あるベーシストの平穏な日常

ネタに困った男が暗中模索する綱渡り的な日記

ライヴ回顧録

2011年11月29日 01時28分37秒 | 日常の話

ライヴ回顧録として記事を作成するのは久々な気がします。

さて、今回のライヴですが、いつもと少し違う事を試してみました。
というのも、前回のライヴで初披露した新曲 Breakin' Down
ギターの単音リフにドラムがダッツン・ダッツン・ダッツンと絡んで来る曲なのですが…

例を挙げてみると、JIMI HENDRIXの[Purple Haze]や、LENNY KRAVITZの[Are You Gonna Go My Way]、
BLACK CROWESの[Sting Me]など、あんな感じのダッツン・ダッツン・ダッツン。

皆サマに分かり易いように、敢えてダッツン・ダッツン・ダッツンと表記した訳で、
ワタクシの論理的知識がサル並みの為、擬音で誤魔化した訳ではありません。
ええ、ありません。
ありませんとも。
ありませんったら!!


で、そのダッツン・ダッツン・ダッツンをより生かすため、
PAのスピーカーでバスドラの音量を上げてみようか?と、スタジオ練習の帰りの車中で勝幸先生と話していたのです。

まあ、本来ならばドラマーBONO大先生をブートキャンプに再入隊させ、血ヘドを吐くくらい徹底的に足腰を鍛え上げさせ、
更に金にモノをいわせてデカいバスドラを購入させれば済む話なのですが、
まあ、今回はPAでカンベンしてあげます。特別だぞ?

で、リハーサルでPAさんにお願いし、ついでにベースも通常よりも外音を若干上げ、
グルーヴ感重視のセッティングに変更。
ステージから降り、客席側で弾きながら聴いてみたのですが…
いやいや、タマラン。ナイスセッティング。腹にドカン!と効きます。

10代の頃、泥酔して(未成年者の飲酒は法律で禁止されています)大声で歌い出し、収拾が付かなくなったヤマサカ君、
勝幸先生のボディブロー1発で失神KO、その後は縁側に冷凍マグロよろしく放置プレイ、
その他の皆は仲良く飲み直す、なんて事がありましたが、その時の彼もこんな感じのドカン!だったのでしょうか?
ワタクシが送ったライヴのお誘いメールをことごとく無視するヤマサカ君に、今度直接電話して訊いてみます。


さて、リハ終了後、BARスペースでまったりしていると、ドラマーBONO大先生が一言…
『あ、そう言えば京ちゃん。HPのモバイルサイト、HISTORYの〝〟が抜けとるバイ』…と。


な…何ィ!?

ワタクシ、ほんの1年前までは携帯のヘビーユーザーであったにも拘わらず、
PCを購入してからは一転、携帯ユーザーに反旗を翻した裏切り者。
そう、言うなればユダ。JUDAHと書いてユダ。本気と書いてマジ。
モバイルサイトの方は1時間程度で適当に仕上げ、特にチェックなどしていない…
しかも、公開してから1度もモバイルサイトを見ていない…

早速、確認してみました。

  

HITORY…

ヒトリー…



げ…劇団!?



いやあ、これは恥ずかしい。
家に帰らないと修正出来ないところがまたもどかしい。
しかしまあ、BONO大先生が気付いてくれて助かりました。

ん?BONO大先生はいつ気付いたのだろう…?訊いてみました。

『たかポン、これっていつ気付いたと?』

『う~ん、2~3日前かな?』




な ん だ と !?



『いや~、メールするの忘れとった』

本当か!?本当に忘れていただけなのか!?

