林檎日記

日々の事、考えた事など
無責任に書いてます

『花下に舞う』『乱鴉の空(らんあのそら) 』『野火、奔る』

2024-08-30 12:00:00 | 
『花下に舞う』の後は、図書館に無いと思ってたら、最新刊まであった。

花下に舞う』では信次郎くんの、中身がちょっと見える。お母さんの話になるので。

『乱鴉の空』では、信次郎が行方不明になるし
『野火、奔る』では遠野屋の船が行方不明になるという
大きな時間がおこって、物語に引き込まれていく感じ。

最終的に、ちいさく収まるんだけどさ😅

信次郎は清之介の本来の姿は商人じゃなくて、いずれ元の姿に戻るんだか違う姿になるんだか、とにかく、今のままではいられない。って、ずっと言ってて

そうであってほしくはない伊佐治親分がいて、ずっと商人でいたい遠野屋さんがいて、

遠野屋さんが、暗殺者に戻る事はないだろうと思いながら読んでたけど、
だんだんわからなくなってくる。
暗殺者に戻る事はないかな?でも、他の何かになるかも。でも他の何かってなんだい?

今回、お義母さんに、「遠野屋から離れても、もう大丈夫だよ」って言われてるんだよね。遠野屋さんの生きる道はどこになるんだろう??

で、信次郎くんはさ、変わんのかな?変わんなきゃダメだろう、こんな人。変わりそうにないけど変わるんだろう。と思ってて、お父さんとかお母さんの話が出てきたから、だんだん変わるのか?って思ってたけど、変わらなくて。
なんだか、やはり、人の本質を見抜く力を持っている、人智を超えた人のような気がしてきた。から、信次郎くんのいってる事は、本当になるような気持ちになってきている。それはつまり、とおのやさんの事だけどね。

ところで、並行してシャーロックホームズシリーズをみていて、共通のするものを感じてしまうよ。ホームズとワトソンくんの関係と、信次郎くんと伊佐治親分の関係とか、浮浪者(おこも)を使うあたりとか。

とりあえず、最新刊まで読んだ。次が出るまで、覚えていられるかねー?


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『4つの署名』

2024-08-25 13:12:00 | 


前出の偕成社のシャーロックホームズ全集、図書館で見つけましたー。ので、読んでみた。これは長編。

『緋色の研究』は大人向けの、なんだろな、登場人物の人生や、背景の社会を描いているようなところがあったけど(そもそも大人向けバージョンだったからかも知れない)

『4つの署名』には冒険小説の要素もありますね。少年が読んでワクワクしそうな演出(少年向けバージョンを読んでいるからだが)。恐怖小説の要素も入っているかもしれない。

思えば、ここまで読んだ他の短編もそうだった(気がする)。

江戸川乱歩の少年探偵団シリーズもそんな感じよね。

そんな感じでした。

あきるまで、読んでみようかなー

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シャーロックホームズ

2024-08-08 21:39:00 | 
そういうわけで、シャーロックホームズシリーズを読もうと借りてきた。
図書館に行ったらさ、大人向け、一冊しかなかったー。
中学生向け(『まだらのひも』)2冊、小学生向け(『赤毛組合』)は何冊かあったかな。とりあえず、全種借りてきてみた。

ちなみに私が小学生のころよんだ

コレはなかったねぇ。残念だなぁ。

解説を読んで分かったこと。
ホームズは短編が多い。長編は4作しかないんだって。その一つが『緋色の研究』でこれが一作目。次の『4つの署名』も長編。

『4つの署名』は『〜凱旋』に出てきたから読みたいけど、あるかなぁ?

今回借りてきた『赤毛組合』と『まだらのひも』も短編集で、出版順とか関係なく、どちらも初期の有名な作品を集めた物だった。なので、被ってる作品も多く、それは読むのを省きました。

『赤毛組合』は『〜凱旋』にかなり詳しくでてきたので、大体あらましは分かってた感じでした。

それにしても、アレですね。短編で推理小説って、なかなかすごいよね。長編はそりゃあそれだけ紙面を使って、わくわくどきどきさせますけど、短いページ数でわくわくドキドキさせるのって、すごいな、って思いました。しかも、たくさん書かなくちゃいけないじゃんね、短編だと。
短編推理小説ってすごいんだなー。ドイルってすごいんだなー。って思ったのでした。

ところが、小学生の私がハマった記憶がない。全集をみた記憶があるし、少なくとも『まだらのひも』が載ってるのは読んだはずだし、推理小説好きだったから全集があるなら、ひと通り読んだはずと思うけど……。

江戸川乱歩とルパン全集は、ハマった事に間違いはなく、繰り返し読んだんだよね。なんの違いかなぁ?長編が好きだったのかなぁ?




