『花下に舞う』の後は、図書館に無いと思ってたら、最新刊まであった。
『花下に舞う』では信次郎くんの、中身がちょっと見える。お母さんの話になるので。
『乱鴉の空』では、信次郎が行方不明になるし
『野火、奔る』では遠野屋の船が行方不明になるという
大きな時間がおこって、物語に引き込まれていく感じ。
最終的に、ちいさく収まるんだけどさ😅
信次郎は清之介の本来の姿は商人じゃなくて、いずれ元の姿に戻るんだか違う姿になるんだか、とにかく、今のままではいられない。って、ずっと言ってて
そうであってほしくはない伊佐治親分がいて、ずっと商人でいたい遠野屋さんがいて、
遠野屋さんが、暗殺者に戻る事はないだろうと思いながら読んでたけど、
だんだんわからなくなってくる。
暗殺者に戻る事はないかな?でも、他の何かになるかも。でも他の何かってなんだい?
今回、お義母さんに、「遠野屋から離れても、もう大丈夫だよ」って言われてるんだよね。遠野屋さんの生きる道はどこになるんだろう??
で、信次郎くんはさ、変わんのかな?変わんなきゃダメだろう、こんな人。変わりそうにないけど変わるんだろう。と思ってて、お父さんとかお母さんの話が出てきたから、だんだん変わるのか?って思ってたけど、変わらなくて。
なんだか、やはり、人の本質を見抜く力を持っている、人智を超えた人のような気がしてきた。から、信次郎くんのいってる事は、本当になるような気持ちになってきている。それはつまり、とおのやさんの事だけどね。
ところで、並行してシャーロックホームズシリーズをみていて、共通のするものを感じてしまうよ。ホームズとワトソンくんの関係と、信次郎くんと伊佐治親分の関係とか、浮浪者(おこも)を使うあたりとか。
とりあえず、最新刊まで読んだ。次が出るまで、覚えていられるかねー?