレクトリ)の作成・移動・削除などを行う際の管理方法みたいなものなんだ。」
「さらにこのファイルシステムにはFAT、NTFS、HFSという種類があってそれぞれ扱えるファイルの最大サイズも異なるんだよ。」


コムたろう「なるほど!それじゃ選択肢aは合っているんだね。FATとかNTFSとかってどう違うの?」


ドット先生「簡単に説明するとFATはWindowsとMAC両方利用できて、NTFSはwindows NT以降用、HFSはMAC専用のファイルシステムなんだ!」

コムたろう「そうなんだ!?FATはWindowsとMAC両方利用できるのならbも合ってるね。そうなると残る選択肢はcとdか。」

ドット先生「NTFSは、複数ユーザがアクセスするサーバでの運用を念頭において設計されているためアカウントごとのアクセス権設定機能があるんだよ。」
「またセキュリティ管理に優れること、ジャーナリングファイルシステムという障害が発生した場合のデータ復旧機能を備えていることなどの特徴もあるんだ!」


コムたろう「じゃあFATにはジャーナリング機能はないのかな??」


ドット先生「そうだね!残る選択肢はそれしかないよね!?」


コムたろう「よくわかりましたー。ありがとうドット先生!」






【 第21回 第2部 第3問 解答&解説 】
[解答]d
[解説]
a. 正しい。ファイル1つあたりの最大サイズはファイルシステムごとに異なる。
b. 正しい。FATを使用しているUSBフラッシュメモリは、WindowsてもMac OSでも読み書きできる。
c. 正しい。NTFSには、アカウントごとのアクセス権設定機能がある。
d. 誤り。ジャーナリング機能はNTFSに搭載した機能であり、FATには搭載されていない。


第24回 第2部 第5問

2013-06-07 12:05:39 | 第2章

第24回 第2部 第5問

以下の条件を満たすRAIDレベルを、下の選択肢から1つ選びなさい。

・ 2台のHDDで構成し、それぞれのHDDにデータを冗長記録する。
・ 仮想HDDの記憶装置は、2台のHDDの合計容量の1/2以下となる。

a. RAID0
b. RAID1
c. RAID5
d. RAID10





コムたろう「先生~、RAIDってな~に?」


ドット先生「RAIDはレイドって読むんだけども、元々は・・・」
「安価で低容量、価格相応の信頼性のハードディスクドライブを使って、大容量で信頼性の高いストレージ(補助記憶装置)をいかに構築すべきかを提案したものなんだ」

コムたろう「安物のHDDを使って、お値段以上の性能を出そうって事?」


ドット先生「まぁ、お値段以上かは使う人の感覚の問題もあるけど、なんとなくそんな感じだね。」


コムたろう「安いHDDって信頼性は低いの?値段の違いは容量の大きさだけの違いじゃなかったんだ???」

ドット先生「価格相応の信頼性ってのは、安いHDDは壊れてデータが読み出せなくなったりする事が、高いHDDよりは起こりやすいって事ね。そうは言ってもしょっちゅう壊れるわけじゃないよ。」
「普通のパソコンショップに並んでいるようなHDDは現在は容量の違い以外では、性能はそんなに違わないよ。だから同じ容量なら価格も大差ないよね。」
「ここで言う信頼性の高いHDDってのは、町のパソコンショップには普段置いてないようなお高いヤツの事さ。」

コムたろう「なんだ~、じゃあボクんちのPCに入っているHDDが特別壊れやすいって話ではないんだね~。」
「ちょっと安心。」



ドット先生「さて、RAIDの説明にもどろうか。」
「そもそもは安物のHDDをって話だったけど、RAIDを使えばHDDの信頼性やパフォーマンスを向上できることから、今では別に安物に限った話ではないんだ。」
「それじゃあ、どうやって信頼性やパフォーマンスを上げているかを説明していこう。」

ドット先生「まず、HDDはそのうち壊れるモノという部分に着目しよう。」


コムたろう「長~く使ってるとだんだん調子が悪くなって、そのうちファイルが開けなくなったりとかそういう事?」

ドット先生「そうだね~。あとは強い衝撃を与えたりすると読み書きできない領域ができたりすることも無きにしもあらずだね。」

コムたろう「無きにしも・・・?なんでそんな回りくどい言い方を?」


ドット先生「う~ん、最近のHDDは性能が良いからね。先生自身HDDが壊れたって体験はほとんどないんだ(笑)」
「まぁ、一応壊れる前提で説明するね。」
「HDDが壊れた時に、ファイルが開けませんで終わっちゃったら困るよね?」

