goo blog サービス終了のお知らせ 

お父さんのための聖書講座

夫婦関係や子育て・・・、家族のため日々奮闘するお父さんたちに聖書の言葉から励ましのメッセージを贈ります。

No.45 サムソン:サムソンの泣き所

2008-07-16 23:43:11 | 士師記
怪力のサムソンは縦横無尽に暴れまわり、20年間、士師としてイスラエルを裁きました。
腕っ節はめっぽう強いサムソンでしたが、弱点もありました。
それは、泣きすがる女性でした。

愛する女性から懇願されると秘密にしていることをついもらしてしまうのです。
最初の妻に対してもそうでしたし、以下の通り、デリラという女性に対しても同様でした。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
デリラは彼に言った。
「あなたの心はわたしにはないのに、どうしてお前を愛しているなどと言えるのですか。
 もう三回もあなたはわたしを侮り、怪力がどこに潜んでいるのか教えてくださらなかった。」
来る日も来る日も彼女がこう言ってしつこく迫ったので、サムソンはそれに耐えきれず死にそうになり、
ついに心の中を一切打ち明けた。
「わたしは母の胎内にいたときからナジル人として神にささげられているので、
 頭にかみそりを当てたことがない。
 もし髪の毛をそられたら、わたしの力は抜けて、わたしは弱くなり、並の人間のようになってしまう。」
デリラは、彼が心の中を一切打ち明けたことを見て取り、ペリシテ人の領主たちに使いをやり、
「上って来てください。今度こそ、彼は心の中を一切打ち明けました」と言わせた。
ペリシテ人の領主たちは銀を携えて彼女のところに来た。
彼女は膝を枕にサムソンを眠らせ、人を呼んで、彼の髪の毛七房をそらせた。
彼女はこうして彼を抑え始め、彼の力は抜けた。
彼女が、「サムソン、ペリシテ人があなたに」と言うと、サムソンは眠りから覚め、
「いつものように出て行って暴れて来る」と言ったが、主が彼を離れられたことには気づいていなかった。
ペリシテ人は彼を捕らえ、目をえぐり出してガザに連れて下り、青銅の足枷をはめ、牢屋で粉をひかせた。
  士師記16:15-21
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


サムソンが愛した女性デリラは、敵であるペリシテ人と内通していました。

天敵サムソンを倒すためやっきになっているペリシテ人の領主らは、
サムソンの怪力の秘密を聞き出すよう、デリラに働きかけました。

金に釣られたデリラは、サムソンに尋ねます。

「あなたの怪力がどこに秘められているのか、教えてください。
 あなたを縛り上げて苦しめるにはどうすればいいのでしょう。」

サムソンはもてあそぶかのように、3度、うその回答をします。


それでもあきらめず、デリラがしつこく懇願してくるので、サムソンは耐えきれず死にそうになりました。

そして、とうとう本当のことを彼女に打ち明けてしまうのです。

怪力の源である髪の毛をそられたサムソンは、もろくも敵に捕らえられ、両目をえぐり取られてしまうのでした。


無敵のサムソンでしたが、女性によって身を持ち崩してしまった訳です。


異性関係で人生を台無しにする人が古今東西後を絶ちません。

皆さんは大丈夫ですか?


小さな誘惑に負けて大切なものを失ってしまうようなことは避けたいものです。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。