Latin for Beginners_2512

【本文】
Diē tertiō postquam Pūblius pervēnit, hostēs, maiōribus cōpiīs coāctīs, ācerrimum impetum in castra fēcērunt.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

Diē tertiō postquam Pūblius pervēnit, hostēs, maiōribus cōpiīs coāctīs, ācerrimum impetum in castra fēcērunt.
(訳)
 プブリウスが到着した後3日目に、敵は、より大きな軍勢を集めると、野営地に非常に激しい攻撃を仕掛けた。
(解説)
 diē tertiō は“時の奪格”で、「3番目の日に」の意味です。ここでは「3日目に」と訳してみました(Latin for Beginners_1023, 1402 参照)。diē tertiō postquam ... は「... した後3日目に」と直訳してみましたが、「... してから3日目に、... した3日後に」等と訳してもよいでしょうか。
 maiōribus cōpiīs coāctīs は“絶対的奪格”の構文です(Latin for Beginners_1691, 1693 参照)。直訳すると「より大きな軍勢が集められた後」等となりますが、ここでは本文のように訳してみました。
 maiōribus は magnus(大きい)の比較級・複数奪格女性形です(Latin for Beginners_1209, 1267 参照)。また、coāctīs は cōgō(集める)の完了受動分詞・複数奪格女性形です。
 ācerrimus は ācer,-cris,-cre(激しい)の最上級です(Latin for Beginners_1212, 1213 参照)。ここでは「非常に激しい」と訳してみました。
 impetum in +対格 faciōは、「~を攻撃する、~に攻撃を仕掛ける」の意味の慣用表現です。
 fēcērunt の主語は、本文の中ほどにある hostēs(敵)です。

-初学者のためのラテン語-

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