1942年には第6軍を率いて独ソ戦に参戦していたわけですが、
有名なスターリングラードの戦いで困難な状況に阻まれ戦闘は泥沼化。
遂にはソ連軍に包囲され、部隊は孤立してしまいます。
1943年1月30日、ヒトラーは彼を陸軍元帥に昇格させますが、
これはパウルスの功績を認めたものではなく、
単に「今まで敵に降伏した元帥はいない」=降伏は認めないというプレッシャーを与えるためのものでした。
しかし翌31日、既に戦況回復の余地なしと判断したパウルスはソ連軍に降伏、
これにより前年6月から始まったスターリングラードの戦いは終焉を迎えます。
パウルスにとって元帥への昇格は決して喜ばしいものではなく、
かえって彼を落胆させるものでしかなかったのですね。
何が言いたかったのかというと先日私も事例を受け取った(拒否したかった)のですが、
何かしらが認められたとか評価されたというのではなく、
単に「こういうわけだからお前も結果を出せ」というプレッシャーなんかじゃないかと感じたわけです。
事実上の年功序列が色濃く残る組織で、
これを覆してまでこういう対応をされると特にね。
今後各所から出るであろう声とか考えると決して喜べません。