あるベーシストの平穏な日常

ネタに困った男が暗中模索する綱渡り的な日記

2009.10.23 唯一無二のギターケース②

2009年10月24日 00時15分41秒 | 日常の話

完成しました。

どうでしょうか?
個人的には、なかなかの力作だと自負しておるのですが…


工事現場などで見られる、いわゆる【安全ロープ】というヤツです。


ケースの修理を引き受けて、真っ先に頭に浮かんだのが安全ロープでした。

ホームセンターに到着し、一直線にロープ売り場へ。

その場所で、この後ワタクシを悩ませる事となる一本のロープに出会ってしまいました。


【マニラ麻】


簡単に言ってしまうと、単なる荒縄です。


こ…これは……!

目を輝かせるワタクシ。


ワタクシの心は安全ロープでほぼ決まっていたのですが、荒縄の貧乏臭さも捨て難い…


売り場で30分悩みました。
AVをレンタルする時以上に悩みました。


結果、初志貫徹、やはり見た目のインパクト重視で安全ロープに落ち着きました。


結果には満足しております。

かなり乱暴に振り回してみましたが、かなり頑丈です。

しかも、制作費は僅か\155、制作時間は15分です。


いい仕事しました。


街中で、このギターケースを持った勝幸先生を見た人は口々に言うでしょう。

『おっ、粋だね!』

と。


人気者になる勝幸先生が目に浮かんで来て、僕も嬉しいです。


更なる効果も期待できます。

TVか本で得た情報で、記憶も曖昧なのですが…

人間は本能的に、黄色×黒の組み合わせを見ると、脳から『危険だ!』という信号が発せられるそうなのです。

虎やチーターなどの猛獣から襲われる危険のあった太古の昔からの遺伝子的な要素があるのかもしれません。

そういった危険に対する緊張感、注意力を引き出す為に、工事現場などでは黄色×黒を多用するとの事です。


という事は…


このギターケースを持っている限り、ガラの悪いお兄さん等からの暴力的なトラブルからは解放されるのではないか!?


という結論に達します。

何せ遺伝子レベルの話ですから。



ハッ!!

という事は…

俺は勝幸先生の命の恩人では!?


勝幸先生が涙を流して喜ぶ姿が目に浮かびます。


いや~、最高の仕事をしました。


(おわり)



P.S


結果には満足しているワタクシですが、マニラ麻への未練は捨てきれません…


『俺のギターケースをマニラ麻にしてくれ!!』

という方、御一報を。


2009.10.22 唯一無二のギターケース①

2009年10月22日 17時25分19秒 | 日常の話

勝幸先生のギターケースです。

よく見ると、本来あるべきモノが付いていません。

そうです、取っ手(?)が無いのです。

先々週のスタジオで千切れました…

それ以来、脇に抱えて運んでいた勝幸先生。

さすがに持ち難く、買い替えようかとネットで検索したら8千円くらいとの事。


8千円…


まあ、高くは無い金額だとは思います。
むしろ、安いと思います。

しかし、取っ手以外は全く損傷も無いのに、8千円払って買い替えるなんて勿体無い…


貧乏性のワタクシは、そう考えてしまいます。

【貧乏性】というより、ストレートに【貧乏】と表記した方が正しい気がしますが…


勿体無い事には違いない。

ワタクシは言いました。

『俺に任せやい!どげんかしちゃろう!』


なんという美しい友情…

正義超人が嫉妬しそうなほどの友情パワーです。

これでまた女性ファン達のハートをキュン!キュン!と鳴らしてしまったのではなかろーか?








…何か気持ち悪い事ばっか言ってスイマセン…



という訳で(どういう訳?)、色々と修理の方法を思案しました。


千切れた取っ手を何とかして繋ぐか…

ホームセンターに出向き、使えそうな材料を探すか…

悩みドコロではあります。

ワタクシ個人の意見としましては、どうせやるならば他人様とは違うギターケース、唯一無二のモノを作り上げ、それを勝幸先生に提供したい!!


その旨を伝えたところ…

『ん~、よかよか。頑丈で壊れんごと作っちゃってんない』と。

そのお言葉…
GOサインと受け取ってよろしいんデスネ?