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『シャーロックホームズの凱旋』

2024-08-07 17:35:32 | 
8/4
これはおもしろかった!
これは絶品!!!

京都の街並みを背景に、ホームズとワトソンくんが活動する。街は京都だけど、服装とか街並み以外の文化とか、まるっきりロンドン。
イギリス紳士の2人が、森見作品でお馴染みの京都の街を徘徊する。
ミスマッチなはずなんだけど、それがまた森見感満載で、奇妙にマッチする。
なるほど、これは、ホームズの京都版なんだな。と、思って読み進むと、、、

そうはいかなくなってくる。

何度も、頭の中の構成を組み替えさせられる。
まるで脳力を試されているかのようだった。

ここからはネタバレ↓
京都を舞台にしたシャーロックホームズかと思ってたら

作中のワトソンくんが、ロンドンを舞台にしたホームズの冒険譚を書き始める。

えっ、あの既存のホームズは、京都のワトソンくんが書いたって設定?

ところが、そのロンドンでの生活が始まる。

えっ、今までの京都のはワトソンくんの夢まぼろしだったってこと?

最終的に幻のロンドンから京都に戻ってくる。

やっぱり、こっちの世界が本当だったかー。
おそるべし、こっちの京都にも宮殿があって、女王がいるんだゼ。

そして、森見感満載で終わるのだ。


残念なのは、わたしがホームズシリーズをきちんと読み込んでいないこと。
小学生時代に読んだきりかもしれない。
『まだらの紐』と「灰色の脳細胞」しか覚えてないって思ったら、灰色の脳細胞はポアロだった。ゴミ箱に証拠が入ってたヤツもポアロっぽいんだよねー。だから『まだらの紐』しか覚えてない。
ホームズを読み込んでいれば、もっと楽しめたんだろうなぁー

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心理学系の本2冊

2024-08-07 17:27:00 | 
8/1



心理学図鑑の方が、イラストが楽しくて良かった。
中身はどっちも同じくらい。

カウンセリングの勉強を始めたころ(24先くらい?)から今まで、心理学系の本て読んでなくて。読んだのはロジャース全集くらい。
何でかというと、巷の心理学本はインチキに溢れていると思っていたから。心理テストとかね。

でも、放送大学の前期で受けた、社会心理学の先生が、社会心理学は日常生活の困ったに対応できる心理学。困ったを助ける本が色々出ているから読んでみて。っていってたし

昨年から放送大学で勉強し始めて、ある程度、知識が増えたので、

インチキに惑わされることもないだろうし、
自分の知識の整理のために読むのもいいかな、って思ったの。

で、どっちだったかー。心理学ノートのほうかな。気づきがあった。

『仲良くなりたい人には自己開示をすると良い』

コレね!社会心理学の授業でちょっとひっかかってた!!

『自己開示には応酬性があって、自己開示された人は、その人に自己開示しやすい』
ってヤツ。確かに、分かる。し、ん?ってちょっと何か引っかかってたけど、スルーしてた。

『仲良くなりたい人には自己開示をすると良い』
そしてこの文をみて、ピンとくる。

間違えてたーーー!

いや、わたし、自己開示を控えめにしてましたよ。
だってさ、ひとの話聞くの、苦痛なんだもん。ひとのどーでもいー話聞くの、嫌なんだもん。
だから、きっと他の人もそうだろうと思って、自分の話しないようにしてたーーー。
話したい人は話すだろうからって、待ってたーーー。

でも、そうすると、仲良くなりにくいのね?

よし、やってみよう。じゃ、誰と仲良くなりたいかな?

特別いねーなーー。

と、いうことがございました。



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