二百名山クジラのデンデケ放浪記

二百名山クジラ(ドラ猫)が歩く飲んだくれ放浪記です

スリランカ、アダムスピーク編

2011-09-30 13:10:39 | 日記
7時起床、今日は快晴です。爽やかな気分でチェックアウト。バスターミナルは遠いので、路上でバスを捕まえましょう。通りに出ると、オバチャン達が溜まってるのでそちらに寄って行ってバス?ナーヌオヤ?と話し掛けるとよい反応なんでここで待ちましょう。この先に分かれ道があるので、変なバスに乗ったら大変です。のんびりした風景ですが、このオバチャン達は挙動不審です。皆でバスが来るのと反対方向をじっと眺めたり、とてもバスを待ってるようには見えません。反対車線にも結構いたんですが、いつの間にかこちらに渡ってきてお喋りしてます。何台もバスは通り過ぎますが、グルグル文字で分からないし、オバチャン達も反応しません(泣)20分位して1人のオバチャンが、ナーヌオヤならそこに停まってるトゥクトゥクで300ルピーだよって大きなお世話ですよ。あ、英語で行き先が書いてあるバスです!目を凝らすと…ナーヌオヤって書いてある!おーいっ停まって~!オバチャンは無反応です。役にたたんな。ゼーゼー乗り込んで19ルピー。
無事駅に到着しました。ハットンまで60。19と書いてある切符を堂々と渡されます。どんだけ昔の印刷なんでしょうね?かなり空腹だったんで、昨夜のパンをかじり、ホームで紅茶(20)を買って朝飯。うーん美味い!
9:30時間通りに来たコロンボ行きは座れる程ではないが少し余裕があるかな?と思っていると、停まる駅毎に続々乗ってきて、もうトイレにも行けません。ハットンにも時間通り10:54(大体)到着。アダムスピークの麓の村ナラタニアまでバスで行けるはずなんですが、いないなぁ?列車と連動してなきゃ嘘ですよねぇ?寄ってきたトゥクトゥクのあんちゃんDerik 0722177644(携帯)によると、今はオフシーズンでバスは走ってないとの事。(これは嘘。少し離れたバスターミナルから出てる。ただし本数は少なそう)ナラタニアまで35㎞離れている、タクシーなら2500、トゥクトゥクでも1500、俺は1300にディスカウントする。と言います。帰りの客はいないでしょうからま、妥当な金額かな?乗り込むと、街なかのガソリンスタンドにいきなり入って、300くれ!と言います。長距離の客は中々捕まらないんでしょうが、それくらい持ってないのか?町を抜けると湖や滝しかない田舎道。お祭りの神輿が賑やかでしたが、確かに遠いです。途中、
携帯で誰かと話してます。多分、これからカモを連れて行くからマージン宜しくっ!とホテルに掛けているのでしょう。型にはめられたかな?川沿いの綺麗なホテルに到着。部屋を見るとまた異常にリゾートで、バルコニーからはアダムスピークも見えます♪2食付きで35ドル。辺りには食堂も無いし、第一ホテルだって無さそうです。
良く考えるとこれって昨日の値段とそう変わらないんです。そう考えると天国のような気分です。まだ1時前ですが山頂までは三時間と言われてるので今日は停滞です。バルコニーにテーブルを出して(いや、本当にリゾート!)ブログの下書きで静かに時間が流れていきます♪夕方になると冷えてきて、5時には雨も降ってきました。食事は相変わらずカレー。しかしセルフサービスで、鶏肉煮のスープがあったので、かなり日本のイメージに近付きます(笑)お代わりしちゃいました。やはりビールはノー(泣)部屋に帰ってトニック入りのウィスキーでプハーッ!
(追伸)午後は気分転換に、MBKで映画を観ました。「ジョニーイングリッシュ」Mr.ビーンが主役です。ただ、今回の彼は違います。シリアスなスパイ役で、キスシーンもあります。新境地を開いたのでしょうか。館内も9割方埋まって人気です。私だけは彼の仕草で笑いますが、それ以外のタイ人は字幕か英語で笑ってるので、お互いのタイミングが合いません(泣)エンドロールで殆どの客が立ち上がらないのは今回の旅で初めての出来事です。なんだ?と私も座っていたら、サービストラックでMr.ビーンの料理教室でした。みんな知ってたんですね♪





ワールズエンド?

