ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

ムラサキケマンを食べてはいけない

2019-03-25 | みんなの花図鑑

・・誰が食べるんだよ。そこら辺に勝手に生えてる花や草を。

ただ、たまにスイセンの葉をニラと間違えて食べて、中毒を起こす事例がありますからね。万一のことを考えてこんな題にしました。



昨日(3/24)ムラサキケマンを見つけました。場所は、神社の境内・・から少し離れた、高い木々が林立する薄暗いところです。
ムラサキケマン(紫華鬘)はケシ科の野草で、木陰など日の当たりにくい湿った場所を好んで咲く花。時期は4月からが盛期ということで、まだ群生とまでいかず、ポツポツと、でも結構な数が見えました。


夕方近くで西日が差し込んでいます。

全草が有毒。ちょっと(かなり)危険な花。
でも有毒植物はたくさんあります。猛毒のトリカブトや朝鮮朝顔は(別格で)横に置くとしても、あの可愛いスズランや、ラナンキュラス、イヌサフラン、先にあげた水仙もそうです。さらに、調べたらニチニチソウも(!)。




毒性のある植物を上げていけばキリがないのですが、特にキンポウゲ科、そしてケシ科には多いような気がします。
   
 キンポウゲ科のキツネノボタンと思って写しましたが、どうもタガラシみたいです。これもキンポウゲ科。キツネノボタンと同じく全草有毒。草をちぎって、噛んでみました。すると1分もしないうちに舌がピリピリしびれてきたので、ペッと吐き出しました。触るだけでもかぶれる事があるようなので、キツネノボタンやタガラシ、それに似た植物には要注意です。


ではケシ科のムラサキケマンにどんな毒があるのか。〜プロトピンと呼ばれる成分を含み、摂取すると「麻痺」を引き起こす。呼吸麻痺、心臓麻痺... 。



葉っぱがなんとなくヨモギみたい。花は特に毒々しくもないので、野草を食べる趣味の初心者は手を出してしまうかも。私にその趣味はないからいいけど。


麻痺、マヒとよく言いますが正確な意味を把握していませんでした。
そこでウェブの国語辞書を引きました。(医学的な意味は難しすぎました)
goo つながりで、goo国語辞書からコピペ..


1 しびれて感覚がなくなること。しびれ。「あまりの冷たさに指先が―する」

2 通常のはたらきや動きが停止すること。「大雪で交通が―状態だ」「彼の良心は―している」

3 脳・神経や筋肉が働かなくなって、運動機能や精神作用・知覚機能が失われること。


さらっと要約すると、本来あるべき感覚や、機能、状態が何らかの理由で失われること、でしょうか。
酒で理性がマヒするとかね。ふむ・・ムラサキケマンの花(2センチくらいです)を一輪食べて、神経過敏な私の前頭葉をちょっぴり麻痺させてみよう。いや、心臓がマヒして止まったら怖いからやめとこう。


今日、いくつか他の花を撮りました。



うどん屋さんの店先で咲いていたクリスマスローズ。


クリスマスに咲かず、バラの仲間でもないのにクリスマスローズ。
キンポウゲ科です。あまり指摘されませんが毒性があるようです.. 。


木の花がないかと坂出の小さな公園に寄ったら、ハナニラが群生状態でした


勝手にはびこってる感じ。あとで検索したら「ハナニラ 駆除」という文字も見えました。







これは毒は無いようです。でも引っこ抜いてムシャムシャ沢山食べたら、おなかを痛めます....