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仙台のMTBショップDimensionの日記

性能はデザインに宿ると思います。

自転車は本来、走る為に必要な部分のみで構成されている乗り物ですので、無駄なものというのは一切ついていないはずですね。
それが故に、性能を突き詰めたレーサーともなれば、機能美が結実した姿になるはずです。


上はSRAMの最新コンポーネントXX1の塊から削りだされたリアスプロケットです。
11枚中10枚は一つの部材から出来ています。
長い時間欠けて無駄な部分を削り落として出来上がったのがこのスプロケットです。
恐ろしく美しい部品です。
シマノは軽くする為にチタン製の歯としています(一部)が、SRAMは考え方そのものが違って、限界まで少ない材料で作ることで軽くしてしまおう。その為には一つの塊から削りだすことが理想的。そう判断したのでしょう。
結果的に最高に涎が出そうなものになっています。


こちらはシマノが今月より販売を開始した新しいXTRのブレーキです。
レバーはカーボン、レバー軸はこの色はおそらくカシマコートされていると思われます。
持ってみるとまるで紙で出来ているように軽く、驚かされます。
見た目だけのカーボン採用は絶対にしないシマノですが、この部分はカーボンであることが有効だったのでしょうね。おかげで非常に握った感じがソリッドですし、レバーごときの質量でも軽いことがレバーの引きそのものに影響するのだということに驚かされました。
これも性能を突き詰めた結果が見た目の凄みと美しさに昇華されています。

自転車は構成部品点数が少ないので、その全てが隙無く組み合わされ完成していく様は、組手冥利に尽きる部分です。
もちろん組みあがったバイクが乗って素晴らしいハーモニーを奏でなければならないので、パーツの組み合わせには細心の注意と経験が必要ですね。
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