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お父さんのための聖書講座

夫婦関係や子育て・・・、家族のため日々奮闘するお父さんたちに聖書の言葉から励ましのメッセージを贈ります。

No.94 ソロモン(16):愛する妻と共に

2008-09-27 11:43:47 | コヘレトの言葉
「人生を楽しむ」と聞いた瞬間、皆さんの内面に何が起こりますか?

日本人は慎み深いといわれていますので、中には
「えっ、楽しんでいいの?」
なんて思ってしまう人がいるかもしれません。

今日もソロモンの言葉に耳を傾けてみましょう。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さあ、喜んであなたのパンを食べ
気持よくあなたの酒を飲むがよい。
あなたの業を神は受け入れていてくださる。
どのようなときも純白の衣を着て
頭には香油を絶やすな。
太陽の下、与えられた空しい人生の日々
愛する妻と共に楽しく生きるがよい。
それが、太陽の下で労苦するあなたへの
人生と労苦の報いなのだ。

  コヘレトの言葉9:7-9
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ソロモンは勧めます。

自分のパン、自分の酒を
「喜んで」、「気持ちよく」、食べ、飲んだらいい。


「純白な衣」、「頭には香油」。


「愛する妻と共に楽しく生きるがよい」。


これが、この世で労苦するあなたへの報い、

とソロモンは語っています。


いかがですか?

この週末、皆さんはどう過ごされますか?


No.93 ソロモン(15):誰のための労苦か

2008-09-26 11:10:49 | コヘレトの言葉
知恵者ソロモンは『コヘレトの言葉』も残しました。

世を観察しながら得られた彼の鋭い洞察の数々が記されています。

今日は以下の言葉に触れてみましょう。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
わたしは改めて
太陽の下に空しいことがあるのを見た。
ひとりの男があった。
友も息子も兄弟もない。
際限もなく労苦し、彼の目は富に飽くことがない。
「自分の魂に快いものを欠いてまで
誰のために労苦するのか」と思いもしない。
これまた空しく、不幸なことだ。

ひとりよりもふたりが良い。
共に労苦すれば、その報いは良い。
倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。
倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。
更に、ふたりで寝れば暖かいが
ひとりでどうして暖まれようか。
ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。
三つよりの糸は切れにくい。

  コヘレトの言葉4:7-12
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ソロモンはひとりの男を見ました。

この男は富の獲得に血まなこになり、際限もなく労苦していました。
しかし、彼は一人ぼっちでした。
彼の労苦も、彼が手に入れた財産も、誰かのために役立てられることは想定されていませんでした。

この男の人生をソロモンは「空しく、不幸」と表現しました。


その一方でソロモンはこうも語りました。

「ひとりよりもふたりが良い」。
 
「ふたりで寝れば暖かいが ひとりでどうして暖まれようか」。


ありがたいことではないでしょうか。
妻や子がいるということは。

「誰のために労苦するのか」という問いを投げかけられた時、家族の姿を思い浮かべることができます。

皆さんの日頃の労苦は、少なくとも「家族のため」という目的意識によって、
空しいもので終わることはないのです。

私たちは、ぬくもりのある家族によって日常おおいに慰められています。


厳しいときには、ひとつ家族を思い浮かべてみてはいかがですか?
力が湧いてくるかもしれません。