コムたろう「そりゃそうだよ~。作りかけの資料とか、大切な画像とかが開けなくなったらショックだよ~。バックアップ取っとけば良かったって後悔だよ~。」


ドット先生「そうだね、バックアップがあれば何とかなるよね。それがRAID1なんだ。RAID1はミラーリングと呼んだりもするよ。」


コムたろう「RAIDって何種類もあるの?」


ドット先生「そうなんだ。RAIDってのは大雑把にいうと2個以上のHDDを組み合わせて、1つのHDDのように扱うんだ。」
「そうすると容量が増えたり、バックアップを自動的に取りながら使うようなイメージになるんだけど、HDDの組み合わせ方で何種類か分かれるんだよ。」

コムたろう「ふ~ん・・・。」






ドット先生「まずはRAID1の説明をしようか。」
「さっきも言ったようにミラーリングと呼ぶんだけども、これはミラー(鏡)+ing(現在進行形)なんだ。」
「一つのデータを2つのHDDに同時に記録していくんだ。あたかも鏡に映るかのように同じデータをね。」

コムたろう「2個づつファイルができちゃうの?」


ドット先生「いいや、見えるのは1個だけ。2つのHDDのうち1つは影の存在と思ってちょうだい。」
「RAID1は片方は影の存在だから見た目の容量はHDD1個分で、でもデータが両方に記録されているから、どちらかが壊れても、残るもう一方からデータの読み出しは問題なくできるんだ。」

コムたろう「なるほど~。それなら安心だね。」






ドット先生「じゃあ次はRAID0ね。ストライピングとも呼ぶよ。」
「これは、2台以上のHDDを合体させて一つのHDDとして扱うんだけど、一つのデータをバラバラにして、分散させて記録するんだ。」

コムたろう「分散?」



ドット先生「たとえばノートにメモを書く時をイメージしてみて。」
「普通なら一文字ずつ書いていくよね。一文字書いて、書き終わったら次の文字を書いて・・・これの繰返し。」
「50文字書くとしたら1文字×50回分の時間がかかるね。」


コムたろう「わかる、わかる。」


ドット先生「これを2人がかりで、分業して書いていったらどうなるかな。」
「1人目が1文字書いている間に2人目が次の文字を書くんだ。こうすると50文字全部書き終わるまでの時間が短くなるのはイメージできるかな?」


コムたろう「2人の息があってればね・・・。」


ドット先生「そこ大事なところね。そのためにRAIDを使うときは同じメーカーの同じ型番のHDDを使うとか、そもそもRAIDコントローラーってものが必要だったりとか、気を使う所があるんだ。」
「こうやって交互に書き込んだデータは縞々になるからストライピングって呼ぶんだよ。」


コムたろう「なるほどね~。」


ドット先生「まぁとにかく、RAID0はスピードが速くなるって事ね。あと、HDDの容量は2台組み合わせたなら2台の合計まるまるが使えるよ。」
「でも、片方のHDDが壊れると分散しているデータの一部が失われるから、信頼性や耐久性ではちょっと残念な感じなんだ。」
「RAIDは信頼性も重要な要素なので、こんな信頼性の低いのはRAIDと呼ぶのはどうかなってところもあって、番外的な感じで『0』なんだよ。」

コムたろう「へぇ~、そうだったんだ~。」






ドット先生「次はRAID5の説明をしよう。」
「RAID5は最低3台のHDDをつかって、データの分散の仕方やエラー訂正の仕方とか複雑にしてRAID0と1を合わせたような感じね。」
「スピードも速くて信頼性も高いんだ。(実はスピードが速いのは読み出しの部分に限るけどね)」


コムたろう「へぇ~、すごいじゃん!」


ドット先生「まぁその分HDDがたくさんいるからコストは高くなるけどね。」







コムたろう「じゃあ10ってのは?」


ドット先生「これは実はね。『じゅう』じゃなくて『いちぜろ』なんだ。10(じゅう)って種類があるんじゃなくて、1+0なんだ。」


コムたろう「ほへぇ~。」


ドット先生「つまりRAID1(HDD2台)で信頼性上げたやつをさらにRAID0(HDD2台)で高速化しているんだ。HDD4台必要になるね。」
「ちなみにRAID01ってのもあって、これは0+1、先にRAID0で高速化したものをRAID1で信頼性を上げている。」
「どっちを先にするかで、スピードや信頼性が違ってくるから用途に合わせて使い分けるんだ。」


