目覚めの扉 〜Great Awakening〜

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西半球における社会主義と共産主義の終焉と米国社会主義者サンダースの浮上

2019年03月05日 12時24分44秒 | 記事紹介
こんにちは!果林です。



2月18日、フロリダでトランプ大統領が演説を行いました。そこで、現在、南米ベネズエラで起こっている社会主義を掲げた独裁政権の中での暴動を、平和的に解決すべく、トランプ大統領は南米から社会主義を取り除き、民主主義が作られるよう呼びかけました。




今回のこのブログの中では、たくさん、「社会主義」と「共産主義」と言う言葉が飛び交います。様々な意見、説、定義があり一体どう言う意味なのか、わかりづらいですよね。私が読んだ海外記事にある通り、マルクス・レーニン主義の理論で考えていきたいと思います。まず資本主義を一旦解体し、共産主義を理想とする考え方です。(資本主義は、皆さんもご存知のように格差を生み出しましたよね。ブルジョワジー(資本家)とプロレタリアート(自分の労働力を売って生活するしかない人々)の対立。マルクスは、ブルジョワの政治権力を奪取して、資本を社会全体の財産に変えて、階級対立をなくして、一人一人の自由な発展を促し共同社会が訪れると考えた)。

社会主義とは、共産主義へ移行する前段階を意味しており、社会主義というのは、共産主義を語る上で切り離せないものになります。

Ivan Pentchoukov氏の記事をご紹介します。
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アメリカは、自由と民主主義のために戦っているベネズエラ市民をサポートするとしました。南米大陸で起こっている革命で、社会主義は終わり、自由が反映し、民主主義が再創造されるだろうと述べています。



現在ベネズエラでは、社会主義政権を率いる現大統領のニコラス・マドゥロ大統領と、暫定大統領と宣言したフアン・グアイド氏の二人が大統領としているという異常な構図となっています。



トランプ大統領は、現在暫定大統領となっているフアン・グアイド氏を支持すると繰り返しました。グアイド氏を支持すると公言することは、先進国中のリーダーとしてはトランプが初めてです。




現在の社会主義独裁政権のマドゥロ大統領辞任の打破を掲げ、1月末に反政府抗議者の前で、暫定大統領を宣言したグアイド氏。



トランプは、演説の中で、ベネズエラは共産主義のキューバの操り人形になるのはもう終わりにすべきだ、と述べました。



ベネズエラの退軍人等の証言によると、ベネズエラ政府には、およそ、9万人ものキューバ共産主義派の人物達が働いていると言われています。ホワイトハウスの戦略コミュニケーション担当者は、2月18日、Fox Newsに、キューバは、2万人の公安部隊をベネズエラに送っていると証言しました。


“マドゥロ大統領は愛国者ではない。キューバの操り人形だ。”とトランプは述べました。

長年の間、社会主義の独裁国家であるキューバとベネズエラはお互い汚職やらやりたい放題でつながっていた国でした。世界最大の石油埋蔵国で知られるベネズエラで、一時は大変豊かですみやすい国と言われていた時代もありましたが、石油をキューバに供給し、代わりに、キューバの首都ハバナが管轄でベネズエラの国家警察を掌握しています。しかし、これはとっくの昔の話でそんな時代は終わっている“、と断言しています。




キューバやニカラグアに、平和な政権交代と民主主義を促すことができる、とトランプは演説で述べました。2018年、トランプ政権は、ベネズエラ、キューバとしてニカラグアの3カ国を“独裁政治のトロイカ”と呼びました。国家安全保障問題担当であるジョン・ボルトンもこの3国を批判しています。



トランプは、当初よりキューバやニカラグアの人権侵害問題を批判していましたが、今はより強くその批判をベネズエラに向けています。アメリカは、昔ヨーロッパで共産主義が崩壊した時のように、西半球の共産主義の終焉に向けて、カラカス(ベネズエラの首都)を手始めにそこから共産主義を終わらそうとしています。



“社会主義の終焉が西半球に訪れている。率直に言うと、西半球だけでなく、世界中で見られる。社会主義や共産主義の時代は終わりに向けてカウントダウンが始まっている。”と述べました。


大統領選キャンペーン中は、トランプはあまり社会主義や共産主義の脅威にあまり言及していませんでしたが、政権が始まってから、これは重要な問題と位置づけました。2月初めの一般教書演説でも、トランプ大統領は、はっきりと“アメリカは社会主義国家には絶対にならない”と断言していました。2017年9月、国連でも、トランプは社会主義や共産主義を痛烈に非難しました。



世界一の石油埋蔵を誇るベネズエラでも、マドゥロ大統領による社会主義政策の導入で崩壊しかけています。今ではおよそ90%近くのベネズエラ人が貧困ライン以下の状態で生活しており、半分以上の家庭で食料が足りていません。国連は、2019年末までに、530万人の難民、移民がベネズエラの社会主義国家から逃亡するだろうと予測しています。



