二百名山クジラのデンデケ放浪記

二百名山クジラ(ドラ猫)が歩く飲んだくれ放浪記です

アンコールワット!

2011-04-22 18:03:34 | 日記
アへアンに8時集合と言われてます。ロビーに出ると、こっちこっちとバイクに誘導されます。なぜか彼だけヘルメットを被ってますが、どういう事でしょうか?5分程走って、料金所に停まります。これは木曜キャプテンも同じだった筈で、観光バスも多数停まってます。ここでパスを買う訳です。1日が20ドル、3日が40ドルです。1日を買いましょう。窓口に並んで順番が来ると、なぜかカメラが私を狙いますっ。出てきたチケットに顔写真が印刷されてます!これはチェック用というよりお土産の意味合いのようです。(多分)この辺り一体の共通パスで、所々で提示を要求されます。気の利いたバスツアーの人達は首からケースでぶら下げてましたが、なにしろ手作りツアーなもんで、胸ポッケに入れておきます。ちなみにカンボジア人のアへアン君(30歳独身)は無料なんだそうです。まあ、20ドルをポンと払えるカンボジア人は相当の資産家でしょうから。
さらに5分程走ると...見えてきましたよ~お堀の中に浮かぶ城、アンコールワットです。アへアンは外で待たせて、チケットを見せて長い橋を渡ります。むふふっと笑みがこぼれますっ。とうとうきたんですねえ!巨大な石の積み重ねは日本の城と同様ですが、そこに施されている彫刻の数々。闘いや天国や地獄や神話や...ぐるりの第一回廊を廻るだけで1時間を優に超えます。こんな贅沢ができるのが個人旅行の良いところで、悪いところは解説が何もない為歩き方を持ってなかったらかなりの見所を見逃していたでしゅ。本を忘れたか寄付して下さった方、ありがとうございます。色んな場所に現れるデバダー(女神)は、一つずつ実在の女官のモデルがいたそうです。ちょっと待ってください?みなさんトップレスなんですが、そんな夢のような所だったんですか?ただ、ちょっと隠してくれていた方が妄想もできる気もしますが。第二回廊が続き、最後に急勾配の第三回廊への階段を登ります。現在は一番奥の東側のみ登れます。この角度では、木曜キャプテンの布袋腹では攻略不可能ですっ
ありがちな話ですが、第三回廊の一つの柱に彫り物がありました。『昭和39年 坂井正樹 富山』47年前に彫られた雰囲気ではないので、私やOうちさんと同い年ということでしょう。こんな人ばかりじゃないですからねっ
3時間近く歩いてヘロヘロです。今日は曇りといえども気温はかなり高い筈です。(絶対)このあとアンコールトムに行く予定でしたが、トムってワットより広いんですっ アへアンに降参します。とりあえず昼飯を食いましょう。シャリバテしそうです。彼の指定のレストラン?に入り、とにかくアンカービア大瓶を頼みます。美味っ!労働の後のこの二本がたまりませんっ昼間のビールは効きます。ねえちゃんに勧められた揚げ春巻きももちもちして美味しいです。16ドル。スケジュールもタイトなので、タプロームだけは行かないと木曜キャプテンに笑われます。バイクで10分くらい走ります。要は樹木の除去をわざとしないままにしている遺跡だそうで、さすがにあちこち崩れかけていてクレーン車で修理してますが、迷路のような中をウロウロして写真を撮りまくります。色々ここに書くより、まあ一度行くしかないでしょう。
ホテルに戻ってブログを打っていたら8時半になってしまいました。目の前が受付なんですが、ぎこちない英語の女の子が来たなーと思っていたら、どうやら日本人の一人旅のようです。こんな所までご苦労さんです。夜着でホテルも飛び込みなんですよ?
今更出かけるのも億劫で、隣のコンビニでワイン(4ドル)を買ってきて部屋飲みします。あ-、のぶさんのお陰で舌は肥えてます。マズー。やっぱビールにすれば良かった...

シェムリアップ

2011-04-22 07:21:28 | 日記
疲れているので、初日はのんびりします。ゆっくり朝寝してロビー出ると、ホテル提供のパソコンをいじってる若者がいます。覗いてみると...おおっ日本語ではありませんか!話し掛けてみると、やっぱり日本人でした。外にはあと二人仲間がいます。カンボジアでジャパン軍団結成か?と喜んだのもつかの間、今日のフライトで帰るそうで、タクシーで行ってしまいました。また一人ぼっちです。
昨日のアへアンが寄って来て、明日は観光するか?本当はシンカフェでセットするつもりでしたが、試しに聞いてみるとワット、トム、タプロムで10ドルというので、よしっ君に頼もう。何しろ片言日本語が通じるので楽ですから。バンコクへのバス便も手配できるそうです。今日はどうするか?ときたので、博物館はないか?と返すと、バイクで送ってやる、とやけに親切です。(ちょびっと怪しいが、まあ許容範囲かな?)地図はないか?何しろカンボジアの資料って、ホ-チミンのガイドブックに併記のアンコールワット6ページのみ。大胆にも程があります。すると彼は奥でごそごそして持ってきたのは...2004年版のカンボジアの歩き方!最高のバイブルじゃないですかっどうせ遺跡しか目当てはないので多少古くたって構いやしません。ありがたく拝借します。
昼過ぎに、バイクでナショナルミュージアムまで送ってもらいました。なんだあ、シンカフェの斜向かいでした。バイクならあっという間でした。入場料は12ドル、国のプライドはもうどこにもありませんね。日本語版のパンフレットもあるし、館内の映像も日本語を選択できるので、クメール文化を深く理解することができました。歩いて2km位にオールドマーケットがあります。途中の屋台を覗いてみると、焼きそばみたいです。指を立てて注文しましょう。ガキが卵を入れるか?と聞くのでうんうんします。してから、まさかホビロンじゃないよな?と慌てますが、普通の卵でした。別途フライパンで炒めます。乾麺に水を足してほぐして、あらかじめ炒めてあるもやしと混ぜて、甘辛いたれをかけてできあがりっ。道端に日陰を見つけて座って食べてるから美味く感じますが、実際は大したこと無いでしょうね。お決まりの1ドルと言うのを、私はドルは持ってなーい、なぜなら日本人だからっと主張すると、4000リエルと言い直しました。ピッタリですね交換レ-トと。歩いていると、フィシュマッサージの店がいくつもあります。浪花ちゃんなんか釣りの合間にいつもやってるんでしょうが、小魚がたくさん入ってる水槽に足を突っ込むようです。くすぐったがりの私には向いてませんね。マ-ケットとは言葉の通り市場です。肉や野菜の素材には用が無いんだよなあ、とか思いながら一応一周します。ああ、中に食堂がありましたが、さすがにまだ腹は減ってませんね。
ホテルに帰ってシャワーを浴びて、ブログをパチパチ打ってたら、ネーチャンが明かりを点けたあと蚊取線香を持ってきてくれました。お-っと喜びの表現をすると、むふふっと意味ありげな態度ですが、まだ子供です。
夕食はマ-ケットの方にレストランが多数あるのですが、明らかに西洋風なのや、明らかにカンボジア語しか通じなそうな薄暗い店しか見当たらず、つい中華料理屋に入ってしまいました。マーボー豆腐と空心菜を頼んでから少し心配しましたが、その通り、一人でこんな食わねーだろっという量が出てきました。中国流でした。ぬるいビールで流し込みます。最後はおみやにしてもらって、ホテルの冷蔵庫の冷えたビールで頂きました。