2011-09-30 09:37:55 | 日記
次の目標はワールズエンド。国立公園の中にある絶壁で、1000㍍以上切り落ちてるそうです。股間が縮みます(笑)ただ、バスなどが無いので、ヌワナエリアからのツアーを利用する事。(歩き方)6:10起床。9時にチェックアウト!と言うと、朝食を食べなかったから、と一泊1500にしてくれました。駅には続々西洋人が集まってます。何しろ上りはこの9:47の次は13:09です。ナーヌオヤまで60。サーフボードを持ってる西洋人もいます。(笑)あれ?お坊さんまだいたのか。列車は40分遅れてるそうで、駅外のベンチに座って歩き方をめくってると…話し掛けてきました。日本人でしたね、やっぱ。アキラ君。6月から旅に出てて、マレーシア、スリランカときて、これからキャンディでビザを取ってインドに行くそうです。帰りは10月のチケットを押さえたそうで、世捨て人ですね。親は横浜にいて、アパートを引き払ったら家財はトランク1個になったので実家に置いてきたとの事。私みたくトラ
ンクルーム借りてるのとは根性が違います(笑)ここまでの人生がトランク1個ですか…やっぱり坊さんだ♪
どこか良いビーチないか?と聞くと、もそもそ名刺を出して、(また彼の荷物も恐ろしく小さい。私の1/10位。どこかに散歩に行くのかと思った)ミリッサのゲストハウスを勧めてくれました。あー、列車が来ました。彼は2等を買ってたようで、向こうに走って行ってしまいました。サヨナラも言えませんでしたが、またインドで会いそうですね(笑)
また満員です。デッキに立って、今度は乗り過ごさないようにキョロキョロしてます。12:40ナーヌオヤ、寒いです。指先が痺れてるのは危険な兆候です。(正月の燕岳で体験)さて、駅からヌワナエリアまでは10㎞も丘を登って行くのでトゥクトゥクの客引きが五月蝿いですが、バスで行けるはず、駅前にちゃんと停まってます♪19ルピー。どんなに安くてもトゥクトゥクでは300以上はかかります。ま、普通の西洋人の皆さんは迎えのバンがいるようで、個人でフラッと来てる外国人は私だけですね。日本で言うと軽井沢か清里って感じですか。茶畑の斜面を登りきると、競馬場やゴルフ場がある(イギリス人の仕業)高原の一角に、小綺麗なホテルやペンションが建ち並んでます。安宿は無いようです。それでも歩き方の中で選んだつもりの「ホテルイエニシー」
英語が出来ることを鼻にかけてる感じの悪いフロントマンが3400!それは高いな。ソーリー、と出て行こうとすると、ちょっとちょっとと呼び止めて、イッツマイプライス。ユアプライス?歩き方の価格に物価上昇分を加えて紙に2000と書くと、5分待って!と向こうに行きました。案内された1階の奥の部屋を見ると、カーペット敷きの広い部屋で、まあこんなもんなんでしょうね。
ところで、ワールズエンドに明日行きたいのだが、ここでアレンジしてくれるか?という話になると急にグズグズになります。ジープをチャーターするとエクスペンシブだとかはっきりしないし。そんな事頼む飛び込みも今やいないんでしょうね。あまりに話が通じないので、ここはスッパリ諦めました。1泊だけして次へ行きましょう。第一外は雨模様で、山の上はもっとひどいでしょう。落ち着いて周りを眺めると色々アラが見えてきます。バスタオルが濡れてます、ドアのロックが掛かりません、水回り周辺のカーペットは湿っていて不潔っぽい(私に言われたかないか)、ビデの水が漏れて落ちる音がうるさい、洗面の排水がトイレの床にスルー、ベッドの明かりがつかない!あーもう疲れた(泣)雨も強くなってきました。寒いんでシャワーを浴びようという気にもなりません。FMを聴きながら毛布を体に巻きつけ暖を取ります。避難小屋かっ。腹減ったなぁ、朝からビスケット3枚しか食べてません(泣)
夕食もホテルの食堂で。近くにレストランはありません。トムヤムクンとフライドライスとビール2本(1本300!)値段は立派なホテルです。7時と言われたのに40分も待たされます(怒)ケータリングです。スープを飲むと塩と調味料の味しかしません。向こうでフロントマンがグッド?と聞くのでバッド!と答えるのも大人気なく、ビールを早く持って来い!と繰り返します。10分後に来たビールは常温ですが、これは逆にありがたいかも。寒いです(泣)なぜかドアは開けっ放しで、寒気が入ってきます。ライスは、何かパーティーでもやるの?って量で大量に残します。パンはバターを塗って持ち帰り、明日の弁当にしましょう♪1265!しかも35のお釣りも忘れようとしてます。ここまで来るとコントですね。



