ドクター吉田たかよしの医学・脳科学解説!

医学博士・心療内科医師
受験生専門の心療内科「本郷赤門前クリニック」院長
元NHKアナウンサー
【吉田たかよし】

5月10日(木)のつぶやき

2012年05月11日 | 脳科学・受験勉強の医学
10:03 from Ameba_Blog
ブログを更新しました。 『体内で起こる竜巻!』 amba.to/JAt3Al

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FM「Oh!Happy Morning」今朝、番組で話した内容をご紹介します!・相次いで竜巻が発生。実は、私自身も学生時代、竜巻の被害にあいかけた経験がある。夏休みにアメリカのデンバーの郊外でキャンプをしていたら、竜巻が発生して迫ってきた。

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竜巻が発生し、私はオロオロしていたら、みんなキャンプ場のトイレの建物に走って行く。私もついていったら、トイレの隣に「トルネードシェルター」という専用の避難場所が設置されていた。そこにギュウギュウヅメになって身を潜めて、竜巻が通り過ぎるのを待った。

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・デンバーは特に竜巻が多いらしいので専用の「トルネードシェルター」が必要だということ。日本の場合は専用とは言わないまでも、たとえば、公園のトイレを頑丈に設計して、「トルネードシェルター」の代わりもさせるというくらいの対策は取るべきだと思う。

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実は人体の中でも、竜巻と同じように現象が起きることがあり、これも怖い。竜巻は流れがある場所で起こるもの。人体の中で流れるものといえば血液だ。心臓や太い動脈の中で、血液が竜巻のように渦を巻くことがある。そうすると、場合によっては命を落とすことにもなる。

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たとえば、心臓の弁が壊れる弁膜症という病気がある。弁が開きにくくなって、狭くなったところを血液が無理やり通ろうとすると、血液が竜巻のように渦を巻く。そうすると、赤血球や血小板などにダメージが加わって、血の塊、血栓ができてしまう。これが脳の血管に詰まると、脳梗塞を引き起こす。

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・空気も血液も、ゆっくり移動するときは、スムーズな流れになる。ところが、大きなエネルギーが加わって早く移動しようとすると、渦を巻いてしまう。これが大気で起これば竜巻になり、血液で起これば血栓ができてしまう。

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・竜巻も血栓も、身を守るためには早く気付くことが必要。そのために、音に注意すること。大気も血液も、渦を巻けば音が出る。実際、今回の竜巻も轟音で気づいた人が多い。・心臓の場合は、聴診器でわかる。血液が渦を巻いていると、雑音が聞こえる。健康診断は定期的に受けてほしい。

by doctor_yoshida on Twitter

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