世界一の石油埋蔵国でさえも、社会主義によって破壊させられたのです。



”社会主義は、繁栄を約束するものだったが、もたらしたものは貧困だった。社会主義は団結を約束したが、もたらされたものは憎しみと分断だった。社会主義はより良い未来を約束したが、過去の黒い歴史の繰り返しだった“



フアン・グアイド氏の暫定大統領宣言が、社会主義に対する国際社会の注目を集めるきっかけとなりました。マドゥロ大統領は、現在そして以前の共産主義国である中国、北朝鮮、キューバやロシアから賛同を得ています。しかし、50カ国以上の自由国、アメリカ、ドイツ、オーストラリアなどはグアイド氏を支持しているのです。



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実は、今、アメリカの若者の間では、社会主義の考え方がとても人気があります。資本主義の限界が感じられるからか、今の若者たちは、全く別の形を求めているようです。

オバマ政権時代、“オバマケア”と言う法律ができ民主党政権は医療改革に取り組んでいました。国民皆保険がないアメリカで、より多くの人を保険に加入することを促した法律です。とても良いことのように報道されましたよね。しかし、民間の保険会社が提供する保険商品を個人が買うシステムです。オバマケアを支持する風潮にありますが、そのオバマケアで家族も財産も失った人たちの苦しみや、結果的に増税へのプロセスだったと言うことはあまり紹介されていません。


トランプは、大統領になってから、矢継ぎ早にオバマ政権時代の負の遺産を排除していっています。


トランプ大統領は、“中道派民主党は確実に死んでしまった。新しい民主党は急進的社会主義者であり、ベネズエラに倣って経済政策を行おうとする者たちの集まりである”と述べました。


いろんなことが起きている中、2020年、また大統領選がやってきます。早速、バーニー・サンダース上院議員(77歳)がトランプ打倒を掲げ出馬を表明しました。



2016年の大統領選では、ヒラリー・クリントンと最後まで民主党候補の指名を争い(負けました)、今回が2度目の挑戦です。彼は、“民主社会主義者”を自認しています。現在、若者の8割に人気があると言われています。彼は、格差是正、公平で平等な社会の実現を掲げ、アメリカ社会の病理に立ち向かう、としています。共和党、民主党の両党が崩壊していると感じ、抜本的な解決策が必要だと感じているアメリカの若者たちは、社会主義者のサンダーズに期待を寄せています。

彼は一体どんな人物なのか。彼の正体は何なのでしょう。


彼は、ベネズエラ問題に関して、アメリカを含め50カ国が、暫定大統領グアイド氏を支持している中、サンダースは現大統領のマデュロ氏は悪いとしながらも、グアイド氏を完全には支持していません。


そんな中、2月末、サンダースの共産主義を称賛しているビデオがツイッターで流れました。
サンダースは、ラテン・アメリカ初の社会主義国家を目指し誕生させたキューバの指導者、カストロを称えています。
(ちなみに、オバマ政権時代、オバマはキューバと国交正常化させ、渡航や企業の緩和措置を行った。が、トランプ政権となり、対キューバ政策は見直しが図られ、規制が強化されています)

カストロの革命は素晴らしかった、とサンダースはいっています。当時ケネディが共産主義打破について語っていたのを見て吐き気がした、とも話しています。

映像はこちら




2月19日に、まさにサンダースが大統領選立候補を表明した日、1985年のサンダースの動画がツイッターにアップされました。ここでも、サンダースはカストロを称えています。また、ニカラグアに渡り、ソ連から支持されているダニエル・オルテガ政権と接触し、いかにアメリカと戦うかアドバイスしている映像です。こちら




このビデオで、さらにサンダースは、“1961年のアメリカのキューバ侵攻で、カストロはいかに悪い奴なのか世界に印象付けられました。けれど、カストロが、子供たちに教育を提供したこと、ヘルスケア制度を確立したこと、社会を変えたことが忘れられている”、といっています。

しかし、この社会の変容が、キューバを孤立させ、政治の腐敗、そして人権侵害をもたらしたのです。それから、多くのキューバ人が難民となり、アメリカに流れ込みました。


別のビデオでは、サンダースが共産主義のニカラグアに招かれスピーチしているものです。アメリカの150年間の帝国主義を批判し、ラテンアメリカの共産政権を応援しています。


サンダースの社会主義と共産主義の支援は今日まで続いています。サンダースは民主党員ではないですが、民主党幹部と関わりを持ってかなりの影響力を持っています。






サンダースの考える社会主義的な政策が勧められたら、アメリカ社会はどうなるでしょうか。大幅な増税が行われます。医療保険制度に関しては、毎年$3.26 trillion (3兆ドル!)もの費用がかかります。これは、アメリカ国家予算の74%に当たります!グリーン・ニューディール(Green New Deal:環境政策で米経済を成長させる取り組み)に至っては天文学的なコストがかかる予定です。民主社会主義者のアレクサンドリア・オカシオ=コルテスは、紙幣を印刷して財源をまかなう、としています。(はぁ!?)



表面的な言葉や動きに一喜一憂せず、冷静に、今後どうなるか見ていきましょう!
世界がより良い方向へ進んでいきますように!!

今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


果林