『あ、〝〟が抜けとう…ププ…アイツ間違えとうし。よし、日頃の恨み、黙っとこ。ウッシッシッシ…』

…って思っていたんじゃないのか!?
先生、今ならまだ怒ったりしないから正直に白状しろ!!←怒りMAX中

ワタクシが天下人なら問答無用で叩き斬ってやるトコロですが、
彼もまだ将来のある身、グッと堪える事にしましょう。うん、やっぱ俺って名君の器。


そんな感じで本番へ。


SET LIST

 So It's Mine
 Breakin' Down
 Ride On Me
 Feel My Way
 Lazybones
 Keep On Movin'
 Precious Lady



予定時間が押していた事もあり、開始直前は1曲削ろうか?と話し合っていたのですが、
取り敢えず様子を見ながら判断するという事に決め、ライヴ突入。

前回のライヴ、久々という事で緊張していた事もあり、対バンのへヴィメタルの皆さんに引っ張られたのか、
ハイペースで突っ走ってしまい、トンでもなくバタついた演奏になってしまいました。

その反省を踏まえ、今回は落ち着いて平常心で挑めました。
リハでも感じた通り、非常に音が心地よく、これがまあ、楽しい楽しい。
結局、1曲削ろうなんて考えは消し飛び、予定通り7曲完奏。


さて、ちょっと話は逸れますが、ワタクシのこのブログ、
最近では特にネタも無く、文章を考えるのも億劫になっていた為、
月刊少年マガジン並みの更新ペースで進めておりました。
1日の総アクセス数も20~30くらいで、のんびりしたモノでした。

しかし先日、友人・フジオをWEB上に晒してみたトコロ、なんと3倍増…
その日から1週間、総アクセスが100を切る事なく安定してしまいました…
慌てました、ワタクシ。
アクセス数が下がるまで放置し、元のユルいペースに戻したい…

…と、そんな弱腰な事も思ったりしたのですが、ちょっと考えを改めました。
予定外の事とは言え、折角ライヴ前にアクセスが増えたのです。

アクセス数が増える事により、興味を持ってくれた方が1人でも多くライヴハウスに足を運んで下さるよう、
これからは時間を見つけて少しでも更新を増やしていこう。

この歳になりますと、友人も家庭や仕事などで忙しく、誘い辛いモノがあります。
だからといって何もしないのではなく、
少しでも集客アップに繫がる可能性があるのなら、ワタクシも出来る事は何でもやっていこう。

さすがに、悪魔に魂を売ってでも…
なんて事までは出来ませんが、佐久間にレガシーくらいなら売ってもいい。

いや、冗談抜きで。マジで買ってよ佐久間。
俺、レガシーとか持ってないけどね。つーかさぁ、佐久間って誰?



ライヴ当日、さすがに過度の期待などはしておりませんでしたが、
それでも、ほんの少しだけ、僅かながらの期待すら寄せていなかったのか?と問われれば嘘になります。

気になるその結果はというと…







特に代わり映えなし。













俺はもう誰も信じない。




ケッ!!見てんじゃねーよ、バーロー!!とっとと帰りやがれってんだコンチクショウ!!ペッ、ペッ!!
テメーらを信じた俺がバカだったよ!!






…なんつって。

ハハハ、冗談ですよ、冗~談。J・O・D・AN!!ですよ~。半分は、ね…



ま、何はともあれ、今年最後のライヴが会心の出来で良かったです。
打ち上げで、主催のHi-Gain原さんにも堂々と付きまといますよ宣言もして来ましたし、
次のストーキング…もとい、ライヴも近々決まりそうです。原さん、逃がしませぬぞ。

最後に、嬉しかったことをひとつ。

あ、いや、嬉しかった事はひとつだけではなく、沢山ありました。
新曲のBreakin' Downの評判も上々でしたし、
12年間続けてきた事は間違ってなかったなあ…と思える事ばかりでした。

中でも、ワタクシは普段、ベースのプレイ面で褒められる事はまず無いのですが、
『君のベースのレンジは非常によろしい』と褒められ、少しだけ舞い上がりました。

『マジっすか!?ありがとうございます!いや~、嬉しいなあ。ハハハ』
とか言いながら、ガッチリと握手なんて交わしておきながら言うのも何ですが…

レンジ…って?

