ドクトルかっちゃん[笑顔で元気] 1314KHzラジオ大阪OBC

ラジオ大阪(水) 17:45~パーソナリティーかっちゃん&仲みゆき・毎週お届けする医療健康情報です。

冷えは万病の元。冬の冷え対策の食べ物

2024-01-31 17:30:14 | 医療健康
だんだん寒くなって暫くは冷え対策ですね。
外出時の寒さ対策には手足や首を冷やさない事です。
特に首が冷えると筋肉が収縮して脳卒中などのリスクが高まります。
外出する機会も減りますから、自宅でストレッチやスクワットで体を動かす事と、暖かい日中は散歩で血行促進もしてください。
体の外からのケアは冷やさない事と温める事。
冷たい物は控えて、お酒の好きな方には、ビールは常温保存。日本酒は熱燗、焼酎やウイスキーはお湯割りが良いでしょう。
冬でもビールに氷を入れて飲む人は、内臓脂肪が溜まりお腹が出ています。
冷たい物=内臓脂肪の蓄積です。
外出しない寒い日は朝晩の入浴も良いですが、入浴前に脱衣場、浴室は温かくしてください。
その他、手軽に使える三井式温熱治療器などの医療器具もお勧めです。
寒さ対策の食事は、朝の味噌汁や粕汁がお勧めです。
夜に多めに作って、朝、温めれば便利です。
私の家では粕汁は多めに作って冷蔵保存しています。
朝食を食べない人にも朝一杯の味噌汁はお勧めします。
腸の働きも良くなり、腸管免疫もアップします。
お昼はうどんや蕎麦などの麺類が暖まりますが、野菜もしっかり食べてください。
特に繊維質が不足気味の方は、野菜のサプリを食前に飲めば、野菜不足になりません。
私もうどん屋さんに行く時は、海草物語7粒、舞茸活性粒7粒を口に入れてから、食べに行きます。
晩御飯のお勧めは鍋物です。
水溶性の栄養素、水溶性ビタミンやキノコのβグルカンなどは出汁に溶けているので、必ず雑炊にして食べて下さい。
最近ブームになっている甘酒は日本古来の発酵健康食品です。
干し柿、干し芋を一緒におやつで食べれば、腸管免疫も活性化します。
その他、発酵食品も種類多く摂取して下さい。
酸っぱい食品が大事です。
レモン、すだち、梅干、酢の物、全てクエン酸が含まれています。
最近の日本人は酢の物をあまり食べなくなりました。
世界中で酢は大活躍しています。
世界のお酢の種類は5,000種類以上と言われています。
酢の物は手軽に出来ます。
酢が嫌いでもキュウリの塩もみに1滴いれれば酢の物です。
オリゴ糖などで甘みを付ければ、酸味は薄くなります。
酸っぱい物が嫌いでも、少量又は微量のお酢から始めて、徐々に量を増やしていけば、だんだん酸っぱくても食べられるようになります。
その他、酢を加熱して使うと酸味もまろやかになります。
お酢には主成分として酢酸とクエン酸が含まれています。 
酢酸は体内でクエン酸に変わります。
【クエン酸のおもな働き】
酸味が食欲増進に働きます。(すっぱさは酢酸の1/3)
運動時の疲労感を軽減、疲労回復(糖質+クエン酸)
尿酸値の減少、ミネラルの吸収率をUP、ビタミンB6の吸収促進、血液や体液のph値の正常化、尿路結石を予防、殺菌作用(クエン酸が胆汁と混ざると腸内の殺菌効果が上がる)
風邪気味やお腹の具合の悪いときは、お粥と梅干。
お粥に梅酢で味付けもお勧めです。
梅酢を買わなくてもう大きめの梅干容器の底にも梅酢が溜まっています。
その他、寒さ対策にはニンニクもお勧めです。
野菜に含まれるビタミンB1は水溶性ですが、ニンニクのビタミンB1は脂溶性です。
脂溶性ビタミンは体内に留保される時間が長く、長時間体を温める働きがあります。
ニンニクは風邪の予防や体力減退の方にもお勧めです。
酢漬け、味噌漬け、梅しそ鰹ニンニク、生姜ニンニクも臭わないのでお勧めです。
生ニンニクの臭いはニンニクを切った時に分解酵素によって有効成分が分解した臭いです。
沢山食べると有害なので、生ニンニクは、少量にして下さい。
ニンニクの黒焼きや発酵ニンニクは分解酵素が壊れるので、栄養成分は分解しませんし、臭いもしません。
更なる免疫アップには、味噌汁にβグルカンやビタミンDの多いキノコ類やフコイダンを含有している海藻類も活用してください。
そして造血ビタミン、ビタミンB12を豊富に含有する海苔も忘れずに食べて下さい。
卓上にゴマすり器を置いて、すりゴマも毎日召し上がって下さい。
