毎日食べている食品の種類は多いけど、人間の基本的な食べ物って何種類あると思いますか?
食べ物は、植物、動物、水、塩の組み合わせです。
でも、加工食品には化学合成添加物や人工甘味料などが使用されています。
これらは本来の人間の食べ物ではありません。
また、発癌性や催奇形性、急性毒性などが指摘されている添加物もあります。
発色剤の亜硫酸ナトリウム、一部のカラメル色素、合成甘味料のアスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、パン生地改良剤の臭素酸カリウム、合成着色料のタール色素、防カビ剤のOPPとTBZ、殺菌料の次亜塩素酸ナトリウム、酸化防止剤の亜硫酸塩、合成保存料の安息香酸ナトリウム、合成甘味料のサッカリンナトリウムなどの添加物を使用した食品ばかり食べている人は気をつけて下さい。
添加物を漬物やタレなどにも使用している商品があります。
元々、日本人の食べ物は植物と水と塩と少量の動物(魚など)を食べてきた人種ですが、最近は動物性食品を多く食べる様になりました。
動物性食品を多く食べると、癌や心臓、血管の病気を発症しやすくなります。
理由は、日本人の腸内細菌。
弥生時代から米などの穀類、昭和30年頃までは、主に日本食を食べてきました。
先祖代々、親から遺伝し受け継いできた腸内細菌は、和食を発酵させる菌が多くいます。
欧米人に比べて腸も長く、穀物を消化吸収出来る腸の構造です。
それなのに、油物や加工食品、動物性食品を多くたべると、未吸収の脂質は酸化し、動物性食品は腸内腐敗菌が増えて毒素を作り、血液を汚す原因になります。
昔は主食、副食を食べると言われてきました。
本来の主食は、ご飯、豆類、カボチャ、芋類などですが、栄養学では炭水化物になっています。
最近の主食は、パンや麺類などの粉物が多く、お米や豆類、芋類など穀物全般を食べなくなっています。昔の副食は、発酵食品、海草、野菜、根菜類を主にして、魚を食べていました。
蛋白質やアミノ酸は発酵食品や豆類に多く含まれているのに、食べない人が増えました。
発酵食品には、整腸作用や免疫細胞を刺激する働きもあるのに、食べないご家庭も多いです。
野菜を食べても種類が少なく、量も少ないです。
動物性食品の摂取量が増えて、穀物、食物繊維、発酵食品の摂取量が減っています。
これが、様々な病気の原因にもなっています。
以前、私の講演会に来られた東京の40代Bさんご夫妻、ご主人が末期ガンですが、食事の内容にはビックリしました。
殆どが外食か市販の弁当で、家には炊飯器がありません。
大阪の30才のAさんご夫婦も、二人とも持病があるのに、食事は共稼ぎで炊事は殆どしません。
朝、コーヒーとパン、昼、パスタやハンバーガー、市販の弁当。夜は焼肉やラーメン、寿司。食物繊維と発酵食品は殆ど食べていません。
ご夫婦とも体調がすぐれないのは当然です。
特に海草類は殆ど食べません。
日本人の腸内細菌は、欧米人と違い海藻の繊維を分解し栄養にします。
元々分解する能力はありませんでしたが、縄文時代から海草を食べ続けた結果、海藻の繊維を分解する能力を腸内細菌が身につけました。
海藻に付いている、海水中の微生物の分解酵素を作る遺伝子を腸内細菌が取り込んでいったのです。
だから日本人は海草を食べないといけません。
海草は毎日、3種類は食べて頂きたいですね。
特に海苔は毎日食べましょう。
植物で造血ビタミンB12を豊富に含んでいるのは海苔だけです。
バランスの良い食事、様々な考え方がありますが、日本人のルーツと腸内フローラには、玄米などの穀類(豆類、芋類)、味噌汁、漬物などの発酵食品、野菜、根菜類、海藻類、小魚、クルミなどのナッツなどを食べましょう。
特に大豆製品は乳癌や前立腺癌の予防にもなりますから、毎日食べて頂きたい食品です。
枝豆、煮豆、納豆、豆腐など、1日2種類は食べましょう。
私の家では大豆は1㎏単位で数種類の煮物にしています。
小分けして冷凍して随時使っています。
また、今の時期はスナップエンドウもお勧めです。
6月迄が旬ですし湯がいたり、天ぷらにしても美味しいです。
私は庭でスナップエンドウを育てていますが、今月、収穫前にカラスに食べられて、がっかりしました。
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