ドクトルかっちゃん[笑顔で元気] 1314KHzラジオ大阪OBC

ラジオ大阪(水) 17:45~パーソナリティーかっちゃん&仲みゆき・毎週お届けする医療健康情報です。

食欲不振や夏バテ予防に梅の効用

2024-06-19 17:46:41 | 医療健康
これから2ヶ月程は、食欲不振、夏バテ、感染性胃腸炎などが増えるシーズンです。
その予防には日本古来の乳酸菌発酵食品や梅干、梅肉エキスがお勧めです。
梅酢ポリフェノールが新型コロナやインフルエンザ等のウィルスに効果があります。
梅酢から抽出したポリフェノールが、微量でインフルエンザウィルス等に強い増殖抑制作用や消毒作用があり、安全性も高いものであるという事です。
梅はアルカリ性食品です。
砂糖や肉類など酸性食品をとりすぎると血液は酸性に傾き、血液が汚れて流れにくくなります。
梅はカリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分などアルカリ性ミネラルを含む食品で、酸性食品中心(加工食品など)の食生活を改善し、血液を弱アルカリ性に保つ手助けをしてくれます。
梅には野菜や果物の中でもトップクラスのクエン酸が含まれており、疲労防止、疲労回復に効果があると言われています。
腸から吸収された食べ物は、分解されて炭酸ガスと水となり、その間にエネルギーが生み出されますが、このサイクルが円滑に回転しないと、慢性疲労に陥ってしまいます。
このサイクルを円滑にするのがクエン酸なのです。
日本人が慢性的に不足している栄養素が鉄分、カルシウムなどのミネラルです。
ミネラルは吸収されにくい栄養素ですが、梅に含まれるクエン酸はミネラル吸収の手助けをします。
そして、昔から弁当に梅干を入れると腐敗しにくいという事はよく知られています。
これと同じように梅肉エキスや梅干のクエン酸は胃腸内の病原菌を殺菌、繁殖を抑える効果があります。
日本最古の医学書『医心方』は、平安中期の医師、丹波康頼(たんばのやすより)が984(永観2)年に著したもので、医学全般にわたって説かれた本です。
『医心方』の「食養編」には、すでに梅は梅干として登場して「熱と苦しさ、心臓を助け、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚のあれ、萎縮を治すのに用いられる。下痢を止め、口の渇きを止める」と記述されていて、人々のあいだで梅干が薬用として用いられていたことがわかります。
江戸時代に著された「雑兵物語」(ぞうひょう物語)には、戦に明け暮れる武士は、食料袋に「梅干丸」を常に携帯していたと書かれています。
「梅干丸」は、梅干の果肉と米の粉、氷砂糖の粉末を練ったもので、激しい戦闘や長い行軍での息切れを整えたり、生水を飲んだときの殺菌用にと大いに役立ちました。
一部の人しか食べられていなかった梅干も、江戸時代になると庶民の家庭にも登場するようになります。江戸では大晦日や節分の夜、梅干に熱いお茶をそそいだ「福茶」を飲み、正月には黒豆と梅干のおせつ「喰い積み」を祝儀ものとして食べました。
特に、紀州の梅干は「田辺印」として評判を呼んで、田辺、南部周辺の梅が樽詰めされ、江戸に向け、田辺港から盛んに出荷されました。
明治11年、和歌山でコレラが発生し、翌年にかけ1768人の死者が出ました。
このとき、梅干の殺菌力が見直され需要が急増します。
また日清戦争の頃、軍医の築田多吉(つきだたきち)が、外地で伝染病にかかった兵士に梅肉エキスを与えて完治させ、梅の薬効を実践しました。
梅肉エキスも原材料を見ると梅エキス、青梅と書かれていますが、原料は主に3種類あります。
梅干を作った特に取れる梅酢の塩分を抜いて煮詰めた物。
ジュース用に絞った原料を煮詰めた物。
当然、梅酢やジュース用の原料は安いです。
そして昔からの製法は、青梅を圧搾して絞り、平釜で50倍まで煮詰めて作ります。
今月のプレゼントの梅肉エキスは昔からの平釜で煮詰める製法です。
1瓶40g入りですが、40g作るのに青梅2kgも使用します。
