いま世界はうなだれている(58)メルヘンの背なか
冷蔵庫からよく冷えた頭突きを取り出した氷で割って言いわけなんて大嫌いよーって吞みほす ...
詩育日誌08.14お前は誰かと訊かないで
とても近くなのに遠い道地平線までその聖なるところをジャムにしてマドレーヌ、食べる?甘...
詩育日誌22.8.15盆路
忘れていたいものそれほど少なくないホトトギスの花は台湾のランに似ているうなだれた頭は...
ゆらぐかけらShakenFragments(29)空白
空白のゆらぐかけらが星ピアスになっているから 自分を切り抜いたあとの空白に自分がはまらない ...
つらなりのほつれ fray of sequence(34)ブドウ畑を脱糞中①
ブドウ畑で歴史をまむし的に移動中、シモーヌの罪を喉から脱糞する、石になって。 赤い砂...
詩育日誌22.8.18にんげん学
にんげんらしくいまを生きているのかにんげんにはわからないおうちを快適にくわしくはこち...
つらなりのほつれ fray of sequence(35)ブドウ畑で脱糞中②
間欠的な、をつまみ食いしていたら歪曲してきた海と、スパイシーな人生の砂利地がグラーヴになってきた。 工場日記のほとぼりが冷めるまでこのカベルネソーヴィニヨンで比喩してみてもいいよ...
いま世界はうなだれている(59)なみだを飛ぶ魚
―― なみだは人間の作るいちばん小さな海です。 寺山修司『ロング・グッドバイ ...
南フランス田舎紀行(21)ミディ運河の港町、カステルノーダリ
カステルノーダリ Castelnaudary は、ミディ運河の美しい港があることで有名である。 トゥールーズとカルカソンヌのちょうど中間に位置している。この辺りはかつてローラ...
ゆらぐかけらShakenFragments(30)吐息
吐息のゆらぐかけらが山羊樹になって目を閉じている 鍵穴に入らないストア学派はじめから...