あ、いやいや、全く知らない訳ではないんですよ?
音のレンジが…とかよく聞きますし。
ただ、言葉で説明するとなると、明確に答えられないと言うか…何と言うか、その、ハハハ…

よし、ここはひとつ、Wikipedia先生に御教授願おう。

どれどれ…


概要 [編集]

マイクロ波加熱により、食品などを加熱調理する装置(調理器具)である。
電力を消費する調理器具としては他に電気コンロがあるが、
電気コンロがジュール熱で発熱体を熱して発生する赤外線で食品を加熱するのに対し……










うん、これとは違うって事だけは僕にだって分かるよ。


赤いきつねと黒いワタクシ

2011年11月22日 01時17分00秒 | 日常の話

水面下でコソコソと動いていたのですが、
遂にホームページとサーバーの引越しが完了しました。

本当はサーバーはそのままにしておきたかったのですが、
これまで使用していたインフォシークだかiswebだかが、2012年5月でサービスを終了するという事なので、
それならば、少し早いけどリニューアルに合わせて引越しするか、と。

引越し先はコチラ


さて、今回のリニューアルに関してですが、
前管理人のBONO大先生から引き継ぐ形で、ワタクシが新管理人となるべく名乗りを上げたのが8月。

いま思えば、パソコン童貞を卒業して僅か8ヶ月、言うなれば駆け出しのぺーぺー、
太陽にほえろ!で喩えると、ラガー刑事レベルのヒヨッコがホームページ作成に乗り出すと言うのだから狂気の沙汰。

全く根拠も無いのに何故か自信タップリ、そんなラガーなワタクシ。
言葉の意味はよく分からんが、とにかく凄い自信だ。

何となくレイアウトのイメージというかアイデアは頭の中にあったのですが、
やはりラガーなワタクシにとって、PCでの作業という行為は敷居が高い。
そのままホームページビルダーをインストールする事なく、1ヶ月放置。

『ん?ホームページ?楽勝楽勝。本気出せばチョロイよ。まあ、まだ本気にはなってないけどね

…とか言い出すのも時間の問題かと思われた9月下旬…
無デジ化により時間を持て余したワタクシは、遂にその重い腰を上げる事になりました。


さて、いざ始めてみると…

これが面白い!ま~、ハマる、ハマる。
手始めに、Photoshopのバッタもん的なフリーソフトを3種類ほど使ってメニュー画面の画像の製作。
続いて、その画像にカーソルを当てると切り替わって始まるGIFアニメを、100枚近くの写真を加工して製作。

そのハマりっぷりはというと、気付けば48時間も経過していたほど。
60時間という不眠記録を樹立してしまいました。

そんな感じで、開始から1週間も過ぎた頃には8割方仕上がっていたのですが、
チョコチョコと修正したり、しょーもない小ネタを仕込んだり、個人プロフィールの項目が思い浮かばなかったり…

特に急を要するほどの事では無いと考えていたワタクシ、
ボチボチ進めて年明けくらいに公開するか…と、悠長に考えておりましたトコロ、勝幸先生から指令が下りました。

『ホームページはどげんなっとうと?11月26日に間に合うように公開しちゃってんない』と。

なるほど…言われてみれば確かにそうだ。これは完成を急がねば。

結局、個人プロフィールは【準備中】という事にして、細部を詰めて完成。
新しいサーバーの選択や契約は、前管理人のBONO大先生に丸投げ。
そして遂に11月19日、公開するに至ったという次第です。

  


仕上がりにはまあ満足しているのですが、不満な点が1つ。
これはワタクシが、というよりはプラウザの問題なのですが、ワタクシが作った渾身のGIFアニメ、
Internet Explorerでは上手く動いてくれない。
動作が遅く、途中で一瞬引っ掛かったような感じになってしまいます。
どうにも納得できない。悔し過ぎる。
ワタクシ、これがやりたいが為にホームページを作ったようなモノなのです。
Firefoxならば問題なく動いてくれるのですが…

お願いです、皆さん。プラウザをFirefoxに変えて下さい。


まあ、何はともあれ、無事に11月26日(土)に間に合わせる事が出来ました。



え?

何の話をしているのかって?