コムたろう「色々あるんだねぇ~。」







ドット先生「さて、そろそろ設問を解いていこうか。」


コムたろう「冗長記録って難しい言葉だね。」
「どういう意味?」


ドット先生「冗長ってのは無駄が多いって意味の言葉だけど、システムとかの話では予備とかバックアップ的な意味になるんだ。」


コムたろう「出番が無ければ無駄だけど、あったら安心ってことか~。」


ドット先生「つまりこれはRAID1(ミラーリング)の事を言ってると思えば良い。」


コムたろう「じゃあ仮想HDDってどういう事?」


ドット先生「RAIDで複数のHDDを組み合わせて1台のHDDのように扱っているのを、仮想HDDって呼んでるんだね。」


コムたろう「じゃあRAIDならどれも当てはまるね。」


ドット先生「そうだね。カギはそのあとの2台の合計容量の半分以下って所ね。」
「RAID0は2台組み合わせるなら2台分の合計の容量になるのは説明したね。」


コムたろう「そうだったね。」


ドット先生「逆にRAID1は2台組み合わせても1台分の容量のHDDとしてしか扱えないのも説明したね。」


コムたろう「あ、そうか。二つ目の条件はRAID1の話になるんだね。」


ドット先生「そしてRAID5はさっき説明したように最低3台のHDDを使うから、そもそも条件には当てはまらないね。」


コムたろう「なるほどね~。じゃあ正解は『b』だね。」







第24回 第2部 第5問 解答&解説 】
[解答]b.
[解説]
a.誤。 RAID0はデータの冗長記録を実施しない。
b.正。 RAID1は2台のドライブを利用しデータの冗長記録を実施する。また、同じデータを2台のドライブに書き込みするため、全ドライブの合計容量の半分しか記憶領域が使えない。
c.誤。 RAID5は3台以上のドライブを利用する。
d.誤。 RAID10は複数の外部記憶装置(ハードディスクなど)をまとめて一台の装置として管理するRAID技術の方式の一つで、RAID 1でミラーリングされたドライブのセットを複数用意して、それらの間でストライピング(RAID 0)する方式。
RAID 10では、2台以上のドライブをまとめたセットを2セット以上用意する。
ストライピング(RAID 0)により各セットに均等にデータを割り振って同時に記録を行うが、セット内ではドライブ間でミラーリング(RAID 1)を行って同じデータを複数のドライブに同時に記録する。
速度と耐障害性の両方を同時に高めることができる方式で、最低4台のドライブが必要となる。
いずれかのセットですべてのドライブが故障するとデータが復旧できなくなる


第19回 第2部 第17問

2013-05-29 11:00:31 | 第2章

以下のネットワークで、PC1からpingを実行したところ、図の結果となった。この結果から判断できることを、下の選択肢から1つ選びなさい。

19217_02_3 

a.PC1からはインターネットに接続できるが、PC2からは接続できない。
b.PC2からはインターネットに接続できるが、PC1からは接続できない。
c.PC1とPC2の間の通信ができない。
d.PC1はWebサーバのドメイン名の名前解決を行うことができない。

コムたろう「ping って、あのコマンドの真っ黒画面の…。」


ドット先生「そうだね。」


コムたろう「うわぁ~あの黒い画面、訳解らなくて苦手ー。」


ドット先生「そう思っている人は多いよ。実際にコマンド打ってみたことってある?」


コムたろう「えっ、僕がやっても大丈夫なの?」


ドット先生「うん、別に問題はないよ。」


コムたろう「えええええ、それって初耳~。」


ドット先生「コマンドを打つ場合、【スタートボタン】→【すべてのプログラム】→【アクセサリ】→【コマンド】であの黒い画面が起動するよ。」

コムたろう「……(実際にやってみて)あっ、ほんとだ。」


ドット先生「そのカーソルがチカチカしているところに、コマンドを入力するんだよ。」


コムたろう「なるほど。」





ドット先生「この ping というコマンドは効率的にトラブル箇所を調べる時に利用するんだよ。」


コムたろう「どうやって調べるの?」


ドット先生「たとえば、コムたろう君が僕に電話を掛けるでしょ?」
「それで、僕が電話に出て『もしもし?』って言ったら、これってどういう状況かな?」


コムたろう「ドット先生が電話に出た?」


ドット先生「まぁそれでもいいけど、コムたろう君が掛けて僕が出た(応答した)ってことはね・・・」
「コムたろう君の電話機から始まって、途中の電話回線、そして僕の電話機までの通り道に故障が無かったという判断ができるんだよ。」


