皆サマ、御想像下さい…
朝、目が覚めたら部屋の中をスズメバチが飛び回っている…
という光景を…
ワタクシ、状況が理解できず、ポカ~ンとなりました。
暫くして、手汗をかき出しました。
部屋は閉め切ってあったハズです。
ワタクシ…
この招かざる危険な訪問者と一夜を共にしてしまったのでしょーか…?
もしや…
俺に恨みを持つ何者かが放った刺客なのか!?
俺は人から恨みを買った憶えなんて……
…………
心当たりが多過ぎて犯人を絞り込めません…
多過ぎです。
おすぎです!!
………聞かなかった事にして下さい…
さてこの刺客、みすみす見逃して巣でも作られた日にゃあ、御家の一大事。
安河内家を救うべく、ワタクシは勇猛果敢に刺客に挑みます。
毛布を被り、キンチョールを握り締めるワタクシ…
昂る鼓動……
高まる緊張……
キンチョールだけに…
みたいな…
一瞬の隙を見逃さず、キンチョールの一太刀を浴びせるワタクシ…!
刺客を一刀両断にするキンチョール…
さすが名刀の切れ味…
かくして、御家の危機を未然に防いだワタクシでした。
ちなみに、10年ほど前にはヘビにも侵入されました。
その時もキンチョールで応戦しましたが、押し入れの奥へと捕り逃がしました。
手負いの獣は恐ろしいので、深追いはしませんでした。
さすがのワタクシも気味が悪く、その日は帰って来ませんでした。
いや~、田舎ってスリリングやねぇ。
それでは今日はこの辺で…
え……?
ヘビはどうなったか…って?
…………
さあ…