エッラ編2

2011-09-30 06:27:38 | 日記


夜中に小便で起きるくらい寒いです。虫、鳥、列車の音で目を覚まします6時半。田舎の洒落たペンションですか。カップルは朝早くチェックアウトしていったようです。忙しいな(笑)今夜は花火ですか(隅田川)二回もパスしたらもう呼んでもらえませんね(泣)私にとっては花火まで辿り着けない飲み会ですが…
ラジオをつけてみたらFMは何か入ります。音がないと寂しいです。9時に出発。歩き方に、線路沿いを歩いていく、とあるので、それらしき道を歩いて?おかしいなと、バスを待ってる若者に聞くと、違う!と言う。戻ってクランクに山を登って行く道を選んで1時間
(°∇°;)
確かに向こうにエッラロックは見えているんですが、道が右にぐっと曲がってしまうのが変で、峠の売店で常温のスプライトを買って、姉ちゃんに聞くと、ステーション ロード!なんと、線路を歩けって事だったのか!そう書けよっ(泣)うわ、また1時間かけて戻るの?とガッカリしながら、右に見えてるロックをって、待てよ、下に線路が見えます。ちょっと先に下に下りる階段があって、家の屋根もあるという事は…やった!ショートカット出来ました!1時間以上短縮です♪線路沿いを歩きます。すれ違う若者に、エッラロック?と念のために聞くと、ウンウンしたあとなぜか先導の様子。
こういうのは最初が肝心で、強く拒否しておかないと後々トラブルになります。しばらく行くと、歩き方の通り鉄橋があり、そのたもとを下へ下りていきます。その先は一応踏み跡はありますが、この辺は農家の畑もあるため道が色々ついていて、勿論看板なんてありません。26才独身男のワルなんとか君(以下ワル)はまず自宅へ案内してくれます。自分ちの畑で取れたトマトだそうです。おっ♪これは日本のと同じ旨い!買って帰りたいくらい。マザーに淹れて貰った紅茶+たっぷりシュガーもgoodです。どうやらワルは農家の跡取りのようですが、トマトは1㎏20ルピーなんで詰まらん、さやえんどうは150だからまあまあ、なんて愚痴ってます。このトマトがそんな安いんだ!スニーカーを履いてきて正解!サンダルじゃちょっとキツい山道を登って12時に登頂!昨日のアダムスで見かけたカップルもいますね。エッラの定番コースですからね。しかしこりゃ、ガイドがいないと無理ですね。案内板くらいつけろよ!と言いたいですが、にわかガイドの
邪魔か(笑)トム(トモヒロ)とワルで色々話をしながらの山道は楽しかったですが、ただの友達ではすみません。当然金目当てです。ただ、いくらとは言わない所が可愛いと思いながら500札を出したら物凄く不満そう(笑)遠慮しながら1000!とか言うので、もう200プラスして、これで終わり!と宣言します。これだって彼には巨大な臨時収入。トマト35㎏分ですよ!どんな量か想像つきませんが(笑)










1時半にホテル。テラスに座って、今登ってきたロックを見ながら絵葉書を書きます。すぐ下に郵便局があるので、20ルピーの切手を買ってポストへ投函♪とても日本に届く気がしませんが(笑)いやあ疲れました。どうせ冷えてないんだから、買ってきてホテルで飲むか、とカールスバーグを2本で460(ホテルでは扱ってない)。また昨夜のカレーを食べて、店でジュース190。ヌルいビールを飲みながら、バンコクの4日間ですぐブログを打てるように、ノートに整理を始めました。





エッラ編だってば!

2011-09-29 18:00:12 | 日記
追記の仕方が分かりません(泣)まあいいや、改行?します。
リュックは駅のベンチに放置して少し歩いてみます。線路を越えて向こう側が栄えてます。しばらく行くとスーパーがありました。線香、ロール、ジュース、アイスクリーム、リンゴ(富士)、トマト、シュエップス、トニックウォーターで775.5。腹が減ってきたので駅に戻って手洗いで洗って食べてみます。リンゴは身が締まってませんし、トマトは酸っぱいです。ま、捨てる程ではないですが、改めて日本の果実は美味しいと実感します。ホームに売店があり、紅茶が湯気をたててる看板があったので、ティー!ノー!?その程度のものですよ、セイロンティーなんて。親子連れが私の前に座っていたんですが、旦那が向こうから来て私にいきなり、あなたはにほんじんですか?と言い捨てて皆で向こうに行ってしまいました。返事は聞きたくなかったようです(笑)
1時にようやく2両の客車で下りが登場!適当に混んでます。トイレの前に荷物スペースがあり、丁度空いてました。臭いけど。図で説明しないと分かりづらいですが、ここまで引っ張ってきた機動車は一旦離れて車庫から一両をここに付け足し、ホームが一本しか無いのでこの編成を押し戻してまた引っ張って隣の線路に移動させて、自分は1人ホーム側に戻ります。上りの機動車だけが向こうから現れ我々の客車に合体。元の機動車は向こうに一旦消えて、置き去りになっていた上りの客車を引っ張って登場、という作業をノロノロモタモタ。そしてそれぞれ発車!となったのは二時半!気が狂うかと思いました(怒)
今度は間違えずエッラで下車。お坊さんみたいな日本人(アキラ君)も降ります。歩き方おすすめの駅近「サントップイン」これは確かにピカピカ!テラスからはエッラロックがまともに見えて、高原リゾートです。値段もリゾートで、朝食付きで1800。時間も無いので歩いて40分というリトルアダムスピークに行ってみましょう。メイン通りからの曲がり角は写真付きの看板がありましたが、その後は全く何もなし(泣)ニュージーランド人夫婦と抜きつ抜かれつ歩いてましたが、こんな筈はない、と紅茶工場の門番に聞くと、ずーっとあっち!と来た方を指差されます。(夫婦はどうせだから、工場を見学出来るか?と尋ねてました。)あらまあ、同じ車道を戻ります。20分戻って、ホテルこっちよっ、の看板の分かれ道でスリランカ人に聞くと、おー、こっちこっち!分かるわけないぞ、コラッ
(ノ`△´)ノ
もう4時だったので、夫婦はそのまま下りて行ってしまいましたが私は山男、へこたれません(笑)ズンズン登ります。孤児を集めた施設の入り口に休憩所があって、そこの店番少年に道をまた教わって、その先もクランクやゲートで分かりづらく、敢えて秘密にしていたいかのよう。それでも最後は階段を登りきって登頂!山頂にはヒッキー張りに白い旗がはためき、正面には明日挑むエッラロックが聳えてます♪