熱いお茶に溶かしたり、ドレッシングに混ぜたり、ご飯やお握りに付けても酸っぱいですが美味しいです。私はテニスに行く前にティースプーン半分ぐらいを舐めていきます。
最初は酸っぱいと思いましたが、だんだん慣れてきます。
口の中もさっぱりします。
土日は炎天下で4時間程テニスをする日がありますが、疲労感が全然違います。
お茶や水に溶かして持参する事もあります。
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梅雨時は食中毒の予防と食品の管理

2024-06-12 22:05:01 | 医療健康
今年も蒸し暑い季節がやってきました。
高温多湿で体調を壊しやすい時期です。
特に低血圧の方は、天気の悪い日は気圧が下がるので、血液循環が悪くなり体内酸素不足で体調不良になりがちです。
でも、この時期に元気になる物が幾つかあります。
それはカビなどの雑菌とダニと庭の雑草など。
湿度が高いのでカビがよく繁殖します。
そのカビを食べてダニも大繁殖します。
通常、家の中にはダニが数百万匹以上いると言われています。
梅雨時になると100倍以上に増える家も多い様です。
ダニ除けには、生姜などの葉っぱが効果あります。
数センチの生姜を植木鉢に植えたり、水につけたりすると芽が出て葉っぱも増えてきます。
その葉っぱを刻んで50ccぐらいの消毒用アルコールに漬けると、数日でエキスが出ます。それを希釈して噴霧すると、忌避剤(ダニ除け)として使用できます。人間には分からない程の香りで、ダニが逃げていきます。
生姜を擦ってアルコールに漬けてもある程度は効果がありますから8月頃まで活用してください。
気温と湿度が上がると、雑菌も増えて食中毒要注意です。
調理器具や食品の管理も大事です。
まな板などの調理器具は洗って熱湯をかけると殺菌できます。
スチーム洗浄機があれば便利ですね。
風呂場の黒カビも50度で死にますので活用してください。
小麦粉や開封後の鰹節は必ず冷蔵庫に入れてください。
コナダニが繁殖します。
農作物の小麦粉などには、稀にコナダニがいます。
アレルギーを起こすほどには増殖しませんが、冷蔵保存が好ましいですね。
カレーやシチューなどの食品の管理は、冷凍が一番ですが、お茶などは70度以上の熱いうちに密閉容器に入れると常温で長期保存が可能です。(フタの白いペットボトルは耐熱性)
食中毒を起こす菌
「サルモネラ菌」乾燥に強く熱に弱い。卵、半熟オムレツ、魚、肉のたたき、生レバー、食後6~48時間で発症します。(吐き気、腹痛、下痢、発熱、頭痛)
「黄色ブドウ球菌」皮膚、鼻の中にいる菌で、調理前に傷やニキビを触らない事。
おにぎり、弁当、巻き寿司、サンドイッチなどで増殖します。
毒性が強く、加熱しても毒素は分解しません。
食後30分~6時間で吐き気、腹痛などの症状が出ます。
「カンピロバクター」乾燥に強く、加熱すれば死滅します。
潜伏期間が長く、食後2~7日で下痢、発熱、吐き気、腹痛、筋肉痛などの症状。
鶏肉、野菜、湧き水、ペットなどからも感染します。
「腸管出血性大腸菌」O-157、O-111、加熱で殺菌できます。
肉、生野菜、井戸水などが原因です。
食後12~60時間で激しい腹痛、下痢、下血などの症状。
「E型肝炎ウイルス」加熱で防げます。
加熱不足の豚肉、レバーなどの内臓などが要注意です。
感染から6週間でだるさや黄疸などの症状。
「ノロウイルス」加熱殺菌で防げます。
牡蛎などの2枚貝や患者の吐瀉物などが原因。
食後1~2日で吐き気、下痢、腹痛などの症状。
多くの細菌やウイルスは十分な加熱で予防できます。
ただ、芽胞を作るウエルシュ菌やセレウス菌は高温にも耐えますので、付着した食品は調理後の食品管理(冷凍)が大事です。
食中毒も同じ物をたべて、発症する人と発症しない人がいます。
違いは腸内フローラと腸管免疫です。
腸内フローラを発酵型にしておくこと、日々の食養生が大事です。
腸内発酵すると、有機酸を作り、腸内を酸性にして有害菌からお腹を守ってくれます。
便の色(ビリルビン)で発酵型、腐敗型を確認してください。(発酵=酸性⇒黄色い便、腐敗=アルカリ性⇒黒い便)