コムたろう「応答する=繋がっている、という判断なんだね!」


ドット先生「そう、インターネットでも時々HPが見られない状況ってあるよね?」


コムたろう「うん、自分のPCか操作のしかたが悪いのか、どれかが原因なんだろうけど・・・」


ドット先生「全部、自分の原因って考えるの?」


コムたろう「え、違うの?」


ドット先生「そういう風に思っちゃう人もいるみたいけどね。ほかに原因は考えられるんだよ。」
「見たいHPを管理しているサーバが故障している可能性もあるし、コムたろう君が契約しているISPが管理している設備の故障も考えられるし、アクセス回線が故障している可能性だってあるんだ。」


コムたろう「へえ、いろいろ原因ってあるんだね。」


ドット先生「そうなんだよ、沢山あるから問題解決の為には何処が原因かを調べて、それぞれの原因に合わせた対処が必要になるんだ。」


コムたろう「なるほど~。」





ドット先生「で、この ping だ。」


コムたろう「あっ、そうか。効率的にトラブル箇所を調べる時に使うってことは、『HPが見られない』といったトラブルの時も使えるんだね。」

ドット先生「そう。何処に原因があるかを調べるために ping は目的の場所に向かってリクエストパケットを送るコマンドなんだ。」

コムたろう「リクエストパケット?」


ドット先生「……パケットはわかるかな?」


コムたろう「え~っと、データの小さな塊、だったっけ?」


ドット先生「おっ、覚えていたね。リクエストパケットは平たく言うと、『応答をください』というリクエストをするデータのことだよ。」

コムたろう「あぁ~、なるほど~。」


ドット先生「で、さっきの電話のたとえ話に戻るけど、コムたろう君は僕が電話に出て欲しいから電話した訳だね。」
「 ping に置き換えると、コムたろう君が電話する=リクエストパケットを送る、僕が電話に出る=それに応えて応答する、という図式になるんだよ。」


コムたろう「なるほど~。」


ドット先生「つまりリクエストパケットを送った相手が応答した=相手までの通り道は問題なし、になるんだ。」

コムたろう「そうか、道が途中で切れてたら、応答は返ってこないもんね。」


ドット先生「その通り。だから、『HPが見られない』って時も ping を使ってみるといいんだ。」


コムたろう「でも、どうやって使うの?」


ドット先生「これはコマンドの入力の仕方になるんだけど、カーソルがチカチカしている部分に『ping』と入力し、スペースを1つ開けて相手のホスト名やIPアドレスを入力するんだ。そして、最後にエンターね。」
「この設問では 【pingの結果】の下の囲み部分の、C:\>ping ~の部分が ping のコマンドを入力した部分で、その下の行が応答結果だよ。」


コムたろう「IPアドレスってあれですよね、インターネット上の住所のことですよね?」


ドット先生「うん、この設問ではIPアドレスとホスト名、両方に対して ping を実行しているんだ。」


コムたろう「この『http://www.example.co.jp/』っていうのは、ホスト名だね。」


ドット先生「FQDNとも言うよ。まぁホスト名とFQDNは厳密に言うと違うものなんだけど、ここではその説明は省略するね。」
「IPアドレスは郵便番号、FQDNは石川県金沢市増泉みたいな感じかな?」


コムたろう「なるほど~、よく解る~。」


ドット先生「HPは普通このホスト名で表されるよね、その方がユーザーには解りやすいから。」


コムたろう「そうだね、IPアドレスだけ見せられても、そこが何処のHPか解らないもんね。」


ドット先生「なので、 ping を使う時はホスト名でもOKになっているんだ。」


コムたろう「なるほど~。」


ドット先生「この場合、同一のWebサーバに対して、IPアドレスとホスト名で ping を使っているよね。C:\>ping ~が2つあるだろ?」

コムたろう「IPアドレスとホスト名で形は違うけれど、同じ相手に対して使っているはずなのに結果が違ってるのはなんで?」

ドット先生「そこもこの問題のポイントなんだ。」


コムたろう「えっ、そうなの?」


ドット先生「まず、問題のWebサーバに向かってIPアドレスに向かってpingを使った結果を見てみよう。」


コムたろう「……なんか宇宙語みたい。やっぱりコマンドはよく解らないや。」


ドット先生「食わず嫌いしないで。結果の見かたを解説するからね。」
「まずはIPアドレスのパターンだけど、『~ からの応答:』の文字の後がこのWebサーバからの応答結果なんだ。」