さて、バチバチ撮ったら暗くなる前に帰らなくては…とは言っても少年にはしっかり呼び止められます(笑)道を教わったからなぁ。彼はパイナップルジュース(150)を勧めますが、ココナッツ(60)カシカシ穴を開けてストローを差し込みはいどうぞっ。生温い、味の薄い液体です。もう5時なんですが、これから登ろうって西洋人カップルがいますね。遭難しちまえっ!疲れました。このままバーに直行しましょう。西洋風のオープンテラスと、薄暗いスリランカ人が多数たむろする2つの飲み屋がありますが、当然スリランカです。西洋風はどこに行っても同じで詰まりません。ライオンラガー!ぬるっ(泣)冷えてませんね。身体に良さそうです。つまみは当然ありません。飲み屋ですから(泣)どうも調子が狂います。空きっ腹にビール二本で320。並びに食堂があります。客はいず、お婆ちゃんが暇そうに通りを眺めてます。つい眼があって入ってしまいます。やっぱカレーですかねぇ?あー、でもこの味なら許容範囲です。そ
んなに辛くないし。




紅茶ブラックを頼むと、頼んでないのに横に来て、嬉しそうに砂糖を入れてくれます、沢山(泣)お勘定で1000札を渡したら、そのままフラッと外へ行ってしまいました。食堂で1000円でお釣りが無いって考えられないでしょ?日本じゃ。600返して寄越してOK?って知らないよ、いくらか。部屋に帰ってシャワー、洗濯して…ファンを止めました。寒いっ!シュエップス割ウィスキーでプハーッ♪外で日本人カップルがディナーを食べているような声がしますがスルー。


スリランカ、エッラ編

2011-09-29 11:16:24 | 日記






ドゥンヒンダ滝ってのが有名なんですが、バスで20分程かかります。早朝の大通りは爽やかで人通りも車も少なく、散歩にはもってこいです。ターミナルに着いたのが7時前。うーん、バスは無いし、トゥクトゥクで往復も高くて馬鹿らしいなぁ、ってんで近くの寺を回って宿に帰り、ストレッチして出発。8:50発で今日はエッラに行きます。鉄道で一時間かからない位です。駅で切符20ルピーを買って列車を待ってると、宿のあんちゃんがわざわざ「宝島」(スティーブンソン)を持ってきてくれました。いや、読み終わったんで捨てて下さい。ご親切にどうも。一等車は展望車でさすが綺麗です。2と3は椅子にちょっと違いがあるくらいで大差ないです。朝からやる気無いモードで、始発駅なのに20分遅れで出発。デッキにリュックを置いて、開きっぱなしのドアから身を乗り出し景色を堪能します♪小さな駅は片側にしかホームが無いことが多く、まさにエッラはその手の駅で、私のいる逆側にあった表示を見逃してしまいました(泣)
あらら、しばらく考えましたがやっぱり諦めるには惜しい所なんで適当な所で折り返す事にしましょう。20分先のバンダーラウェラで下車。乗り越し精算しなきゃなりません。駅員に、いやぁ、乗り越しちゃって、テヘヘ♪というと、部屋に連れて行かれ、ここからエッラまでの15ルピーの切符を買わされました。良心的ですね。折り返しは12:30だそうで、二時間待ちです。