ハハハ、やだなぁ、トボケちゃって。


ライヴ告知に決まってるじゃないですか。


2011/11/26(Sat) at SPIRAL FACTORY

【Hi-Gain presents MOUNT POSITION!】


 ●学生・主婦・パート
 ●SWANKY DICKIE
 ●岡部聡
 ●ElectronEmission
 ●BAND5


OPEN18:30/START19:00
前売1,500(+1DRINK)/当日2,000(+1DRINK)




2月のBEAT STATION、10月のHEART BEATに続いて、
Hi-Gainさんのイベント、MOUNT POSITION!に出演させて頂きます。
今まで何度も申し上げたように、我らSWANKY DICKIE、悲しいくらいお客さんを呼べません。
2桁を超える事よりも、お客さんゼロの事の方が圧倒的に多い…

MOUNT POSITION!は毎回お客さんも多く盛り上がるので、非常に有り難く思っております。

ここだけの話、このままHi-Gainさんに付きまとってやろうか、と密かに目論んでおります、ワタクシ。
内緒ですよ?

そんな、腹の中が松崎しげるの肌の色くらい真っ黒なワタクシですが、
26日に皆サマに会えるのを楽しみにしております。(やはり黒い)



ネタが無いので友人を晒した後日談

2011年11月19日 02時29分36秒 | 日常の話

ブログのネタがない、という身勝手極まりない理由で友人をWEB上に晒してしまったワタクシ。
一応、フジオにはブログにUPする許可を得て記事を作成しました。
しかし、このフジオ、普段からこのブログは見ていません。
自分の知らない所で、知らない人々から失笑されているなどとは夢にも思っていない事でしょう。
ネットって怖いですね。
ワタクシも少しやり過ぎたかな? と思ってはいるのですが、反省はしていません。

さて、そんなフジオからメールが届きました。
  

こ…好評!?
ゴキゲンな御様子が絵文字にも現れています。

職場の皆サマがドン引きしてしまうのでは?というワタクシの心配は杞憂に終わったようです。
一応、服を貸した立場の人間として、色々と脳内でシミュレーション的に想像を巡らしていた訳です、ワタクシは。

以下、あくまでもワタクシの想像…というか妄想。


ワイワイガヤガヤ、和気藹々と楽しげな会場。
そこへ意気揚々と、残念なファッションに身を包んだフジオが登場。
それまでの和やかな空気が一変、凍りつく同僚の皆サマ。

で、場の悪い空気を敏感に察知した入社6年目くらいの事務員、A子さん(仮名)あたりが助け舟を差し出す訳です。

『え~と、フジオさん…なんつーか、その…前衛的と言うか何と言うか…
 えっと、う~ん…個性…的?うん!そうそう、とっても個性的なファッションですネ!』


短大卒のA子さん(仮名)の語彙力をもってしても、この程度のフォローが限界でしょう。
全く助け舟にはなっていないものの、そんなA子さん(仮名)の努力の甲斐もあってか、場の空気は持ち直します。
しかし、それはほんの束の間の安息の時。

期を見計らう同僚の皆サマ、お互いに牽制しつつも、次第にひとり減り、ふたり減り…
1時間ほど過ぎた頃、ポツンとひとり、手酌で泪酒のフジオは思うでしょう。


ああ…ジャージで来ればよかった……と。



そんなワタクシの期待…もとい、心配を余所に、終始和やかなムードで飲み会は幕を閉じたそうな。

チッ、面白くねえ…
『京ちゃん…知っとった?ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ…
とか言わせたかったのに!!

しかしまあ、裏を返せばそれはワタクシのコーディネートが世間一般に受け入れられた、という事に他ならない訳です。
これは素直に喜んでもいい事ではないだろうか?

人間、誰しもそうだと思うのですが、褒められて悪い気がするヤツはいない。
しかし、あからさまに喜びを前面に押し出すという行為は、それはそれで気恥ずかしいモノがあります。
何だカンだ言っても、ワタクシも分別ある大人のハシクレ、浮かれた雰囲気を察せられる事のないよう、
極めて冷静な感じでフジオに返信。


  

スカしてます。
今、改めて見てみると、クールを装っている感じが見て取れて、
非常に鼻に付く文章に仕上がっています。うん、やっぱ俺って気持ち悪い。
しかしまあ、これはワタクシ流の照れ隠しという事で、何とぞ御勘弁願いたい。

