エジプトを脱出したイスラエル民族は約束の地に向かって旅を続けました。
モーセは、壮年男子だけで60万人もいた共同体を指導するという大変な役割を担っていました。
この一大事業に携わる弟モーセを兄のアロンと姉のミリアムはよくサポートしていました。
しかし、長い旅の間には、一枚岩だった兄弟の間に不協和音が生じたこともありました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ミリアムとアロンは、モーセがクシュの女性を妻にしていることで彼を非難し、
「モーセはクシュの女を妻にしている」と言った。
彼らは更に言った。
「主はモーセを通してのみ語られるというのか。我々を通しても語られるのではないか。」主はこれを聞かれた。
モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった。
主は直ちにモーセとアロンとミリアムに言われた。
「あなたたちは三人とも、臨在の幕屋の前に出よ。」
彼ら三人はそこに出た。
主は雲の柱のうちにあって降り、幕屋の入り口に立ち、「アロン、ミリアム」と呼ばれた。二人が進み出ると、
主はこう言われた。
「聞け、わたしの言葉を。あなたたちの間に預言者がいれば
主なるわたしは幻によって自らを示し
夢によって彼に語る。
わたしの僕モーセはそうではない。
彼はわたしの家の者すべてに信頼されている。
口から口へ、わたしは彼と語り合う
あらわに、謎によらずに。
主の姿を彼は仰ぎ見る。
あなたたちは何故、畏れもせず
わたしの僕モーセを非難するのか。」
主は、彼らに対して憤り、去って行かれ、
雲は幕屋を離れた。
そのとき、見よ、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなっていた。
アロンはミリアムの方を振り向いた。
見よ、彼女は重い皮膚病にかかっていた。
民数記12:1-10
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ミリアムとアロンは、モーセが民を指導する立場であることに不満を感じるようになりました。
「なぜ、あいつがリーダーなんだ」、「自分の方が指導者に向いている」・・・、などと思っていたのでしょう。
いったん批判的になると、あらゆることが気に入らなくなってきます。
妻が異国人であることまで非難の対象になりました。
モーセが異国の女性と結婚したのは何も昨日今日の話ではなかったのに・・・。
愛する家族をやり玉にあげられるのは、誰にとってもつらいことでしょう。
信頼していた兄と姉からバッシングを受けたモーセはどう反応したのでしょう?
逆に兄と姉に向かって怒りをぶつけたのでしょうか?
「モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった。」
という言葉が突如ここに現れます。
この記述からモーセがどう反応したのかを想像してみましょう。
謙遜なモーセを助けたのは神でした。
神はアロンとミリアムを名指しで呼び出すと、モーセがいかに特別かを語り、彼らの態度を咎めました。
気がつくと、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなっていました。
「神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。」
(ヤコブ4:6)
モーセは、壮年男子だけで60万人もいた共同体を指導するという大変な役割を担っていました。
この一大事業に携わる弟モーセを兄のアロンと姉のミリアムはよくサポートしていました。
しかし、長い旅の間には、一枚岩だった兄弟の間に不協和音が生じたこともありました。
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ミリアムとアロンは、モーセがクシュの女性を妻にしていることで彼を非難し、
「モーセはクシュの女を妻にしている」と言った。
彼らは更に言った。
「主はモーセを通してのみ語られるというのか。我々を通しても語られるのではないか。」主はこれを聞かれた。
モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった。
主は直ちにモーセとアロンとミリアムに言われた。
「あなたたちは三人とも、臨在の幕屋の前に出よ。」
彼ら三人はそこに出た。
主は雲の柱のうちにあって降り、幕屋の入り口に立ち、「アロン、ミリアム」と呼ばれた。二人が進み出ると、
主はこう言われた。
「聞け、わたしの言葉を。あなたたちの間に預言者がいれば
主なるわたしは幻によって自らを示し
夢によって彼に語る。
わたしの僕モーセはそうではない。
彼はわたしの家の者すべてに信頼されている。
口から口へ、わたしは彼と語り合う
あらわに、謎によらずに。
主の姿を彼は仰ぎ見る。
あなたたちは何故、畏れもせず
わたしの僕モーセを非難するのか。」
主は、彼らに対して憤り、去って行かれ、
雲は幕屋を離れた。
そのとき、見よ、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなっていた。
アロンはミリアムの方を振り向いた。
見よ、彼女は重い皮膚病にかかっていた。
民数記12:1-10
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ミリアムとアロンは、モーセが民を指導する立場であることに不満を感じるようになりました。
「なぜ、あいつがリーダーなんだ」、「自分の方が指導者に向いている」・・・、などと思っていたのでしょう。
いったん批判的になると、あらゆることが気に入らなくなってきます。
妻が異国人であることまで非難の対象になりました。
モーセが異国の女性と結婚したのは何も昨日今日の話ではなかったのに・・・。
愛する家族をやり玉にあげられるのは、誰にとってもつらいことでしょう。
信頼していた兄と姉からバッシングを受けたモーセはどう反応したのでしょう?
逆に兄と姉に向かって怒りをぶつけたのでしょうか?
「モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった。」
という言葉が突如ここに現れます。
この記述からモーセがどう反応したのかを想像してみましょう。
謙遜なモーセを助けたのは神でした。
神はアロンとミリアムを名指しで呼び出すと、モーセがいかに特別かを語り、彼らの態度を咎めました。
気がつくと、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなっていました。
「神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。」
(ヤコブ4:6)