さすが勝幸先生!フトコロが深い。


植え込みに突入し、顔だけ出した写真なんか撮りまくって遊んでいた18歳の頃に比べれば、随分と大人になりました。



そういう訳で、今からホームセンターに買い出しに行って来ます。


皆サマ……

もうお気付きですね?

キナ臭い香りがプンプンしますね?

皆サマのその予感…

必ずや的中すると思います…



(つづく)

2009.10.9 サンモンバン②

2009年10月09日 22時34分23秒 | 日常の話

予め言っておきます。

実話です。ノンフィクションです。



量販店に到着したヤスコウチ兄弟。

さっそく印鑑売り場へ…


や…や…や…

安武…安田…安川…安井……


『あれ?無いバイ、ヤスコウチ…』
と、ワタクシ。

『んな訳なかろーもん。
 シカッと探したとや!?』
と、兄上。

『そげん言うなら自分で探せ!』
と、ワタクシ。

兄上は声を出しながら探し始めました。


『や…や…や………
 あら、ホントやん…
 マジで無いばい…
 安武…
 安田…
 安川…
 安井…
 薬師寺……
 ……………………


 薬師寺ィ!?』

店内に響き渡る兄上の声。

更に続く兄上の声。

『何でや!?おかしかろーもん!
何で薬師寺があってヤスコウチが無いとや!?
薬師寺って保栄の他に誰かおるとや!?』

若干、キレ気味…


しかし、兄上の台詞もごもっとも。

確かに、WBC世界バンタム級王座統一戦、
【辰吉丈一郎vs薬師寺保栄】
この世紀の一戦の興奮冷めやらぬ頃の事とはいえ…

福岡市近郊では【ヤスコウチ】の方が圧倒的に多いハズです。


釈然としない気持ちをグッと堪え、次の店に向かうヤスコウチ兄弟。


5~6分も走ると、ちょっと大きめの文具店に到着。

兄上は探し始めます。

や…や…や……

安武…
安田…
安川…
安井…
薬丸……


『何でや!?何で薬丸げなあるとや!?
シブがき隊の他に誰がおるとや!?
ヤックンがこげなトコまで買いに来るとでも言うとや!?あぁ!?』

何故か怒りの矛先がワタクシの方へ…


その後一軒…また一軒…
と色々な店を巡りましたが、遂に【ヤスコウチ】は見付かりませんでした。

それもそのはず…

【ヤスコウチ】の生息区域から徐々に遠ざかって行っていたのですから…


結局、往復30分を面倒臭がったばっかりに、1時間も彷徨い続けた挙げ句、時間切れで翌日に仕切り直し…
という、最悪のパターンを展開してしまいました…


バカ兄弟!!!



以上、全国の【薬師寺さん】【薬丸さん】に不快な思いをさせてしまった事を御詫び申し上げます。


皆サマの予感…
的中したでしょう?


(おわり)

2009.10.9 サンモンバン①

2009年10月09日 20時29分20秒 | 日常の話

火曜日のスタジオでの話…



ギター担当の勝幸先生は保険関係の仕事をしています。

先日、20代前半のお客さんに、
『ここに捺印して下さい。
 三文判でいいですよ』

と言ったところ、

『サン…モンバン?
 何ですか、ソレ?』

と言われたそうな。


その事を嫁に話すと、

『そりゃそうやろ~。
 今時の若者は知らんくさ~。
 ちゃんと認め印って言わな』

と言われてしまい、

『な…何や、俺や?
 俺が悪いって言うとや?』

と、軽く夫婦間に亀裂が生じた事を語ってくれました。


へぇ~、最近の若者は三文判って言わんのか…

…てな事を考えていたら、ちょっと思い出した事があります。



十数年前、ワタクシの兄上が車を購入した時の話です。

心優しいワタクシは、15分ほど離れた大野城市の車屋まで兄上を乗せて行ってあげました。
ローンの申込書は自宅で記入・捺印済みです。

車屋へ到着し、書類を提出すると、捺印忘れが1箇所あるとの事。


心優しいワタクシではありますが、2往復などまっぴら御免です。

すると車屋サンが、
『ここは三文判で結構ですよ』と。


それならば…という事で、そこから2~3分ほどの量販店へ行きました。

『ヤスコウチ』の印鑑を買いに…


ここでちょっと補足しておきます。

ワタクシの住む町には、結構な数の『ヤスコウチ』さんが生息しているのですが、一歩町を出ると、その数は絶滅危惧種並みに激減してしまいます。


量販店は…

大野城市です…



皆サマ…

もう、お気付きですね?

