おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

プーケットに到着 旅行1日目

2016-02-28 23:53:02 | イベント
タイへの新婚旅行を兼ねたダイビング旅行。シミランクルーズがメインイベント。1日目は早朝に沖縄を出発し、夜にプーケットに到着。移動にほとんどの時間を費やした1日だった。

プーケットまでの飛行機は、
・できるだけ安く
・経由地で1泊することなく、その日のうちにプーケットに着くことができる
←トランジットでの宿泊料金はとても高額で、だからといって空港で夜を明かすのはさすがに新婚旅行なのでやめておく

ということでこの条件で検索したら、タイ国際航空で那覇→福岡→バンコク→プーケットと往復するのが一番安かった。往復で1人65,700円。相場がよく分からないのだけれど、思ったより高額にならなくてよかった。バンコクに行くまでの経由地がたまたま中国じゃなくて福岡だったので、何となく安心。


この写真では明るいように見えますが、那覇空港を出発した時は夜明け前。タイ国際航空で予約してあるけれど、コードシェア便とやらで福岡まではANAの機体。ふだんLCCを使っている僕にとって、ANAなんて高級飛行機に乗れるのは嬉しいこと。


雲の上で夜が明けました。


福岡空港で円をバーツに両替した。後で気付きましたが日本での外貨両替の手数料が高く、タイに着いてから両替すれば良かったと思っています。これについての詳細は後で書きます。


初めて乗る、タイ国際航空のカウンター。


飛行機の中は日本ではない、アジアン雑貨屋のようなニオイがする。


機内食ポーク版。


機内食フィッシュ版。両方とも美味しかった。デザートのスイートポテトも美味しい。


機内のドリンクは無料なのでもちろんビールをいただく。タイのビール、シンハー。ホップの香りと苦味がしっかりしていて美味しい。旅行中にChang、LEOといった他のタイのビールも飲んだけれど、個人的にはシンハーが一番好き。他のビールは薄くて軽く、日本で言うと発泡酒やオリオンビールのような味。軽くてごくごく飲めるので、暑いタイの気候には合っていると思います。

バンコクでの乗り換え、スワンナプーム国際空港。とっても広い。敷地面積は成田空港の3倍らしい。飛行機が遅れて乗り換えの時間が少ししかなかったので、早歩きで移動してギリギリ到着。何とか道を一度も間違えずにゲートに到着できたから間に合ったけれど、一度間違えて変なゲートに向かってしまったら間に合わなかったと思う。とっても広くて、間違いに気づいて引き返すのにも時間がかかるので。

夕方にプーケット国際空港に無事到着。ターンテーブルで預けた荷物を待っていても、全然荷物が来ない。そしてターンテーブルが止まる。

・・・。

まさかのロストバゲージ。

最悪だー。以前アメリカでも同じことがあったからな。日本では預けた荷物が時間通りに届くのが当たり前のようになっているけれど、これは日本の運送会社や空港が優秀だからで、海外でもこれが当たり前だと思ってはいけないみたい。

もちろんすぐに航空会社のカウンターで荷物の半券を見せて問い合わせた。どうやら荷物はバンコクで止まってしまっていてプーケットには届いていないらしい。


タイ航空の職員がキャリーケースの色や形、ホテルの住所などを淡々と僕に質問を繰り返して、事故報告書を書いていく。

職員「プーケットには何日滞在予定か?(タイなまりの英語)」
自分「明日から数日クルーズで海に出る。その間は海にいて荷物を受け取れない。明日の昼には出発する。荷物の中にはクルーズに必要な物がたくさん入っている。」

報告書の項目にあるので職員はこの質問をしているわけだけれど、この質問の意図は何なんだ。プーケット内で荷物を渡すことができる日時を知るための質問だと僕は予想して上のように答えても、タイ航空の職員は「違う。プーケットにいるのはいつまでかと聞いているんだ」としか言わない。

職員は完全にマニュアル作業で記入する内容を聞くことしかしない。「荷物が届かなくて申し訳ない」という言葉や態度は全くなく、質問した内容を答えない僕に「だ、か、ら、プーケットから出るのはいつなんだ(タイなまりの英語)」とため息まじりの口調。