汗の出ない冬は、体内の老廃物が蓄積する時期です。
特に風邪気味や発熱時は腸に優しい和食を中心に、煮物、焚物の調理がお勧めです。炒め物、揚げ物、焼肉は熱が上がりますから要注意です。
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インフルエンザ、新型コロナ、感染症の予防に不足しているビタミンD

2024-01-25 11:19:07 | 医療健康
東京慈恵会医科大学が、2019年4月から20年3月までの期間に東京都内で健康診断を受けた5518人を対象に栄養調査を行なったところ、何と98%の人がビタミンD不足という事が分かりました。
ビタミンDが不足すると「骨粗しょう症」や「くる病」などになる為、昔から骨の健康に重要な役割を持つと言われてきました。
高齢者で骨折、骨粗しょう症の方は、血清中のビタミンD濃度が30ng(ナノグラム)/ミリリットル未満の人が多い事も分かっています。
日本整形外科学会が提唱するビタミンDの基準濃度は30ng/ミリリットル以上と定められています。
健常者を対象とした今回の大規模調査では男女を問わず、ほとんどの人がこの基準を下回っていて、また若い人ほどビタミンD不足という結果が分かりました。
ビタミンDは「骨の健康」だけではなく、私たちの免疫や様々な健康面に幅広く関係しています。
ビタミンDには免疫機能のバランスを調整し、過剰な免疫を抑えてくれる役割があると考えられています。それが心筋梗塞、動脈硬化といった心血管疾患のリスクを下げることにも関係しているのです。
国際共同研究では、アメリカ、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランドなどの10万人分のデータを分析したところ、ビタミンDのサプリメントを毎日取り続けた人はがんの種類に関係なく、がんによる死亡率が12%も減少しています。
また、免疫が自分の体を攻撃してしまう関節リウマチや膠原病のような病気に対しても抑制効果があり、新型コロナの重症化の要因として考えられている『サイトカインストーム』(免疫暴走)とビタミンDの関係も注目されています。
また新型コロナやインフルエンザは口や鼻、喉などの上気道にウイルスが感染するのですが、そこでウイルスを体内に入れないようにするのが粘膜免疫です。
ビタミンDはその粘膜免疫にも関わっています。
また、私たちの細胞には細菌やウイルスを殺す『抗菌タンパク』を作るのを粘膜レベルで行っているのもビタミンDの働きです。
これから始まる花粉症もビタミンDを適正に摂取することで、症状が改善する方が多いです。
ウイルスや細菌だけではなく、アレルギーへの初期防御にもビタミンDが大きく関係していると考えられています。
ビタミンD不足の主な原因は二つあります。
一番は日焼けをしなくなった事です。
特に冬は紫外線が少なく、日焼けしませんのでビタミンDの血中濃度が低下しますので、食事やサプリで補う事が重要です。
ビタミンD不足のもう一つの原因は食事の内容です。
食物を通して摂取するビタミンDには、イワシやシラス、サケなどの魚に多く含まれるビタミンD3と、干しシイタケやキクラゲ、舞茸などに多く含まれるビタミンD2の2種類があります。
キノコ類はエルゴステロールという成分を含有していて、日に当てるとビタミンDに変わります。
だから干シイタケはビタミンDの含有量が多いのです。
但、天日乾燥をしないと増えません。
値段の安い干シイタケは熱風乾燥ですので、多少高くても天日干しの商品を購入してください。
ただ最近は干シイタケを調理に使う主婦は少ない様です。
私の家では干シイタケやキクラゲは煮物などに良く使います。
干シイタケなどを使わない人は、とりあえず舞茸やシメジ、シイタケ、エノキなどを買って、パックのままで良いので数時間天日に当ててから調理してください。
ビタミンDはある程度は増加します。
そして魚はなるべくイワシやシラスを食べて下さい。
ビタミンD以外に動脈硬化を予防するDHAなどの栄養素も含有しています。
魚の中ではイワシの含有量が多いです。
その他サケの切り身もビタミンDは多いです。
卵もビタミンDを含有していますが、多少高くても良い餌で育った卵がお勧めです。
