【本文】
Diē tertiō postquam Pūblius pervēnit, hostēs, maiōribus cōpiīs coāctīs, ācerrimum impetum in castra fēcērunt.
【コメント】
本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。
○ Diē tertiō postquam Pūblius pervēnit, hostēs, maiōribus cōpiīs coāctīs, ācerrimum impetum in castra fēcērunt.
(訳)
プブリウスが到着した後3日目に、敵は、より大きな軍勢を集めると、野営地に非常に激しい攻撃を仕掛けた。
(解説)
diē tertiō は“時の奪格”で、「3番目の日に」の意味です。ここでは「3日目に」と訳してみました(Latin for Beginners_1023, 1402 参照)。diē tertiō postquam ... は「... した後3日目に」と直訳してみましたが、「... してから3日目に、... した3日後に」等と訳してもよいでしょうか。
maiōribus cōpiīs coāctīs は“絶対的奪格”の構文です(Latin for Beginners_1691, 1693 参照)。直訳すると「より大きな軍勢が集められた後」等となりますが、ここでは本文のように訳してみました。
maiōribus は magnus(大きい)の比較級・複数奪格女性形です(Latin for Beginners_1209, 1267 参照)。また、coāctīs は cōgō(集める)の完了受動分詞・複数奪格女性形です。
ācerrimus は ācer,-cris,-cre(激しい)の最上級です(Latin for Beginners_1212, 1213 参照)。ここでは「非常に激しい」と訳してみました。
“impetum in +対格 faciō”は、「~を攻撃する、~に攻撃を仕掛ける」の意味の慣用表現です。
fēcērunt の主語は、本文の中ほどにある hostēs(敵)です。
-初学者のためのラテン語-