あるベーシストの平穏な日常

ネタに困った男が暗中模索する綱渡り的な日記

実録"HARD DAY'S NIGHT" 三菱ミニキャブがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

2013年09月21日 03時32分46秒 | サビ車通信2ND

前回の記事で報告した通り、ワタクシの元に三菱ミニキャブがやって参りました。



実はコレ、貰い物な訳でして。
車検証を見るに、初年度登録が平成14年という事で、要は10年オチという事になりますが、
外観は大きな傷も無く、塗装も特に色褪せる事も無く、まあまあ綺麗な方ではないかと。
勿論、サビなど見当たりません。【サビ車通信2ND】とか、失礼な話ですわ。

まあ、強いて言うなら…1つだけ気になる点を挙げるとすれば…


走行距離が255,000㎞をオーバーしている事かな?

ちょ、25万てWWW
地球を6周して、尚も今現在はジャマイカ辺りに滞在中?みたいな。カリブ。めっちゃカリブ。
そりゃBob Marleyも、うっかりI Shot The Sheriffするっちゅう話ですわ。


さてさて、このミニキャブの入手経緯はと申しますと、
友人・ウメカワ氏ことウメ坊、仕事で使っていた車を新車に買い替えるという事で、
御役御免と相成りまして候、なミニキャブをワタクシがタダで頂戴するという話になりまして。

8月30日の金曜日、じわじわと台風が迫り来る最中、ウメカワ邸まで引取りに行って来ました。

やっほ~~ウメ坊~~、見てますか~~?


速 攻 デ 壊 レ タ ン デ ス ケ ド 。


まさに速攻。
その速攻っぷりたるや、大阪代表豊玉高校のラン&ガンも真っ青なレベル。

ウメカワ邸を出発してから約20分後、信号待ちで停車中にエンジン・ストール…
すかさずキーを捻るも、ウイン…ウイン…と、バッテリーが弱そうな感じ。
何度か繰り返すと、ウンともスンともOh!ともYeah!とも言わなくなった為、仕方なくレッカーを呼びました。

レッカー到着まで1時間ほど掛かるという事だったので、車内で待つ事にしたのですが、
よく考えたらすぐ横がスタンドだった訳で、小雨が降る中、店員さんに頼んでブースターケーブルを繋いで貰う事に。
まあ、この店員さんが親切な方で、わざわざ自分の車を引っ張り出し、私物のケーブルまで出してくれまして。

ワタクシが手伝おうとしても、「あ、いいですいいです、大丈夫です」と、テキパキと動いてくれました。
その甲斐あって…
と、言いたいトコロですが、店員さんが乗り込んでキーを捻るも、ウンともスンともOh!ともYeah!ともBich!とかFuck!とかも言わず…

「レッカーが来るまで店内で待ちませんか?」とか優しい言葉を掛けて貰ったのですが、
タダ働きさせた挙げ句、店内でふんぞり返って待つのもなあ…と思い、車内待機。

それから30分後、レッカー到着。
ここに至るまでの経緯を説明すると、おもむろに運転席に乗り込むレッカー屋のオジさん、
キーを捻ると呆気なくエンジン始動…

曰く、ある時期のMT車の中には、クラッチを踏まないとセルが回らないとか何とか…
知らんかった…
オジさんに御礼を述べ、岐路に就く途中、ワタクシはふと気付きました。

15年ほど前に勤めていた会社での事…
珍しく配達に行く事になり、夏場で暑かった事もあり、予めエンジンを掛けて冷房を効かせておこう…と、
シートに座らずにエンジンを掛けたトコロ、
何処かのバカが坂道でも無いのにギアを1速に入れ、オマケに壁ギリギリに停車していた為、
新車の軽トラのフロントを潰して始末書を書かされた、という苦い経験を教訓に、
以来、ワタクシはエンジン始動の際には必ずクラッチを踏み込む癖が付いているハズなのです。

何か解せない…
と思うも、帰宅して充電器に繋いでみると、やはりバッテリーは要・充電というくらいまで弱っており、
まあ、何かよく分からないながら、オジさんがセルを回した時は暫く時間を置いた事もあり、
たまたま運良くセルが回ったのだろう、的な、非常に都合の良い解釈で納得することにしました。

ちなみにこの充電器、バッテリー溶接機用に購入したのですが、
最近ではもっぱら亜鉛メッキ用工具という、邪道な使い方ばかりしておりおり、
本業の"自動車のバッテリー充電"として活用したのは今回が初めてだったりします。


