ドクトルかっちゃん[笑顔で元気] 1314KHzラジオ大阪OBC

ラジオ大阪(水) 17:45~パーソナリティーかっちゃん&仲みゆき・毎週お届けする医療健康情報です。

熱中症予防の水分摂取と過剰摂取の浮腫み、夏バテ予防

2024-06-26 18:14:05 | 医療健康
梅雨時から真夏の間は熱中症の予防と水分摂取の話題がおおいです。
喉が渇く前に水分を・・と言われ、過剰摂取の弊害もあります。
朝起きたら体も浮腫んで血圧も高くなり、冷たい物の飲みすぎで、お腹の具合が悪くなる人もいます。
又、夜間に何度もトイレに行って睡眠不足になる方もいます。
日中の暑い時に冷たい飲み物も良いのですが、朝晩は常温か温かい飲み物を飲む方が体も楽です。
気温、湿度、発汗量を考慮しての水分摂取をしないといけないのですが、1日の水分摂取量の基準を言われてその通りにされている方も多いです。
エアコンを使用して、汗をかかない時は、少量ずつ水分を接種するか、特に浮腫みが出る様なら喉が渇いたら飲む程度でも良いでしょう。
汗を沢山かく日は、ミネラル(特にNa)不足にならない様に、水よりも麦茶や梅干、梅肉エキス入りの水を飲んでください。
夜間にトイレの回数が多い人は、夕食時にしっかり飲んで就寝前は控えてください。
浮腫みの出る人は、水分代謝促進に豆類がおすすめです。
ソラマメ、枝豆、納豆以外に、トウモロコシも水分代謝を促進します。
豆類やトウモロコシは食物繊維も多く、腸内毒素を吸着して排泄してくれます。
胃腸の働きが悪くなる時期、キャベツや大根おろし、カイワレも活用してください。
カリウムの多い野菜、海藻類は利尿作用があり、過剰なナトリウムを排出して血圧を下げる効果もあります。
海苔やワカメ、昆布、その他ほうれん草や小松菜などの菜っ葉類もカリウムを豊富に含んでいます。
そして発酵食品もお忘れなく、毎日種類多く食べてください。
残り野菜の具沢山の味噌汁、各種漬物、酢の物、梅干、全部カリウムを多く含んでいます。
そして梅干や梅肉エキスはカリウム以外にクエン酸も多く、コレステロールを下げる働き、血糖値上昇の抑制、血液循環促進効果、腸内腐敗菌を抑制する働きや疲れを取るのにも役立ちます。
特に梅の成分濃縮食品としては梅肉エキスが最高です。
ご飯に付けて食べたり、ドレッシングやお茶に混ぜたり、山芋の短冊に付けたり様々なお料理にも活用できます。
その他、外出時の水分摂取にはペットボトルのお茶や水に混ぜて持ち歩くと良いでしょう。
私も毎週土日、真夏でも炎天下で多い時は二日間で6時間程テニスをしていますが、梅肉エキス入りの水をテニスに持参しています。
ペットボトルに、梅肉エキスと乳酸菌生産物質を水で薄めて持っていきます。
以前はお茶を持っていっていましたが、梅肉エキスを飲むと疲労感が全然違います。
スポーツや散歩、暑い日は喉が渇く前の水分摂取が熱中症の予防になります。
その他、いつも心がけているのは発酵食品を種類多く食べる事です。
今月からは家庭菜園のキュウリが毎日取れるので、糠漬けにしています。
これからは茄子の収穫も増えるので茄子の浅漬けが楽しみです。
昼食には時々ザル蕎麦や素麵も食べますが、夜は味噌汁と温かい物を食べる様にしています。
真夏でも時々鍋物を食べています。
これからどんどん暑くなっていきます。
太陽が一番上から照らして日照時間が一番長いのは6月21日の夏至の日です。
でも不思議なのは8月が一番暑いです。
地面や海水が温まって空気を温める様になるのに時間がかかるからです。
海水が温まるには、地面よりも時間がかかります。
地面や海水が熱くなってから空気も温められるので、暑さのピークは8月になります。
そして増えるのが夏バテ・・・
夏バテ予防は症状が出る前、地面が熱くなる前の今から始める事です。
注意事項の一番は体を冷やしすぎない事が重要です。
エアコンを使用したら靴下を履く事。
足が冷えるとお腹も冷えますので、体調不良の原因になります。
飲食も日中の暑い時間以外は、なるべく温かいものにして下さい。
夏バテ予防に梅肉エキスや発酵食品がお勧めですが、ニラ、にんにく、大葉、ゴーヤは古来から夏バテ防止食品ですから食べる様にして下さい。