梅干や梅肉エキス、酢の物などでクエン酸を摂取すると腸内腐敗菌の殺菌効果も期待できます。
クエン酸+胆汁=殺菌作用があります。
お腹が緩い時は熱いお茶に梅肉エキスを溶かすのも良いでしょう。
梅肉エキスは夏バテ予防に活用しているスポーツ選手も多いです。
特に5月からは、ティースプーン半分を1日1~3回食べて、試合やトレーニングに活用しています。
通常は朝、ティースプーン三分の一ぐらい食べれば良いでしょう。
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朝、スッキリしない方には高純度のフラクトオリゴ糖95%業務用シロップ

2024-06-06 00:40:59 | 医療健康
もうすぐ青梅が出来る時期です。
青梅のオリゴ糖漬けやハチミツ漬けを作っている人がいます。
フラクトオリゴ糖漬けはお勧めです。
フラクトオリゴ糖、純度55%の甘味料を使用されている方から
「カロリーが気になるので高純度95%のフラクトオリゴ糖を使いたいけど業務用は25kg入りしか販売していないので重くて持てないし、量も多すぎます。330g入りのフラクトオリゴ糖95は沢山使うので高く付いてしまう」との相談がありました。
その他、シロップのオリゴ糖を100%のオリゴ糖と信じて使用していた人もいます。
ネットで販売している商品も100%のオリゴ糖と書いている商品もあります。
シロップのオリゴ糖は水分が25%含まれていますので100%は有り得ません。
そして固形成分中の含有量ですが、安価なオリゴ糖10%の商品がありますが、90%は砂糖です。
血糖値を上げてしまいますね。
他にオリゴ糖55%、70%などの商品があります。
そして一番含有量が多いのは、主成分がフラクトオリゴ糖のメイオリゴP95%の原料です。
純度が低いほど甘く、純度が高いほど甘味もカロリーも低くなります。
メイオリゴPは、水飴の様な優しい甘さで糖質も3.7%程ですので血糖値を上げません。
朝、スッキリ出ない方にはお勧めです。
フラクトオリゴ糖95を大匙1杯、コップ一杯の温かい飲み物に溶かして飲むと、直ぐにトイレに行きたくなる人がいます。
最初に試される時は、外出される前は飲まずに、自宅にいる日に試してください。
頑固な便秘の方は1日2~3回飲んで、軟便になったら量を減らしてください。
発熱時に便が出ていない時にもお勧めです。
便が出ると少し熱も下がります。
小さな子供さんはティースプーン1~2杯の量にして下さい。
便通促進以外に大腸のビフィズス菌を増やす働きがあります。
ビフィズス菌を食べても定住せずに排泄されますので、元々腸に棲んでいる常在菌のビフィズス菌を増やす為にフラクトオリゴ糖95を活用してください。
フラクトオリゴ糖のビフィズス菌増殖効果は、2週間1日1gの摂取で2.5倍、3gで3.2倍、5gで4倍まで増やしますが摂取を止めると減ってしまいますので、毎日の摂取が大事です。
その他、フラクトオリゴ糖は低カロリーで血糖値を上げませんし、カルシウムやマグネシウムなどミネラルの吸収を促進します。
免疫の改善作用、血中コレステロールの低下作用なども確認されています。
フラクトオリゴ糖自体は水溶性食物繊維ですので、食物繊維含有量も72%です。
ビフィズス菌増殖には1日ティースプーン1~5杯、便通促進には大匙1~2杯を使用してください。
個人差もありますが、軟便になる様なら量を減らしてください。
調味料として魚の煮つけなどのお料理、ケーキ、スイーツなどの甘味料として使用できます。
魚の煮つけに酒、みりん、醤油、フラクトオリゴ糖を混ぜて煮ると美味しく炊けます。
黒豆や小豆を炊く時にも使えます。
卓上用は昨年11月のプレゼントに使用したフラクトオリゴ糖95、330g入りです。
そして今回、業務用として1.8ℓ(2.6㎏)入りのフラクトオリゴ糖95の業務用が発売されました。
様々なレシピに使用してください。
フラクトオリゴ糖漬けが出来るレシピ・青梅、ゆず、レモン、花梨、金柑、ニンニク、生姜、ナッツ、ドライフルーツ、ミニトマト、大根、セロリなど、様々なレシピがあります。