ただ、毎日1個食べると稀にコレステロール値が上がる人がいます。
そういう方は週に3~4個にして下さい。
小魚やキノコ、発酵食品を食べるには、朝は和食がお勧めです。
夜は鍋物が良いですね。
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酸性食品、アルカリ性食品と酸性体質、アルカリ性体質

2024-01-18 23:31:42 | 医療健康
酸性体質、アルカリ性体質という言葉がありますが、人の体重の60%は水です。
体液はPH7,4の弱アルカリ性ですが、栄養素(糖質、蛋白質、脂質)の代謝(燃焼してエネルギーを造る)で常に酸が作られます。
余分な酸を尿として体の外に排出したり、重炭酸イオン(アルカリ性物質)で酸を中和して体液を弱アルカリに保つのが腎臓の働きです。
但しアルカリになり過ぎても体調は悪くなりますので、腎臓は微妙なバランス調整をしています。
その他、適度に呼吸から排出される炭酸ガスによっても体液はアルカリ性になります。
そのため、酸性、アルカリ性体質といった体質の変化は普通に生活している人間には、そもそも起こらないことです。
しかし時として、体液のPHが異常になることはあります。
呼吸障害や、糖尿病、腎機能障害、激しい脱水などでアシドーシスといわれる酸性に傾くことがあります。この時は緊急の処置が必要です。
また逆に過換気症候群など緊張したり神経質な人がハーハーと早くて浅い呼吸を繰り返して、炭酸ガスが抜けすぎてアルカリに傾くことがあります。
ペーパーバックといって紙袋やビニール袋を口に当て自分がはいた空気を再度吸うことを繰り返すとすぐに改善します。
食品でも酸性食品、アルカリ性食品という分類がありますが、この根拠は500度に加熱して灰にしてから水に溶かすと酸性になるかアルカリ性になるかという事です。
でも砂糖は酸性食品と言われますが中性です。
夏ミカンやレモン、梅干は酸性で酸っぱいのにアルカリ性食品と言われます。
肉や魚、卵、チーズなど蛋白質や脂質を含む食品は硫黄やリンを含んでいるので、灰にすると酸性になります。
逆にキノコや野菜、海藻類、果物、梅干、糠漬けなどカリウム、カルシウムが多い食品は焼くとアルカリ性になります。
これは実験室の中での話で、健康であれば、体の酸性体質とアルカリ性体質とは別の話です。
但、酸性食品を多く食べると尿は酸性になるので、腎臓に負担をかけます。
計算上は肉を100g食べると酸を中和する為には、野菜を300g食べないといけません。
食品はバランスよく食べる事が重要です。
健康を考えるなら食べて腸内で発酵する食品を多く食べて腐敗、酸化する食品を控える事が重要です。
昔から日本人が食べていた食事「和食と発酵食品」が健康維持の原点です。
栄養学の主食は炭水化物ですが、本来の日本人の主食は穀物全般です。
主食のご飯や豆類、さつま芋5に対して野菜、海藻、漬物を2,動物性の物(小魚がお勧め)1の割合5対2対1の比率が好ましいです。
これは成長期に生える歯の本数の割合です。
足してみると8にしかなりませんが、これが丁度食べる量の腹八分目になります。
食事は脳の働きにも影響します。
ご飯や発酵食品、野菜も食べず、肉、加工食品、ファーストフード、スナック菓子ばかり食べている小学生が増えています。
便秘がちでいつも落ち着きが無く、学校の先生の言う事は勿論、親の言う事も聞きません。
お母さんに食事の話をしましたが、「この子は好き嫌いが多くて困ります」と言われました。
100%お母さんに責任があると思ったのですが、やはりお母さんも結構偏食でした。
ご飯や発酵食品が嫌いでパンやパスタ、ピザなどと西洋食のおかずがメインでした。
半年かけて徐々に食事を変えていき、和食中心になったら、1年後はとても穏やかな子に変わりました。大人でも最近は直ぐにキレル人が増えています。
食事の傾向が悪い人に多い様です。
そして我慢する事、多少の問題を自分で解決できなくて直ぐに人頼みする人も増えました。
軟弱な若者が増えた現代社会?人生には乗り越えないといけない山がいくつもあります。
若いうちに小さい山を幾つか乗り越えて成長し、大きな壁を乗り越える力を身に付けて行きます。
その能力を生み出すのが食事と健康な腸内フローラです。
ただその能力を十分に発揮できるのは50代ぐらいまででしょうね。