キナ臭い香りがプンプンしますね?

そう…

皆サマのその予感…

必ずや的中すると思います…



(つづく)

2009.10.6 ハガキ職人

2009年10月06日 20時41分14秒 | 日常の話

【空耳アワー】


外国語の歌詞が日本語に聞こえてしまう…

ってヤツです。


今さら説明なんて要りませんよね?


2~3年前からずっと送ろう、送ろうと思っていたのですが…

この度ワタクシ、初投稿の決意を固めました。


…そう思ってハガキを買ったのは8月だったりします。

気が付けば2ヶ月も放置していました。

が!

今回は大丈夫。先ほど投函して来ました。


調べたところによりますと、早ければ投函から1ヶ月後くらいに放送されるそうです。

ま、採用されればの話ですが…


記念すべきハガキ職人デビューのネタですが…

LED ZEEPPELIN

の6枚目のアルバム、
PHYSICAL GRAFFITI
の3曲目、
『In My Time Of Dying』です。

詳しくは秘密です。

オンエアをお楽しみに…


ま、採用されればの話ですが…


他にもネタが4つほどあるので、ボチボチ投稿してみようかと思ってます。

どれか1つでも引っ掛かれば…
なんて考えております。



万が一…
万が一…

Tシャツなんぞ貰えた日にゃあ…



ライブ衣装にします。


2009.10.5 続・器の小さい話

2009年10月05日 18時59分17秒 | 日常の話

少し前の話ですが…

前回の記事を更新した翌日、電話が鳴りました。

昔のバンド仲間で中学の同級生、スカッピーという男からです。

滅多に電話なんて掛けて来ない奴が…
しかも時刻は23:30過ぎ…

『何事!?』

緊張の面持ちで電話に出ました。

少し酔っていた彼は、
『どうしても直接、伝えたい事がある』と。


『何事!?』

更に緊張の面持ちで携帯を握り締めるワタクシ。

彼は語り出しました。

『昨日の…ヒック、ブログの記事…ヒック、解る…モノ凄く共感したバイ…ヒック…』


……

『何事!?』と思ったら、そんな事か!?

AVを物色中、いきなり膝カックンを喰らった時のような気持ちになりました。


彼は続けます。

『いや~、俺もさ~、アルコールの度数と内容量と値段が……云々かんぬん…』

『やっぱ安ワインは誰もが通る道よねぇ~……何たらカンたら…』


彼は熱く持論を展開し始めました。


そんな彼に、とっておきの情報を教えてあげました。

『ディスカウント酒店には4Lのペットボトル入りで40%のウィスキーが3000円未満で売りよるバイ』と。

バーボン党のワタクシは手を出しませんが、【雑食系男子】の彼ならば、必ず喰い付くであろう…
と思いまして。


すると…

『嘘ぉ!マジぃ!?探してみよ!』

ほ~らね?もう喰い付きました。


そんな彼ですが、ワタクシのしょーもないブログの更新を楽しみにしてくれているそうです。
有り難い事です。


彼はこうも言っていました。

『いや~、凄いよ。あんだけ貧乏を晒け出せるなんて並じゃ出来ん。マジ凄ぇ』と…


……

軽く誉められて、実は馬鹿にされているような気がするのはワタクシの器が小さいからでしょーか?
 
 
さて、彼は思いの丈を直接伝えて来ましたが…


ワタクシはどうしても電話では言えなかった事があります。

そこで、この場を借りて伝えようと、この記事を作成する事にしたのです。


スカッピーことヤマサカ君…











お前、小っちぇ~なぁ…



最後に…

このヤマサカ君、イニシャルはK・Yです。

書いて字の如く、軽く空気が読めない時があります。

【名は体を表す】


昔の人はウマい事言いますなぁ…


ひゃ~~っはっはっはっはっは……



はあぁぁぁ!!


…キョウタ…ヤスコウチ……


俺もK・Yやん!!

あべし!!