大腸上部に棲むビフィズス菌にはオリゴ糖が良いですが、大腸下部の酪酸菌を増やすのは食物繊維です。野菜、海藻類、根菜類も食べて、糠漬け、酢の物などの発酵食品も召し上がって下さい。
酢の物の苦手な方はお酢を加熱すると酸味が抑えられてまろやかになります。
加熱する時にフラクトオリゴ糖を入れると更に美味しくなります。
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自分で出来る健康管理と食事の基本②

2024-05-29 18:07:49 | 医療健康
先週の続きのお話になりますが、血液循環不良の原因を改善出来れば体調も変わります。
改善方法の優先順位・食事の改善から腸内環境を改善するのは和食(朝食はご飯、味噌汁、梅干、漬物、海草、豆類、ゴマ)
特に貧血、低血圧の人は朝食べないといけません。
食べるバランスは、主食の穀物(米、雑穀、芋類):野菜(野菜、海草、根菜類):蛋白質(豆類、魚、肉類)=5:2:1が理想(動物性食品が多くなると腸で腐敗する)
5+2+1=8? 腹八分目と永久歯の比率です。臼歯、前歯、犬歯
腸内環境の改善:小腸の働きは、免疫、消化吸収、解毒、造血、体内ホルモン、体内酵素などの生産をします。
善玉菌の乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母菌を増やすご飯と発酵食品が必要です。
糠漬けなどに含まれる乳酸菌発酵物質(乳酸菌生産物質)は小腸上皮細胞を修復し、善玉菌を増やします。ぬか床の善玉菌は腸の善玉菌のバランスによく似ています。
小腸の乳酸菌だけでなく、大腸に棲んでいる酪酸菌も沢山棲んでいます。
便通の悪い人には、糠漬けとビフィズス菌を増やすオリゴ糖の併用がお勧めです。
また、ぬか床をマメに混ぜている人の手は、乳酸菌生産物質の働きでとても滑々しています。
作っていない人は夏野菜が旬を迎える前にぬか床を作って見てはいかがでしょうか?
表面が白くなって捨ててしまったという人が結構いますが、白いのは酵母菌なのでそのまま混ぜればうま味の成分になります。
塩分が気になる人は、塩を刷り込まずに、そのまま2~3日漬けてください。
塩辛くなりませんし、酸味と旨味で美味しく頂けます。
真夏は1日で良いと思います。
乳酸菌生産物質は十二指腸の働きも良くなります。
骨粗鬆症の予防でカルシウムサプリを飲んでいる人が多くいますが、カルシウムの摂取量不足よりも十二指腸のミネラル吸収力の低下です。
カルシウム、鉄、亜鉛などミネラル類は小腸上部(十二指腸)で吸収されます。
骨粗鬆症、貧血、低血圧、糖尿などミネラル食品の摂取が必要な人も多いですが、吸収力を上げて摂取すれば数倍の効果が期待できます。
特に現代人は鉄不足です。
鉄分、その他ミネラル補給には、栄養機能食品(鉄)海草物語などもお勧めです。
年と共に赤血球などの血液細胞も老化します。
血球の弾力が悪くなり堅くなるのと、血管も弾力が無くなるので血液循環が悪くなります。
赤血球はパラシュート型に変形して毛細血管を通過していきますので、通過不良でゴースト血管が増えていきます。
腸内フローラを良好に保つ事と動脈硬化の原因になる高脂血症や糖尿病があれば、そのコントロールが重要です。
乳酸菌生産物質は4週間(28日間)のNASH(脂肪肝)患者の治験データがあります。
肝機能、コレステロール、中性脂肪、糖尿病、免疫、活性酸素等に有効な事が確認されています。
乳酸菌生産物質とキノコ類の併用は更に効果が高まります。
肥満予防にもキノコ類はお勧めです。
肥満気味で中性脂肪の高い方は低体温の人が多いです。
そんな人は、梅肉エキスや酢の物など、酸っぱい発酵食品、繊維質の多い食品を食べ、肉、油料理、甘い物、冷たい物は控えてください。
体温が上がれば中性脂肪も下がり、肥満も解消する人が多いです。
血液循環不良の原因で血液の老化、動脈硬化、高脂血症、糖尿病、貧血、低血圧、低体温と7つお話しましたが、もう一つあります。
それは筋肉の緊張です。
血液循環不良と体内酸素不足で起こります。
酸素は赤血球が運ぶ酸素と、筋肉や脳に蓄えている酸素があります。