何なんだコイツはとイライラしたけれど、ここは日本ではなくタイ。郷に入りては郷に従え。この職員の態度に腹を立てても仕方がない。実際に荷物が届かないのはこの職員のせいではないし、この職員は自分の仕事を淡々としているだけ。この職員が悪いわけではない。

会話にならないので、質問される内容をとりあえず答える。全ての内容を書き終えた後に「荷物はここに午後8時に到着する。ホテルには午後10~11時に届ける予定だ。」と言ってきた。

分かっているならそれを先に言ってくれよ。とりあえず、今日中に到着する予定になっているようなので少し安心。

空港からホテルのあるパトンビーチまでは約40km。タクシーを使えば800バーツ(約2500円)くらいだと事前にネットで調べていたけれど、タクシーを使うのは簡単だけれど高いし何かつまらないので、もうちょっと安い手段を選んだ。

タイではポピュラーらしいミニバス(ロットゥー)。乗り合いの小さなバスで、それぞれの客のホテルまで連れて行ってくれるし、大きな荷物も入り、料金は1人180バーツ。


チケットを買って指定された場所に行くと、大量のハイエースが並んでいる。どうやらこれがミニバスらしい。どのハイエースにも行き先が書いていない。そして運転手らしいタイ人が手招きでこっちへ来いと言っている。チケットを見せると、「乗れ」と合図をする。しゃべっている内容はタイ語で英語ではないのでよく分からない。

若干の、いやかなりの不安を抱えつつも、そのハイエースに乗った。もうすでに満席に見えるハイエースだったけれど、運転手はすでに乗っている人を更に奥の座席に移動させて、ギリギリ僕達2人が乗れるスペースを作って、僕らはそこに乗った。

ハイエースには運転手を合わせて14人乗っていた。人だけじゃない。乗客は全員外国人で大きな荷物を持っていて、その荷物もトランクにぎゅうぎゅう詰めで乗っている。最大積載量がどのくらいかは知らないけれど、どう考えても最大積載量は超えている。

そして車は出発。ホテルまで連れて行ってくれると聞いていたけれど、ホテル名をまだ伝えていないし、聞いてもこない。どうやら他の乗客も不安に思っているようで、「○○ホテルには行きますか?」と運転中に聞く人もいたが、運転手はタイ語で何かを答えるも何を言っているか分からない。ジェスチャーからは、Yesという答えに見えた。

運転は超荒い。急ブレーキ、急加速、無理な車線変更は当たり前。怖いのでシートベルトを付けようとしたけれど、もともと座席がない場所に座っているようでシートベルトがない。

道路には大量のバイク。原付のようなちいさなバイクを、ノーヘルで運転している。車は9割以上が日本車。その中でも半分以上がトヨタ車。そしてハイエースがとても多い。日本で近年まで何年も連続で盗難車数ワーストワンを誇っていたハイエース。その一部がこの国に来ているのかもしれない。


よく分からない場所で停車。目的地ではない。給油でもするのかなと思っていたら、全員車から降りてこっちに来いというようなジェスチャー。何なんだいったいと乗客が皆ざわざわしていたら、この建物から人が出てきて、英語で「全員降りてチケットを渡してください」と説明があった。

どうやらここは旅行代理店らしい。入ると職員が何人もいて、客全員に対応をしていた。ここでホテル名を聞かれてちょっと安心。ホテル名を伝えた後、いろいろツアーの勧誘をしてきた。なるほどそういう仕組みか。もちろん断る。もう予定は決まっているので。


その後またハイエースに乗せられて、それぞれのホテルに順番に送ってくれた。不安だらけだったけれど、無事にホテルに着くことができて良かった。

今後もしまたタイにくることになったら、このミニバスに乗るかどうか。仕組みは分かって、目的地には到着してくれそうなので、その意味での不安はなくなった。でも、安全な移動手段ではないと思う。乱暴な運転の上に、過積載なのでブレーキも効きづらく、事故を起こす可能性は高いはず。そして、万が一事故が起こった時に、シートベルトがない座席が多く、無事ではいられないと思う。

まぁここはタイなので日本と同じような安全性を求めること自体が間違っているかもしれない。必要以上にリスクを恐れていたら、海外旅行なんてできない。タクシーに乗ればより安全ではあるけれど、せっかくタイに来たのでタイっぽいミニバスやトゥクトゥクに乗りたくなると思う。