これも、巷で言う〝ツンデレ〟ってヤツでしょうか?
『べ…別に嬉しくなんかないんだからね!』みたいな。

しかし、いくら装ってみても、ちゃんとした会社で、立派に社会生活を送っている方々に認められたという事は、
ワタクシにとって嬉しく、非常に意味のある事なのです。

ワタクシは常々、自分がマイノリティである事は自覚していたつもりですし、若い頃には思い悩んだりする事もありました。
しかし、それもこれも実は、自意識過剰から来る被害妄想のようなモノだったのかも知れません。
これからは、もう少しだけ自信を持って、前向きに生きて行こうかと思っていま……


…おや?何か色々と小難しい事を考えているフリをしていたら、フジオから返信が来ました。
どれどれ…

  


……………


何か複雑な心境です…


ネタが無いので友人を晒す

2011年11月12日 09時49分28秒 | 日常の話

ワタクシの数少ない友人の内の1人、フジオ。
11月6日、そのフジオからメールが届きました。





変わったお願い?ハテ、何なのだろう?
ワタクシ、友情の厚さに関しては、正義超人が舌を巻くほどの男。
当然、どんな無茶な願いであろうと叶えてやらねばなるまい。
ポチポチポチ…よし、送信…と。





暫く待っているとフジオから返信。




あ~、なるほど。ワタクシから服を借りたい、という訳ですか。

確かにここ数年、飲みに行く際もジャージか仕事着のまま直行のパターンが増え、
服装にはとんと無頓着になってきたフジオ。


ワタクシと長年の友人関係を築いてきたくらいの男ですから、彼もまた友人が少ない。
それこそ、2度ほどチョンボしてペナルティを課せられた『ヤ』の付く職業の方が数えても、
余裕で指が余ってしまうほど少ない。
しかも、体型的に175~180cm、65kg前後となると、おのずと選択肢はワタクシに限られてしまう。

確かに、少々変わったお願いではありますが、そんな事ならお安いご用です。


しかしですよ、皆サマ…

SWANKY DICKIEのライヴを観た事がある方、You Tubeを観た事がある方はご存知でしょうが、
ワタクシの着ている服は、少々常軌を逸しています。
さらに、実際にワタクシのプライベートを知っている方はご存知のハズです。
あれはライヴ用の衣装などではなく普段着だという事を。

当然、フジオだって知っています。
普段着というくらいですから、近所の居酒屋へ行く時もそう、パチンコに行く時もそう、
AVを借りに行く時ですらワタクシはあの服装なのですから。

取り敢えず、自分の所有する服を並べてみました。



ベルボトム率100% ゴルゴ13の狙撃成功率以上の恐るべきパーセンテージ。




ピグモン……もとい、柄モンのオンパレードで目がシパシパします。



会社の送別会とか言っていましたが…

彼は正気だろうか?


確かにフジオもロックが好きな男。
10代の頃からお勧めのアルバムを貸したりしていた事もあり、
音楽的な嗜好もワタクシと近いモノがあります。
飲みながら話していると、結構深いトコまで突っ込んで盛り上がります。
音楽活動こそしていませんが、彼もまたロッカーだと言っても過言ではない、とワタクシは思うのです。


しかしまあ、それとこれとは話が別。


フジオ、考えてもみろ…
会社関係の飲み会やぞ?
普段、仕事着姿しか見せてない人達やぞ?
それをいきなりこんな目がチカチカする服着て行ってみ?
みんなポカーンとなるぞ?キョトーンとするぞ?
お前、ポツーンってなるぞ!!


ボンクラだったワタクシ(今もとか言うな)と違い、中学時代は偏差値60を誇ったほどの頭脳の持ち主。
そんな簡単な事も分からない男ではないハズなのに…

転んで頭でも打ったのだろうか…?


…と、そんな事を考えつつ、フジオへ送信。
頭を打って正気を無くしている可能性もあるフジオ。
なるべく刺激しないように言葉を選んだ文章にしてみました。





暫く待つと、フジオから返信。



うーむ…
文面だけ見ると、正気を無くしている風ではないが…
いや、待て待て。そう決め付けるのはまだ早計というモノ。
もう少し様子を見てみねば…

で、送信。さあ、フジオ…どう出る…?