筋肉中にはミオグロビン、脳にはニューログロビンという蛋白質があり、そこに酸素を蓄えています。
両方とも鉄が核になって形成される蛋白質です。
貧血や低血圧の方、血色の悪い人は鉄分不足です。
首のコリの酷い人も鉄分不足です。
小腸の機能の改善と鉄分の摂取で首のコリも結構解消されます。
それ以外に指圧やマッサージなどの治療、自分で出来る肩甲骨のストレッチや首の指圧なども有効です。首のコリが楽になれば、視力や聴力も回復したり、脳の血流も良くなるので認知症の予防にもなります。腕を大きくまわしたり、首を廻すだけでも効果があります。
足や腕の三里などのツボ刺激も有効です。
押えて痛みのある部位を指圧してみて下さい。
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自分で出来る健康管理と食事の基本①

2024-05-22 17:42:49 | 医療健康
体調が優れなくて、長期間通院されている方が多くいます。
健康になりたいと思っても中々改善出来なくて、お薬を飲み続けている事に不安を感じている事でしょう。確かに改善しにくい病気も多くありますが、食事や運動など、生活習慣を改善すれば治る症状も多くあります。
そうなれば、お薬を止める事も出来ます。
それは病名、症状から判断せず、血液の問題点を改善する事が、健康回復への道です。
症状の原因の多くは、血液の汚れと血液の循環不良、体内酸素不足です。
きれいな血液を造り正常に循環する体になれば、自然治癒力が働きます。
生活習慣でチェックすべきことが幾つかあります。
食事の傾向では、腸内で発酵する食品(ご飯、穀類、発酵食品、緑黄色野菜、海草、根菜類、煮炊物)を食べて、甘い物、腐敗する物(焼き肉)、酸化する物(炒め物、揚げ物)を控える事です。
甘い物が欲しくなる人は、ご飯(お米)を食べない人と、小腸の吸収力が低下している人です。
すぐに実行できない人は1~3日おき~1週間おきに短い目標を決めて実践する事です。
排便のチェックも重要です。
2日に1回など毎日排便がない人は便秘です。
便秘と便が臭い人は腸内腐敗で血液が汚れます。
主食(米)、発酵食品、食物繊維などの不足と消化管の機能低下で腐敗菌が増殖し、腸の蠕動運動も悪くなっています。
血圧と脈のチェックもしてください。
低血圧体質は脈が弱い。
現在、高血圧でも元々低血圧体質の人は脈が弱い傾向があります。
不整脈の人は心筋の酸素不足です。(冠動脈の血流を改善する)
高脂血症や体脂肪の多い人の手首の筋肉は霜降りのステーキ肉の感触です。
中性脂肪が高い人は低体温の傾向があります。 
日本人の平熱体温は36,9度です。
36,5度未満は低体温(小腸、大腸の腐敗)で、夜間の多尿は冷えがあります。
血液検査(基準値は範囲が広いのでバランスが重要、上限と下限の真ん中ぐらいが理想)
赤血球(男性460~480万、女性410~430万)少なければ貧血、多ければ多血症。
白血球 4000~7000 多ければ炎症の可能性があります。
平熱36,5で冷えがあり白血球の多い人は元々低体温の可能性があります。(炎症による微熱)
血小板18~28万(30万以上は血栓が出来やすい可能性)
総コレステロール200以下、TG(中性脂肪)130以下が理想(発酵食品、繊維質の摂取)
善玉HDLは50以上が理想で、少ない人はゴマ、小魚、クルミ、青味の魚の煮付けを食べる(煮汁をご飯に少しかける)
元々低血圧の人は血清総蛋白、赤血球、中性脂肪、クレアチニン、尿素窒素、肝機能、尿酸値等いずれかが低目の人が多いです。
低血圧体質でも首の筋肉の緊張や高脂血症等、酸素不足で高血圧に移行する人は多いです。
血液循環不良の原因(90%以上の人が該当する。改善すれば体調は良くなる)
赤血球などの血液細胞の老化(加齢と共に、小腸の老化から促進される)
高脂血症(酸っぱい発酵食品、繊維質の多い食品を食べ、肉、油料理、冷たい物は控える)
高血糖は膵臓の機能低下、十二指腸のホルモン「インクレチン」不足、ミネラル不足です。
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