コムたろう「なんとなくわかる、かな。」


ドット先生「『バイト数』はこのWebサーバから受信したデータの大きさ、『時間』は結果が返ってくるまでの時間、『TTL』は特定の初期値から経由したルータの数を引いた値だよ。」

コムたろう「データの大きさや、時間はまぁ解るけど、TTLって……」


ドット先生「一つ一つの意味が解らなくても、この応答結果が見えるということは、目的のIPアドレス(Webサーバ)から応答は返ってきている、つまり、ここまでの道に故障はないという判断になるんだよ」

コムたろう「なぁんだ、そういうざっくりとした判断で良いんだー。」


ドット先生「うん、実はそれで大丈夫。」






コムたろう「じゃあ、この『ping』の後にホスト名が入っている場合の応答結果は…」


ドット先生「これがこの設問のポイントだね。」
「上の図を見ると、『http://www.example.co.jp/』と『211.129.13.200』は同じWebサーバを表しているでしょ?」


コムたろう「うんうん。」


ドット先生「だけど、ホスト名で ping を実行すると『要求がタイムアウトしました』という応答結果になっている。」

コムたろう「このタイムアウトって、『時間切れ』のこと?」


ドット先生「そう。 ping は応答を永久に待つのではなくて、一定の制限が有るんだよ。」
「このタイムアウトというのは、 ping を送信してTTLの初期値(OSによって異なる)からルーターを1個経由するごとに1引いて0になるまでに応答がなかったということなるんだ。」
「じゃないと、何十年も前に送ったパケットが永久にインターネットの中をさまようことになるからね。」


コムたろう「幽霊船みたい。それに、ずっとさまよってたら回線が混雑してじゃまだね。」


ドット先生「良く気付いたね。みんなが便利に使うためにはこういう配慮が必要なんだ。」


コムたろう「じゃあさ、制限時間内に応答が得られなかったら、どんな判断になるの?」


ドット先生「応答が返ってこない理由はさまざまな状態が考えられるね。」
「たとえば、サーバが故障してダウンしているとか、途中にあるルータが故障しているとか。」


コムたろう「じゃあ、この『www.example.co.jp/』のサーバは故障しているの?」


ドット先生「いやいや、そう結論を急がないで。」
「『http://www.example.co.jp/』と『211.129.13.200』は同じサーバだよね?」


コムたろう「うん。」


ドット先生「『211.129.13.200』に ping を送ると、応答は得られた。つまり、通り道に故障はないし、『211.129.13.200』も故障していないんだよ。」

コムたろう「でも、『http://www.example.co.jp/』は応答を返してくれないよ?」


ドット先生「ここで思い出してほしいのは、URLとIPアドレスの関係だ。」
「名前解決って覚えてるかな?」


コムたろう「あ~、あれだ。DNS!」


ドット先生「そうそう。ホスト名(URL)からIPアドレスを教えてくれるのがDNSサーバーだね。」
「で、『www.example.co.jp』に ping を送って、応答が返ってこなかったということは、『http://www.example.co.jp/』からIPアドレスを導き出せなかったという事なんだ。」


コムたろう「DNSサーバになんらかのトラブルが発生していて、名前解決ができないってこと?」


ドット先生「そのとおり。とすると、解答は……」


コムたろう「あぁ『d』になるね!」


ドット先生「うん。そもそもpingはPC1からWebサーバに対して送信されているから、PC1⇔PC2とかPC2⇔インターネットというのは問題外だね。」

コムたろう「PC1⇔インターネットというのはどうなの?」


ドット先生「それも100%不可って訳じゃないよ。IPアドレスを指定してHPを見ることはできるからね」


コムたろう「面倒だけどね・・・」


ドット先生「だから、解答は『d』になるんだ」






【 第19回 第2部 第17問 解答&解説 】
[解答]d
[解説]
a.誤り。この結果だけから、PC2 からインターネットに接続できないとはいえない。
b.誤り。この結果だけから、PC2 からインターネットに接続できるとはいえない。
c.誤り。この結果だけから、PC1 とPC2 の間の通信ができないとはいえない。
d.正しい。PC1 でホスト名(FQDN)で指定したping が失敗していることから名前解決ができないことが想定できる。