腸も老化した60代からは、若い時と違い同じストレスを受けると病気になってしまいます。
尚一層食事に気をつけて、適度な運動をしてストレスになる事は避けたいですね。
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脳卒中、心筋梗塞のリスクと「死の四重奏」

2024-01-10 17:33:33 | 医療健康
寒い冬、体が冷えると血液循環が悪くなります。
特に今年は日中が暖かくて夕方から冷える日が多い様です。
そんな日は特に気をつけてください。
持病のある方は、室内でも靴下を履いてください。
冷えは心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
夏と冬は脳卒中が多いのですが、冬は夏の1,5倍と言われています。
動脈硬化を進行させる脳卒中の危険因子が4つあります。
「死の四重奏」とも言われる高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満の4つは互いに絡み合って動脈硬化を進行させます。
これらが単独で発症した場合でも、動脈硬化の発症率は5~6倍になり、4つの条件がそろっている場合、発症率は35倍にも高まります。
動脈硬化以外に、癌の発症リスクが高くなります。
①  生活習慣と「死の四重奏」・肉食、油物、甘い物、味付けの濃い物が多い人。発酵食品不足、食物繊維不足、腸内フローラの悪化、便秘、過度の飲酒、運動不足、ストレスなどが原因。
②  日常生活の注意・血圧など基礎疾患の管理、寒さと急激な温度変化に注意。
過度のストレスを避ける「くよくよしない、気分転換」過労に注意、睡眠不足、深酒もよくないです。
排便のコントロールも重要です。
便秘しないように、繊維の多い食物やオリゴ糖などを摂取する。
排便時にりきむと血圧の上昇から、発作につながります。
特にクモ膜下出血の20%は用便中に起きています。
入浴時の脱衣場、浴室は温かくする事。
朝の洗顔はお湯を使う。
食生活のアンバランスに注意(動物性たんぱく質や油物、甘い物などの食べ過ぎ)
年に1回は健康診断を受けて結果を見て食養生をしましょう。
血圧、検尿(腎臓病・糖尿病)、心電図、眼底(動脈硬化の進み具合)、血液(コレステロール・中性脂肪・尿酸値・血糖値)、体重、体温のチェック。
運動は血小板凝集能を低下させ、インスリンの感受性を高め、体重を減少し、HDL(善玉)コレステロールを増やし、血圧を下げる効果があります。
★要注意の自覚症状・頭痛、鼻血、高血圧の3つ揃うと危険です。(診察を受けて血圧のコントロールも必要な場合があります)
定期的に血圧測定をする事。
自分の脈を毎日さわる。脈が飛んでないか?間に弱い脈が無いか?
もしそうなら冠動脈の血行不全や心筋の酸素不足の可能性もあります。
時々脈を触っていると、異常に気が付く事があります。
特に体調不良の時は必ず血圧も測ってください。
血圧は首のコリなどでも10~30ぐらい上がる時がありますが、特に異常に高ければ直ぐに病院に行って下さい。
解離性動脈瘤など怖い病気もあります。
みなさんも血圧計を持っていなければ買ってください。
血圧計も長年使用していると誤差が大きくなる場合もありますので、古い方は買替も検討してください。
いずれにしても加齢と共に動脈硬化は進行していきます。
予防におススメの食材はキノコ類です。
「死の四重奏」高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、全てに効果があります。
食物繊維が多いので血糖値が気になる人は食前に飲むと、血糖の上昇も緩和されます。
コレステロールや中性脂肪を下げる働き、高血圧や肥満にも効果があります。
買って来たら調理前に数分間天日に当てるとビタミンDが増えます。
また長時間加熱すると酵素が壊れていきますので、短時間の加熱調理にして下さい。
キノコの手軽な摂取は今月の番組プレゼント「舞茸活性粒」がお勧めです。
キノコ99%の錠剤は舞茸活性粒ぐらいしか市販されていません。
お徳用の瓶入りは1瓶500粒150g入りですが、一つ作るのに1.5kgの生マイタケを使用しています。