翌日、無事に充電も終わっており、私用の為、試運転も兼ねて30分ほど走らせてみました。

聡明な読者の皆サマはもう既に察知しておられると思います。
ご想像通り、家まで5分という所で、またしても信号待ちでエンジン・ストール。

あ、これはもうバッテリーじゃねえな、と。

1時間後にレッカー到着。

何とか帰り着き、充電器に繋ぐと1発始動。
…も、暫くすると水温計がみるみる内に上昇。即座にMAX。

ああ…オーバーヒートだったのですね…

ラジエーターのキャップを外し、水を入れて下を覗いてみると、見事にダダ漏れ…
どうやら、ラジエーター本体では無く、そこに行き着くまでの経路で水漏れしている模様。

水を入れながら、じっくりと観察してみました。



ん?

マニホールド、外れてません?

そのマニホールドの先を辿ってみると…

在るべきハズのボルトが無い…



ここまでくれば、あとはジッチャンの名にかけるだけ。

作業の邪魔になるオルタネーターを外し、マニホールドを差し込み、ボルトを締め込みます。
ただ、場所が狭過ぎて工具が入らず、どうやってもボルトが締められない状況であった為、
40㎜ボルトにダブルナットという、インチキ工法で対応しました。



まあ、何だカンだで、仕事から帰ってからの夜な夜な作業で"HARD DAY'S NIGHT" だったという話です。
今現在、名義変更も無事に済ませ、通勤やスタジオ、その他モロモロで活躍してくれております。

ありがとう!ウメカワ氏!!



BEETLEオカマ事件以降、ワタクシの日常の足として獅子奮迅の活躍を続けてくれたHONDAスーパー・カブ、
今現在はまだバラバラ状態ながら、着実に復活への歩みを続けているHONDAシルクロード、そして今回の三菱ミニキャブ…
これら全てが貰いモノという事実。

確実に…グレードアップしております。

この調子であと10年も待っていたなら…

誰か家とかくれるんじゃね?


…………


ハハハ…やだなあ…
冗談ですよ。
そんな事ある訳無いですよね。
ロッド・スチュワートも言ってますやん、「 I Was Onry Joking 」って。
ジョーク、ジョーク。ジョークば言うたと。

ただ…


割 と 本 気 で 期 待 し て い る 自 分 が 居 て 困 る 。






…と、しょーもない記事を作成していたら、現在午前3時…

明日、仕事は休みなのですが、早起きしないといけないんですよねえ…
12時には大名に着いていなければ。

件のミニキャブを駆り、メンバーを拾って行くと考えて…
俺は9時には起きなイカンなぁ…
まあ、ウチらは7番手、21時過ぎの予定なので、皆サマ方と逢えるのはその12時間後になりますよね…



え?



お前は一体、何の話をしているのだ…って?




ハハハ…

やだなあ…トボケちゃって。




ラ イ ヴ 告 知 に 決 ま っ て い る じ ゃ な い で す か 。




岡部聡 & Hi-Gain presents"岡部聡祭り怒涛の3days!初日"



岡部聡
chlome
d.W.p. (Dancing Wah Wah Paradise)
SWANKY DICKIE
ICE
ジュゴン
DICHLORVOS
SytruS



OPEN 16:30
START 17:00

ADV\1500/DOOR\2000(+1DRINK)



え~と…



俺はもう、既に酔っているので、眠い。

ウチらは21時過ぎ

いや、ごめん。マジでもう寝るわ。





あ、コレ、今日のどうG







サビ車通信2ND

2013年09月12日 01時28分02秒 | サビ車通信2ND

サビ車通信……?
いやいや、本当に懐かしい話ですわ。
もう誰も憶えていないのでしょうね。うん、俺は思い出したくもない。

まあ、簡単に経緯を説明しますと、
21歳の時、1965年製、当時で30年落ちのVW BEETLEを購入しまして。
壊れたり、修理に出したり、全塗装に出したり…と、何だカンだありつつも迎えた10年目…
オカマを掘られて当て逃げされるという、何とも不条理な俗社会に翻弄された挙げ句、
スクラップ寸前に追い込まれる事になってしまった訳でして。
(旧・空冷BEETLEはリア・エンジンの為、オカマ=エンジン損傷となります)

当初、廃車にして安い国産車でも買うつもりでいたのですが、
10年間、苦楽を共にして来た愛車をKgナンボのクズ鉄にするのは忍びない。
潰れた車体後部を眺めていると、様々な思い出が甦って来た訳ですよ。

モワンモワンモワ~~ン (以下、回想シーン)

