ただただ、驚いています。
村上春樹さんの3年ぶりの長編『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』の
驚異的な刷り部数についてです。初日、店頭に積み上げられた部数が35万部、それが
完売、発売7日目で100万部という大増刷が文芸春秋社で決められています。
あれから2か月実売数は知る由もありませんが、100万部をゆうに超えたことは
想像に難くありません。
たまたま、主人公のつくるが名古屋出身ということもあって、5月初旬の名古屋の新聞
には連日のように『色彩を持たない多崎つくる…』関連の記事がでていました。
なかには作品に出てくる場所を地図にする目論見があると報じているのもありました。
ところで簡単にミリオンセラーといってくれますが、100万部の単行本がいったい積み上げ
たらどのくらいのカサになるのか想像がつく方がどれくらいいらっしゃるでしょうか。
それよりもなによりも、私はこのスピード増刷を支えた印刷や製本の舞台裏の話を
ぜひ聞きたいとおもいます。少なくとも活版の平台で印刷し、天日乾燥の工程もあった
アナログ時代では絶対にできなかったワザなのですから。
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