34歳の息子さんの肝炎のご相談がありましたが、肝炎も種類があり、ウイルス、薬物、アルコール、脂肪肝などがありますが、今回は多分NASH(非アルコール性脂肪肝炎)じゃないかと思います。
お酒を飲まないのにγ‐GTPが高い人です。
脂肪肝はコレステロールや中性脂肪が高い方に多いのですが、基準値内でも脂肪肝の方がいます。
中性脂肪は果糖の摂取が多いと上がる方がいます。
先週、人工甘味料の問題のお話をしましたが、甘い物に使われる砂糖も、ブドウ糖と果糖に分解されて、ブドウ糖は血糖値をあげて、果糖は中性脂肪を上げます。
血糖値や中性脂肪が高く無ければ気にしなくても良いのですが、高い方はフラクトオリゴ糖シロップが良いでしょうね。
あと、果糖が多い物としてはハチミツやブルーアガベシロップ、そして果物も果糖が多いです。
果物は体にいいと思って、沢山食べて中性脂肪が高い方が結構います。
果糖は尿酸値も上げるので、高い方は果物は控えめにしてください。
飲み物やお料理のお砂糖も控えて、フラクトオリゴ糖シロップを併用した方が良いでしょう。
ビフィズス菌を増やすので便の臭い方や便秘気味の方にもお勧めです。
フラクトオリゴ糖のビフィズス菌増殖効果は、2週間摂取のデータがあります。
1日1gの摂取で2.5倍、3gで3.2倍、5gで4倍まで増やしますが摂取を止めると減ってしまいますので、毎日の摂取が大事です。
その他、フラクトオリゴ糖は低カロリーで血糖値を上げませんし、カルシウムやマグネシウムなどミネラルの吸収を促進します。
免疫の改善作用、血中コレステロールの低下作用なども確認されています。
世界のオリゴ糖商品で一番古くから販売されているオリゴ糖、1986年から販売されている甘味料としてのフラクトオリゴ糖シロップ、固形成分中の純度55%があります。
調味料として魚の煮つけなどのお料理、ケーキ、スイーツなどの甘味料として使用できます。
魚の煮つけに酒、みりん、醤油、フラクトオリゴ糖を混ぜて煮ると美味しく炊けます。
黒豆や小豆を炊く時にも使えます。
そのまま飲む方には、スティックに入った純度95%の顆粒3g入りのフラクトオリゴ糖があります。
毎日1包3g飲めば2週間でビフィズス菌を3.2倍に増やす事が出来ます。
最近、「ヨーグルトやパン、ホットケーキなどにシロップを付けて食べてるけど、便秘の改善でフラクトオリゴ糖を沢山付けると甘すぎる」という方が多く、甘さ控えめのフラクトオリゴ糖95シロップも発売されています。
市販のシロップのオリゴ糖の中で、一番高純度で甘さ控えめです。
シロップは水分が25%含まれています。
固形成分中の純度は95%。
水分量を計算すると含有量は72%、糖質は僅か3%でとても低カロリーです。
フラクトオリゴ糖自体は水溶性食物繊維ですので、食物繊維含有量も72%です。
ビフィズス菌増殖には1日ティースプーン1~2杯、便通促進には大匙1~2杯を使用してください。
個人差もありますが、軟便になる様なら量を減らしてください。
皆さんはお値段が気になると思いますので申し上げますね。
ビオネのフラクトオリゴ糖95は330gで2862円です。
全く同じ原料(メイオリゴPシロップ)で同じ量で5000円以上で売られている商品もあります。
そして純度55%の甘味料のフラクトオリゴ糖シロップは700g入りで2160円です。
今月のプレゼントの純度95%、フラクトオリゴ糖顆粒は1カ月分、3g30包入りは1,188円、2カ月分の60包入りは2160円です。
朝、スッキリ出ない方は、最初1日2~3包使用されて、状態が良くなれば、量を減らせば良いでしょう。ビフィズス菌を使用した商品もいろいろ販売されていますが、ビフィズス菌を食べても定住せずに排泄されますので、元々腸に棲んでいる常在菌のビフィズス菌を増やす為にフラクトオリゴ糖はお勧めです。
ただ腸内フローラは複雑です。
フラクトオリゴ糖だけに頼らず、毎日の食事にも気をつけてください。
野菜、海藻、根菜類の食物繊維、そして日本古来の味噌や糠漬け、納豆などの発酵食品も毎日食べようにして下さい。