通常は毎食前6粒ですが、肥満気味の人は毎食前10粒1日3回食べると2週間程お試しください。
肉や油物を食べる前に6粒飲んでおくと、脂肪も分解してくれます。
お酒など肝機能が気になる方にもお勧めです。
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今年は「甲(きのえ)」の辰年・ラジオ大阪2024年初放送

2024-01-04 12:51:21 | 医療健康
沢山のリスナーの皆様のお陰様で「ドクトルかっちゃん」のラジオ放送も17年目を迎えました。
今年は辰年。
きっと皆様にとって良い年になるでしょう。
「干支」と「十二支」は、同じ意味だと思っている方が多いと思います。
干支は「十干」と「十二支」の組み合わせなので、60年で一巡して生まれた年に還ります。
だから「還暦」は60歳なのです。
十二支は分かると思いますが、「十干」とは、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の総称で、もとは1から10までものを数えるための言葉です。
今年は辰年ですが、本来の干支でいうと甲辰(きのえ・たつ)で干支には深い意味があります。
甲は一番を表します。
そして辰は十二支の動物の中で辰=竜だけ実在しない空想の動物です。
雷や竜巻など、自然界の躍動を象徴していて、水、海、風などの神としても祀られてきました。
龍が出ると良い事が起きて縁起が良いそうです。
元旦から震災や航空機事故もありましたが、今年は一番縁起の良い年になるかもしれませんね。
ここで、年末にお話しました新春クイズの答えを教えますね。
問題・皆さんの消化管は口から始まり、食道、胃、腸、肛門までありますが、どこから形成されたと思いますか?
小腸からという説もありますが、食べ物の入り口と出口、どちらでしょうか?という内容でした。
人間は最初に出来るのは肛門です。
脊椎動物(鳥、爬虫類、人間、魚)、棘皮(キョくヒ)動物(ヒトデ、ウニ、ナマコ)は肛門なのです。最初に口が出来る動物は、カニ、エビ、タコ、昆虫などです。
不思議な事に、肛門から出来る動物と口から出来る動物とは血液が違うのです。
これに気が付いたのは多分、私だけじゃないかと思います。
皆さんも初耳でしょうね・・・
脊椎動物の血液は赤血球(ヘモグロビン)で、鉄が核になって形成されて酸素を運びます。
カニ、エビ、タコ、昆虫の血液は(ヘモシアニン)で、銅が核になって形成されて酸素を運びます。
口から出来る動物と、肛門から出来る動物で、血液の種類が違うのが不思議ですね。
口から肛門迄の消化管の状態が良好なら、健康的な血液が作られて、全身くまなく循環して、酸素と栄養を全身の細胞に供給すると内臓も元気になって老化にもブレーキがかかり、益々元気に若返る事が出来るでしょう。
そして腸内フローラを発酵型にする食養生にも気をつけて、血液の状態が良くなれば、今よりもっと元気になれるでしょうね。
正月の食べ過ぎで太ってきた人、便秘になった人は、キノコや根菜類などの食物繊維、オリゴ糖や発酵食品を活用して大腸の大掃除もしてください。
まだお正月気分は抜けないでしょうから、明日ぐらいから食養生を始めてください。
取り合えず消化の良い物を食べて、胃腸を労わるのに、魚介類の鍋物などが良いでしょう。
シメジ、椎茸、エノキ、舞茸などのキノコを沢山入れて具を食べてから雑炊にして下さい。
水溶性のβグルカンや食物繊維、ビタミン、ミネラル、アミノ酸も出汁に溶けていますので、捨てるのはもったいないです。
キムチや白菜の漬物と海苔もお忘れなく。
発酵食品は整腸作用があり、腸の中に60%も集まっている免疫細胞を刺激してくれます。
海苔は植物の中で唯一、造血ビタミンのB12を豊富に含有しています。
そしてキノコ類には免疫を活性してくれるβグルカンとビタミンDが含まれていて風邪の予防にも役立ちます。
特に舞茸はビタミンDの含有量が一番多いキノコです。
ビタミンDは免疫活性以外にカルシウムの吸収を促進するので、骨粗鬆症の予防にもなります。
冬はお日様に当らないので、体内のビタミンDが不足する季節です。
舞茸などのキノコ類と小魚をしっかり食べて、骨密度を上げましょう。
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