あるベーシストの平穏な日常

ネタに困った男が暗中模索する綱渡り的な日記

ネタが無いので友人を晒した後日談

2011年11月19日 02時29分36秒 | 日常の話

ブログのネタがない、という身勝手極まりない理由で友人をWEB上に晒してしまったワタクシ。
一応、フジオにはブログにUPする許可を得て記事を作成しました。
しかし、このフジオ、普段からこのブログは見ていません。
自分の知らない所で、知らない人々から失笑されているなどとは夢にも思っていない事でしょう。
ネットって怖いですね。
ワタクシも少しやり過ぎたかな? と思ってはいるのですが、反省はしていません。

さて、そんなフジオからメールが届きました。
  

こ…好評!?
ゴキゲンな御様子が絵文字にも現れています。

職場の皆サマがドン引きしてしまうのでは?というワタクシの心配は杞憂に終わったようです。
一応、服を貸した立場の人間として、色々と脳内でシミュレーション的に想像を巡らしていた訳です、ワタクシは。

以下、あくまでもワタクシの想像…というか妄想。


ワイワイガヤガヤ、和気藹々と楽しげな会場。
そこへ意気揚々と、残念なファッションに身を包んだフジオが登場。
それまでの和やかな空気が一変、凍りつく同僚の皆サマ。

で、場の悪い空気を敏感に察知した入社6年目くらいの事務員、A子さん(仮名)あたりが助け舟を差し出す訳です。

『え~と、フジオさん…なんつーか、その…前衛的と言うか何と言うか…
 えっと、う~ん…個性…的?うん!そうそう、とっても個性的なファッションですネ!』


短大卒のA子さん(仮名)の語彙力をもってしても、この程度のフォローが限界でしょう。
全く助け舟にはなっていないものの、そんなA子さん(仮名)の努力の甲斐もあってか、場の空気は持ち直します。
しかし、それはほんの束の間の安息の時。

期を見計らう同僚の皆サマ、お互いに牽制しつつも、次第にひとり減り、ふたり減り…
1時間ほど過ぎた頃、ポツンとひとり、手酌で泪酒のフジオは思うでしょう。


ああ…ジャージで来ればよかった……と。



そんなワタクシの期待…もとい、心配を余所に、終始和やかなムードで飲み会は幕を閉じたそうな。

チッ、面白くねえ…
『京ちゃん…知っとった?ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ…
とか言わせたかったのに!!

しかしまあ、裏を返せばそれはワタクシのコーディネートが世間一般に受け入れられた、という事に他ならない訳です。
これは素直に喜んでもいい事ではないだろうか?

人間、誰しもそうだと思うのですが、褒められて悪い気がするヤツはいない。
しかし、あからさまに喜びを前面に押し出すという行為は、それはそれで気恥ずかしいモノがあります。
何だカンだ言っても、ワタクシも分別ある大人のハシクレ、浮かれた雰囲気を察せられる事のないよう、
極めて冷静な感じでフジオに返信。


  

スカしてます。
今、改めて見てみると、クールを装っている感じが見て取れて、
非常に鼻に付く文章に仕上がっています。うん、やっぱ俺って気持ち悪い。
しかしまあ、これはワタクシ流の照れ隠しという事で、何とぞ御勘弁願いたい。

これも、巷で言う〝ツンデレ〟ってヤツでしょうか?
『べ…別に嬉しくなんかないんだからね!』みたいな。

しかし、いくら装ってみても、ちゃんとした会社で、立派に社会生活を送っている方々に認められたという事は、
ワタクシにとって嬉しく、非常に意味のある事なのです。

ワタクシは常々、自分がマイノリティである事は自覚していたつもりですし、若い頃には思い悩んだりする事もありました。
しかし、それもこれも実は、自意識過剰から来る被害妄想のようなモノだったのかも知れません。
これからは、もう少しだけ自信を持って、前向きに生きて行こうかと思っていま……


…おや?何か色々と小難しい事を考えているフリをしていたら、フジオから返信が来ました。
どれどれ…

  


……………


何か複雑な心境です…