
とうとう入荷しましたよ。 KONAのファットバイク。
他社とは全く違うのはフレームワークです。
かなり独創的になっております。
上の写真は15インチで下が17インチになります。

スタンドオーバーハイトを十分確保するため、トップチューブを低く配置していますね。
急坂で、前のライダーが転んだりして突如止まらなければならなくなったりしたときに、このスタンドオーバーハイトの低さが重要になります。
ビッグホイールは全体的にこの部分に問題を抱えているので、しっかり低めにしてくれたのは有り難いです。

ホームページのこの写真をみてピンと来た方もいらっしゃると思いますが、KONA UTEにフレームワークか酷似しているように見えます。

ちょうど良く当店に今UTEがあったので比べてみました。
先ずはシートステイ


納めなければならないタイヤの幅が違いますし、リアセンターの長さが全く違うので結局全然違いますね。


リアエンドも設計思想こそ近いですが、大幅に立体的になっておりぜんぜん別物です。
高加重に耐えうるUTEのフレームの経験を活かしたことは間違いないと思いますが、結局ファットバイクの理解を深めると共に専用のものになっていったのでしょう。
それにしてもカタログのフレームは何サイズなんでしょうね?てっきり17インチだと思っていましたが、結局このフレーム形状は無しになったんでしょうかね?
肝心の乗ってどうなの?という話ですが、これは文句なしに楽しい!と言い切れるバイクです。
まずもってペダリングが軽いですね。車重はおそらくタイヤが重いので結構重いのですが、これまたタイヤが良く転がるので気持ち悪いほど軽く進んでいきます。
それに上り段差の吸収能力が異常に高いのも特徴です。
下り段差は意外なほどダンッとショックが来るのですが、登りはサスペンションが作動しているのか?という感じでストローク感すらあります。
ハンドリングはハンドルバーがあれなので、その範囲での話しになりますが、ファット特有の違和感(タイヤが横に変形してハンドルがとられる)はあります。これはタイヤの特性が大きいと思いますし、バーを変えれば消える可能性があるので何ともいえませんが。
特筆すべきはアクションライドのやりやすさです。
無意味にバニーホップと化したくなる操縦性で、とにかく軽快にバイクが動きます。
それでいて曲げられたシートステイの影響か、とてもリアがしっとりしています。
SALSAは結構シャキシャキした乗り味なんですが、KONAはしっとりしており、まるでクロモリのようです。
個人的には15インチの見た目がかなり惹かれるものがありますね。
ちっこいフレームにぶっといタイヤがついている。まるでチョロQみたいで可愛いです。
そしてバイクの動きもそんな感じでとても楽しく乗ることが出来ました。
買ったら、まずはハンドルバーを換えないといけないでしょうが、自分好みに換えていくのも楽しそうですね。
ヘッドは44mmですからテーパードコラムのサスフォークにも出来ます。
価格は税抜きで168000円になります。