Latin for Beginners_2511

【本文】
Tum dēmum fīnis contrōversiae hōc modō(9) factus est.

(9) Abl. of manner.

【訳文】
Tum dēmum fīnis contrōversiae hōc modō(9) factus est.

(9) 様態の奪格。

【新出ラテン語句】
contrōversia

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

Tum dēmum fīnis contrōversiae hōc modō factus est.
(訳)
 そして、ついに争いの終わりが以下のようにしてやってきた。
(解説)
 tum は「そのとき、それから、それで、そこで」等の意味ですが、ここでは「そして」と訳してみました。
 dēmum は「ついに」の意味です。
 contrōversiae(争いの)は属格で、fīnis(終わり)に係っているものと解しました。
 hōc modō は、注(9)によれば、“様態の奪格”とのことです(Latin for Beginners_355, 360 参照)。指示形容詞 hic が付いているので、前置詞 cum が省略されているものと思われます。これを直訳すれば「この方法で、この仕方で」等となりますが、この hōc は次回以降に読む部分を指しており、「次の、以下の、下記の」といった意味を表しているものと解してみました。辞書にもそのような意味が記載してありました。そこで、ここでは「以下のようにして」と訳してみました。
 factus est の訳が難しいですが、ここでは fīō(起こる、生じる)の完了形と解して、「(終わりが)やってきた」と訳してみました(Latin for Beginners_1721, 1723 参照)。

-初学者のためのラテン語-

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