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食欲不振や夏バテ予防に梅の効用

2024-06-19 17:46:41 | 医療健康
これから2ヶ月程は、食欲不振、夏バテ、感染性胃腸炎などが増えるシーズンです。
その予防には日本古来の乳酸菌発酵食品や梅干、梅肉エキスがお勧めです。
梅酢ポリフェノールが新型コロナやインフルエンザ等のウィルスに効果があります。
梅酢から抽出したポリフェノールが、微量でインフルエンザウィルス等に強い増殖抑制作用や消毒作用があり、安全性も高いものであるという事です。
梅はアルカリ性食品です。
砂糖や肉類など酸性食品をとりすぎると血液は酸性に傾き、血液が汚れて流れにくくなります。
梅はカリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分などアルカリ性ミネラルを含む食品で、酸性食品中心(加工食品など)の食生活を改善し、血液を弱アルカリ性に保つ手助けをしてくれます。
梅には野菜や果物の中でもトップクラスのクエン酸が含まれており、疲労防止、疲労回復に効果があると言われています。
腸から吸収された食べ物は、分解されて炭酸ガスと水となり、その間にエネルギーが生み出されますが、このサイクルが円滑に回転しないと、慢性疲労に陥ってしまいます。
このサイクルを円滑にするのがクエン酸なのです。
日本人が慢性的に不足している栄養素が鉄分、カルシウムなどのミネラルです。
ミネラルは吸収されにくい栄養素ですが、梅に含まれるクエン酸はミネラル吸収の手助けをします。
そして、昔から弁当に梅干を入れると腐敗しにくいという事はよく知られています。
これと同じように梅肉エキスや梅干のクエン酸は胃腸内の病原菌を殺菌、繁殖を抑える効果があります。
日本最古の医学書『医心方』は、平安中期の医師、丹波康頼(たんばのやすより)が984(永観2)年に著したもので、医学全般にわたって説かれた本です。
『医心方』の「食養編」には、すでに梅は梅干として登場して「熱と苦しさ、心臓を助け、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚のあれ、萎縮を治すのに用いられる。下痢を止め、口の渇きを止める」と記述されていて、人々のあいだで梅干が薬用として用いられていたことがわかります。
江戸時代に著された「雑兵物語」(ぞうひょう物語)には、戦に明け暮れる武士は、食料袋に「梅干丸」を常に携帯していたと書かれています。
「梅干丸」は、梅干の果肉と米の粉、氷砂糖の粉末を練ったもので、激しい戦闘や長い行軍での息切れを整えたり、生水を飲んだときの殺菌用にと大いに役立ちました。
一部の人しか食べられていなかった梅干も、江戸時代になると庶民の家庭にも登場するようになります。江戸では大晦日や節分の夜、梅干に熱いお茶をそそいだ「福茶」を飲み、正月には黒豆と梅干のおせつ「喰い積み」を祝儀ものとして食べました。
特に、紀州の梅干は「田辺印」として評判を呼んで、田辺、南部周辺の梅が樽詰めされ、江戸に向け、田辺港から盛んに出荷されました。
明治11年、和歌山でコレラが発生し、翌年にかけ1768人の死者が出ました。
このとき、梅干の殺菌力が見直され需要が急増します。
また日清戦争の頃、軍医の築田多吉(つきだたきち)が、外地で伝染病にかかった兵士に梅肉エキスを与えて完治させ、梅の薬効を実践しました。
梅肉エキスも原材料を見ると梅エキス、青梅と書かれていますが、原料は主に3種類あります。
梅干を作った特に取れる梅酢の塩分を抜いて煮詰めた物。
ジュース用に絞った原料を煮詰めた物。
当然、梅酢やジュース用の原料は安いです。
そして昔からの製法は、青梅を圧搾して絞り、平釜で50倍まで煮詰めて作ります。
今月のプレゼントの梅肉エキスは昔からの平釜で煮詰める製法です。
1瓶40g入りですが、40g作るのに青梅2kgも使用します。
熱いお茶に溶かしたり、ドレッシングに混ぜたり、ご飯やお握りに付けても酸っぱいですが美味しいです。私はテニスに行く前にティースプーン半分ぐらいを舐めていきます。
最初は酸っぱいと思いましたが、だんだん慣れてきます。
口の中もさっぱりします。