『納車から3時間、バッテリーが上がって1人押し掛けしてスタンドに駆け込んだなぁ…』

モワンモワンモワ~~ン

『レギュレーター不調でレッカーを呼んで運んで貰い、
2ヶ月後に同じトラブルで呼んだレッカー運転手が同一人物で、
「長い事やってますけど、同じ車を2回運んだのは初めてですよ!」って、あの人、妙にテンション上がってたなぁ…』

モワンモワンモワ~~ン

『日向峠の下りでブレーキがエアを噛んで効かなくなり、
エンブレとサイドブレーキと根性だけで伊万里まで走ったなぁ…
そうそう、唐津に入ってからは、ほぼノーブレーキ状態に加え、積雪にも悩まされたんだっけ……』



甦 る 思 い 出 が 全 て 辛 い 件 。

この様な辛い思い出ばかりの車を、何故に当時のワタクシは修理しようとか考えたのだろう…Mなの?ねえ、Mなの?


まあ、そんなこんなで修理をする事に決めたのですが、
当時のワタクシは常にプラプラしておりまして、まとまった金など無い訳で。
つーか、まとまってない金すら無い。
そんな人生の落伍者のワタクシですが、暇だけは充分に持ち合わせていたモノで、
長期戦を視野に入れ、自力での再生に踏み切ったという次第です。

サービス・マニュアルを入手し、根気良く中古の部品を掻き集め、
事故から2年半後、何とかエンジンのオーバーホールが完了。
無事にエンジンは始動したのですが、キャブレターの燃料漏れという、痛恨のトラブルが露見…
奮発して新品のシリンダーとピストンをチョイスした事もあり、
その頃にはマネー的にヤヴァイ状態に陥っており、
キャブ購入資金を調達する間、以前から気になっていたフロアパンのサビ穴を板金修理する事にしました。

作業としては、材料を近所の空調工事会社(通称・ダクト屋)から、0.8mm厚の亜鉛メッキ鋼板の切れ端をタダで貰い、
それを叩いては曲げ、叩いては曲げを繰り返し、サビ穴周辺をグラインダーで切り刻み、
溶接してサビ止め塗料を塗りたくる、の繰り返し。
結局、フロアの2/3ほどを貼り替える事になったのですが、
思いの他、上手く事が進んだ為、味を占めたワタクシは妙なスウィッチが入ってしまった様で…

全塗装や…フル・レストアや…

(部品を)バラしてバラしてバラしまくり、
(塗装を)剥がして剥がして剥がしまくり、
(サビを)落として落として落としまくり、
(車体を)切って切って切って切りまくり、
(鉄板を)貼って貼って貼って貼りまくり、
(塗料を)塗って塗って塗って塗りまくり……


オーバーホール完了から更に2年半、ようやく板金塗装が完了しました。

もう、後は組み上げを残すのみ。

順調に組み上がっていたのですが、助手席側ドア周辺の部品が見付からない。
どうやら、ゴミと間違えられて捨てられた模様…
この頃、またマネー的にヤヴァイ状態に陥っており、購入を先延ばしにした結果……


あれよあれよと5年経過…

現状は…









順 調 に サ ビ が 進 行 し て お り ま す 。



とは言え、ワタクシは決して諦めた訳ではありません。
諦めたら、そこで試合終了ですよ。
最後まで希望を捨てちゃイカンのですよ。

ね、安西先生?


………………



とまあ、懐かしいサビ車の話を持ち出して来たのには理由がある訳で。


『お!遂にコイツ、BEETLE再生に着手する気やな!?』
と、古参の読者の方々は思われた事でしょう。


しかし、残念ながら違うのです……






次回の"あるベーシストの平穏な日常"は……

実録"HARD DAY'S NIGHT" いや、マジで…
三菱ミニキャブがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

を、お送りします。お楽しみに!










本編記事とは全く関係無い動画シリーズ



大嫌いな夏が、ようやく終わろうとしています。
夏嫌いなワタクシですが、今時期、夏の終わりは結構好きです。
何か、Bob Marleyとか聴きたくなります。なるでしょ?なるよね?

、NO WOMAN NO CRY の動画を探していて見つけちゃいました。





笑った。

マジで最初は笑った。
でも、何度か観ている内に、ん?ってなりました。

これってアリかも…


いや…面白いぞ。

つーか、スゲーな、オイ。

エリナー・リグビーのエンディングパートを延々と聴いている様な感じと申しますか…
とにかく、癖になるなる事受け合い、ですわ。

everythings gonna be alright~♪

とか言う常套句、いつも、ケッ!ペッペ!とか思うのですが、
Bob Marleyだけは許せてしまう。
俺だけ?