間髪入れず、フジオからの返信。



うん、どうやら大丈夫そうですね。安心しました。
ちゃんと理解しているようです。
それでも尚、ワタクシの服を借りに来るそうです。



さて…




面 白 く な っ て 参 り ま し た


そこまで分かっているのなら、もはや何も心配する必要はありません。
ワタクシが、みなぎるファッションセンスを駆使し、存分にフジオをコーディネートしてあげようではないか。
『コーディネート はこうでねぇと』とか言ってみたりしながら。

いやいや、我ながら渾身のギャグを思い付いたモノです。
Googleで検索してみたら約19,800,000件(0.16 秒)もヒットしたくらい渾身のギャグ。



そして金曜日。

今回の生け贄…もとい、モデルのFUJIWO、登場。
早速、ジーンズからコーディネートしていきましょう。


うわぁ……パツパツ…
フジオ、少し太ったんやない?

…って、突っ込むトコはそこではない!!




足、短っ!!

『おのれ吉良!!』
『浅野殿!殿中でござる!殿中でござるぅぅぅ~~~!!』

…的な状態になってますよ、フジオ殿!!

ワタクシとした事が、うっかりしていました。
フジオの足が、常人よりも若干、アレだということを…

ワタクシは普段、ジーンズの裾はカットしないモノで、その辺の考慮が欠けていた、という話をしたかっただけで、
決して自慢話をしている訳ではありません。

サイズ的にも長さ的にも、さすがにコレは無理があるか…
となれば、残された選択肢は1つ。



ワタクシにはサイズが大き過ぎる為、太ももに編み上げ加工を施し、紐で締め上げて着用しているのですが、
紐を緩める事により、何とか対応。
裾は内側に7cm折り曲げて安全ピンで仮止め。


ベルボトムではなくなってしまいました…

とはいえ、これでジーンズの問題は解決。
続いて、シャツのコーディネートに移ります。

ここからが本題。
スタイリストとしてのワタクシの真価が問われます。


さあ…


存分に遊ばせていただきましょう。



ワタクシ
『おぉ~、イイねぇ~。フジオ、レニー・クラヴィッツっぽいバイ(半笑い) 』

フジオ
『いや、さすがに…これはちょっと…』

ああ、そう…お気に召しませんでしたか…
うん、でもまあ、その気持ちは痛いほど分かるよ。
つーか、すんげーイタイよね、この服って。牙一族!?みたいな。

それでは気を取り直しまして…


ま‥眩しい…
まさかの黄金色。

ハッ!!
も‥もしや、これが噂の…

黄金聖闘士!?

フジオ
『ああ…いや、これもちょっと…』

ああ、そう…これもお気に召しませんでしたか…
うん、でもまあ、ごもっともな御意見。
青銅聖衣(ブロンズクロス)を用意しといた方が良かったかな?


…と、その後も何着か試して遊んだのですが、長くなるので割礼…もとい、割愛。
いい加減、ワタクシも満足してきたので、そろそろ本腰を入れて決めに掛かります。


柄はガチャガチャと煩い感じですが、基調は黒ですし、この辺りで手を打って貰えませんかね?

フジオ
『お~、これなら……あ、でもなぁ、胸ポケットないけん、タバコ入れられんねぇ…』

ああ、そう…これでもお気に召しませんか…
うん、じゃあさぁ、禁煙してみようか?


…と言いたいトコロですが、さすがにそれは可哀想というモノ。
さらに選考を重ね、決定したのがコチラ


ああ、イイんじゃないスか?和柄ですが、派手過ぎる事も無く。
まあ、どうでもイイっすよ。俺はもう飽きた。


そんな感じで、取り敢えずは納得した様子のフジオ。
お礼の言葉を残し、帰って行きました。


さて今回、敢えてヤバめの服ばかりクローズアップしてみましたが、
一応、比較的マトモな服も持ってはいます。
例えばコレとか。


レザー生地のウエスタンシャツ。
しかし、これはフジオに見せる事なく、丁寧に畳んでタンスにしまっておきました。


だって、これじゃ面白くないから。


さて、またもやウダウダと長くなってしまいましたが、
ずっとワタクシは思っていたものの、結局はフジオに言い出せなかった一言をもって、この記事を締め括りたいと思います。
きっと皆サマも同じ気持ちだろうと思います。


なあ、フジオ…



ジャージで行った方がマシなのでは?