ミニバスは満員にならないと発車しないし、色々なところに寄るのでタクシーの倍くらい時間はかかるけれど、時間とリスクを許容できるなら、おもしろい乗り物だと思います。


さて、何とかホテルに到着。この日は寝るだけの予定だったので、ビーチからは遠くて安い宿を予約していた。


部屋は思ったより広い。壁は薄いし掃除が隅々まで行き渡っている感じではないけれど、値段を考えれば満足。1部屋2人分、2,680円。


コンセントはこんな感じ。日本のコンセントはそのまま入るものもあれば、入らないものもある。電圧は220Vなので、物によっては変圧器が必要。

夜はプーケットのホテル周辺を散策した。


あ、沖縄にはないセブンイレブンがタイにはある。


タイマッサージの店ではマッサージ師らしいねーちゃんが暇そうにしている。この店だけでなくほとんどの店で店員は勧誘してくることはなく、スマホなどをいじりながらゴロゴロしたり、やる気がなさそうに椅子に座っています。


街中には、ダイハツの古いハイゼットトラック(軽トラ)を改造した車がたくさん走っています。


荷台に簡易的な屋根を作った乗り物。これがトゥクトゥクです。


びっくりしたのはコレ。ガソリンがビンに入って売っています。そして謎の色が付いている。緑とオレンジの違いは何なんだ。どうやら原付用バイク用のガソリンの様子。


そうそう、円からバーツへの両替のレートについて。毎日レートは変わるので単純比較はできませんが、今回の旅でどこで両替をするのが良いか分かってきました。

以下は、両替した時点でのレート。
福岡空港:100円→27.4バーツ
バンコクのスワンナプーム国際空港:100円→28.7バーツ
プーケット国際空港:100円→30.1バーツ
プーケットのパトンビーチの両替所:100円→31.0バーツ

プーケット市内<プーケット空港<バンコク空港<福岡空港の順で手数料が高くなる。僕は多くを福岡空港で両替してしまったけれど、最初の両替はプーケットの空港にすれば良かったと思う。最初にバーツを使うのはそこなので。そして、主に使うお金の両替は市内の両替所が良さそう。ただ、空港内はレートは一律のようだけれど市内ではお店によってレートが異なるので、お店は選ぶ必要があるかも。僕は慣れていないので、電光掲示板ではっきりとレートが書かれているちょっと大きめのお店で両替しました。小さな両替所でも手書きで小さく書かれたレート表が壁に貼ってあるのでそれを見ればたぶん大丈夫なんだと思います。


今日はもう疲れたので冒険はせず、日本でよくお世話になっているこのお店で夕食を買ってホテルに帰った。


買ったのはあえての日本食。笑 タイ版おにぎりとタイ版ランチパックです。

おにぎりの具は、オレンジ色のカペリン(カラフトシシャモの卵)と、khua klingという名の料理。カペリンは意外に美味しかった。で、クアクリンはクソマズかった。辛くて酸っぱくて甘い、タイのよくある味付けだと思う。マズイというより、僕らの口がまだタイになじんでいないんだと思う。

ランチパックは甘めのツナマヨ。マヨネーズは裏切らない。甘くても食える。


ご飯を食べていたら、飛行機に預けていた荷物がホテルに届きました。これでもかというくらい"HEAVY"のタグが付けられている。重いという意味。27kgですからね。で、黄色の"HOT Transfer"というタグも付けられていて、超速達でホテルに届けてくれた。海外の運送なので実際に手元に届くまでは少し不安があったけれど、届いて良かった!

この日はいろいろとプチトラブルがあったけれど、最終的に無事に人も荷物も目的地に着くことができて安心しました。


2 コメント

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おかえり! (かとー)
2016-03-07 21:06:51
荷物無事届いてよかったね~(;つД`)
海外こわいー
うちらもロストはないけど、初日に海外で違う人のバウチャーと間違えて渡されたりでハラハラだった~(TT)
ダイビングネタも楽しみにしてるー!
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ロストバゲージ (diving-snowman)
2016-03-08 00:39:28
本当に焦ったよー。クルーズの出港に間に合わなかったらオシマイだからね。たまたま、出港日に到着するのではなく、出港日の前日に到着するようにしてたから荷物を受け取る時間の余裕があって助かった。
ちなみに毎日のように何らかのプチトラブルを起こしております。笑
1日ずつ更新していくね。いつも見てくれてありがとう☆
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