土日は炎天下で4時間程テニスをする日がありますが、疲労感が全然違います。
お茶や水に溶かして持参する事もあります。
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梅雨時は食中毒の予防と食品の管理

2024-06-12 22:05:01 | 医療健康
今年も蒸し暑い季節がやってきました。
高温多湿で体調を壊しやすい時期です。
特に低血圧の方は、天気の悪い日は気圧が下がるので、血液循環が悪くなり体内酸素不足で体調不良になりがちです。
でも、この時期に元気になる物が幾つかあります。
それはカビなどの雑菌とダニと庭の雑草など。
湿度が高いのでカビがよく繁殖します。
そのカビを食べてダニも大繁殖します。
通常、家の中にはダニが数百万匹以上いると言われています。
梅雨時になると100倍以上に増える家も多い様です。
ダニ除けには、生姜などの葉っぱが効果あります。
数センチの生姜を植木鉢に植えたり、水につけたりすると芽が出て葉っぱも増えてきます。
その葉っぱを刻んで50ccぐらいの消毒用アルコールに漬けると、数日でエキスが出ます。それを希釈して噴霧すると、忌避剤(ダニ除け)として使用できます。人間には分からない程の香りで、ダニが逃げていきます。
生姜を擦ってアルコールに漬けてもある程度は効果がありますから8月頃まで活用してください。
気温と湿度が上がると、雑菌も増えて食中毒要注意です。
調理器具や食品の管理も大事です。
まな板などの調理器具は洗って熱湯をかけると殺菌できます。
スチーム洗浄機があれば便利ですね。
風呂場の黒カビも50度で死にますので活用してください。
小麦粉や開封後の鰹節は必ず冷蔵庫に入れてください。
コナダニが繁殖します。
農作物の小麦粉などには、稀にコナダニがいます。
アレルギーを起こすほどには増殖しませんが、冷蔵保存が好ましいですね。
カレーやシチューなどの食品の管理は、冷凍が一番ですが、お茶などは70度以上の熱いうちに密閉容器に入れると常温で長期保存が可能です。(フタの白いペットボトルは耐熱性)
食中毒を起こす菌
「サルモネラ菌」乾燥に強く熱に弱い。卵、半熟オムレツ、魚、肉のたたき、生レバー、食後6~48時間で発症します。(吐き気、腹痛、下痢、発熱、頭痛)
「黄色ブドウ球菌」皮膚、鼻の中にいる菌で、調理前に傷やニキビを触らない事。
おにぎり、弁当、巻き寿司、サンドイッチなどで増殖します。
毒性が強く、加熱しても毒素は分解しません。
食後30分~6時間で吐き気、腹痛などの症状が出ます。
「カンピロバクター」乾燥に強く、加熱すれば死滅します。
潜伏期間が長く、食後2~7日で下痢、発熱、吐き気、腹痛、筋肉痛などの症状。
鶏肉、野菜、湧き水、ペットなどからも感染します。
「腸管出血性大腸菌」O-157、O-111、加熱で殺菌できます。
肉、生野菜、井戸水などが原因です。
食後12~60時間で激しい腹痛、下痢、下血などの症状。
「E型肝炎ウイルス」加熱で防げます。
加熱不足の豚肉、レバーなどの内臓などが要注意です。
感染から6週間でだるさや黄疸などの症状。
「ノロウイルス」加熱殺菌で防げます。
牡蛎などの2枚貝や患者の吐瀉物などが原因。
食後1~2日で吐き気、下痢、腹痛などの症状。
多くの細菌やウイルスは十分な加熱で予防できます。
ただ、芽胞を作るウエルシュ菌やセレウス菌は高温にも耐えますので、付着した食品は調理後の食品管理(冷凍)が大事です。
食中毒も同じ物をたべて、発症する人と発症しない人がいます。
違いは腸内フローラと腸管免疫です。
腸内フローラを発酵型にしておくこと、日々の食養生が大事です。
腸内発酵すると、有機酸を作り、腸内を酸性にして有害菌からお腹を守ってくれます。
便の色(ビリルビン)で発酵型、腐敗型を確認してください。(発酵=酸性⇒黄色い便、腐敗=アルカリ性⇒黒い便)
梅干や梅肉エキス、酢の物などでクエン酸を摂取すると腸内腐敗菌の殺菌効果も期待できます。
クエン酸+胆汁=殺菌作用があります。
お腹が緩い時は熱いお茶に梅肉エキスを溶かすのも良いでしょう。
梅肉エキスは夏バテ予防に活用しているスポーツ選手も多いです。
特に5月からは、ティースプーン半分を1日1~3回食べて、試合やトレーニングに活用しています。
通常は朝、ティースプーン三分の一ぐらい食べれば良いでしょう。
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朝、スッキリしない方には高純度のフラクトオリゴ糖95%業務用シロップ

2024-06-06 00:40:59 | 医療健康
もうすぐ青梅が出来る時期です。
青梅のオリゴ糖漬けやハチミツ漬けを作っている人がいます。
フラクトオリゴ糖漬けはお勧めです。
フラクトオリゴ糖、純度55%の甘味料を使用されている方から
「カロリーが気になるので高純度95%のフラクトオリゴ糖を使いたいけど業務用は25kg入りしか販売していないので重くて持てないし、量も多すぎます。330g入りのフラクトオリゴ糖95は沢山使うので高く付いてしまう」との相談がありました。
その他、シロップのオリゴ糖を100%のオリゴ糖と信じて使用していた人もいます。
ネットで販売している商品も100%のオリゴ糖と書いている商品もあります。
シロップのオリゴ糖は水分が25%含まれていますので100%は有り得ません。
そして固形成分中の含有量ですが、安価なオリゴ糖10%の商品がありますが、90%は砂糖です。
血糖値を上げてしまいますね。
他にオリゴ糖55%、70%などの商品があります。
そして一番含有量が多いのは、主成分がフラクトオリゴ糖のメイオリゴP95%の原料です。
純度が低いほど甘く、純度が高いほど甘味もカロリーも低くなります。
メイオリゴPは、水飴の様な優しい甘さで糖質も3.7%程ですので血糖値を上げません。
朝、スッキリ出ない方にはお勧めです。
フラクトオリゴ糖95を大匙1杯、コップ一杯の温かい飲み物に溶かして飲むと、直ぐにトイレに行きたくなる人がいます。
最初に試される時は、外出される前は飲まずに、自宅にいる日に試してください。
頑固な便秘の方は1日2~3回飲んで、軟便になったら量を減らしてください。
発熱時に便が出ていない時にもお勧めです。
便が出ると少し熱も下がります。
小さな子供さんはティースプーン1~2杯の量にして下さい。
便通促進以外に大腸のビフィズス菌を増やす働きがあります。
ビフィズス菌を食べても定住せずに排泄されますので、元々腸に棲んでいる常在菌のビフィズス菌を増やす為にフラクトオリゴ糖95を活用してください。
フラクトオリゴ糖のビフィズス菌増殖効果は、2週間1日1gの摂取で2.5倍、3gで3.2倍、5gで4倍まで増やしますが摂取を止めると減ってしまいますので、毎日の摂取が大事です。
その他、フラクトオリゴ糖は低カロリーで血糖値を上げませんし、カルシウムやマグネシウムなどミネラルの吸収を促進します。
免疫の改善作用、血中コレステロールの低下作用なども確認されています。
フラクトオリゴ糖自体は水溶性食物繊維ですので、食物繊維含有量も72%です。
ビフィズス菌増殖には1日ティースプーン1~5杯、便通促進には大匙1~2杯を使用してください。
個人差もありますが、軟便になる様なら量を減らしてください。
調味料として魚の煮つけなどのお料理、ケーキ、スイーツなどの甘味料として使用できます。
魚の煮つけに酒、みりん、醤油、フラクトオリゴ糖を混ぜて煮ると美味しく炊けます。
黒豆や小豆を炊く時にも使えます。
卓上用は昨年11月のプレゼントに使用したフラクトオリゴ糖95、330g入りです。
そして今回、業務用として1.8ℓ(2.6㎏)入りのフラクトオリゴ糖95の業務用が発売されました。
様々なレシピに使用してください。
フラクトオリゴ糖漬けが出来るレシピ・青梅、ゆず、レモン、花梨、金柑、ニンニク、生姜、ナッツ、ドライフルーツ、ミニトマト、大根、セロリなど、様々なレシピがあります。
大腸上部に棲むビフィズス菌にはオリゴ糖が良いですが、大腸下部の酪酸菌を増やすのは食物繊維です。野菜、海藻類、根菜類も食べて、糠漬け、酢の物などの発酵食品も召し上がって下さい。
酢の物の苦手な方はお酢を加熱すると酸味が抑えられてまろやかになります。
加熱する時にフラクトオリゴ糖を入れると更に美味しくなります。
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